日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  OpenVMS  >  マニュアル >  V8.3ライブラリ

OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
DCL ディクショナリ


前へ 次へ 目次 索引


この例では,ユーザのターミナルを,出力ターミナル回線である TTA2: に接続します。この回線は,555-1234 という電話番号を,自動ダイアルするように設定されているモデム(省略時設定によって DF03 タイプのモデム)に接続されています。このあと,リモート・プロセッサは,ユーザ名とパスワードを要求するプロンプトを表示します。通常のログイン手順に従って,リモート・システムにログインします。

#2

$ SET HOST/DTE/DIAL=(NUMBER:5551234#,MODEM_TYPE:DF112) TTA2:
Username: SMITH
Password:

このコマンドは,DF112 モデムを用いることを除いて,1 の例と同じです。番号記号(#)は,DF112 のオートダイアラーを起動するために必要です。

#3

$ SET HOST/DTE/NOEIGHTBIT TTA2

出力ターミナル回線 TTA2 を 7 ビット文字をサポートするように設定しています。

#4

$ SET HOST/DTE/NOFLOW_CONTROL TTA2

XON/XOFF フロー制御をしないように設定しています。

#5

$ SET HOST/DTE/ERROR_ACTION=EXIT TTA2

エラー処理を EXIT に設定しています。

#6

$ SET HOST/DTE/MAX_BUFFERS=150 TTA2

最大受信バッファ数を 150 に設定しています。

#7

$ SET HOST/DTE/ESCAPE=E TTA2

文字 E をエスケープ文字に設定しています。DTEPAD は大文字と小文字を区別しません。

#8

$  SET HOST/DTE/LOG TTA2

セッションが記録されます。ログ・ファイルが指定されていないので,ファイル DTEPAD.LOG に記録されます。

#9

$ SET HOST/DTE/INIT=MYFILE.INI TTA2

初期化ファイル MYFILE.INI で DTEPAD を指定しています。

#10

$  [Ctrl/]@
DTEPAD>

Ctrl/@ キーを押して DTE コマンド・モードに入っています。ここで,@ はコマンド文字です。

#11

DTEPAD> SAVE MYFILE.INI

構成ファイル MYFILE.INI をセーブします。

#12

DTEPAD>SET DTE/BREAK=G

文字「G」をブレーク文字に定義します。

#13

DTEPAD>SET DTE/ECHO

ローカル・エコーに設定します。

#14

DTEPAD>SET DTE/SPEED=4800

入/出力ボーレートを 4800 にします。

#15

DTEPAD>SET DTE/LOG=myfile.log

ログを MYFILE.LOG にダイレクトします。

#16

DTEPAD> SHOW DTE
  Port TXA0              EIGHT_BIT ECHO
  Flow control           XON/XOFF
  Parity                 NONE
  Transmit Speed         4800
  Receive Speed          4800
  Error action           CONTINUE
  Break character        B
  Escape character       \
  Command character      @
  Maximum buffers        100
  Read delay             50 milliseconds
  Log file               MYFILE.INI
  Number dialed          12345678
  Modem type             DF03
  Bytes transmitted      75
  Bytes received         132
  Errors                 0
 

現在の構成と,送信/受信バイト数,エラーカウントを表示します。




SET HOST/DUP

ターミナルを(適当なバス経由で)記憶域制御装置に接続します。 /SERVER と /TASK 修飾子は必須です。

記憶域制御装置に対してのみ使用できます。 DIAGNOSE 特権が必要です。




形式

SET HOST/DUP/SERVER=サーバ名

/TASK=タスク名ノード名




パラメータ



ノード名

記憶域制御装置のノード名を指定します。



説明

SET HOST/DUP コマンドは,仮想ターミナル接続を作成し,診断ユーティリティ・プロトコル (DUP) 標準ダイアログを使用する記憶装置上で,ユーティリティや診断プログラムを実行します。

一度接続されると,ユーティリティまたは診断プログラムの制御の下で操作が実行されます。

ユーティリティまたは診断プログラムが終了すると,制御がローカル・システムに戻ります。

接続を強制終了して,制御をローカル・システムに戻すには, Ctrl/\ を押します。

特定の制御装置で使用できるユーティリティ,および診断プログラムの操作についての詳細は,そのコントローラの該当するドキュメント・セットを参照してください。

使用のための準備

SET HOST/DUP 機能を使用するには,まず DUP クラス・ドライバ FYDRIVER をインストールしなければなりません。FYDRIVER をロードするには, SYS$MANAGER ディレクトリにある SYSTARTUP.COM コマンド・プロシージャに次のコマンドを追加します。

Alpha では,次のコマンドを指定します。


$ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN 
SYSMAN> IO CONNECT FYA0/NOADAPTER/DRIVER=SYS$FYDRIVER 

VAX では,次のコマンドを指定します。


$ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN 
SYSGEN> CONNECT FYA0/NOADAPTER 

この操作には,CMKRNL (カーネル・モードに変更) 特権が必要です。




修飾子



/LOG[=ファイル指定]



/NOLOG (省略時の設定)

全セッションのログをファイルに残すかどうかを指定します。 /LOG 修飾子にファイル指定しなかった場合には,ファイル HSCPAD.LOG に書き込まれます。

/SERVER=サーバ名

対象となる記憶域制御装置のサーバを指定します。

この修飾子は必須です。

/TASK=タスク名

対象となる記憶域制御装置の上で,サーバの管理下で実行するユーティリティまたは診断プログラムを指定します。

この修飾子は必須です。






#1

$ SET HOST/DUP/SERVER=MSCP$DUP/TASK=DIRECT R2DH5Y
%HSCPAD-I-LOCPROGEXE, Local program executing - type ^\ to exit utility

この例では,ユーザ・ターミナルを記憶域制御装置 R2DH5Y に接続して,サーバ MSCP$DUP の下でユーティリティ・プログラム DIRECT を実行しています。




SET HOST/HSC

ターミナルを CI(Computer Interconnect) バスを通して, HSC ディスク / テープ・コントラーラに接続します。

HSC コントローラに対してのみ使用できます。 DIAGNOSE 特権が必要です。




形式

SET HOST/HSC ノード名




パラメータ



ノード名

HSC のノード名を指定します。



説明

SET HOST/HSC コマンドは,CI バス経由で,HSC ディスクおよびテープ制御装置へ接続します。SHOW CLUSTER コマンドを実行すると,ノードからアクセスできる HSC コントローラの名前が表示されます。HSC にアクセスするには,パスワードは必要ありません。ただし,HSC の Secure/Enable スイッチが Secure になっている場合は,SHOW コマンドしか受け付けられません。

一度 HSC に接続されると,HSC のローカル端末に接続されているかのように操作できます。ただし,ODT (8 進デバッグ・ツール ) へのアクセス,およびオフライン診断は許可されません。

Ctrl/C を押すと,コマンドを入力する前に HSC からプロンプトが表示されます。 HSC を終了してローカル・システムに戻るには,Ctrl/\ を押します。

HSC コマンドのおよびユーティリティの説明は, HSC のマニュアルを参照してください。

使用のための準備

SET HOST/HSC ファシリティを使用するには,まず CI に付属している,診断ユーティリティ・プロトコル (DUP) ドライバ FYDRIVER をインストールしなければなりません。FYDRIVER をロードするには, SYS$MANAGER ディレクトリにある SYSTARTUP.COM コマンド・プロシージャに,次のコマンドを追加します。


$ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN 
CONNECT FYA0/NOADAPTER 

この操作には,CMKRNL( カーネル・モードに変更 ) 特権が必要です。




修飾子



/LOG[=ファイル指定]



/NOLOG (省略時の設定)

セッション全体のログ・ファイルを保存するかどうかを制御します。 /LOG 修飾子だけを指定し,ファイル指定を省略した場合には,記録情報は HSCPAD.LOG というファイルに記録されます。





#1

$ SET HOST/HSC HSC001
%HSCPAD-I-LOCPROGEXE, Local program executing - type ^\ to exit, ^Y for prompt
HSC>

HSC ノード HSC001 にターミナルを接続します。




SET HOST/LAT

LAN 上の特定のサービスにターミナルを接続し,そのサービスとの間にセッションを 1 つ作成します。

サービスを提供するサービス・ノードは,同一の LAN に接続されており,バージョン 5.0 以降の LAT プロトコルを使用している必要があります。




形式

SET HOST/LAT サービス名




パラメータ



サービス名

ターミナルを接続したいサービスの名前を指定します。サービスとは LAN 上のリソースです。サービスは通常,全コンピュータのリソースから構成されます。他のサービスとしては,ファイル・サーバやアプリケーション・プログラム等があります。サービスを提供するコンピュータをサービス・ノードと呼びます。

同名のサービスを提供するノードが複数あり, /NODE=ノード名 修飾子を指定しない場合には,最も負荷の低いノードに接続されます。

LAN 上のサービスの一覧は, LAT 制御プログラム (LATCP) の SHOW SERVICES コマンドで確認できます。『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。




説明

SET HOST/LAT をコマンドを使用すれば,指定されたサービスに端末を接続し,端末とサービス・ノード間に 1 つの LAT セッションを作成します。 LAT プロトコルとその特長の概要については,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

サービスを提供するサービス・ノードは,同一の LAN に接続されており,バージョン 5.0 以降の LAT プロトコルを使用していなければなりません。

一部のサービスは,パスワードで保護されています。/PASSWORD 修飾子で指定するか,出力されるプロンプトに対して入力してください。

サービスと接続されると,端末が直接そのサービスに接続されているように,会話型でサービスを利用できます。一部のサービスは,プロンプトを表示されます。たとえば,サービスが OpenVMS システムの場合,ユーザ名とパスワードを求めるプロンプトが表示されます。サービス・ノードにアカウントがないと,ログインできません。

切断文字を入力すれば,LAT セッションを終了し,ローカル・システムの DCL コマンド・レベルに戻ります。 OpenVMS などの汎用タイムシェアリング・サービスなどの一部のサービスでは,サービスからログアウトすると LAT セッションを終了できます。省略時の切断文字は,Ctrl/\ です。 /DISCONNECT 修飾子を使用して,省略時の切断文字を変更します。




修飾子



/AUTOCONNECT



/NOAUTOCONNECT

サービスが未定義または利用不可の場合や,ノードが未定義または到達不能などの場合に,自動的に接続を再試行するかどうか指定します。また,接続が異常切断された場合に,自動的に再接続するかどうかも指定します。省略時の設定は,/NOAUTOCONNECT です。

/AUTOPROMPT (省略時の設定)



/NOAUTOPROMPT

SET HOST/LAT コマンドが実行された時にユーザ介入無しに OpenVMS の「Username:」プロンプトを出します。

ターミナル・サーバ・ポートでは, AUTOPROMPT の無効(/NOAUTOPROMPT)をポートに設定できます。この場合,あるノードに接続するためにはリターンを押さなければなりません。リバース LAT サービスを使用する場合はAUTOPROMPT を無効にしてください。

/BREAK=ブレーク文字

ブレーク文字を指定します。回線上で復帰改行(キャリッジ・リターン)ではなくブレークが必要な場合に使用します。 Ctrl/ブレーク文字キーで,ブレークを生成します。省略時のブレーク文字はチルダ (~) です。

ブレーク文字は,C, M, Q, S, Y と [ を除いた @ から Z までの任意の ASCII 文字を使用できますが,切断文字は使用できません。

/DESTINATION_PORT=ポート名

接続するノードのポートを指定します。 /DISCONNECT 修飾子は /NODE 修飾子とともに使用します。ポートが利用可能で,かつ指定したサービスを提供していなければなりません。 OpenVMS や他の LAT サービスのいくつかは,/DESTINATION_PORT 修飾子を無視します。

/DIAL=(NUMBER:番号[,MODEM_TYPE:モデム・タイプ])

モデムの自動ダイアル・プロトコルを用いて,外向けのターミナルに接続されたモデムが自動ダイアルできるようにします。 NUMBER キーワードは,自動ダイアルする電話番号であり,省略できません。

MODEM_TYPE キーワードはオプションです。これは,次のモデム・タイプを指定するために使用できます。

  • DMCL (DEC Modem Command Language を使用する,すべてのモデム)

  • DF03 (省略時の設定)

  • DF112

各モデム・タイプは,特定のモデム・ダイアル・コードが必要です。使用しているシステムに,どのモデム・ダイアル・コードがインストールされているかは,システム管理者に確認してください。

さらに,MODEM_TYPE キーワードで, DF03, DF112,または DMCL 以外のモデム・タイプを指定することができます。自動ダイアル機能がある他のモデムに関心のあるユーザのために,テンプレートが用意されています(SYS$EXAMPLES:DTE_DF03.MAR を参照してください)。

/DISCONNECT=切断文字

Ctrl/切断文字キーで,セッションを切断します。切断するには,Ctrl切断文字キーと切断文字のキーを同時に押します。省略時の切断文字はバックスラッシュ(または円マーク)です。

切断文字は,C, M, Q, S, Y と [ を除いた @ から Z までの任意の ASCII 文字を使用できます。たとえば,/DISCONNECT=Aを指定すると,Ctrl/Aが切断文字になります。ブレーク文字としてすでに指定されている文字は,選択できません。

/EIGHT_BIT (省略時の設定)



/NOEIGHT_BIT

外向けのターミナル・ラインが, 8 ビット文字列あるいは 7 ビット文字列のどちらをサポートするかを決定します。省略時の設定では,8 ビット文字列がサポートされます。 /NOEIGHT_BIT を指定した場合は,7 ビット文字列がサポートされます。

注意

リモート・ターミナル・サーバ・ポート上で文字のビット数を変更するには,そのポートが,REMOTE MODIFICATION 属性を持っていなければなりません。



/FRAME=n

入力または出力される各文字に対して,ターミナル・ドライバが適用するデータのビット数を指定します。指定できる値は,5 から 8 までの範囲です。省略時の値は,ターミナルの /PARITY と/EIGHT_BIT の設定によって異なります。

1 文字あたり 7 ビットのサイズを指定する例を次に示します。


$ SET HOST/LAT /FRAME=7 DIAL_OUT_SVC



/LOG[=ログ・ファイル]

LAT セッションのログを保存します。 /LOG 修飾子にファイル指定しなかった場合には,ログ情報は SETHOST_LAT.LOG というファイルに保存されます。

/NODE=ノード名

接続したいサービスを提供しているノードを指定します。接続が失敗しても,フェイルオーバは行われません。

/PASSWORD=パスワード

パスワードで保護されているサービスに接続する場合に,パスワードを指定します。 /PASSWORD 修飾子を指定しなかった場合,接続時にパスワードを要求するプロンプトが出力されます。

/QUEUE



/NOQUEUE (省略時の設定)

リバース LAT サービスを使用して接続しようとする際,既存の接続 ( ダイアル・アウト・モデム等 ) があれば,それを知らせてコマンドを終了します。キューイングをサポートするリバース LAT サービスでは接続要求をキューイングすることができます。この場合は,接続待ちキューに入れられます。

LAT はキュー内の順番を報告します。また接続可能になると直ちに報告されます。 Ctrl/Y を押せばキュー待ちを解除しコマンドを終了します。

/SPEED=(送信レート,受信レート)

ターミナルがデータを受信および送信するボー・レートを設定します。受信速度と送信速度が同じ場合は,修飾子 /SPEED=レートを指定してください。

すべてのターミナルが,異なる受信および送信ボー・レートをサポートしているわけではありません。ご使用のターミナルのボー・レートに関する詳細は,それぞれのターミナルのマニュアルを参照してください。

省略時の送信速度は,インストレーションに依存します。

送信および受信レートとして指定できる値を次に示します。


300, 600, 1200, 2400, 4800, 9600, 19200, 38400, 57600 

無効か,あるいはサポートされていない速度を指定した場合は,ターミナル・ライン速度は以前の値のままで変更されません。

注意

ターミナル・サーバ・ポート上の速度を変更するには,そのターミナル・サーバ・ポートで REMOTE MODIFICATION 属性が有効になっていなければなりません。

接続を開始する際,SET HOST/LAT は,速度や LAT 装置に対する省略時の速度のようなターミナル・サーバ・ポート属性を設定しようとするかも知れません。もしターミナル・サーバに接続された装置が ( ダイアル・アウト・モデムのように ) 固定速度で,しかもホストにこれを変更させたくない場合は,以下のコマンドを用いてポート上の REMOTE MODIFICATION 属性を無効にしてください。


Local> DEFINE PORT x REMOTE MODIFICATION DISABLE 
Local> LOGOUT PORT x

CHANGE コマンドをサポートするターミナル・サーバでは,以下のコマンドを使用してください。


Local> CHANGE PORT x REMOTE MODIFICATION DISABLE 






#1

$ SET HOST/LAT SORTER
%LAT-S-CONNECTED, session to SORTER established
%LAT-I-TODISCON, type ^\ to disconnect the session
Username: BARKER
Password:
   .
   .
   .
 
$ LOGOUT
BARKER logged out at 30-DEC-2001  11:04:51.45
%LAT-I-DISCONNECTED, session disconnected from SORTER
-LAT-I-END, control returned to node HOME
$ 
 

この例は,コンピュータ・システムであるサービス SORTER に接続しています。最初のメッセージで接続先を確認し,3 番目のメッセージで切断方法を示しています (SORTER からログアウトしてもセッションを切断できます )。次に SORTER はユーザ名とパスワードをの入力を要求します。通常のログイン手順でシステムにログインします。サービス SORTER からログアウトすると,ローカル・システム HOME に戻り DCL のプロンプトが表示されます。

#2

$ SET HOST/LAT/DESTINATION_PORT=BOSTON-
_$ /NODE=STATE/DISCONNECT=F BUDGET
 

ターミナルを,サービス・ノード STATE のポート BOSTON 上で提供されるサービス BUDGET に接続します。Ctr/F でセッションは切断されます。

#3

$ SET HOST/LAT PURSE
Password:
 


前へ 次へ 目次 索引



         印刷用画面へ

プライバシー 本サイト利用時の合意事項