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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
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まえがき
第 1 章:リファレンス・セクション
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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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まえがき

本書では, HP C ランタイム・ライブラリ ( HP C Run-Time Library (RTL) ) の関数について説明します。

HP C ランタイム・ライブラリの次のことについては『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (上巻)』を参照してください。

  • 入出力 (I/O) 操作,文字および文字列操作,算術演算,エラー検出,サブプロセスの生成,システム・アクセス,画面管理を行う RTL 関数およびマクロに関する参照情報

  • オペレーティング・システム間の移植性に関する問題点と,可能な場合は,TCP/IP Services for OpenVMS 製品や,他の TCP/IP プロトコルの実装用のインターネット・アプリケーション・プログラムを作成するために使用される HP C for OpenVMS ソケット・ルーチンについて

HP C RTL には,XPG4 準拠の国際化サポートが含まれており,異なる言語やカルチャで動作可能なソフトウェアを開発するのに役立つ関数が提供されます。

本書の対象読者

本書は, HP C RTL で提供される関数とマクロに関する参照情報が必要な,経験の豊富なプログラマおよび初心者のプログラマを対象にしています。

本書の構成

本書は,リファレンス・セクションで HP C RTL のすべての関数についてアルファベット順に提示し,説明しています。

関連ドキュメント

OpenVMS システム向けのプログラムを HP C で作成する場合,次のドキュメントが役立ちます。

  • 『HP C User's Guide for OpenVMS Systems』 --- HP C for OpenVMS システムの使用方法に関する情報が必要な C プログラマを対象にしています。

  • 『HP C Language Reference Manual』 --- HP システムでの HP C の言語リファレンス情報を示します。

  • 『VAX C to HP C Migration Guide』 --- OpenVMS VAX アプリケーション・プログラマが VAX C から HP C に移行するのに役立ちます。

  • 『HP C Installation Guide for OpenVMS VAX Systems』 --- VAX システムに HP C ソフトウェアをインストールする OpenVMS システム・プログラマを対象にしています。

  • 『HP C Installation Guide for OpenVMS Alpha Systems』 --- Alpha システムに HP C ソフトウェアをインストールする OpenVMS システム・プログラマを対象にしています。

  • 『OpenVMS Master Index』 --- VAX および Alpha マシン・アーキテクチャや OpenVMS システム・サービスを使用する必要のあるプログラマを対象にしています。このインデックスには, OpenVMS オペレーティング・システムへのアクセスに関する個別のトピックを説明したドキュメントの一覧が示されています。

  • 『HP TCP/IP Services for OpenVMS Sockets API and System Services Programming』 --- 『HP TCP/IP Services for OpenVMS』製品または他の TCP/IP プロトコル実装用の,インターネット・アプリケーション・プログラムを作成するためのソケット・ルーチンについての情報を示します。

  • 『HP TCP/IP Services for OpenVMS Guide to IPv6』 --- HP TCP/IP Services for OpenVMS の Ipv6 機能や,システム上での IPv6 のインストールや構成方法,ソケット・アプリケーション・プログラミング・インタフェース (API) の変更, IPv6 環境で動作させるためにアプリケーションを移植する方法についての情報を示します。

  • 『X/Open Portability Guide, Issue 3』 --- 一般に XPG3 と呼んでいる仕様について解説しています。

  • 『X/Open CAE Specification System Interfaces and Headers, Issue 4』 --- 一般に XPG4 と呼んでいる仕様について解説しています。

  • 『X/Open CAE Specification, System Interfaces and Headers, Issue 4, Version 2』 --- 一般に XPG4 V2 と呼んでいる仕様に関して解説しています。

  • 『X/Open CAE Specification, System Interfaces and Headers, Issue 5』 --- 一般に XPG5 と呼んでいる仕様に関して解説しています。

  • 『Technical Standard. System Interfaces, Issue 6』 --- Open Group の技術標準と IEEE 標準を組み合わせたものです。 XPG6 とも呼ぶ IEEE Std 1003.1-2001 仕様に関して解説しています。

  • 『Standard for Information Technology - Portable Operating System Interface (POSIX) - Part 1: System Application Program Interface (API)---Amendment 2: Threads Extension [C Language]』 --- 一般に POSIX 1003.1c-1995 と呼んでいる仕様に関して解説しています。

  • 『ISO/IEC 9945-2:1993 - Information Technology - Portable Operating System Interface (POSIX) - Part 2: Shell and Utilities』 --- 一般に ISO POSIX-2 と呼んでいる仕様に関して解説しています。

  • 『ISO/IEC 9945-1:1990 - Information Technology - Portable Operating System Interface (POSIX) - Part 1: System Application Programming Interface (API) (C Language)』 --- 一般に ISO POSIX-1 と呼んでいる仕様について解説しています。

  • 『ANSI/ISO/IEC 9899:1999 - Programming Languages - C』 --- 1999 年 12 月に ISO によって公開され, 2000 年 4 月に ANSI 標準として採用された C99 標準について解説しています。

  • 『ISO/IEC 9899:1990-1994 - Programming Languages - C, Amendment 1: Integrity』 --- 一般に ISO C,Amendment 1 と呼んでいる仕様について解説しています。

  • 『ISO/IEC 9899:1990[1992] - Programming Languages - C』 --- 一般に ISO C と呼んでいる仕様について解説しています。標準的な部分 (normative part) は X3.159-1989, American National Standard for Information Systems - Programming Language C (ANSI C とも呼ぶ) と同じです。

HP OpenVMS 製品およびサービスについての詳細は,弊社の Web サイトを参照してください。アドレスは次のとおりです。

http://www.hp.com/go/openvms

//www.hpe.com/jp/openvms

本書で使用する表記法

表記法 意味
[Return] [Return] は端末上の Return キーを 1 回押すことを示します。
Ctrl/X Ctrl/X (英字の X は端末の制御文字を表す) は, Ctrl キーを押したまま指定の端末文字キー (X) を押すことを示します。
switch
int データ型
fprintf 関数
<stdio.h> ヘッダ・ファイル
モノスペース文字は言語キーワードおよび HP C 関数とヘッダ・ファイルの名前を示します。また,例で使用している特定の変数名を参照するときも使用します。
arg1 斜体は引数やパラメータ名を示すプレースホルダとして使用し,新出用語を強調するときも使用します。
$ RUN CPROG [Return] ユーザと対話する例では,ユーザ入力は太字で示します。
float x; .
.
.

x = 5;
垂直方向の省略記号は,プログラムやプログラムからの出力の一部が省略されていることを示します。例では関連する部分だけが示されています。
option,... 水平方向の省略記号は,パラメータ,オプション,値を追加入力できることを示します。省略記号の前のコンマは,後続の項目の区切り文字を表します。
[output-source,...] 関数構文やその他の場所で使用している角括弧は,その構文要素が省略可能であることを示します。しかし,OpenVMS ファイル指定でディレクトリ名を区切るために使用する角括弧や, HP C ソース・コードで多次元配列の次元を区切るために使用する角括弧は省略できません。
sc-specifier::=
auto
static
extern
register
構文定義で,別々の行に示されている項目は組み合わせて指定できないことを示します。
[a|b] 2 つ以上の項目が縦線 (|) で区切られ,角括弧で囲まれている場合は, 2 つの構文要素のいずれかを選択しなければならないことを示します。
<ucDelta symbol> デルタ記号は,1 文字の ASCII スペース文字を表します。



プラットフォーム・ラベル

プラットフォームは,異なる環境を提供するオペレーティング・システムとハードウェアの組み合わせです。本書では,VAX,Alpha,Itanium プロセッサで動作する OpenVMS オペレーティング・システムに適用される情報を示します。

次のように特に指定した場合を除き,本書の情報はすべてのプロセッサに適用されます。

ラベル 説明
(Alpha only) Alpha プロセッサ固有。
(I64 only) OpenVMS オペレーティング・システムが動作している Intel Itanium プロセッサ固有。このプラットフォームでは,オペレーティング・システムの製品名は OpenVMS Industry Standard 64 (またはその短縮形 OpenVMS I64 あるいは I64) です。
(VAX only) VAX プロセッサ固有。
(Alpha, I64) I64 プロセッサおよび Alpha プロセッサ固有。



新機能と変更された機能 - OpenVMS Version 8.2

OpenVMS Version 8.2 で, C ランタイム・ライブラリの以下の機能が拡張されました。これらの拡張により,UNIX 移植性,標準への準拠,追加のユーザ制御機能を選択する際の柔軟性が改善されます。また,新しい C RTL 関数も含まれています。

  • I64 のサポート
    HP C RTL は,HP OpenVMS Industry Standard 64 for Integrity Servers と,Alpha システムおよび VAX システムでサポートされるようになりました。

  • ファイル・ロック関数
    UNIX ポータビリティを高めるために,以下の X/Open ファイル・ポインタ・ロック関数が追加されました。これらの関数を使用することで,ファイル・ポインタをロックし,スレッド化されたプログラム全体でアクセスの同期が取れるようになります。


    flockfile 
    ftrylockfile 
    funlockfile 
    clearerr_unlocked 
    getc_unlocked 
    getchar_unlocked 
    feof_unlocked 
    ferror_unlocked 
    fgetc_unlocked 
    fputc_unlocked 
    putc_unlocked 
    putchar_unlocked 
    

  • 標準準拠の stat構造体
    UNIX ポータビリティを高めるために, stat構造体の新しい標準準拠の定義および関連する定義が, <stat.h>に追加されました。これらの新しい定義を使用するためには,次の新しい機能テスト・マクロを定義してアプリケーションをコンパイルする必要があります。
    _USE_STD_STAT

  • ファイル・システム統計情報のサポート
    UNIX ポータビリティを高めるために,以下の X/Open 関数が追加されました。


    statvfs 
    fstatvfs 
    

  • fcntlのファイル状態フラグ
    fcntl関数にコマンド・オプション F_SETFL および F_GETFL が追加され,ファイル状態フラグの設定と取得ができるようになりました。

  • globglobfreeの 64 ビット・サポート
    関数 globglobfreeに, 64 ビット・サポートが追加されました。その結果,以下の追加の関数エントリ・ポイントが, 32 ビットと 64 ビットのポインタ・サイズで利用できるようになりました。


    _glob32          _glob64 
    _globfree32      _globfree64 
    

  • ソケット・ルーチン socketpair
    ソケット・ルーチン socketpairが追加されました。このルーチンは,接続済みのソケット・ペアを作成するために使用します。下位の TCP/IP 製品で TCPIP$SOCKETPAIR 機能が利用できる必要があります。


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