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OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS
HP C ランタイム・ライブラリ・
リファレンス・マニュアル (下巻)


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pow

第 1 引数の,第 2 引数のべき乗を返します。



形式

#include <math.h>

double pow (double x, double y);

float powf (float x, float y); (Alpha, I64)

long double powl (long double x, long double y); (Alpha, I64)




引数



x

指数 y でべき乗を計算するときの基数として使用される浮動小数点数。

y

基数 x のべき乗を計算するために使用する指数。



説明

pow関数は,浮動小数点数の基数 x と,浮動小数点数の指数 y を使ってべき乗を計算します。 pow(x,y) の値は,正の x では e**(y ln(x)) として計算されます。

x が 0 で,y が負の値である場合は ±HUGE_VAL が返され, errnoに ERANGE または EDOM が設定されます。




戻り値

x 第 1 引数の,第 2 引数のべき乗を計算した結果。
1.0 基数が 0 で,指数が 0 だった場合。
HUGE_VAL 結果がオーバフローしました。 errno は ERANGE に設定されます。
±HUGE_VAL 基数が 0 で,指数が負の値でした。 errno に ERANGE または EDOM が設定されます。





#include <stdio.h> 
#include <math.h> 
#include <errno.h> 
 
main() 
{ 
    double x; 
 
    errno = 0; 
 
    x = pow(-3.0, 2.0); 
    printf("%d, %f\n", errno, x); 
} 

この例のプログラムは,次の出力を生成します。


0, 9.000000 




pread (Alpha, I64)

ファイル・ポインタを変更せずに,ファイル内の,指定された位置からバイトを読み込みます。



形式

#include <unistd.h>

ssize_t pread (int file_desc, void *buffer, size_t nbytes, off_t offset);




引数



file_desc

現在読み込み用にオープンされているファイルを指すファイル記述子。

buffer

入力データが格納される,連続領域のアドレス。

nbytes

読み込み操作を行う最大バイト数。

offset

ファイル内の読み込み位置を指定するオフセット。



説明

pread関数は,ファイル・ポインタを変更せずにファイル内の指定された位置から読み込みを行うことを除き, readと同じ動作を行います。 preadの最初の 3 つの引数は, readと同じです。ファイル内の読み込み位置を指定するために, 4 番目の引数 offset が追加されています。シーク不能のファイルに対して preadを行おうとすると,エラーとなります。



戻り値

n 読み込むバイト数。
-1    失敗すると,ファイル・ポインタは変更されず, pread は以下のいずれかの値を errno に設定します。

  • EINVAL -- offset 引数が不正です。値が負です。

  • EOVERFLOW -- このファイルは通常のファイルで,ファイルに対応する最大オフセットの位置またはそれを越えた位置で,読み込みや書き込みが行われようとしました。

  • ENXIO -- デバイスの能力外の要求でした。

  • ESPIPE -- ファイル記述子が,パイプまたは FIFO に対応しています。




printf

標準出力 ( stdout) に書式設定された出力を行います。書式指定子については,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 2 章を参照してください。



形式

#include <stdio.h>

int printf (const char *format_spec, ...);




引数



format_spec

出力にそのまま書き込まれる,または ... 引数の指定に従って変換して書き込まれる文字。

...

書式指定で指定された変換指定に対応する型を持つ,オプションの式。

変換指定が与えられなかった場合には,出力ソースは省略することができます。それ以外の場合は,関数呼び出しは変換指定と同じ数だけの出力ソースを持たなくてはならず,変換指定は出力ソースの型と一致していなくてはなりません。

変換指定は,左から右の順序で出力ソースと対応づけられます。余分な出力ポインタが存在する場合には,無視されます。




戻り値

x 書き込まれたバイト数。
負の値 出力エラーが発生したことを示します。関数は errno を設定します。この関数が設定する errno 値のリストについては, fprintf を参照してください。




[w]printw

カーソルの現在位置から開始して,指定されたウィンドウ内で printfを実行します。 printw関数は stdscrウィンドウに作用します。



形式

#include <curses.h>

printw (char *format_spec, ...);

int wprintw (WINDOW *win, char *format_spec, ...);




引数



win

ウィンドウへのポインタ。

format_spec

書式指定文字列へのポインタ。

...

書式指定で与えられた変換指定に対応する型を持つオプションの式。

変換指定が与えられなかった場合には,出力ソースは省略することができます。それ以外の場合は,関数呼び出しは変換指定と同じ数だけの出力ソースを持たなくてはならず,変換指定は出力ソースの型と一致していなくてはなりません。

変換指定は,左から右の順序で出力ソースと対応づけられます。余分な出力ポインタが存在する場合には,無視されます。




説明

書式指定 (format_spec) とその他の引数は, printf関数で使用されるものと同じです。

printw関数と wprintw関数は,書式指定の結果として得られた文字列を, addstr関数を使ってウィンドウに入力します。詳細については,このセクションの printfおよび scrollok関数を参照してください。書式指定子の詳細については,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 2 章を参照してください。




戻り値

OK 成功を示します。
ERR 関数がウィンドウに不正なスクロールを引き起こすことを示します。




putc

putcマクロは,指定されたファイルに 1 つの文字を書き込みます。



形式

#include <stdio.h>

int putc (int character, FILE *file_ptr);




引数



character

書き込む文字。

file_ptr

出力ストリームへのファイル・ポインタ。



説明

putcマクロは,バイト character を (unsigned char に変換後) file_ptr パラメータで指定された出力に書き込みます。バイトはファイル・ポインタが現在指している位置 (定義されている場合) に書き込まれ,指示子が適切に進められます。ファイルが位置設定要求をサポートしていない場合や,出力ストリームが追加モードでオープンされている場合は,バイトは出力ストリームに追加されます。

putcはマクロなので,副作用を持つファイル・ポインタ引数 ( 例: putc (ch, *f++)) は間違って評価される可能性があります。このような場合には,代わりに fputc関数を使用してください。

__UNIX_PUTC マクロを定義してコンパイルすれば,この関数の高速インライン版を使用して,最適化できます。

putc_unlockedも参照してください。




戻り値

x ファイルに書き込まれた文字。成功を示します。
EOF 出力エラーを示します。




putc_unlocked (Alpha, I64)

putcマクロと同様ですが, flockfilefunlockfileで保護された範囲内だけで使用します。



形式

#include <stdio.h>

int putc_unlocked (int character, FILE *file_ptr);




引数



character

書き込む文字。

file_ptr

出力ストリームへのファイル・ポインタ。



説明

リエントラント版である putcマクロは,複数スレッドからの同時呼び出しに対してロックされます。その結果,ストリームの一貫性を保証するためのオーバヘッドが生じます。アンロック版である putc_unlockedを使用すると,このオーバヘッドを避けることができます。 putc_unlockedマクロは putcマクロと機能的に同じですが,スレッド・セーフな方法で実装する必要がない点が異なります。 putc_unlockedマクロは, flockfile関数と funlockfile関数を対で使用して保護された範囲内でだけ,安全に使用することができます。呼び出し元は, putc_unlockedを使用する前に,ストリームを確実にロックする必要があります。

putc_unlockedはマクロであるため,副作用のあるファイル・ポインタ引数は正しく評価されないことがあります。このような場合は,代わりに fputc_unlocked関数を使用してください。

__UNIX_PUTC マクロを定義してコンパイルすれば,この関数の高速インライン版を使用して,最適化できます。

flockfileftrylockfile,および funlockfileも参照してください。




戻り値

x ファイルに書き込まれた文字。成功を示します。
EOF ファイルの終端 (EOF) またはエラーを示します。




putchar

標準出力 ( stdout) に 1 つの文字を書き込み,その文字を返します。



形式

#include <stdio.h>

int putchar (int character);




引数



character

int型のオブジェクト。



説明

putchar関数は, fputc(character, stdout) と同じです。

__UNIX_PUTC マクロを定義してコンパイルすれば,この関数の高速インライン版を使用して,最適化できます。




戻り値

character 成功を示します。
EOF 出力エラーを示します。




putchar_unlocked (Alpha, I64)

putchar関数と同様ですが, flockfilefunlockfileで保護された範囲内だけで使用します。



形式

#include <stdio.h>

int putchar_unlocked (int character);




引数



character

int型のオブジェクト。



説明

リエントラント版である putchar関数は,複数スレッドからの同時呼び出しに対してロックされます。その結果,出力ストリームの一貫性を保証するためのオーバヘッドが生じます。アンロック版である putchar_unlockedを使用すると,このオーバヘッドを避けることができます。 putchar_unlocked関数は, putchar関数と機能的に同じですが,スレッド・セーフな方法で実装する必要がない点が異なります。 putchar_unlocked関数は, flockfile関数と funlockfile関数を対で使用して保護された範囲でだけ,安全に使用することができます。呼び出し元は, putchar_unlockedを使用する前に,ストリームを確実にロックする必要があります。

__UNIX_PUTC マクロを定義してコンパイルすれば,この関数の高速インライン版を使用して,最適化できます。

flockfileftrylockfile,および funlockfileも参照してください。




戻り値

x ファイルに書き込まれた文字。成功を示します。
EOF ファイルの終端 (EOF) またはエラーを示します。




putenv

環境変数を設定します。



形式

#include <stdlib.h>

int putenv (const char *string);




引数



string

name=value 文字列へのポインタ。



説明

putenv関数は,既存の変数を変更するか,新しい変数を作成することによって,環境変数の値を設定します。 string 引数は name=value の形の文字列をポイントします。 name は環境変数, value はその環境変数の新しい値を示します。

string がポイントする文字列は環境の一部になるので,この文字列を変更すると環境が変更されます。新しい文字列定義名が putenvに渡されると, string が使用していたスペースは使用されなくなります。

注意

putenv関数は environ外部変数がポイントしている環境を操作するもので, getenvと組み合わせて使用することができます。ただし,main 関数の第 3 の引数 (環境ポインタ) は変更されません。

putenv関数は, malloc関数を使用して環境を拡大します。

putenvの呼び出しでは,引数として自動変数を使用し, string がまだ環境の一部である間に呼び出し元関数を終了すると,エラーが発生することがあります。




戻り値

0 成功を示します。
-1    エラーを示します。 errno は ENOMEM に設定されます。環境リストを拡大するためのメモリが十分にありません。




説明

putenv関数は 64 ビット・アドレスを取ることができません。『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.10 節を参照してください。



puts

標準出力 ( stdout) に文字列を書き込み,続けて改行文字を書き込みます。



形式

#include <stdio.h>

int puts (const char *str);




引数



str

文字列へのポインタ。



説明

puts関数は,末尾の null 文字を出力ストリームにコピーしません。



戻り値

負でない値 成功を示します。
EOF 出力エラーを示します。




putw

指定されたファイルに文字を書き込みます。



形式

#include <stdio.h>

int putw (int integer, FILE *file_ptr);




引数



integer

intまたは long型のオブジェクト。

file_ptr

ファイル・ポインタ。



説明

putw関数は,出力ファイルに 4 つの文字を intとして書き込みます。変換は行われません。



戻り値

integer 成功を示します。
EOF 出力エラーを示します。


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