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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V8.3
ライブラリ

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目次
まえがき
第 1 章:システム構成の概要
第 2 章:ビジネス要件とアプリケーション要件の決定
第 3 章:システムの選択
第 4 章:インターコネクトの選択
第 5 章:ストレージ・サブシステムの選択
第 6 章:SCSI と Fibre Channel ストレージに対するマルチパスの構成
第 7 章:ストレージ・インターコネクトとしての Fibre Channel の構成
第 8 章:可用性を目的とした OpenVMS Cluster の構成
第 9 章:可用性とパフォーマンスを目的とした CI OpenVMS Cluster の構成
第 10 章:スケーラビリティを目的とした OpenVMS Cluster の構成
第 11 章:システム管理の手法
付録 A :インターコネクトとしての SCSI
付録 B :MEMORY CHANNEL 技術概要
付録 C :CI-to-PCI アダプタ (CIPCA) サポート
付録 D :マルチサイト OpenVMS Cluster
索引
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HP OpenVMS
OpenVMS Cluster 構成ガイド


目次 索引



Fibre Channel テープ・デバイスは,バージョン 7.3 の CDROM 配布キットからブートする際に構成できます。構成手順は, 第 7.5.4 項 で説明した手順と同じです。特に,テープ・デバイスを使用する前に SYSMAN の IO FIND_WWID および IO AUTOCONFIGURATION コマンドを使用して構成しておく必要があります。

SYS$DEVICES.DAT ファイルは,スタンドアロン環境では作成されません。このため,関連するすべての命名情報はメモリ・データ構造に保存されます。 CDROM をブートするたびに,IO FIND_WWID と IO AUTOCONFIGURE コマンドを実行し,テープ・デバイスの命名と構成を行う必要があります。

CDROM ブート環境における Fibre Channel テープ・デバイスの名前は,リブート中には保持されず,読み込み/書き込みシステム・ディスクからのブート時に割り当てられる名前と異なる場合があります。

7.5.12 バージョン 7.3-1 より前のデュアル FC ポートでの NSR あるいは MDR の使用

Fibre Channel テープのサポートが,OpenVMS Alpha バージョン 7.3 およびバージョン 7.2-2 で導入された時点では,複数のパスはサポートされていませんでした。この節で説明する内容は,OpenVMS Alpha バージョン 7.3 とバージョン 7.2-2 にのみ適用されます。

MDR の各 Fibre Channel ポートでは,最大 8 つのデバイスをサポートしています (NSR 構成ではより多くのデバイスのサポートが可能です)。このため,デュアル Fibre Channel ポート・モジュールを使用すると, 16 のデバイス (8 つのデバイスが 2 セット) のサポートが可能です。 OpenVMS Alpha バージョン 7.3 を実行しているシステムのデュアル・ポート・モジュールの 2 つのポートに負荷を適切に分散するには, Selective Storage Presentation (SSP) の使用に関する手順を MDR のマニュアルで参照して,特定の MDR ポートに特定のデバイスを割り当てます。 NSR は,カスタム・マップを使用して同様の機能を提供します (NSR のマニュアルを参照)。

デュアル Fibre ポート・モジュールが存在する,またはホストに複数の KGPSA アダプタがあるために,複数のパスが存在する場合でも,自動構成中に認識された最初のパスだけが使用されます。このため,SYSMAN コマンド IO AUTOCONFIGURE を発行する前に, SSP 負荷分散コマンドを実行することが重要です。また,以下のことに注意してください。 Fibre Channel テープ・デバイスへの複数のパスが存在する場合, SYSMAN コマンド IO FIND_WWID は,継続してそのような外部のパスにデバイスが存在するかどうか検出およびレポートしますが,IO AUTOCONFIGURE は,その後構成を行わないか,それらのパスのデバイスへのアクセスを許可しません。

7.5.13 マルチパス・テープのサポート

OpenVMS Alpha バージョン 7.3-1 でマルチパス・テープがサポートされています。 NSR (あるいは MDR) により SCSI テープ・デバイスが Fibre Channel に接続されている Fibre Channel 構成では,Alpha ホストから SCSI テープまでの間に複数のパスを存在させることができます。たとえば,4 つの KGPSA アダプタを持つ AlphaServer ホストの場合,Fibre Channel の 1 つのテープまで異なる 4 つのパスを存在させることができます。また,NSR 自体がデュアル・ポートの場合は,NSR へ 2 つのパスを使用できます。つまり, 4 つの KGPSA がデュアル・ポート NSR へつながれている AlphaServer システムには,AlphaServer システムから特定のテープ・ドライブへ異なる 8 つのパスが存在します。

OpenVMS Alpha バージョン 7.3-1 以降では,Alpha システムから SCSI テープまでのあらゆるパスを構成し,利用することができますが, OpenVMS Alpha バージョン 7.3 では,自動構成中に検出された 1 つのパスのみ使用できます。DCL コマンド SET DEVICE/SWITCH を使用すると,特定のパスを指定できます。また,接続が切断された場合は,自動フェールオーバが発生します。

注意

テープ・デバイスでは,直接パスと MSCP サービス対象パスとの間のマルチパス・フェールオーバがサポートされていません ( 本リリースから導入された,SCSI ディスクや Fibre Channel ディスクでの直接パスと MSCP サービス対象パスとの間のマルチパス・フェールオーバとは異なります)。

ただし,マルチパス・セットの TMSCP クライアント についてはサポートされています。この場合は,サービス対象のマルチパス・セットのすべてのメンバを Fibre Channel に直接接続する必要があります。マルチパス・セットの 1 つのメンバで障害が発生すると,別のメンバが,デバイスへのローカル・パスを提供し,クライアントはそのパスを使用します。



AlphaServer コンソールは,FC インターコネクトの状態を確認するときに利用します。これにより,インターコネクトが正しくセットアップされているかをブート前に確認できます。 FC ディスク・デバイスでブートやダンプするときには, FC ディスク・デバイスのセットアップのためにコンソールから追加作業が必要です。次にこの作業内容を説明します。

7.6.1 コンソールによる FC 構成の確認

コンソールの SHOW コマンドは,コンソールから前回システムのI/O アダプタを調べたときに検出されたデバイスに関する情報を表示できます。他のインターコネクトと異なり,FC ディスク・デバイスは, SHOW DEVICE 出力に自動的には組み込まれません。 FC デバイスが WWID で識別され, WWID は SHOW DEVICE の出力に組み込むには大きすぎるためです。代わりに,コンソールには WWID を操作するコマンドが用意されています。これを wwidmgrコマンドといいます。このコマンドでは,FC デバイスに関する情報を表示したり,ブートやダンプに使用する FC デバイスのデバイス名を定義することができます。

wwidmgrコマンドの使用時には以下の点に着目してください。

  • wwidmgrコマンドを使用するとき,システムが AlphaServer model 8x00,4x00,または 1200 の場合,まず診断モードを起動します。他のどのプラットフォームでも, wwidmgrコマンドはいつでも発行できます。

  • wwidmgrコマンドによる変更内容は,次回のシステム初期化で初めて有効になります。 wwidmgrコマンドを実行した後に, initializeコマンドを実行してください。

wwidmgr コマンドの詳細については,『Wwidmgr Users' Manual』を参照してください。 (『Wwidmgr Users' Manual』は, Alpha Systems Firmware Update CD-ROM の [.DOC] ディレクトリにあります。)

以下の例は,AlphaServer 4100 システムで作成したものですが,wwidmgr コマンドの典型的な用例を示しています。他の環境では,さらに追加作業が必要であり,他のシステムにおける出力は少し異なる場合があります。

例 7-1 については,以下の点に着目してください。

  • wwidmgr -show wwidコマンドでは,システム上の FC デバイスの要約情報を表示できます。このコマンドでは,デバイス接続に関する情報は表示されません。

  • ここには,FC アダプタが 2 つとディスクが 5 つ表示されています。 ( どのディスクも接続先とは無関係にリストの最後に掲載されています。) この例で,各ディスクには HSG80 コンソールでデバイス識別子が割り当てられています。コンソールでは,この識別子をユーザ割り当てデバイス識別子 (UDID) として認識します。

例 7-1 wwidmgr -show wwid の使用

P00>>>set mode diag 
Console is in diagnostic mode 
P00>>>wwidmgr -show wwid 
polling kgpsa0 (KGPSA-B) slot 2,bus 0 PCI,hose 1 
kgpsaa0.0.0.2.1            PGA0        WWN 1000-0000-c920-a7db 
polling kgpsa1 (KGPSA-B) slot 3,bus 0 PCI,hose 1 
kgpsab0.0.0.3.1            PGB0        WWN 1000-0000-c920-a694 
[0] UDID:10 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0016 (ev:none) 
[1] UDID:50 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0026 (ev:none) 
[2] UDID:51 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0027 (ev:none) 
[3] UDID:60 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0021 (ev:none) 
[4] UDID:61 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0022 (ev:none) 

例 7-2 は,FC デバイスに関する情報と接続情報を wwidmgr show wwid -fullコマンドで表示したものです。この表示は 2 つに分かれています。

  • 最初の部分では,アダプタから FC ポートまでのパスをリストします。アダプタは KGPSAA などのコンソール・デバイス名で識別します。FC ポートは, 5000-1FE1-0000-0D14 など,それぞれの WWID で識別します。パスに FC ディスクがあると,そのパスの後にリストされます。FC ディスクはそれぞれの現在のコンソール・デバイス名で識別します。このデバイス名は WWID の後に付けます。

  • 表示リストの 2 番目の部分には,すべての FC ディスクと,必要なパスがリストされます。この部分で先頭が [0] UDID:10...の個所に,それぞれアダプタ KGPSAA と KGPSAB を通る 2 本のパスを持つパスが,各ディスクまで 4 本あるのがわかります。アダプタを通るパスは,いずれも HSG または HSV 上で別々のポートに達します。タイトルが Conの列は, FC ディスク装置がこのパスで使用している HSG コントローラまたは HSV コントローラに現在オンラインになっているかどうかを示します。

例 7-2 wwidmgr -show wwid -full の使用

P00>>>wwidmgr -show wwid -full 
 
kgpsaa0.0.0.2.1 
- Port: 1000-0000-c920-a7db   
 
kgpsaa0.0.0.2.1 
- Port: 2007-0060-6900-075b   
 
kgpsaa0.0.0.2.1 
- Port: 20fc-0060-6900-075b   
 
kgpsaa0.0.0.2.1 
- Port: 5000-1fe1-0000-0d14   
- dga12274.13.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0016 
- dga15346.13.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0026 
- dga31539.13.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0027 
- dga31155.13.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0021 
- dga30963.13.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0022 
 
kgpsaa0.0.0.2.1 
- Port: 5000-1fe1-0000-0d11   
- dga12274.14.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0016 
- dga15346.14.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0026 
- dga31539.14.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0027 
- dga31155.14.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0021 
- dga30963.14.0.2.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0022 
 
kgpsab0.0.0.3.1 
- Port: 1000-0000-c920-a694   
 
kgpsab0.0.0.3.1 
- Port: 2007-0060-6900-09b8   
 
kgpsab0.0.0.3.1 
- Port: 20fc-0060-6900-09b8   
 
kgpsab0.0.0.3.1 
- Port: 5000-1fe1-0000-0d13   
- dgb12274.13.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0016 
- dgb15346.13.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0026 
- dgb31539.13.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0027 
- dgb31155.13.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0021 
- dgb30963.13.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0022 
 
kgpsab0.0.0.3.1 
- Port: 5000-1fe1-0000-0d12   
- dgb12274.14.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0016 
- dgb15346.14.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0026 
- dgb31539.14.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0027 
- dgb31155.14.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0021 
- dgb30963.14.0.3.1 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0022 
 
 
[0] UDID:10 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0016 (ev:none) 
- current_unit:12274 current_col: 0 default_unit:12274   
          via adapter       via fc_nport       Con     DID     Lun 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d14   Yes   210013     10 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d11   No    210213     10 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d13   Yes   210013     10 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d12   No    210213     10 
 
[1] UDID:50 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0026 (ev:none) 
- current_unit:15346 current_col: 0 default_unit:15346   
          via adapter       via fc_nport       Con     DID     Lun 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d14   Yes   210013     50 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d11   No    210213     50 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d13   Yes   210013     50 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d12   No    210213     50 
 
[2] UDID:51 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0027 (ev:none) 
- current_unit:31539 current_col: 0 default_unit:31539   
          via adapter       via fc_nport       Con     DID     Lun 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d14   Yes   210013     51 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d11   No    210213     51 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d13   Yes   210013     51 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d12   No    210213     51 
 
[3] UDID:60 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0021 (ev:none) 
- current_unit:31155 current_col: 0 default_unit:31155   
          via adapter       via fc_nport       Con     DID     Lun 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d14   Yes   210013     60 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d11   No    210213     60 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d13   Yes   210013     60 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d12   No    210213     60 
 
[4] UDID:61 WWID:01000010:6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0022 (ev:none) 
- current_unit:30963 current_col: 0 default_unit:30963   
          via adapter       via fc_nport       Con     DID     Lun 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d14   Yes   210013     61 
-      kgpsaa0.0.0.2.1  5000-1fe1-0000-0d11   No    210213     61 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d13   Yes   210013     61 
-      kgpsab0.0.0.3.1  5000-1fe1-0000-0d12   No    210213     61 
 



7.6.2 FC ディスクのブートおよびダンプ用のセットアップ

ブートやダンプに使用する個々のデバイスのセットアップには, wwidmgrコマンドを使用します。デバイスをセットアップすると,コンソールからデバイスにアクセスするために必要な情報は不揮発性メモリに保存されます。システム構成が変更され,不揮発性情報が無効になった場合, wwidmgrコマンドを再実行する必要があります。

コンソールに用意されているコマンドは wwidmgr -quicksetというシンプルなコマンドです。このコマンドは,以下のどちらの場合にも使用できます。

  • デバイスを 1 つだけセットアップする場合。

  • セットアップするすべてのデバイスが HSG または HSV 上の同じポートを介してアクセスする場合。

上記のどちらも自分のケースに当てはまらない場合は,『Wwidmgr Users' Manual』を参照してください。

例 7-3 は, wwidmgr-quicksetコマンドの実行例です。以下の点に着目してください。

  • コマンド wwidmgr -quickset -udid 10は, HSG デバイス識別子または HSV デバイス識別子が 10 の FC ディスクをセットアップします。

  • コンソール・デバイス名は,パスに依存します。 FC ディスクにアクセスするパスには,それぞれ異なる名前が割り当てられます。この例では,ホストから FC ディスクまでの 4 本のパスに応じて wwidmgr -quicksetコマンドにより 4 つのコンソール・デバイス名が割り当てられています。

    • dga10.1001.0.2.1

    • dga10.1002.0.2.1

    • dgb10.1003.0.3.1

    • dgb10.1004.0.3.1

  • 2 番目のコマンド wwidmgr -quickset -udid 50は, HSG 識別子または HSV 識別子が 50 の FC ディスクをセットアップします。

  • wwidmgrコマンドによる変更内容は,次回のシステム初期化で初めて有効になります。したがって,次の操作では, initializeコマンドを実行します。

  • 初期化が済んだら,コンソール show deviceコマンドにより各 FC アダプタを表示します。コマンドには,アダプタから定義済みの各 FC ディスクまでのパスを指定します。各FC ディスクの,パスなしの OpenVMS デバイス名が 2 列目に表示されます。

例 7-3 widmgr -quickset の使用

P00>>>wwidmgr -quickset -udid 10 
 
Disk assignment and reachability after next initialization: 
 
 
6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0016 
                          via adapter:         via fc nport:        connected: 
dga10.1001.0.2.1         kgpsaa0.0.0.2.1      5000-1fe1-0000-0d14      Yes 
dga10.1002.0.2.1         kgpsaa0.0.0.2.1      5000-1fe1-0000-0d11      No 
dgb10.1003.0.3.1         kgpsab0.0.0.3.1      5000-1fe1-0000-0d13      Yes 
dgb10.1004.0.3.1         kgpsab0.0.0.3.1      5000-1fe1-0000-0d12      No 
P00>>>wwidmgr -quickset -udid 50 
 
Disk assignment and reachability after next initialization: 
 
 
6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0016 
                          via adapter:         via fc nport:        connected: 
dga10.1001.0.2.1         kgpsaa0.0.0.2.1      5000-1fe1-0000-0d14      Yes 
dga10.1002.0.2.1         kgpsaa0.0.0.2.1      5000-1fe1-0000-0d11      No 
dgb10.1003.0.3.1         kgpsab0.0.0.3.1      5000-1fe1-0000-0d13      Yes 
dgb10.1004.0.3.1         kgpsab0.0.0.3.1      5000-1fe1-0000-0d12      No 
 
6000-1fe1-0000-0d10-0009-8090-0677-0026 
                          via adapter:         via fc nport:        connected: 
dga50.1001.0.2.1         kgpsaa0.0.0.2.1      5000-1fe1-0000-0d14      Yes 
dga50.1002.0.2.1         kgpsaa0.0.0.2.1      5000-1fe1-0000-0d11      No 
dgb50.1003.0.3.1         kgpsab0.0.0.3.1      5000-1fe1-0000-0d13      Yes 
dgb50.1004.0.3.1         kgpsab0.0.0.3.1      5000-1fe1-0000-0d12      No 
P00>>>initialize 
Initializing... 
P00>>>show device 
polling ncr0 (NCR 53C810) slot 1,bus 0 PCI,hose 1   SCSI Bus ID 7 
dka500.5.0.1.1     DKA500                   RRD45  1645 
polling kgpsa0 (KGPSA-B) slot 2,bus 0 PCI,hose 1 
kgpsaa0.0.0.2.1            PGA0        WWN 1000-0000-c920-a7db 
dga10.1001.0.2.1   $1$DGA10                 HSG80  R024 
dga50.1001.0.2.1   $1$DGA50                 HSG80  R024 
dga10.1002.0.2.1   $1$DGA10                 HSG80  R024 
dga50.1002.0.2.1   $1$DGA50                 HSG80  R024 
polling kgpsa1 (KGPSA-B) slot 3,bus 0 PCI,hose 1 
kgpsab0.0.0.3.1            PGB0        WWN 1000-0000-c920-a694 
dgb10.1003.0.3.1   $1$DGA10                 HSG80  R024 
dgb50.1003.0.3.1   $1$DGA50                 HSG80  R024 
dgb10.1004.0.3.1   $1$DGA10                 HSG80  R024 
dgb50.1004.0.3.1   $1$DGA50                 HSG80  R024 
polling isp0 (QLogic ISP1020) slot 4,bus 0 PCI,hose 1   SCSI Bus ID 15 
dkb0.0.0.4.1       DKB0                     RZ1CB-CS  0844 
dkb100.1.0.4.1     DKB100                   RZ1CB-CS  0844 
polling floppy0 (FLOPPY) PCEB - XBUS hose 0   
dva0.0.0.1000.0    DVA0                      RX23 
polling ncr1 (NCR 53C810) slot 4,bus 0 PCI,hose 0   SCSI Bus ID 7 
dkc0.0.0.4.0       DKC0                     RZ29B  0007 
polling tulip0 (DECchip 21040-AA) slot 3,bus 0 PCI,hose 0 
ewa0.0.0.3.0       00-00-F8-21-09-74 Auto-Sensing 

例 7-4 は,FC システム・ディスクからブートするときのシーケンスです。以下の点に着目してください。

  • ブート・デバイスは $1$DGA50です。ここで,ユーザは,デバイスまでの 4 本すべてのパスを bootdef_devストリングに指定しています。これにより,どれかのパスに障害が発生してもシステムを確実にブートできます。

  • ブート・コマンド・ストリングの最初のパス dga50.1002.0.2.1は,現在は接続されていません ( つまり,このディスクは,そのパスの HSG80 に対してオンラインになっていません)。コンソールにこのことが表示され 2,3 回再試行し, bootdef_dev ストリングの次のパスに移動します。このパスは現在接続されているのでブートが成功します。

  • ブート後,OpenVMS SHOW DEVICE コマンドは,コンソール wwidmgr -quicksetコマンドによってセットアップされた 2 つの FC ディスクだけでなく, wwidmgr -show wwidコマンドによって表示された 5 つすべての FC デバイスが OpenVMS によって構成されたことを確認します。 OpenVMS SHOW DEV/MULTIPATH コマンドは, OpenVMS により各ディスクまでの 4 本のパスのすべてが構成されたことを確認します。

例 7-4 FC システム・ディスクによるブート・シーケンス

P00>>>set bootdef_dev dga50.1002.0.2.1,dga50.1001.0.2.1,dgb50.1003.0.3.1, 
dgb50.1004.0.3.1 
P00>>>b 
(boot dga50.1002.0.2.1 -flags 0,0) 
dga50.1002.0.2.1 is not connected 
dga50.1002.0.2.1 is not connected 
dga50.1002.0.2.1 is not connected 
dga50.1002.0.2.1 is not connected 
failed to open dga50.1002.0.2.1 
(boot dga50.1001.0.2.1 -flags 0,0) 
block 0 of dga50.1001.0.2.1 is a valid boot block 
reading 919 blocks from dga50.1001.0.2.1 
bootstrap code read in 
Building FRU table 
base = 200000,image_start = 0,image_bytes = 72e00 
initializing HWRPB at 2000 
initializing page table at 1f2000 
initializing machine state 
setting affinity to the primary CPU 
jumping to bootstrap code 
 
 
    OpenVMS (TM) Alpha Operating System,Version V7.2    
... 
 
$ SHOW DEVICE 
 
Device                  Device           Error    Volume         Free  Trans Mnt 
Name                   Status           Count     Label        Blocks Count Cnt 
$1$DGA10:     (FCNOD1)  Online               0 
$1$DGA50:     (FCNOD1)  Mounted              0  V72_SSB        4734189   303   1 
$1$DGA51:     (FCNOD1)  Online               0 
$1$DGA60:     (FCNOD1)  Online               0 
$1$DGA61:     (FCNOD1)  Online               0 
 
$ SHOW LOGICAL SYS$SYSDEVICE 
   "SYS$SYSDEVICE" = "$1$DGA50:" (LNM$SYSTEM_TABLE) 
 
$ SHO DEV/MULTI 
 
Device                  Device           Error         Current 
Name                   Status           Count  Paths    path 
$1$DGA10:     (FCNOD1)  Online               0   4/ 4  PGB0.5000-1FE1-0000-0D11 
$1$DGA50:     (FCNOD1)  Mounted              0   4/ 4  PGA0.5000-1FE1-0000-0D12 
$1$DGA51:     (FCNOD1)  Online               0   4/ 4  PGA0.5000-1FE1-0000-0D13 
$1$DGA60:     (FCNOD1)  Online               0   4/ 4  PGB0.5000-1FE1-0000-0D14 
$1$DGA61:     (FCNOD1)  Online               0   4/ 4  PGB0.5000-1FE1-0000-0D11 
Device                  Device           Error         Current 
Name                   Status           Count  Paths    path 
$1$GGA42:               Online               0   4/ 4  PGB0.5000-1FE1-0000-0D11 


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