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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V7.3-2
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目次
まえがき
第 1 章:概要
第 2 章:ロケールファイルの形式
第 3 章:文字セット記号ファイル
第 4 章:コマンド・リファレンス
付録 A:日本語ロケール
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HP OpenVMS
HP C 国際化ユーティリティ・リファレンス・マニュアル


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新たなキーワードを指定することで,新しい文字分類を定義できます。この例を次に示します。


charclass vowel 
vowel        <a>;<e>;<i>;<o>;<u>;<y> 

LC_CTYPEカテゴリは,複数文字要素をサポートしません (たとえば,ドイツ語の Eszet文字は,通常,小文字として分類されます)。ドイツ語テキストの適切な大文字使用では,Eszet文字は SSの2文字で置き換えられます。これは,対応する大文字がないためです。この種の変換は,toupperおよび tolowerキーワードの範囲を超えています。

ロケール定義ソース・ファイルに指定されたLC_CTYPEカテゴリの例を,次に示します。


LC_CTYPE 
#"alpha" is by default "upper" and "lower" 
#"alnum" is by definition "alpha" and "digit" 
#"print" is by default "alnum", "punct" and the space character 
#"graph" is by default "alnum" and "punct" 
#"tolower" is by default the reverse mapping of "toupper" 
# 
upper   <A>;<B>;<C>;<D>;<E>;<F>;<G>;<H>;<I>;<J>;<K>;<L>;<M>;\
        <N>;<O>;<P>;<Q>;<R>;<S>;<T>;<U>;<V>;<W>;<X>;<Y>;<Z> 
# 
lower   <a>;<b>;<c>;<d>;<e>;<f>;<g>;<h>;<i>;<j>;<k>;<l>;<m>;\
        <n>;<o>;<P>;<q>;<r>;<s>;<t>;<u>;<v>;<w>;<X>;<y>;<z> 
# 
digit   <zero>;<one>;<two>;<three>;<four>;<five>;<six>;\
        <seven>;<eight>;<nine> 
# 
space   <tab>;<newline>;<vertical-tab>;<form-feed>;\
        <carriage-return>;<space> 
# 
cntrl   <alert>;<backspace>;<tab>;<newline>;<vertical-tab>;\
        <form-feed>;<carriage-return>;<NUL>;<SOH>;<STX>;\
        <ETX>;<EOT>;<ENQ>;<ACK>;<SO>;<SI>;<DLE>;<DC1>;<DC2>;\
        <DC3>;<DC4>;<NAK>;<SYN>;<ETB>;<CAN>;<EM>;<SUB>;\
        <ESC>;<IS4>;<IS3>;<IS2>;<IS1>;<DEL> 
# 
punct   <exclamation-mark>;<quotation-mark>;<number-sign>;\
        <dollar-sign>;<percent-sign>;<ampersand>;<asterisk>;\
        <apostrophe>;<left-parenthesis>;<right-parenthesis>;\
        <plus-sign>;<comma>;<hyphen>;<period>;<slash>;\
        <colon>;<semicolon>;<less-than-sign>;<equals-sign>;\
        <greater-than-sign>;<question-mark>;<commercial-at>;\
        <left-square-bracket>;<backslash>;<circumflex>;\
        <right-square-bracket>;<underline>;<grave-accent>;\
        <left-curly-bracket>;<vertical-line>;<tilde>;\
        <right-curly-bracket> 
# 
xdigit  <zero>;<one>;<two>;<three>;<four>;<five>;<six>;\
        <seven>;<eight>;<nine>;<A>;<B>;<C>;<D>;<E>;<F>;\
        <a>;<b>;<c>;<d>;<e>;<f> 
# 
blank   <space>;<tab> 
# 
toupper (<a>,<A>);(<b>,<B>);(<c>,<C>);(<d>,<D>);(<e>,<E>);\
        (<f>,<F>);(<g>,<G>);(<h>,<H>);(<i>,<I>);(<j>,<J>);\
        (<k>,<K>);(<l>,<L>);(<m>,<M>);(<n>,<N>);(<o>,<O>);\
        (<P>,<P>);(<q>,<Q>);(<r>,<R>);(<s>,<S>);(<t>,<T>);\
        (<u>,<U>);(<v>,<V>);(<w>,<W>);(<X>,<X>);(<y>,<Y>);\
        (<z>,<Z>) 
# 
END LC_CTYPE 



2.4 LC_MESSAGES カテゴリ

LC_MESSAGESカテゴリは,肯定および否定のシステム応答の形式を定義します。このカテゴリはLC_MESSAGESヘッダではじまり, END LC_MESSAGESトレーラで終了します。

LC_MESSAGESカテゴリに対するオペランドはすべて,二重引用符(")で囲まれた文字列,または拡張正規表現として定義されます。これらのオペランドは, 1つ以上の空白文字(スペースまたはタブ)によって,定義しているキーワードと区切られます。二重引用符が2つ並んでいる場合("")は,未定義値を指定します。

表 2-3 は, LC_MESSAGESカテゴリで認識される文キーワードの一覧です。

表 2-3 LC_MESSAGES カテゴリ・キーワード
キーワード 説明
copy このカテゴリの定義として使用する,既存のロケール名を指定する。

copy文を指定すると,他のキーワードは指定できない。

yesexpr 肯定または否定応答を求める質問に対する,適切な肯定応答を記述する拡張正規表現を指定する。
noexpr 肯定または否定応答を求める質問に対する,適切な否定応答を記述する拡張正規表現を指定する。
yesstr 適切な肯定応答の,ロケールにおける同値を指定する。

この文字列は, nl_langinfoサブルーチンを使用すると, nl_langinfo(YESSTR)として,アプリケーションからアクセスできる。なお, yesstrは, XPG4標準で使用されなくなる可能性があるため,代わりに yesexprを使用する方が望ましい。

nostr 適切な否定応答の,ロケールにおける同値を指定する。

この文字列は, nl_langinfoサブルーチンを使用すると, nl_langinfo(NOSTR)として,アプリケーションからアクセスできる。なお, nostrは, XPG4標準で使用されなくなる可能性があるため,代わりに noexprを使用する方が望ましい。

ロケール定義ソース・ファイルに指定されたLC_MESSAGESカテゴリの例を,次に示します。


LC_MESSAGES 
# 
yesexpr "<circumflex><left-square-bracket><y><Y>\
<right-square-bracket>" 
noexpr  "<circumflex><left-square-bracket><n><N>\
<right-square-bracket>" 
yesstr  "<y><e><s>" 
nostr   "<n><o>" 
# 
END LC_MESSAGES 



2.5 LC_MONETARY カテゴリ

LC_MONETARYカテゴリは,通貨数値情報を書式化する上での規則および記号を定義します。このカテゴリはLC_MONETARYヘッダではじまり, END LC_MONETARYトレーラで終了します。

2.5.1 LC_MONETARY キーワード

LC_MONETARYカテゴリ・キーワードに対するオペランドはすべて,文字列または整数値として定義されます。文字列値は,二重引用符(")で囲まれます。値はすべて,定義しているキーワードと, 1つ以上の空白文字(スペースまたはタブ)で区切られます。二重引用符が2つ並んでいる場合("")は,未定義の文字列値を示します。また,マイナス1 (--1)は,未定義の整数値を示します。

表 2-4 は, LC_MONETARYカテゴリで認識される文キーワードの一覧です。

表 2-4 LC_MONETARY カテゴリ・キーワード
キーワード 説明
copy このカテゴリの定義として使用する,既存のロケール名を指定する。

copy文を指定すると,他のキーワードは指定できない。

int_curr_symbol 国際通貨記号として使用する文字列を指定する。

このキーワードに対するオペランドは,4文字の文字列である+。先頭の3文字は,英字の国際通貨記号であり,4番目の文字は,国際通貨記号と金額値のあいだに挿入される区切り文字を定義する。

currency_symbol ローカル通貨記号として使用する文字列を指定する。
mon_decimal_point 金額値を書式化する上で使用される,小数点文字列を指定する。
mon_thousands_sep 書式化された金額値の中で,小数点の左側で数字を位取りするのに使用される,文字セパレータを指定する。
mon_grouping 書式化された金額値の中で,数値の位取りの桁数を定義する文字列を指定する。

このキーワードに対するオペランドは,セミコロンで区切られた整数の並びで構成される。各整数は,位取りの桁数を指定する。先頭の整数は,小数点のすぐ左側の桁数を定義し,以降の整数は,その左側の桁数を順次定義する。最後の整数が--1でない場合,その整数が残りのすべての数値に対して適用される。これに対して最後の整数が--1の場合,以降の位取りは行われない。

mon_grouping文の例を次に示す。値は123456789で, mon_thousands_sep のオペランドが' (単一引用符)と仮定すると,次の結果が得られる。

mon_grouping Formatted Value

3;-1 123456'789
3 123'456'789
3;2;-1 1234'56'789
3;2 12'34'56'789
positive_sign 書式化された負でない金額値を表すのに使用される文字列を指定する。
negative_sign 書式化された負の金額値を表すのに使用される文字列を指定する。
int_frac_digits int_curr_symbol値を使用して書式化された金額値で表示される,小数部の桁数(小数点以降の桁数)を表す整数値を指定する。
frac_digits currency_symbol値を使用して書式化された金額値で表示される,小数部の桁数(小数点以降の桁数)を表す整数値を指定する。
p_cs_precedes int_curr_symbolまたは currency_symbol 文字列が,負でない書式化された金額値の前に表示されるか,後に表示されるかを示す整数を指定する。

次のいずれかの整数値を指定する。

0 通貨記号が金額値の後に表示される。
1 通貨記号が金額値の前に表示される。

p_sep_by_space int_curr_symbolまたは currency_symbol 文字列が,負でない書式化された金額値とスペースで区切られるかどうかを示す整数値を指定する。

次のいずれかの整数値を指定する。

0 通貨記号と金額値をスペースで区切らない。
1 通貨記号と金額値をスペースで区切る。
2 通貨記号と positive_sign文字列が隣接する場合,両者をスペースで区切る。

n_cs_precedes int_curr_symbolまたは currency_symbol 文字列が,負の書式化された金額値の前に表示されるか,後に表示されるかを示す整数を指定する。

次のいずれかの整数を指定する。

0 通貨記号が金額値の後に表示される。
1 通貨記号が金額値の前に表示される。

n_sep_by_space int_curr_symbolまたは currency_symbol 文字列が,負の書式化された金額値とスペースで区切られるかどうかを示す整数値を指定する。

次のいずれかの整数値を指定する。

0 通貨記号と金額値をスペースで区切らない。
1 通貨記号と金額値をスペースで区切る。
2 通貨記号と negative_sign文字列が隣接する場合,両者をスペースで区切る。

p_sign_posn 負でない書式化された金額値における, positive_sign文字列の位置を示す整数値を指定する。

次のいずれかの整数値を指定する。

0 左括弧と右括弧で,金額値,および int_curr_symbolまたは currency_symbol文字列の両方を囲む。
1 positive_sign文字列が,金額値,および int_curr_symbolまたは currency_symbol文字列の前に表示される。
2 positive_sign文字列が,金額値,および int_curr_symbolまたは currency_symbol文字列の後に表示される。
3 positive_sign文字列が, int_curr_symbolまたは currency_symbol 文字列の直前に表示される。
4 positive_sign文字列が, int_curr_symbolまたは currency_symbol 文字列の直後に表示される。

n_sign_posn 負の書式化された金額値における, negative_sign文字列の位置を示す整数値を指定する。

次のいずれかの整数値を指定する。

0 左括弧と右括弧で,金額値,および int_curr_symbolまたは currency_symbol文字列の両方を囲む。
1 negative_sign文字列が,金額値,および int_curr_symbolまたは currency_symbol文字列の前に表示される。
2 negative_sign文字列が,金額値,および int_curr_symbolまたは currency_symbol文字列の後に表示される。
3 negative_sign文字列が, int_curr_symbolまたは currency_symbol文字列の直前に表示される。
4 negative_sign文字列が, int_curr_symbolまたは currency_symbol文字列の直後に表示される。


+ 現在の HP C ランタイム・ライブラリのインプリメンテーションでは,実際には 5 文字以上の文字を指定できる。ただし,ユーザが 5 文字以上を指定するのは適当ではなく,ここに指定されたとおりに使用する。今後のバージョンの HP C ランタイム・ライブラリでは, 4 文字制限がインプリメントされる予定である。



1つの文の値を変更することによって,独自のカスタマイズされた通貨編集形式を作成できます。 表 2-5 は, p_cs_precedesp_sep_by_space,および p_sign_posn文に対して定義されている値のすべての組み合わせを使用した結果です。

表 2-5 各種の通貨編集形式
  p_sep_by_space =    2    1    0
p_cs_precedes = 1 p_sign_posn = 0 ($1.25) ($ 1.25) ($1.25)
  p_sign_posn = 1 + $1.25 +$ 1.25 +$1.25
  p_sign_posn = 2 $1.25 + $ 1.25+ $1.25+
  p_sign_posn = 3 + $1.25 +$ 1.25 +$1.25
  p_sign_posn = 4 $ +1.25 $+ 1.25 $+1.25
         
p_cs_precedes = 0 p_sign_posn = 0 (1.25 $) (1.25 $) (1.25$)
  p_sign_posn = 1 +1.25 $ +1.25 $ +1.25$
  p_sign_posn = 2 1.25$ + 1.25 $+ 1.25$+
  p_sign_posn = 3 1.25+ $ 1.25 +$ 1.25+$
  p_sign_posn = 4 1.25$ + 1.25 $+ 1.25$+

ロケール定義ソース・ファイルに指定される LC_MONETARYカテゴリの例を次に示します。


LC_MONETARY 
# 
int_curr_symbol         "<U><S><D><space>" 
currency_symbol         "<dollar-sign>" 
mon_decimal_point       "<period>" 
mon_thousands_sep       "<comma>" 
mon_grouping            3 
positive_sign           "<plus-sign>" 
negative_sign           "<hyphen>" 
int_frac_digits         2 
frac_digits             2 
p_cs_precedes           1 
p_sep_by_space          2 
n_cs_precedes           1 
n_sep_by_space          2 
p_sign_posn             3 
n_sign_posn             3 
# 
END LC_MONETARY 



2.6 LC_NUMERIC カテゴリ

LC_NUMERICカテゴリは,通貨以外の数値情報を書式化する上での規則およびシンボルを定義します。このカテゴリはLC_NUMERICヘッダではじまり, END LC_NUMERICトレーラで終了します。

LC_NUMERICカテゴリ・キーワードに対するオペランドはすべて,文字列または整数値として定義されます。文字列値は,二重引用符(")で囲まれます。値はすべて,1つ以上の空白文字(スペースまたはタブ)により,定義しているキーワードと区切られます。二重引用符が2つ並んでいる場合("")は,未定義の文字列値を示します。また,マイナス1 (--1)は,未定義の整数値を示します。

表 2-6 は, LC_NUMERICカテゴリで認識される文キーワードの一覧です。

表 2-6 LC_NUMERIC カテゴリ・キーワード
キーワード 説明
copy このカテゴリの定義として使用する,既存のロケール名を指定する。

copy文を指定すると,他のキーワードは指定できない。

decimal_point 金額以外の数値を書式化する上で使用される,小数点文字列を指定する。

このキーワードの指定を省略することはできない。また,未定義文字列値に設定することはできない。

thousands_sep 書式化された金額以外の数値で,小数点の左側で数字を位取りするのに使用される,文字セパレータを指定する。
grouping 書式化された金額以外の数値で,数値の位取りの桁数を定義する。

このキーワードに対するオペランドは,セミコロンで区切られた整数の並びで構成される。各整数は,位取りの桁数を指定する。先頭の整数は,小数点のすぐ左側の桁数を定義し,以降の整数は,その左側の桁数を順次定義する。位取りは, groupingキーワードで指定されている整数ごとに行われる。最後の整数が--1でない場合,その整数が残りのすべての数値に対して繰り返し適用される。これに対して最後の整数が--1の場合,以降の位取りは行われない。

grouping文の例を次に示す。値は123456789で, thousands_sepオペランドが' (単一引用符)と仮定すると,次の結果が得られる。

grouping Formatted Value

3;-1 123456'789
3 123'456'789
3;2;-1 1234'56'789
3;2 12'34'56'789

ロケール定義ソース・ファイルに指定されるLC_NUMERICカテゴリの例を次に示します。


LC_NUMERIC 
# 
decimal_point   "<period>" 
thousands_sep   "<comma>" 
grouping        <3> 
# 
END LC_NUMERIC 


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