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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V7.3-2
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目次
まえがき
第 1 章:インストールに関する注意事項
第 2 章:関連製品に関する注意事項
第 3 章:一般ユーザ向けの注意事項
第 4 章:システム管理に関する注意事項
第 5 章:プログラミングに関する注意事項
第 6 章:ハードウェアに関する注意事項
付録 A:リタイア製品情報
付録 B:インターロックされたメモリ命令の使用
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OpenVMS Alpha
V7.3-2 リリース・ノート【翻訳版】


目次 索引



V7.3-1

Digital Personal Workstation 433au,500au,および 600au シリーズのシステムを使用するときは,コントローラ・チップが Cypress PCI Peripheral Controller の場合, IDE CD-ROM から OpenVMS Version 7.3-1 以降をブートできます。 Intel Saturn I/O (SIO) 82378 チップが実装されている Digital Personal Workstation au シリーズ・システムでは, IDE CD-ROM から OpenVMS をブートすることはできません。 Intel SIO チップが実装されている場合は, SCSI CD-ROM を使用しなければなりません。

どちらの IDE チップが実装されているか調べるには,次の SRM コンソール・コマンドを入力します。


SHOW CONFIGURATION 

Cypress PCI Peripheral Controller」と表示された場合は, OpenVMS をブートできます。

Intel SIO 82378」と表示された場合は, SCSI CD-ROM を使用して CD-ROM からブートする必要があります。

6.13 I/O 負荷が重い場合,LUN が多数あるデュアル・コントローラ HSGnn に障害が発生することがある

V7.3-2

ドライバの性能が改善されたことと,システムの高速化によって,比較的多数の LUN が構成されているデュアル・コントローラ HSGnn ストレージ・アレイで扱うことができる I/O 量の制限が取り払われました。この制限値に達した場合,アレイは,コントローラ間の通常の定期的な同期処理を完了できないほど, I/O 処理がビジーになることがあります。これにより,コントローラのハングアップまたは障害が発生し,手作業でコントローラをリセットするまで,一部またはすべての LUN がホストからアクセスできなくなることがあります。このようなコントローラ障害が発生したときには, HSG に報告される Last Failure Code は,多くの場合 01960186,01942088,および 018600A0 になります。

大半の HSGnn デバイスは,問題なく動作し続けます。負荷が重く,約 24 個以上の LUN が HSG に構成されていて, HSG コントローラのハングアップや障害が発生するサイトでは,コントローラを再構成して,LUN の数を少なくするか, HSG の負荷が重くならないように I/O を分散させると,ハングアップや障害を防止できる可能性があります。

この問題は,弊社の適切なエンジニア・グループで調査を行っています。

6.14 OpenVMS 用の PowerStorm 300/350 PCI グラフィック・サポート

V7.3-2

OpenVMS Alpha を実行している Compaq Workstation での PowerStorm 300/350 PCI グラフィック・コントローラのサポートに関するリリース・ノートについては,『PowerStorm 300/350 OpenVMS Graphics Release Notes Version 2.0』を参照してください。このリリース・ノートは, OpenVMS Documentation CD-ROM の次のディレクトリに格納されています。

ディレクトリ ファイル名
[73.DOCUMENTATION.PS_TXT] P300_350_REL_NOTES.PS,TXT
[732.DOCUMENTATION.PS_TXT] P300_350_V2_README.PS,TXT

これらのドキュメント,リリース・ノート,およびインストール・ガイドは,グラフィック・カードとともに発送されます。

廃止されたパラメータ設定

OpenVMS Version 7.3 以降では, PowerStorm 300 および 350 グラフィック・カードに対してパラメータ MAXBOBMEM, MAXBOBS0S1,および MAXBOBS2 を設定できません。

6.15 RFnn DSSI ディスク・デバイスとコントローラ・メモリのエラー

V6.2

RF31T,RF31T+,RF35,RF35+,RF73,RF74 DSSI ディスク・デバイスの以前のバージョンのマイクロコードには問題があります。この問題が原因で,データが失われる可能性があり,これらのデバイスからデータを読み込むときに,デバイスでコントローラ・メモリ・エラー (エラー検出/訂正 (EDC) エラーとも呼ばれる) が発生していた場合,問題が発生することがあります。このエラーは仮想サーキットの閉鎖やハードウェアの障害が原因で発生している可能性があります。

これらのデバイスを使用する場合は,マイクロコードのリビジョン・レベルを確認してください。マイクロコードのリビジョン・レベルが 表 6-2 に示されている値より低い場合は,マイクロコードを更新してください。

RF31T,RF31T+,RF35+ 以外のすべてのモデルのマイクロコードは,最新のOpenVMS バイナリ・ディストリビューション CD-ROM にあります。

DSSI ディスク・デバイスのマイクロコード・リビジョン・レベルを表示するユーティリティ・プログラムである RF_VERS ユーティリティも同じ CD-ROM に格納されています。このユーティリティ・プログラムの使用法とマイクロコードの更新方法については,ここで説明します。

注意

RF31T,RF31T+,RF35+ ディスク・ドライブを使用し,マイクロコードのバージョンがサポートされないバージョンであり ( 表 6-2 を参照),サポート契約を結んでいるお客様の場合には,弊社のサポート担当者にお問い合わせください。サポート契約を結んでいないお客様の場合には,公認代理店にお問い合わせください。

DSSI ディスクのマイクロコードのうち, 表 6-2 に示したリビジョン・レベル以上がサポートされます。

表 6-2 サポートされるマイクロコードのレベル
デバイス・タイプ サポートされるマイクロコードの最小リビジョン・レベル
RF31T T387E
RF31T+ T387E
RF35 T392D
RF35+ T392D
RF36 V427P
RF73 T392D
RF74 V427P

DSSI ディスク・デバイスのマイクロコード・リビジョン・レベルを表示するには,次の手順を実行します。

  1. SYSTEM アカウントにログインするか,または CMKRNL 特権, DIAGNOSE 特権,SYSPRV 特権がある他のアカウントにログインします。

  2. 次のコマンドを入力します。


     $ SET PROCESS /PRIVILEGE=(DIAGNOSE,CMKRNL,SYSPRV) 
     $ SHOW DEVICE FYA0: 
    


    VAX システムで SHOW DEVICE コマンドを実行してエラーが発生した場合には,次のコマンドを入力します。


    $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN 
    SYSGEN>  CONN FYA0/NOADAP 
    SYSGEN>  ^Z 
    


    Alpha システムで SHOW DEVICE コマンドを実行してエラーが発生した場合には,次のコマンドを入力します。


    $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN 
    SYSMAN> IO CONNECT FYA0: /NOADAP 
    SYSGEN>  ^Z 
    

次の例に RF_VERS ユーティリティが出力する内容を示します。


 Program Name:   RF_VERS 
 Revision Level: V1.2s 
 
 NOTICE: This program does not currently support the RF72 or any 
         HSDxx controllers. See next version for support. 
 
 DSSI disks currently on this system as seen by RF_VERS 
 
 Device         Node        Status       Hardware    Firmware  
 Name           Name                     Type        Version   
 
 _$22$DIA7:     R4JL2I      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA6:     R4I0BG      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA8:     R4XLWE      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA2:     R4FCZK      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA3:     R4CKCG      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA4:     R4ZKUE      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA9:     R4GYYI      mounted      RF73        T387A     
 _$22$DIA1:     R4XRYI      mounted      RF73        T387A     
 

デバイスのマイクロコードを更新するには, 表 6-3 でデバイスとプラットフォームに対応するコマンドを確認し,使用します。

重要

マイクロコードを更新する場合は,あらかじめディスクのバックアップを作成してください。

表 6-3 DSSI ディスク・デバイスのマイクロコードを更新するコマンド
デバイス・タイプ プラットフォーム コマンド
RF35 Alpha $RUN SYS$ETC:RF35_T392F_DEC_ALPHA.EXE
RF35 VAX $RUN SYS$ETC:RF35_T392F_DEC.EXE
RF36 Alpha $RUN SYS$ETC:RF36_V427P_DEC_ALPHA.EXE
RF36 VAX $RUN SYS$ETC:RF36_V427P_DEC.EXE
RF73 Alpha $RUN SYS$ETC:RF73_T392F_DEC_ALPHA.EXE
RF73 VAX $RUN SYS$ETC:RF73_T392F_DEC.EXE
RF74 Alpha $RUN SYS$ETC:RF74_V427P_DEC_ALPHA.EXE
RF74 VAX $RUN SYS$ETC:RF74_V427P_DEC.EXE

重要

SCSI_INFO.EXE,RF_VERS.EXE をはじめ, 表 6-3 に示されているファイルは絶対に削除しないでください。これらのファイルを削除すると, VAX システムでは VMSKITBLD.COM がファイルを検索することができなくなります。同様に,Alpha システムでは AXPVMS$PCSI_INSTALL と AXPVMS$PCSI_INSTALL_MIN での PRODUCT INSTALL コマンドが失敗します。



ここでは,各種の RZ ディスク・ドライブのリリース・ノートをまとめます。

6.16.1 RZ25M と RZ26N ディスク・ドライブ: 推奨事項

V7.1

DWZZA とロング・ディファレンシャル SCSI バスを含む構成を使用して,弊社がサポートする SCSI ディスク・ドライブをテストしたところ, 2 台のドライブ (RZ25M と RZ26N) でバス・フェーズに関する問題が検出されました。そのため,DWZZA を接続するディファレンシャル・バスの長さが 20 メートル以上の構成では,これらのドライブを使用しないでください。

この勧告は RZ25M および RZ26N ドライブにのみ適用されます。 OpenVMS SPD に,サポートされるドライブとしてリストされている他のすべてのディスク・ドライブは, SCSI-2 仕様の上限のバスの長さまで使用できます。

6.16.2 RZ26N および RZ28M ディスク: 推奨ファームウェア・サポート

V6.2-1H3

RZ26N および RZ28M ディスクを使用する場合には,ファームウェアのリビジョン・レベルは 0568 以上をお勧めします。

これらのディスクで最新のファームウェア・リビジョン・レベルが使用されていない場合には,問題が発生する可能性があります。

6.16.3 RZ26L および RZ28 ディスク: マルチホストで使用するために必要なファームウェア

V6.2

OpenVMS Cluster のマルチホスト SCSI バスに RZ26L または RZ28 ディスクを取り付ける場合,ディスクに必要なファームウェア・リビジョンは,最低でも 442 です。

ここでは,一部の RZ26L および RZ28 ドライブでファームウェアを更新するために使用する手順について説明します。この手順を使用できるのは,ドライブがホスト・システムの SCSI アダプタに直接接続されている場合だけです。インテリジェント・コントローラ (HSZ40 や KZPSC など) を介して接続されているドライブは,この手順では更新できません。ファームウェアの別の更新手順があるかどうかについては,インテリジェント・コントローラのドキュメントを参照してください。

重要

ファームウェア・リビジョン・レベル 442 に安全にアップグレードできるのは,特定の RZ26L および RZ28 ファームウェア・リビジョンだけです。使用中のディスクをファームウェア・リビジョン・レベル 442 にアップグレードできるかどうか判断するには, 第 6.16.3.1 項 を参照してください。ディスクがファームウェア・リビジョン・レベル 442 をサポートできる場合は, 第 6.16.3.2 項 で説明している RZTOOLS ユーティリティを使用して,ディスクのファームウェアを更新します。



ファームウェア・リビジョン・レベル 442 に安全にアップグレードできるのは, 表 6-4 に示したディスク・ドライブとファームウェア・リビジョン・レベルの組み合わせだけです。他の組み合わせで更新手順を実行すると,ディスクを永久に破損する可能性があります。

表 6-4 リビジョン・レベル 442 ファームウェアの互換性
ディスク・ドライブ ファームウェア・リビジョン ディスク・ファイル名
RZ26L 440C RZ26L_442D_DEC.FUP
RZ28 441C または D41C
435 または 436
RZ28_442D_DEC2104.FUP
RZ28P4_442C_DEC.FUP



使用しているディスクでリビジョン・レベル 442 ファームウェアが必要かどうか,安全にアップグレードできるかどうかを判断した後,次の手順を実行してファームウェアを更新します ( アップグレードするディスクのファイル名については, 表 6-4 を参照してください )。


$ RZTOOLS_ALPHA :== $SYS$ETC:RZTOOLS_ALPHA 
$ RZTOOLS_ALPHA DKB500 /LOAD=SYS$ETC:filename.FUP 
  Read in 262144 bytes. 
  Current FW version - X440C 
  Upgrading to       - DEC0 
  Loading code  ...... 
  New code has been sent to the drive. 



6.17 ZLX グラフィック・ボードのサポート

永続的な制限事項

次のグラフィック・ボード・ファミリをサポートするには, Open3D for OpenVMS Alpha をインストールしなければなりません。

  • ZLX--M

  • ZLX--L

  • ZLXp--L

Open3D for OpenVMS Alpha の最新バージョンは,V4.9B です。最新バージョンの Open3D for OpenVMS Alpha を入手するには,次の URL の Software Products Library を参照してください。


http://www1.aclabs.com 

左側のサイドバーの [SPL master index] をクリックしてください。そして,[Current Software Products Library] の下の [OpenVMS Alpha] の日付をクリックし,リストの中から [Compaq Open3D] を探します。

6.18 OpenVMS デバイス・ドライバの再コンパイルと再リンク

ここでは,OpenVMS デバイス・ドライバの再コンパイルと再リンクに関するリリース・ノートをまとめます。

6.18.1 Alpha および VAX の SCSI デバイス・ドライバ

V7.3-1

OpenVMS の以前のバージョンのすべての OpenVMS Alpha SCSI デバイス・ドライバが OpenVMS Version 7.3-1 以降で正しく動作するには,再コンパイルと再リンクが必要です。

OpenVMS Alpha Version 7.0 より前のバージョンからアップグレードしている OpenVMS Alpha SCSI ドライバがある場合は, 第 6.18.2 項 を参照してください。

OpenVMS Version 7.1 では,すべての OpenVMS VAX SCSI デバイス・ドライバの再コンパイルと再リンクが必要でした。OpenVMS Version 7.1 で実行できるように再コンパイルと再リンクされた OpenVMS VAX デバイス・ドライバは,OpenVMS Version 7.3 以降でも正しく動作します。

6.18.2 OpenVMS Alpha デバイス・ドライバ

V7.1

OpenVMS Alpha Version 7.0 で実行できるように再コンパイルおよび再リンクされたデバイス・ドライバは,OpenVMS Alpha Version 7.1 以降で実行できるようにするためにソース・コードを変更したり,再コンパイルや再リンクしたりする必要がありません (ただし,Alpha SCSI ドライバについては,再コンパイルと再リンクが必要です。 第 6.18.1 項 を参照してください)。

OpenVMS Alpha Version 7.0 より前のリリースのデバイス・ドライバのうち,OpenVMS Alpha Version 7.0 に対応するよう再コンパイルおよび再リンクされていないデバイス・ドライバを OpenVMS Alpha Version 7.1 以降で実行するには,再コンパイルと再リンクが必要です。

OpenVMS Alpha Version 7.0 では,OpenVMS Alpha 特権インタフェースと構造体が大幅に変更されました。これらの変更の結果,OpenVMS Alpha Version 7.0 より前のリリースのデバイス・ドライバでは,OpenVMS Alpha Version 7.0 以降で正しく動作するように,ソース・コードを変更する必要があります。カスタマが作成したドライバのソースの変更が必要となる OpenVMS Alpha Version 7.0 の変更点の詳細については,『OpenVMS Alpha Guide to Upgrading Privileged-Code Applications』を参照してください。


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