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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V7.3-2
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目次
まえがき
第 1 章:インストールに関する注意事項
第 2 章:関連製品に関する注意事項
第 3 章:一般ユーザ向けの注意事項
第 4 章:システム管理に関する注意事項
第 5 章:プログラミングに関する注意事項
第 6 章:ハードウェアに関する注意事項
付録 A:リタイア製品情報
付録 B:インターロックされたメモリ命令の使用
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OpenVMS Alpha
V7.3-2 リリース・ノート【翻訳版】


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V7.3-2

SEC$M_SHMGS フラグを設定した SYS$CRMPSC_GDZRO_64 への呼び出しが, SS$_INSF_SHM_REG ステータスではなく, SS$_INFMEM ステータスで失敗することがあります。

このエラーの最も可能性の高い原因は, Galaxy の共用メモリ・コードが,内部の SHM_REG データ構造体を使い尽くしたことです。この状況を解消するには,SYSGEN パラメータ GLX_SHM_REG の値を大きくし,この大きいパラメータ値ですべての Galaxy インスタンスをリブートします。

各 SHM_REG データ構造体は,メモリを少ししか消費しません。したがって,このパラメータは,比較的大きな値 (たとえば,予想される共用メモリ領域の数の倍) にしても安全です。これにより,このパラメータを少しづつ大きくして, Galaxy 全体を何度もリブートすることになるのを避けることができます。

複合バージョン・クラスタでは, Galaxy の共用メモリのインタコネクト・エラーを避けるために,ドライバ・キット VMS73_DRIVER-V0300以降と, VMS722_DRIVER-V0300以降をインストールしなければなりません。

4.14.5 ES40 上の Galaxy: 非圧縮ダンプの制限事項

永続的な制限事項

AlphaServer ES40 Galaxy システムでは,インスタンス 1 のメモリが 4 GB (物理) 以上から始まっている場合,インスタンス 1 から raw (非圧縮) ダンプを書き出すことはできません。代わりに,圧縮ダンプを書き出さなければなりません。

4.14.6 ES40 上の Galaxy: Fast Path の無効化

V7.3-1

AlphaServer ES40 システムで Galaxy を使用する場合,インスタンス 1 でFast Pathを無効化する必要があります。そのためには,そのインスタンスで SYSGEN パラメータ FAST_PATH を 0 に設定します。

インスタンス 1 で Fast Path を無効化しないと,インスタンス 0 のリブート時にインスタンス 1 での入出力がハングします。この状態は,PCI バスをリセットし,インスタンス 1 をリブートするまで続きます。共有する SCSI または Fibre Channel がある場合,共有ノードでの入出力がハングし,これらのデバイスへのすべてのパスが無効になります。

4.15 OpenVMS Management Station

V7.3-2

OpenVMS Management Station for OpenVMS Alpha Version 7.3-2 の推奨バージョンは, Version 3.2B です。ただし,OpenVMS Management Station は, OpenVMS Version 6.2 およびそれ以降について,旧製品との互換性があります。

OpenVMS Alpha Version 7.3-2 のインストールには OpenVMS Management Station Version 3.2B が含まれます。 OpenVMS Management Station Version 3.2B は Web サイトからも入手できます。

4.16 OpenVMS Registry は Version 2 フォーマットのデータベースを壊すことがある

V7.3-2

キー・ツリーに揮発性のサブキーを 8 個以上作成して,スタンドアロン・システムやクラスタをリブートした場合,リブート後にサーバが起動すると,OpenVMS Registry サーバは, Version 2 フォーマットの Registry データベースを壊すことがあります。

この問題を回避するには,以下のいずれかを実行します。

  • 揮発性のキーを使用しない。

  • Version 1 フォーマットのデータベースを使用する。

Advanced Server for OpenVMS と COM for OpenVMS は,揮発性のキーを作成しません。

4.17 RMS Journaling

ここでは,RMS Journaling for OpenVMS に関する注意事項をまとめます。

RMS Journaling の詳細は,『RMS Journaling for OpenVMS Manual』を参照してください。このマニュアルは,OpenVMS Documentation CD-ROM (アーカイブ・マニュアルのディレクトリ) に入っています。

4.17.1 カーネル・スレッドと互換性のないリカバリ・ユニット・ジャーナリング

V7.3

DECdtm Services は複数カーネル・スレッド環境でサポートされず, RMS リカバリ・ユニット・ジャーナリングは DECdtm Services に依存しているため,RMS リカバリ・ユニット・ジャーナリングは,複数カーネル・スレッドが有効になっているプロセスではサポートされません。

4.17.2 変更されたジャーナル・ファイルの作成

V7.2

Version 7.2 より前には,リカバリ・ユニット(RU) ジャーナルは,ジャーナリングされたファイルと同じボリュームの [SYSJNL] ディレクトリに一時的に作成されていました。リカバリ・ユニット・ジャーナルのファイル名は RMS$process_id (process_id はプロセス ID の 16 進表現) という形式であり,ファイル・タイプは RMS$JOURNAL でした。

OpenVMS Version 7.2 では,RU ジャーナル・ファイルの作成に関して,次の点が変更されました。

  • ファイルは,[SYSJNL] ディレクトリのノード固有のサブディレクトリに作成される。

  • リカバリ・ユニット・ジャーナルのファイル名は,YYYYYYYY という形式に短縮された。ただし,YYYYYYYY は逆の順にプロセス ID を 16 進数で表現したものである。

これらの変更により,ジャーナル・ファイルの作成と削除で発生するディレクトリのオーバヘッドが削減されます。

次の例に,以前のバージョンと現在のバージョンの両方のジャーナル・ファイルの作成を示します。

以前のバージョン: [SYSJNL]RMS$214003BC.RMS$JOURNAL;1
現在のバージョン: [SYSJNL.NODE1]CB300412.;1

RMS が [SYSJNL] ディレクトリまたはノード固有のディレクトリを見つけることができない場合は,RMS は自動的にそのディレクトリを作成します。

4.17.3 OSI 環境でのリカバリ・ユニット・ジャーナリングされたファイルへのリモート・アクセス

V6.1

ネットワーク内の他のノードからリモート・アクセスされるリカバリ・ユニット・ジャーナリング・ファイルのホストである OSI ノードでは,SYS$NODE をフェーズ IV 形式のノード名として定義しなければなりません。 SYS$NODE によって指定されるノード名は,ホスト・ノードのリカバリ・ユニット・ジャーナリング・ファイルにアクセスしようとするすべてのリモート・ノードから認識されなければなりません。また,リモート・ノードがこのノード名を使用して,ホスト・ノードとの間で DECnet 接続を確立できるように,ノード名は固有の名前でなければなりません。この制限は,OSI または複合 OSI 環境と非 OSI 環境でネットワークを介してアクセスされる,リカバリ・ユニット・ジャーナリング・ファイルにだけ適用されます。

4.17.4 順方向 (AI) ジャーナリング

V6.0

順方向 (AI) ジャーナリングを使用すれば,使用不能またはアクセス不能になったデータ・ファイルを回復することができます。AI リカバリでは,AI ジャーナル・ファイルを使用して,データ・ファイルのバックアップ・コピーをロール・フォワードすることで,障害が発生した時点でのデータ・ファイルの新しいコピーが作成されます。

プロセスが削除されたりシステム障害が発生したりした場合には,更新情報を AI ジャーナル・ファイルに書き込むことができますが,データ・ファイルに書き込むことはできません。 AI ジャーナリングだけが使用されている場合は,データ・ファイルとジャーナルの一貫性は自動的には維持されません。データ・ファイルに対して追加更新を行い,AI ジャーナルに記録すると,その後のロール・フォワード操作で一貫性のないデータ・ファイルが作成されることがあります。

リカバリ・ユニット (RU) ジャーナリングを AI ジャーナリングと組み合わせて使用した場合には,自動的なトランザクション・リカバリにより,AI ジャーナルとデータ・ファイルの間の一貫性が復元されます。

特定の状況では,AI ジャーナリングだけを使用するアプリケーションは,プロセスの削除やシステム障害の後でデータの不整合が発生しないように,予防措置をとることができます。たとえば,AI ジャーナリングされているファイルの手動ロール・フォワードを行うと,非共有 AI アプリケーション (シングル・アクセッサ) やスタンドアロン・システムで実行中の共有AI アプリケーションなどが関連するシステム障害の発生後に,ファイルの一貫性を維持できます。

しかし,共有 AI アプリケーションでは,クラスタ内でプロセスの削除やシステム障害が発生した後で,AI ジャーナル・ファイルと同期のとれていないデータ・ファイルに対してこれ以上の操作が実行されないようにするための措置はとられません。このような状況では,データ・ファイルと AI ジャーナル・ファイルの間の一貫性は,AI ジャーナリングと RU ジャーナリングを組み合わせて使用することで維持できます。

4.17.5 VFC 形式の順編成ファイル

VAX V5.0
Alpha V1.0

逆方向ジャーナリングやリカバリ・ユニット・ジャーナリングを使用している場合,固定長制御部付可変長 (VFC) 順編成ファイルを更新することはできません。VFC 順編成ファイル形式は,FAB のFAB$B_RFM フィールドのシンボリック値 FAB$C_VFC によって示されます。

4.18 セキュリティ: DIRECTORY コマンド出力の変更

V7.3-2

OpenVMS Version 7.1 以降では, Advanced Server (PATHWORKS) アクセス制御エントリ (ACE) を含むファイルに対して DCL コマンド DIRECTORY/SECURITY または DIRECTORY/FULL を実行すると, Advanced Server ACE それぞれの 16 進表現は表示されなくなります。その代わりに,各ファイルに対して検出された Advanced Server ACE の総数が "Suppressed n PATHWORKS ACEs" というメッセージに要約されます。

抑制されている ACE を表示するには,SHOW SECURITY コマンドを使用します。これらの ACE を表示するには,SECURITY 特権が必要です。実際に,このコマンドは,Windows NT® のセキュリティ・ディスクリプタ情報を示す %x86 ACE を含む, OpenVMS ACE を表示します。 Windows NT セキュリティ・ディスクリプタ情報は,Advanced Server に関連しています。

4.19 サーバ管理プロセス (SMHANDLER)

V7.3-2

サーバ管理プロセス SMHANDLER は,このプロセスをサポートしている Alpha システム上で自動的に起動するようになりました。システム管理者は,古いスタートアップ・ファイル SYS$STARTUP:SYS$SMHANDLER_STARTUP.COM への参照を, SYSTARTUP_VMS.COM や他のサイト固有のスタートアップ・ファイルから削除しなければなりません。この参照は,SYSTARTUP_VMS.TEMPLATE からは削除されています。

バックグラウンド: SMHANDLER について

一部の Alpha システムでは,切迫しているハードウェア障害をシステム・ファームウェアが報告し,対処するのを助けるために,サーバ管理プロセスが起動されます。障害の状況はさまざまですが,一般的には,過度の温度上昇,ファンの故障,または電源の故障があります。 SMHANDLER は,警告状態を OPCOM へ報告することがあります。また,故障したシステムの電源をシステム・ファームウェアがオフにしようとした場合に, SMHANDLER は OpenVMS のシャットダウンを開始することもあります。多くの場合,OpenVMS のシャットダウン制御を行った方が,突然システムの電源が落とされるよりも,破損の可能性が低くなります。

アップ状態の時間をできるだけ長くにするために,システム・マネージャは, POWEROFF システム・パラメータに 0 を設定することができます。これにより,障害が発生したシステム上で SMHANDLER が OpenVMS をシャットダウンするのを防止できます。ただし,システム・ファームウェアがシステムの電源をオフにすることは防止できません。

4.20 SYSGEN: セキュリティ監査の修正

V7.3-2

以前は,SYSGEN の監査やアラームを有効にしても,変更されたパラメータの情報が示されませんでした。 OpenVMS Version 7.3-2 では,この問題が修正されました。監査やアラームに,変更されたパラメータ,その古い値,および新しい値の情報が含まれるようになりました。

4.21 SYSMAN ユーティリティ

ここでは,SYSMAN ユーティリティに関する注意事項をまとめます。

4.21.1 DUMP_PRIORITY LOAD コマンド

V7.3-2

SYSMAN コマンド DUMP_PRIORITY LOAD を使用して System Dump Priority レジストリの内容をメモリにロードするときに, UIC 指定 [group-id,*] (たとえば,[TCPIP$AUX,*]) のあるエントリはすべて,その指定が正しくても,無視されます。この問題は,OpenVMS Alpha Version 7.3-2 の修正キットで修正されます。

回避方法:

SYSMAN コマンド DUMP_PRIORITY MODIFY を使用して System Dump Priority レジストリのエントリから ",*" を削除することで,この問題を回避できます。例を次に示します。


SYSMAN> DUMP_PRIORITY MODIFY TCPIP$*/UIC=[TCPIP$AUX,*]/NEWUIC=[TCPIP$AUX] 

この回避方法により,DUMP_PRIORITY LOAD コマンドの実行中に,同一のイン・メモリ内容が作成されます。その後 DUMP_PRIORITY SHOW コマンドを実行すると, [group-id,*] と表示されます。

この回避方法は,修正キットをインストールした後も有効です。

4.21.2 XP LUN の自動構成に失敗することがある

V7.3-2

ブートされたホスト上の Fibre Channel アダプタに XP ポート上の LUN へのアクセスが認められているときに, SYSMAN IO AUTOCONFIGURE コマンドが,その LUN を構成しません。この問題は,XP アレイでの,SSP (Selective Storage Presentation) 機能の実装方法が原因で発生します。

ホストをリブートすることで LUN を構成できますが,安全で,影響が少ない次の回避方法でも対処できます。これらの回避方法は, SYSMAN IO AUTOCONFIGURE を実行する前に行うことができます。

  • XP ポートが接続されているスイッチ・ポートをリセットします。
    スイッチのタイプや,利用可能なアクセスに応じて, portDisable コマンドと portEnable コマンドの実行や, Web ベース GUI によるリンクのリセットが必要になることもあります。

  • XP アレイと,アレイが接続されているスイッチ・ポートとの間の Fibre Channel ケーブルの両端を抜いて元に戻します。

  • LUN へのアクセスが許されている各ホスト Fibre Channel アダプタ上でリンク・イベントを生成します。この操作を実行するには,以下の推奨手順で, FGx0 デバイスに対して SYS$ETC:FC$CP を実行します。

    1. アダプタに対して FC$CP を 1 回実行し,現在設定されている "enables" 値を調べます。

    2. FC$CP を再度実行して,"enables" に対して異なる値を設定します。 (アプリケーションは,必要な場合以外はリンクをリセットしません。そして,必要となるのは,"enables" の値が変更された場合だけです。)

    3. 3 回目の FC$CP を実行し,"enables" の値を元に戻します。

最初の 2 つの方法は,LUN へのアクセスが許されているファブリック上のすべてのホスト Fibre Channel アダプタから見えるという利点があります。ただし,これらの方法では, XP ポート上の他の LUN すべてへのアクセスが短時間ブロックされるため,マウント済みボリュームに対して Mount Verify が行われる原因となります。

最後の方法では,この中断の範囲は,影響を受ける Fibre Channel アダプタを現在のパスが通る LUN (影響を受ける XP ポート上にないものも含む) だけに限定されます。ただし,個々のアダプタに対して処理を実行しなければなりません。

4.22 システム・パラメータ

ここでは,システム・パラメータに関する注意事項をまとめます。

4.22.1 新しいシステム・パラメータ

V7.3-2

OpenVMS Alpha Version 7.3-2 で導入された新しいシステム・パラメータは,次のとおりです。

MVSUPMSG_INTVL
MVSUPMSG_NUM
RMS_CONPOLICY
SHADOW_REC_DLY
SHADOW_SITE_ID

これらのパラメータの定義については,オンライン・ヘルプを参照してください

4.22.2 変更されたシステム・パラメータ

V7.3-2

OpenVMS Alpha Version 7.3-2 では,次のシステム・パラメータの定義が変更されています。

CLUSTER_CREDITS
CRD_CONTROL
DUMPSTYLE
FAST_PATH_PORTS
GH_RES_DATA
GH_RSRVPGCNT
LAN_FLAGS
MSCP_CREDITS
MSCP_LOAD
NPAG_BAP_*
RSRVPAGCNT
SCH_CTLFLAGS
SCSNODE
SECURITY_POLICY
SHADOW_MAX_UNIT
TTY_RSPEED
TTY_SPEED

これらのパラメータの定義の変更内容については,オンライン・ヘルプを参照してください。

4.22.3 廃止されたシステム・パラメータ

V7.3-2

次のシステム・パラメータは, OpenVMS Alpha Version 7.2-3 から削除されました。

SHADOW_REMOVE_1
SHADOW_REMOVE_2


V7.3-2

これまで,ドキュメントで示されている SYSGEN パラメータ SCSNODE の最大サイズ 6 文字は,厳密には強制されていませんでした。 SCSNODE に 8 文字の名前を設定することもできました。これにより,デバイス名が長くなりすぎ,望ましくない結果となることがありました。

ドキュメントで示されている最大サイズ 6 文字は,厳密に強制されるようになりました。システム・パラメータ・ファイル内の SCSNODE の値が 6 文字を超えている場合, SYSBOOT が 6 文字以下に切り捨てます。


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