日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  OpenVMS  >  マニュアル

OpenVMS マニュアル


≫ 

OpenVMS V7.3-2
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
第 1 章:デバッガ・コマンド・ディクショナリ概要
第 2 章:デバッガ・コマンド・ディクショナリ
索引
PDF
OpenVMS ホーム

HP OpenVMS
デバッガ・コマンド・ディクショナリ


目次 索引




現在のデバッガ・モード ( 画面ありまたは画面なし,キーパッドありまたはキーパッドなしなど ) と現在の基数を示します。

形式

SHOW MODE


説明

現在のデバッガ・モードは前回 SET MODE コマンドで設定されたモードです。省略時の設定では,SET MODE コマンドを入力していなかった場合,現在のモードは次のようになります。
DYNAMIC
NOG_FLOAT (D 浮動の小数点数)
INTERRUPT
KEYPAD
LINE
NOSCREEN
SCROLL
NOSEPARATE
SYMBOLIC

関連コマンド

(SET,CANCEL) MODE
(SET,SHOW,CANCEL) RADIX


DBG> SHOW MODE
modes: symbolic, line, d_float, screen, scroll, keypad, 
       dynamic, interrupt, no separate window 
input radix :decimal 
output radix:decimal
DBG>

SHOW MODE コマンドは現在のモードと現在の入出力基数を表示します。




現在のイメージでのモジュールに関する情報を表示します。

形式

SHOW MODULE [module-name]


パラメータ



module-name

表示にいれるモジュールの名前を指定します。名前を指定しない場合またはワイルドカード文字のアスタリスク (*) をそれだけで指定する場合,すべてのモジュールがリストされます。モジュール名の中にはワイルドカードを使用できます。 /SHARE を指定する場合だけ,共用可能イメージ・モジュールが選択されます。

修飾子



/RELATED



/NORELATED (省略時の設定)

(Ada プログラムに適用される。) 指定されたモジュールに WITH 句またはサブユニット関係によって関連づけられたモジュールがあればそれをデバッガが SHOW MODULE 表示の中にいれるかどうかを制御します。

SHOW MODULE/RELATED コマンドは指定されたモジュールだけでなく,関連モジュールも表示します。表示は正確な関係を示します。省略時の設定 (/NORELATED) では,関連モジュールは表示の対象として選択されません ( 指定されたモジュールだけが選択されます )。

/SHARE



/NOSHARE (省略時の設定)

プログラムにリンクされている共用可能イメージをデバッガが SHOW MODULE 表示にいれるかどうかを制御します。省略時の設定 (/NOSHARE) では,共用可能イメージ・モジュールは表示の対象として選択されません。

デバッガはプログラム内の共用可能イメージごとにダミー・モジュールを作成します。これらの共用可能 "イメージ・モジュール" の名前には接頭辞として "SHARE$" が付きます。 SHOW MODULE/SHARE コマンドは現在のイメージ内のモジュールだけでなく,これらの共用可能イメージ・モジュールも示します。

共用可能イメージ・モジュールを設定すると,そのイメージに対するユニバーサル・シンボルが実行時シンボル・テーブルにロードされ,現在のイメージからそれらのシンボルを参照できるようになります。ただし,現在のイメージからそのイメージ内の他の ( ローカルまたはグローバルな ) シンボルを参照することはできません。この機能は新しい SET IMAGE コマンドや SHOW IMAGE コマンドの働きと重なります。


説明

SHOW MODULE コマンドは表示の対象として選択された 1 つまたは複数のモジュールに関して次の情報を表示します。

  • モジュールの名前

  • モジュールがコード化されたプログラミング言語,ただしすべてのモジュールが同一の言語でコード化されている場合を除く

  • モジュールが SET MODULE コマンドで設定されているかどうか。つまり,モジュールのシンボル・レコードがデバッガの実行時シンボル・テーブル (RST) にロードされているかどうか

  • モジュール内のシンボル・レコードに対して RST で必要となるスペース ( バイト単位 )

  • 表示で選択されたモジュールの総数

  • RST やその他の内部構造用に割り当てられたバイト数 ( メイン・デバッガのプロセスで使用するヒープ・スペースの量 )

注意

現在のイメージは ( 省略時の設定では ) メイン・イメージか,前回の SET IMAGE コマンドで現在のイメージとして設定されたイメージです。

Ada プログラムに特有の情報については,ヘルプ・トピック Language_Support Ada を参照してください。

関連コマンド

(SET,SHOW,CANCEL) IMAGE
SET MODE [NO]DYNAMIC
(SET,CANCEL) MODULE
(SET,SHOW,CANCEL) SCOPE
SHOW SYMBOL

#1

DBG> SHOW MODULE
module name           symbols   size 
 
TEST                  yes       432 
SCREEN_IO             no        280 
 
total PASCAL modules: 2.    bytes allocated: 2740.
DBG>

この例では,SHOW MODULE コマンドにはパラメータが指定されておらず,現在のイメージ内のモジュールすべてに関する情報を表示します。現在のイメージは省略時の設定ではメイン・イメージです。この例は,すべてのモジュールが同一のソース言語を持っているときの表示形式を示します。"symbols" 欄は TEST モジュールは設定されていても,SCREEN_IO モジュールは設定されていないことを示します。

#2

DBG> SHOW MODULE FOO,MAIN,SUB*
module name           symbols   language   size 
 
FOO                   yes       MACRO      432 
MAIN                  no        FORTRAN    280 
SUB1                  no        FORTRAN    164 
SUB2                  no        FORTRAN    204 
 
total modules: 4.     bytes allocated: 60720.
DBG>

この例では,SHOW MODULE コマンドは FOO モジュールと MAIN モジュールに関する情報と接頭辞として SUB を持つすべてのモジュールに関する情報を表示します。この例は,モジュールが同一のソース言語を持っていないときの表示形式を示します。

#3

DBG> SHOW MODULE/SHARE
module name           symbols   language   size 
 
FOO                   yes       MACRO       432 
MAIN                  no        FORTRAN     280
    ...
SHARE$DEBUG           no        Image         0 
SHARE$LIBRTL          no        Image         0 
SHARE$MTHRTL          no        Image         0 
SHARE$SHARE1          no        Image         0 
SHARE$SHARE2          no        Image         0 
 
total modules: 17.     bytes allocated: 162280.
DBG> SET MODULE SHARE$SHARE2
DBG> SHOW SYMBOL * IN SHARE$SHARE2

この例では,SHOW MODULE/SHARE コマンドは現在のイメージ内のモジュールすべてと共用可能イメージすべて ( 共用可能イメージの名前にはその前に SHARE$ が付きます ) を示します。SET MODULE SHARE$SHARE2 コマンドは共用可能イメージ・モジュールの SHARE$SHARE2 を設定します。 SHOW SYMBOL コマンドは共用可能イメージ SHARE2 に定義されたユニバーサル・シンボルを示します。




現在の出力オプションを示します。

形式

SHOW OUTPUT


説明

現在の出力オプションは SET OUTPUT コマンドで前回設定したオプションです。省略時の設定では,SET OUTPUT コマンドを入力しなかった場合,出力オプションは NOLOG,NOSCREEN_LOG,TERMINAL,NOVERIFY です。

関連コマンド

SET LOG
SET MODE SCREEN
SET OUTPUT


DBG> SHOW OUTPUT
noverify, terminal, screen_log, 
    logging to USER$:[JONES.WORK]DEBUG.LOG;9
DBG>

このコマンドは次の現在の出力オプションを示します。

  • デバッガ・コマンド・プロシージャから読み込まれたデバッガ・コマンドは端末にエコーバックされない。

  • デバッガ出力が端末に表示されている最中である。

  • デバッグ・セッションはログ・ファイル USER$:[JONES.WORK]DEBUG.LOG;9 に記録されている最中である。

  • 画面の内容は画面モードで更新されると同時に記録される。




現在デバッガの制御下にあるプロセスについての情報を表示します。

形式

SHOW PROCESS [process-spec[,...]]


パラメータ



process-spec

現在デバッガの制御下にあるプロセスを指定します。次のいずれかの形式で指定します。

[%PROCESS_NAME] process-name スペースや小文字を含まないプロセス名。プロセス名にはワイルドカード文字 (*) を含めることができる。
[%PROCESS_NAME] " process-name" スペースまたは小文字を含むプロセス名。二重引用符 (") の代わりに,一重引用符を (') 使用することもできる。
%PROCESS_PID process_id プロセス識別子 (PID,16 進数 )。
[%PROCESS_NUMBER] process-number
(または %PROC process-number)
デバッガの制御下に入ったときにプロセスに割り当てられた番号。新しい番号は,1 から順番に各プロセスに割り当てられる。EXIT コマンドまたは QUIT コマンドによってプロセスが終了しても,そのデバッグ・セッション中はその番号は再割り当てできる。プロセス番号は SHOW PROCESS コマンドの実行で表示される。プロセスは,組み込みシンボル %PREVIOUS_PROCESS および %NEXT_PROCESS によってインデックスづけできるように,循環リスト内に順序づけされる。
process-group-name DEFINE/PROCESS_GROUP コマンドで定義された,プロセスのグループを表すシンボル。
%NEXT_PROCESS デバッガの循環プロセス・リスト中で可視プロセスの次のプロセス。
%PREVIOUS_PROCESS デバッガの循環プロセス・リスト中で可視プロセスの前のプロセス。
%VISIBLE_PROCESS シンボル,レジスタ値,ルーチン呼び出し,ブレークポイントなどの検索時に現在のコンテキストになっているスタック,レジスタ・セット,およびイメージを持つプロセス。

すべてのプロセスを指定するためにワイルドカード文字のアスタリスク (*) または /ALL 修飾子を使用することもできます。 /ALL または /DYNAMIC を指定する場合,プロセスは指定できません。プロセスを指定しないか,/ALL を /BRIEF,/FULL または /[NO]HOLD とともに指定しないと,可視プロセスが選択されます。


修飾子



/ALL

表示の対象としてデバッガが知っているプロセスすべてを選択します。

/BRIEF

( 省略時の設定。) 表示の対象として選択されたプロセス 1 つにつき 1 行だけの情報を表示します。

/DYNAMIC

動的プロセス設定が有効と無効のどちらになっているかを示します。動的プロセス設定は省略時の設定では有効になっていて, SET PROCESS/[NO]DYNAMIC コマンドで制御されます。

/FULL

表示の対象として選択されたプロセスごとに最大の情報を表示します。

/VISIBLE

(省略時の設定。) 表示の対象として可視プロセスを選択します。

説明

SHOW PROCESS コマンドは指定されたプロセスとそれらのプロセスで実行中のイメージに関する情報を表示します。

SHOW PROCESS/FULL コマンドはベクタ型プロセッサの可用性と使用法に関する情報も表示します。この情報は,ベクタ命令を使用するプログラムをデバッグする場合に役立ちます。

プロセスはデバッガの制御下に置かれるとすぐ,まず SHOW PROCESS 表示に表示できます。プロセスは EXIT コマンドまたは QUIT コマンドによって終了されると,SHOW PROCESS コマンドを実行しても表示できなくなります。

省略時の設定 (/BRIEF) では,次の情報も含め,1 つのプロセスにつき 1 行の情報が表示されます。

  • デバッガにより割り当てられるプロセス番号。プロセス番号はデバッガの制御下に置かれる各プロセスにプロセス 1 から順番に割り当てられます。プロセスが EXIT コマンドまたは QUIT コマンドで終了される場合,そのプロセス番号はデバッグ・セッション中には再使用されません。可視プロセスには左端の欄にアスタリスク (*) がマークされます。

  • プロセス名。

  • 当該プロセスに対する現在のデバッグ状態 ( 表 2-2 を参照 )。

  • イメージが当該プロセスで中断される記憶位置 ( 可能な場合には,シンボル化されている )。

表 2-2 デバッグ状態
状態 説明
Activated イメージとそのプロセスがデバッガの制御下に置かれている。
Break
Break on branch
Break on call
Break on instruction
Break on lines
Break on modify of
Break on return
Exception break
Exception break preceding
ブレークポイントが検出された。
Interrupted 実行が他のプロセスで中断されているためか,またはユーザが強制終了キー・シーケンス (省略時の設定では Ctrl/C) を使用してプログラムの実行に割り込みをかけたために実行がそのプロセスで割り込みをかけられた。
Step
Step on return
コマンドが完了した。
Terminated 指示されたイメージは実行を終了したが,そのプロセスは依然としてデバッガの制御下にある。したがって,イメージとそのプロセスに関する情報を獲得できる。プロセスを終了するには,EXIT コマンドまたは QUIT コマンドを使用できる。
Trace
Trace on branch
Trace on call
Trace on instruction
Trace on lines
Trace on modify of
Trace on return
Exception trace
Exception trace preceding
トレースポイントが検出された。
Unhandled exception 未処理例外が検出された。
Watch of ウォッチポイントが検出された。

SHOW PROCESS/FULL コマンドはプロセスに関する補足的な情報を表示します。 ( 例を参照してください。)

関連コマンド

CONNECT
Ctrl/C
DEFINE/PROCESS_SET
EXIT
QUIT
SET PROCESS

#1

all> SHOW PROCESS
 Number  Name             State      Current PC 
*    2 _WTA3:             break      SCREEN\%LINE 47
all>

省略時の設定では,SHOW PROCESS コマンドは左端の欄に可視プロセス ( アスタリスク (*) で示される ) に関する情報を 1 行表示します。可視プロセスはプロセス名として _WTA3: を持っています。_WTA3: はデバッガの制御下に置かれた 2 番目のプロセス ( プロセス番号 2) です。このプロセスは凍結状態になっていて,イメージの実行は SCREEN モジュールの 47 行目のブレークポイントで中断されます。

#2

all> SHOW PROCESS/FULL %PREVIOUS_PROCESS
Process number: 1                  Process name: JONES_1: 
                                   Visible process: NO 
Current PC: TEST_VALVES\%LINE 153 
State: interrupted 
PID: 20400885                      Owner PID: 00000000 
Current/Base priority:  5/4        Terminal: VTA79: 
 
Image name: USER$:[JONES.PROG1]TEST_VALVES.EXE;31 
 
Elapsed CPU time:   0 00:03:17.17  CPU Limit:         Infinite 
Buffered I/O Count:         14894  Remaining buffered I/O quota:       80 
Direct I/O Count:            6956  Remaining direct I/O quota:         40 
Open file count:                7  Remaining open file quota:          43 
Enqueue count:                200  Remaining enqueue quota:           198 
Vector capable:               Yes 
Vector consumer:              Yes  Vector CPU time:           00:00:00.00 
Fast Vector context switches:   0  Slow Vector context switches:        0 
Current working set size:    1102  Working set size quota:           1304 
Current working set extent: 12288  Maximum working set extent:      12288 
Peak working set size:       4955  Maximum authorized working set:   1304 
Current virtual size:         255  Peak virtual size:               16182 
Page faults:                41358 
 
Active ASTs:                       Remaining AST Quota:                27 
Event flags:    FF800000 60000003  Event flag wait mask:         7FFFFFFF
all>
 

SHOW PROCESS/FULL %PREVIOUS_PROCESS コマンドはプロセスの循環リスト中の前のプロセス ( この場合にはプロセス番号 1) に関する最大レベルの情報を表示します。

#3

all> SHOW PROCESS TEST_3
 Number  Name          State       Current PC 
     7 TEST_3          watch of TEST_3\ROUT4\COUNT 
                                       TEST_3\%LINE 54
all>

この SHOW PROCESS コマンドは TEST_3 プロセスに関する情報を 1 行表示します。イメージは変数 COUNT のウォッチポイントで中断されます。

#4

all> SHOW PROCESS/DYNAMIC
Dynamic process setting is enabled
all>

このコマンドは動的プロセス設定が有効になることを表します。


目次 索引

印刷用画面へ
プライバシー 本サイト利用時の合意事項