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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V7.3-2
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まえがき
第 1 章:デバッガ・コマンド・ディクショナリ概要
第 2 章:デバッガ・コマンド・ディクショナリ
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デバッガ・コマンド・ディクショナリ


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中にこのコマンドが入っている 1 つまたは複数の FOR, REPEAT または WHILE のループを終了します。

形式

EXITLOOP [integer]


パラメータ



integer

終了するネストされたループの数を指定する 10 進数の整数。省略時の設定は 1 です。

説明

1 つまたは複数の FOR,REPEAT または WHILE のループを終了するにはこれらのループの中で EXITLOOP コマンドを使用します。

関連コマンド

FOR
REPEAT
WHILE


DBG> WHILE 1 DO (STEP; IF X .GT. 3 THEN EXITLOOP)

WHILE 1 コマンドは繰り返すたびに STEP コマンドを実行する無限ループを作成します。STEP が 1 回終わるたびに,X の値がテストされます。 X が 3 より大きい場合には,EXITLOOP コマンドはループを終了します (Fortran の例 )。




ディスプレイに対応するウィンドウを拡大または縮小します。

注意

このコマンドは,デバッガへの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。


形式

EXPAND [display-name[,...]]


パラメータ



display-name

拡大または縮小するディスプレイを指定します。次のいずれかを指定できます。

  • 定義済みディスプレイ
    SRC
    OUT
    PROMPT
    INST
    REG
    FREG (Alpha のみ)
    IREG

  • DISPLAY コマンドで作成したディスプレイ

  • ディスプレイの組み込みシンボル
    %CURDISP
    %CURSCROLL
    %NEXTDISP
    %NEXTINST
    %NEXTOUTPUT
    %NEXTSCROLL
    %NEXTSOURCE

ディスプレイを指定しないと,SELECT コマンドの設定した現在のスクロール・ディスプレイが選択されます。


修飾子



/DOWN[:n]

ディスプレイの下の境界を n 行分だけ下に (n が正の値の場合 ),または n 行分だけ上に (n が負の値の場合 ) 移動します。 n を省略すると,境界は 1 行下に移動されます。

/LEFT[:n]

ディスプレイの左の境界を n 行分だけ左に (n が正の値の場合 ),または n 行分だけ右に (n が負の値の場合 ) 移動します。 n を省略すると,境界は左に 1 行移動されます。

/RIGHT[:n]

ディスプレイの右の境界を n 行分だけ右に (n が正の値の場合 ),または n 行分だけ左に (n が負の値の場合 ) 移動します。 n を省略すると,境界は右に 1 行移動されます。

/UP[:n]

ディスプレイの上の境界を n 行分だけ上に (n が正の値の場合 ),または n 行分だけ下に (n が負の値の場合 ) 移動します。 n を省略すると,境界は 1 行上に移動されます。

説明

少なくとも修飾子を 1 つ指定しなくてはなりません。

EXPAND コマンドは指定された修飾子 (/UP:[n],/DOWN :[n],RIGHT:[n],/LEFT:[n]) に従ってディスプレイ・ウィンドウの 1 つまたは複数の境界を移動します。

EXPAND コマンドはディスプレイ・ペーストボード上でのディスプレイの順番には影響を及ぼしません。EXPAND コマンドを実行すると,指定したディスプレイで他のディスプレイが見えなくなったり,見えるようになったりします。また,指定したディスプレイが他のディスプレイによって部分的または全体的に見えなくなることもあります。どのようになるかはディスプレイ相互間の順序によります。

PROMPT ディスプレイを除き,どのディスプレイもそれが見えなくなるポイント (そのポイントで "removed" とマークされる) まで縮小できます。そこまで縮小されると,今度はそのポイントから拡大できます。見えなくなるポイントまでディスプレイを縮小すると,そのディスプレイに対して選択された属性を失うことになります。PROMPT ディスプレイは水平方向には縮小も拡大もできませんが,垂直方向には 2 行分縮小できます。

ウィンドウの境界は上方向には画面の辺までしか拡大できません。ウィンドウの左と上の境界はディスプレイのそれぞれ左辺と上辺を超えて拡大することはできません。右の境界はディスプレイの左辺から 255 列まで拡大できます。ソース・ディスプレイまたは機械語命令ディスプレイの下の境界は,下方向にはディスプレイの下辺まで (ソース・モジュールまたはルーチンの命令の端) しか拡大できません。レジスタ・ディスプレイはそのフル・サイズを超えて拡大することはできません。

EXPAND コマンドに対応するキー定義のリストについては,ヘルプ・トピックの Keypad_Definitions_CI を参照してください。また,現在のキー定義を調べるには SHOW KEY コマンドを使用してください。

関連コマンド

DISPLAY
MOVE
SELECT/SCROLL
(SET,SHOW) TERMINAL

#1

DBG> EXPAND/RIGHT:6

このコマンドは現在のスクロール・ディスプレイの右の境界を右に 6 列移動します。

#2

DBG> EXPAND/UP/RIGHT:-12 OUT2

このコマンドは OUT2 ディスプレイの上の境界を上に 1 行,右の境界を左に 1 2 列移動します。

#3

DBG> EXPAND/DOWN:99 SRC

このコマンドは SRC ディスプレイの下の境界を画面の下辺まで降ろします。




画面表示の内容をファイルに保存するか,または現在の画面状態をあとで再構成するために必要なコマンドのすべてを盛り込んだデバッガ・コマンド・プロシージャを作成します。

注意

このコマンドは,デバッガへの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。


形式

EXTRACT [display-name[,...]] [file-spec]


パラメータ



display-name

書き出すディスプレイを指定します。次のいずれかを指定できます。

  • 定義済みディスプレイ
    SRC
    OUT
    PROMPT
    INST
    REG
    FREG (Alpha のみ)
    IREG

  • DISPLAY コマンドで作成したディスプレイ

ディスプレイ名のワイルドカード文字のアスタリスク (*) は使用できません。/ALL 修飾子を指定する場合,ディスプレイ名は指定できません。

file-spec

情報を書き込むファイルを指定します。論理名を指定できます。

/SCREEN_LAYOUT を指定する場合,ファイルの省略時の指定は SYS$DISK:[]DBGS CREEN.COMです。指定しない場合,省略時の指定は SYS$DISK:[]DEBUG.TXT です。


修飾子



/ALL

すべてのディスプレイを書き出します。この修飾子を指定する場合, /SCREEN_LAYOUT は指定できません。

/APPEND

新しいファイルを作成するのではなく,ファイルの終わりに情報を追加します。省略時の設定では,新しいファイルが作成されます。この修飾子を指定する場合,/SCRE EN_LAYOUTは指定できません。

/SCREEN_LAYOUT

画面の現在の状態を記述するデバッガ・コマンドを含むファイルを書き込みます。この情報には画面の幅と高さ,メッセージのラップの設定,既存のすべてのディスプレイの位置,表示対象,ディスプレイ属性が含まれます。あとで画面を再構成するためにこのファイルを実行プロシージャのコマンド (@ ) で実行することができます。

説明

ディスプレイの内容をファイルに保存するために EXTRACT コマンドを使用すると,そのディスプレイのメモリ・バッファに現在格納されている行だけ (DISPLAYコマンドの /SIZE 修飾子で求められるとおり ) がファイルに書き込まれます。

PROMPT ディスプレイをファイルに書き出すことはできません。

関連コマンド

DISPLAY
SAVE

#1

DBG> EXTRACT SRC

このコマンドは SYS$DISK:[]DEBUG.TXT ファイルに SRC ディスプレイのすべての行を書き込みます。

#2

DBG> EXTRACT/APPEND OUT [JONES.WORK]MYFILE

このコマンドは [JONES.WORK]MYFILE.TXT ファイルの終わりに OUT ディスプレイのすべての行を追加します。

#3

DBG> EXTRACT/SCREEN_LAYOUT

このコマンドは SYS$DISK:[]DBGSCREEN.COM ファイルに画面を再構成するために必要なデバッガ・コマンドを書き込みます。




変数を増分しながら一連のコマンドを指定された回数実行します。

形式

FOR name=expression1 TO expression2 [BY expression3]
DO (command[;...])


パラメータ



name

カウント変数の名前を指定します。

expression1

整数型または列挙型の値を指定します。expression1expression2 のパラメータは同じ型のものでなければなりません。

expression2

整数型または列挙型の値を指定します。expression1expression2 のパラメータは同じ型のものでなければなりません。

expression3

整数を指定します。

command

デバッガ・コマンドを指定します。複数のコマンドを指定する場合は,それぞれのコマンドをセミコロンで区切らなければなりません。各コマンドを実行すると,デバッガはそのコマンド内の式の構文をチェックして,評価します。

説明

FOR コマンドの動作は expression3 パラメータの値によって決まります。次の表をご覧ください。

expression3 FOR コマンドの動作
正の値 name パラメータは, expression2 の値より大きくなるまで, expression1 の値から expression3 の値ずつ増分される。
負の値 name パラメータは, expression2 の値より小さくなるまで, expression1 の値から expression3 の値ずつ減分される。
0 デバッガはエラー・メッセージを返す。
Omitted デバッガは,値が +1 であるものとみなす。

関連コマンド

EXITLOOP
REPEAT
WHILE

#1

DBG> FOR I = 10 TO 1 BY -1 DO (EXAMINE A(I))

このコマンドは配列を後ろから前に調べます。

#2

DBG> FOR I = 1 TO 10 DO (DEPOSIT A(I) = 0)

このコマンドは配列を 0 に初期化します。




プログラムの実行を開始または再開します。

形式

GO [address-expression]


パラメータ



address-expression

プログラムの実行をアドレス式で示される記憶位置から再開することを指定します。アドレス式を指定しないと,実行は中断されたポイントから,またはデバッガ起動の場合にはイメージ遷移アドレスから再開されます。

説明

GO コマンドはプログラムの実行を開始するか,または実行が現在中断されているポイントから再開します。GO コマンドはプログラムを実行するために使用できる 4 つのデバッガ・コマンドの 1 つです ( 他の 3 つは CALL,EXIT,STEP です )。

GO コマンドでアドレス式を指定すると,それはプログラムの通常の制御の流れを変えるため,思いがけない結果が生じる可能性があります。たとえば,デバッグ・セッションの最中に GO %LINE 1 というコマンドを入力すればプログラムの先頭から実行を再開できますが,そのプログラムはすでに実行されているため,変数によっては,最初に同じプログラムを実行したときとは異なった内容に初期化されるものもあります。

例外ブレークポイントを検出すると (SET BREAK/EXCEPTION コマンドまたは STEP/EXCEPTION コマンドの結果 ),実行はアプリケーション宣言条件ハンドラが起動される前に中断されます。そのあと GO コマンドで実行を再開すると,動作は次のようになります。

  • 現在の記憶位置から実行を再開するために GO コマンドを入力すると,デバッガは例外を再度シグナル通知する。これにより,必要であればどのアプリケーション宣言ハンドラが次にその例外を処理するのかがわかる。

  • 現在の記憶位置以外の記憶位置から実行を再開するために GO コマンドを入力すると,その例外に対してはアプリケーション宣言ハンドラを実行できなくなる。

マルチプロセス・プログラムをデバッグする場合,GO コマンドは現在のプロセス・セットのコンテキストで実行されます。また,マルチプロセス・プログラムをデバッグするときに,プロセス内で実行がどのように続行されるかは,入力したコマンドが SET MODE [NO]INTERRUPT コマンドか,それとも SET MODE [NO]WAIT コマンドかによって異なります。省略時の設定 (SET MODE NOINTERRUPT) では,1 つのプロセスが停止しても,デバッガは他のプロセスに関しては何のアクションも行いません。また,やはり省略時の設定 (SET MODE WAIT) では,デバッガは現在のプロセス・セットの中のすべてのプロセスが停止するのを待ってから,新たなコマンドを求めるプロンプトを表示します。詳細は,『OpenVMS デバッガ説明書』を参照してください。

関連コマンド

CALL
EXIT
RERUN
SET BREAK
SET MODE [NO]INTERRUPT
SET MODE [NO]WAIT
SET PROCESS
SET STEP
SET TRACE
SET WATCH
STEP
WAIT

#1

DBG> GO
    ...
'Normal successful completion'
DBG>

このコマンドはプログラムの実行を開始します。その実行はやがて正常に完了します。

#2

DBG> SET BREAK RESTORE
DBG> GO     ! 実行を開始
    ...
 
break at routine INVENTORY\RESTORE 
137: procedure RESTORE;
DBG> GO     ! 実行を再開
    ...

この例では,SET BREAK コマンドはブレークポイントをルーチン RESTORE に設定します。最初の GO コマンドはプログラムの実行を開始します。それはやがてルーチンRESTOREのブレークポイントで中断されます。2 番目の GO コマンドはブレークポイントから実行を再開します。

#3

DBG> GO %LINE 42

このコマンドは実行が現在中断されているモジュールの 42 行目で実行を再開します。




デバッガ・コマンドと選択されたトピックに関するオンライン・ヘルプを表示します。

注意

このコマンドは,デバッガへの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。コマンドに関するヘルプは DECwindows デバッガ・ウィンドウの「Help」メニューから入手できます。


形式

HELP topic [subtopic [...]]


パラメータ



topic

ヘルプ情報を得たいデバッガ・コマンドまたはトピックの名前を指定します。ワイルドカード文字のアスタリスク (*) を単独で指定することも,名前の中に指定することもできます。

subtopic

さらに情報を必要とするサブトピック,修飾子またはパラメータを指定します。ワイルドカード文字のアスタリスク (*) を単独で指定することも,名前の中に指定することもできます。

説明

デバッガのオンライン・ヘルプ機能は,コマンド記述,コマンド形式,コマンドで指定できるパラメータの説明,コマンドで指定できる修飾子の説明のほか,デバッガ・コマンドについて次の情報を提供します。

特定の修飾子またはパラメータに関する情報を獲得するには,それをサブトピックとして指定します。すべての修飾子に関する情報が必要な場合には, "qualifier" をサブトピックとして指定します。すべてのパラメータに関する情報が必要な場合には, "parameter" をサブトピックとして指定します。 1 つのコマンドに関連するすべてのパラメータ,修飾子,その他のサブトピックについての情報が必要な場合には,アスタリスク (*) をサブトピックとして指定します。

コマンドに関するヘルプ以外にも,画面機能,キーパッド・モードなどのさまざまなトピックについてオンライン・ヘルプを獲得できます。 HELP と入力すると,コマンドといっしょにトピック・キーワードがリストされます。

デバッガの今回のリリースでの新機能の概略については, HELP New_Features をタイプして参照してください。

定義済みキーパッド・キーの機能についてのヘルプは,ヘルプ・トピックの Keypad_Definitions_CI を参照してください。また,現在のキー定義を調べるには SHOW KEY コマンドを使用してください。



DBG> HELP GO

このコマンドは GO コマンドのヘルプを表示します。


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