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OpenVMS マニュアル


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OpenVMS V7.3-2
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リファレンス・セクション
付録 A:廃止されたコマンド
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OpenVMS
DCL ディクショナリ


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n を最小値である 140 近辺の値に設定すれば,ターミナル表示の更新間隔を最小にできます。遅い DECnet リンクでは,バッファ・サイズを小さくすると,画面のクロールが必要であるような大きさのデータが送られた場合の書き込み操作の休止時間を減少します。

/LOG[=ファイル指定]



/NOLOG (省略時の設定)

セッション全体のログ・ファイルが,保存されるかどうかを指定します。 /LOG 修飾子だけを指定し,ファイル指定を省略した場合には,ログ情報はSETHOST.LOG というファイルに記録されます。

/RESTORE



/NORESTORE (省略時の設定)

リモート・ターミナル・セッションの開始前に現在のターミナル属性を保存し,そのリモート・セッションが終了したときにこれらを復元します。

#1

$ SET HOST/APPLICATION_PROTOCOL=CTERM DAKOTA
 

ノード DAKOTA で CTERM プロトコルを使用することを /APPLICATION_PROTOCOL 修飾子で指定します。

#2

$ SET HOST ITALIC
Username:  GRESO
Password: <PASSWORD>
    Welcome to OpenVMS VAX Version 7.3 on node ITALIC
   .
   .
   .
$  LOGOUT
GRESO logged out at 19-DEC-2001 15:04:25.27
%REM-S-END, Control returned to node _CASLON::
 

この例では,CASLON というローカル・ノード上のユーザのターミナルを ITALIC というネットワーク・ノードのプロセッサに接続します。このあと,リモート・プロセッサは,ユーザ名とパスワードを要求するプロンプトを表示します。通常のログイン手順を使って,リモート・プロセッサにログインします。

リモート・ノードにログインすれば,別のノードと接続するために SET HOST コマンドが使用できます。 ITALIC へログインした後で,SET HOST BPDONI と入力することができます。

再びユーザ名とパスワードの入力が要求されます。有効なユーザ名とパスワードを入力すれば,BODONI にログインできます。

BODONI からログアウトした時,制御は ITALIC に戻ります。ローカル・ノードの CASLON に戻るには, ITALIC からログアウトしなければなりません。

#3

$  SET TERMINAL/WIDTH=80
$  SET HOST/RESTORE GENEVA
Username: Jones
Password: <PASSWORD>
$  SET TERMINAL/WIDTH=132
   .
   .
   .
$  logout
JONES   logged out at 19-DEC-2001 11:04:51.45 
%REM-S-END, control returned to node _ORACLE 
 

この例では,ノード ORACLE 上のユーザ JONES がリモート・ノード GENEVA にログインし,そのリモート・セッションを終了した時点で,もとのターミナル・スクリーン幅を 80 文字に戻すよう指定しています。




ターミナル回線を使って,システムをリモート・システムに接続します。

接続された後でリモート・システムにログインするには,そのシステムにアカウントを持っていなければなりません。指定したターミナル・ポートにチャンネルを割り当てられなければなりません。ターミナル・ポートに対する装置保護は,システム管理者が設定できます。


形式

SET HOST/DTE ターミナル名


パラメータ



ターミナル名

出力ターミナル回線の名前を指定します。この回線はローカル・システムを,他のシステムまたはモデムに直接接続します。

説明

SET HOST/DTE コマンドを使用すると,端末を別のシステムに接続できます。接続が確立されると,リモート・システムからユーザ名とパスワードを求めるプロンプトが表示されます。リモート・システムにアカウントがないと,ログインできません。

リモート・システムにログインすれば,ローカル・システムの場合と同じように DCL コマンドを使用できます。

キャリッジ・リターンでなく,ブレークを待つ行にログインするには, Ctrl/ブレーク文字を押してブレークを発生させます。

リモート・システムに接続中は,DTE コマンド・モードから構成コマンドを実行できます。 DTE コマンドを使用すれば, SET HOST/DTE セッションの進行中にそのセッションを構成できます。

DTE コマンドを実行するには,Ctrl/コマンド文字を押して, DTE コマンド・モードに入らなければなりません。省略時の設定では,コマンド文字はアットマーク(@)です。コマンド・モードに入ると,DTEPAD プロンプトが画面に表示されます。

表 DCLII-18 に,DTE コマンドの説明があります。

表 DCLII-18 SET HOST/DTE セッション・コマンド
コマンド 説明
CLEAR DTEPAD からローカル・システムを切断する。このコマンドは,QUIT コマンドと同じ。
EXIT セッションをエミュレーション・モードに戻す。
QUIT DTEPAD からローカル・システムを切断する。このコマンドは,CLEAR コマンドと同じ。
SAVE ファイル指定 現在の構成設定情報を保存する。現在の設定は,一連の SET DTE コマンドとして,指定されたファイルに書き込まれる。このファイルは,後で初期化ファイルとして使用できる。
SEND BREAK キャリッジ・リターンでなく,ブレークを待つリモート・システムに,ブレークを送信する。
SET DTE SET HOST/DTE セッション中に,DTEPAD の設定可能特性を変更する。コマンド・モードで SET HOST/DTE 修飾子を使用できる。
SHOW DTE DTEPAD のすべての設定可能特性の現在の設定を表示する。また,現在の SET HOST/DTE セッション中に送受信されたデータのバイト数と端末ポートで検出されたエラー数も表示する。
SPAWN 現在の ローカル・プロセスのサブプロセスを作成する。このコマンドは,DCL SPAWN コマンと同じ。ただし,次のように,DTE SPAWN コマンドより多くの修飾子がある。
/INPUT=ファイル指定
/LOGICAL_NAMES および /NOLOGICAL_NAMES
/OUTPUT=ファイル指定
/PROCESS=サブプロセス名
/SYMBOLS および /NOSYMBOLS
/WAIT および /NOWAIT

これらの修飾子についての詳細は,SPAWN コマンドを参照。

セッションを終了するには,まずリモート・システムからログアウトする必要があります。次に,Ctrl/エスケープ文字を押して DTEPAD を中止します。省略時のエスケープ文字は,バックスラッシュ(\)です。あるいは,DTE コマンド・モードからQUITまたはCLEARコマンドを入力して, DTEPAD を中止します。


修飾子



/BREAK=ブレーク文字

ブレーク文字を指定します。回線上で,復帰改行(キャリッジ・リターン)ではなくブレークが必要な場合に使用します。 Ctrl/ブレーク文字キーで,ブレーク信号を生成します。

ブレーク文字は,C, M, Q, S, Y と [ を除いた @ から z までの任意の ASCII 文字を使用できます。ただしコマンド文字(/COMMAND=コマンド文字の説明を参照)やエスケープ文字(/ESCAPE=エスケープ文字の説明を参照)は使用できません。

@ から z までの任意の ASCII 文字には,大文字と小文字,@, \, ], ^, _, ` を含みます。

省略時の設定では,ブレーク文字は ] です。

/COMMAND=コマンド文字

コマンド文字を指定します。 Ctrl/コマンド文字キーで DTE コマンド・モードに入ります。

ブレーク文字は,C, M, Q, S, Y と [ を除いた @ から z までの任意の ASCII 文字を使用できます。ただし,ブレーク文字(/BREAK=ブレーク文字の説明を参照)やエスケープ文字(/ESCAPE=エスケープ文字の説明を参照)は使用できません。

@ から z までの任意の ASCII 文字には,大文字/小文字,@, \, ], ^, _, ` を含みます。

省略時の設定では,コマンド文字は @ です。

/DIAL=(NUMBER:番号[,MODEM_TYPE:モデム・タイプ])

出力ターミナル回線に接続されているモデムが,そのモデムの自動ダイアル・プロトコルを使って,自動ダイアルできることを指定します。 NUMBER キーワードと,そのあとに自動ダイアルする電話番号の指定が必要です。

新しい番号をダイアルする際には,リモート・システムから一度ログアウトしてください。

Alpha では,MODEM_TYPEキーワードの省略時の設定は DMCL (DECモデム・コマンドを使用するモデム)です。

VAX では,MODEM_TYPE キーワードは省略可能です。以下のモデム・タイプを指定するのに使用します。

  • DMCL(DEC モデム・コマンド言語を使用するモデム)

  • DF03(省略時の設定)

  • DF112

モデム・タイプごとに,特定のモデム・ダイアラー・コードが必要です。どのモデム・ダイアラー・コードを使えば良いかは,システム管理者に確認してください。

MODEM_TYPE キーワードは, DF03,DF112,または DMCL 以外のモデム・タイプを指定するために使用されます。自動ダイアル機能を持つ他のモデムを使用したいというユーザのために,テンプレートが準備されています(SYS$EXAMPLES:DTE_DF03.MAR を参照してください)。

/ECHO



/NOECHO (省略時の設定)

ターミナル入力を,ローカル・システムでエコー表示するかどうかを指定します。省略時の設定では,リモート・システムでエコー処理されます。

/EIGHT_BIT (省略時の設定)



/NOEIGHT_BIT

出力ターミナル回線が, 7 ビットまたは 8 ビットの ASCII 文字コードをサポートするかどうかを指定します。省略時設定では,8 ビット文字がサポートされます。 /NOEIGHT_BIT を指定すると,7 ビット文字のサポートとなります。

/ERROR_ACTION=CONTINUE (省略時の設定)



/ERROR_ACTION=EXIT

EXIT や CONTINUE キーワードで,エラー処理を指定します。

出力ターミナル回線でエラーが検出された場合,ローカル・システムに報告され,ターミナルにエラー・メッセージが表示されます。

エラー処理に CONTINUE が指定されると,リモート・システムとの通信は続行されます。

エラー処理に EXIT が指定されると,リモート・システムとの通信は直ちに切断されます。

/ESCAPE=エスケープ文字

エスケープ文字を指定します。Ctrl/エスケープ文字キーで,DTEPAD を終了します。

エスケープ文字は,C, M, Q, S, Y と [ を除いた @ から z までの任意の ASCII 文字を使用できます。ただし,コマンド文字(/COMMAND=コマンド文字の説明を参照)やブレーク文字(/BREAK=ブレーク文字の説明を参照)は使用できません。

省略時の設定では,エスケープ文字は \ です。

@ から z までの任意の ASCII 文字には,大文字と小文字,@, \, ], ^, _, ` を含みます。

/FLOW_CONTROL (省略時の設定)



/NOFLOW_CONTROL

XON/XOFF フロー制御を設定するかどうか指定します。省略時の設定では,フロー制御されています。

XON/XOFF フロー制御は,データ・オーバラン・エラーを防ぐために使用します。入力データは受信バッファに格納され,このバッファが一杯になるとデータ送信を中断させるためにリモート・ノードに信号が送られます。受信バッファに十分な領域が生じると,送信を再開するために別のメッセージが送られます。

リモート・システムが XON/XOFF フロー制御をサポートしていない場合には,フロー制御しないように設定しなければなりません。

/INIT[=ファイル指定] (省略時の設定)



/NOINIT

DTEPAD の設定可能な属性を,初期化ファイルに書かれた値によって設定します。

コマンド・ライン中の修飾子で指定した属性値は,初期化ファイルの設定に優先します。

省略時の設定では, DTEPAD は論理名 DTEPAD$INI を使用して初期化ファイルを探します。 /INIT 修飾子にファイル指定しない場合には,論理名 DTEPAD$INI が変換され,ファイルが探されます。論理名 DTEPAD$INI が未定義の場合は,/NOINIT が省略時の設定となります。

初期化ファイルでは,以下の DTE コマンドを使用できます。

  • SAVE

  • SEND BREAK

  • SET DTE

  • SPAWN

初期化ファイルの例を次に示します。


SET DTE/MAX_BUFFERS=150 
SET DTE/READ_DELAY=100 
SEND BREAK 



/LOG[=ファイル指定]



/NOLOG (省略時の設定)

セッションのログ・ファイルを保存するかどうかを制御します。

ファイル指定なしで /LOG 修飾子を使用すると,ログ情報は DTEPAD.LOG というファイルに保存されます。

ログがモデム・セッションに使われているときは,ログ・ファイルは回線上で生じるノイズを含みます。たとえば,ログ・ファイルに記録するために,ファイルをタイプすると,データ・ファイルとともにノイズも記録されます。したがって,ファイル転送を目的とする /LOG 修飾子の使用は避けた方が良いでしょう。

ファイル転送には非同期の DECnet をおすすめします。

/MAX_BUFFERS=バッファ数

受信バッファの最大数を指定します。受信バッファは,モデム・ポートからのデータを受信するために使用されます。必要なだけ確保されます。

省略時の設定は 100 です。指定可能な最小値は 20 です。

/PARITY=NONE (省略時の設定)



/PARITY=ODD



/PARITY=EVEN

出力ターミナル回線のパリティ・チェックを制御します。

/READ_DELAY=遅延時間

モデム・ポートの読み込み遅延をミリ秒で指定します。この遅延時間は,モデム・ポートからターミナルの受信バッファへのデータ転送の時間間隔です。

省略時の設定は 50 ミリ秒で,この値は最小値です。

遅延時間を長くすると,ターミナルでの表示間隔が長くなります。また,データ・オーバラン・エラーの発生確立も高くなりますが, CPU 負荷は軽くなります。

/SPEED=(出力速度,入力速度)

ターミナルがデータを送受信するときの速度(ボー・レート)を指定します。速度に1つだけ値を指定する場合には,入力ボー・レートと出力ボー・レートは同じ速度に設定されます。

すべてのターミナルが,入力ボー・レートと出力ボー・レートに対して異なる値をサポートするわけではありません。各ターミナルのボー・レートについての詳細は,そのターミナルのマニュアルを参照してください。

省略時の通信速度は,システムごとに異なります。

指定できる値は,次のとおりです。


 50       150       1800       4800       38400 
 75       300       2000       7200       57600 
110       600       2400       9600       76800 
134      1200       3600      19200      115200 

不正な,または,サポートされない速度が指定された場合,設定値は以前のままです。


#1

$ SET HOST/DTE TTA2:/DIAL=NUMBER:5551234
Username: SMITH
Password: 

この例では,ユーザのターミナルを,出力ターミナル回線である TTA2: に接続します。この回線は,555-1234 という電話番号を,自動ダイアルするように設定されているモデム(省略時設定によって DF03 タイプのモデム)に接続されています。このあと,リモート・プロセッサは,ユーザ名とパスワードを要求するプロンプトを表示します。通常のログイン手順に従って,リモート・システムにログインします。

#2

$ SET HOST/DTE/DIAL=(NUMBER:5551234#,MODEM_TYPE:DF112) TTA2:
Username: SMITH
Password:

このコマンドは,DF112 モデムを用いることを除いて,1 の例と同じです。番号記号(#)は,DF112 のオートダイアラーを起動するために必要です。

#3

$ SET HOST/DTE/NOEIGHTBIT TTA2

出力ターミナル回線 TTA2 を 7 ビット文字をサポートするように設定しています。

#4

$ SET HOST/DTE/NOFLOW_CONTROL TTA2

XON/XOFF フロー制御をしないように設定しています。

#5

$ SET HOST/DTE/ERROR_ACTION=EXIT TTA2

エラー処理を EXIT に設定しています。

#6

$ SET HOST/DTE/MAX_BUFFERS=150 TTA2

最大受信バッファ数を 150 に設定しています。

#7

$ SET HOST/DTE/ESCAPE=E TTA2

文字 E をエスケープ文字に設定しています。DTEPAD は大文字と小文字を区別しません。

#8

$  SET HOST/DTE/LOG TTA2

セッションが記録されます。ログ・ファイルが指定されていないので,ファイル DTEPAD.LOG に記録されます。

#9

$ SET HOST/DTE/INIT=MYFILE.INI TTA2

初期化ファイル MYFILE.INI で DTEPAD を指定しています。

#10

$  [Ctrl/]@
DTEPAD>

Ctrl/@ キーを押して DTE コマンド・モードに入っています。ここで,@ はコマンド文字です。

#11

DTEPAD> SAVE MYFILE.INI

構成ファイル MYFILE.INI をセーブします。

#12

DTEPAD>SET DTE/BREAK=G

文字「G」をブレーク文字に定義します。

#13

DTEPAD>SET DTE/ECHO

ローカル・エコーに設定します。

#14

DTEPAD>SET DTE/SPEED=4800

入/出力ボーレートを 4800 にします。

#15

DTEPAD>SET DTE/LOG=myfile.log

ログを MYFILE.LOG にダイレクトします。

#16

DTEPAD> SHOW DTE
  Port TXA0              EIGHT_BIT ECHO
  Flow control           XON/XOFF
  Parity                 NONE
  Transmit Speed         4800
  Receive Speed          4800
  Error action           CONTINUE
  Break character        B
  Escape character       \
  Command character      @
  Maximum buffers        100
  Read delay             50 milliseconds
  Log file               MYFILE.INI
  Number dialed          12345678
  Modem type             DF03
  Bytes transmitted      75
  Bytes received         132
  Errors                 0
 

現在の構成と,送信/受信バイト数,エラーカウントを表示します。


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