日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  OpenVMS  >  マニュアル

OpenVMS マニュアル


≫ 

OpenVMS V7.3-2
ライブラリ

タイトルページ
目次
まえがき
リファレンス・セクション
付録 A:廃止されたコマンド
索引
PDF    Vol.1   Vol.2
OpenVMS ホーム
OpenVMS | HPE 日本

OpenVMS
DCL ディクショナリ


目次 索引

この例で ALLOCATE コマンドは,コントローラ B ユニット 2 である, RK06/RK07 ディスク・ドライブの占有を要求しています。システムの応答は,装置の占有が成功したことを示しています。

#2

$ ALLOCATE  MT,MF:   TAPE:
%DCL-I-ALLOC, _MTB2: allocated
.
.
.
$ SHOW LOGICAL TAPE:
TAPE: = _MTB2:    (process)
$ DEALLOCATE TAPE:
$ DEASSIGN TAPE:

この例の ALLOCATE コマンドは,MT または MF で始まる名前のテープ装置の占有と,それに論理名 TAPE を割り当てるよう要求しています。 ALLOCATE コマンドは MT で名前が始まる使用可能なテープ装置を探し,占有した装置名とともに応答します。MT で名前が始まるテープ装置がない場合,ALLOCATE コマンドは MF で名前が始まるテープ装置を探します。これ以降,ユーザのプログラムまたはコマンド文字列中の装置 TAPE への参照は,装置名 MTB2 に変換されます。

このテープ装置が必要なくなったら,DEALLOCATE コマンドを使用して割り当てを解除し,DEASSIGN コマンドを使用して論理名を削除します。 ALLOCATE コマンドではコロンをつけて論理名 TAPE を指定しましたが,論理名テーブルのエントリにはコロンは含まれていません。

#3

$ ALLOCATE/GENERIC RL02 WORK
%DCL-I-ALLOC, _DLA1: allocated
%DCL-I-SUPERSEDE, previous value of WORK has been superseded

この例の ALLOCATE コマンドは,すべての RL02 ディスク装置の占有と,それに論理名 WORK を割り当てるよう要求しています。終了メッセージは,占有した装置を表示し,論理名 WORK の割り当てが変更されたことを示します。

#4

$ ALLOCATE $TAPE1
%DCL-I-ALLOC, _MUA0: allocated

この例の ALLOCATE コマンドは,論理名 $TAPE1 に関連付けられているテープ装置 MUA0 を占有します。

#5

$ ALLOCATE /GENERIC RX50 ACCOUNTS

この例の ALLOCATE コマンドは,最初の使用可能なディスケット・ドライブを占有し,それにプロセス論理名 ACCOUNTS を割り当てます。




Audit Analysis ユーティリティを起動します。このユーティリティは,機密保護監査ログ・ファイル,または機密保護アーカイブ・ファイルから,情報を選択的に抽出し表示します。

Audit Analysis ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。


形式

ANALYZE/AUDIT [ファイル指定]




システム・ダンプ・アナライザ (SDA)・ユーティリティを起動します。このユーティリティは,システム・ダンプ・ファイルを分析します。 /CRASH_DUMP 修飾子は必須です。

Alpha システムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS Alpha System Analysis Tools Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。 VAX システムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS VAX System Dump Analyzer Utility Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。


形式

ANALYZE/CRASH_DUMP ファイル指定


説明

システム・ダンプ・アナライザ (SDA)・ユーティリティを起動します。このユーティリティは,システム・ダンプ・ファイルを分析します。 /CRASH_DUMP 修飾子は必須です。

OpenVMS Alpha システム

ANALYZE/CRASH_DUMP コマンドはプロセス・ダンプにも使用できます。ただし,プロセス・ダンプには,ダンプ内のすべての情報にアクセスできる ANALYZE/PROCESS コマンドの方が適しています。




Analyze/Disk_Structure ユーティリティを起動します。このユーティリティは,次の操作を行います。

  • Files-11 オンディスク構造レベル 1,レベル 2,およびレベル 5 ディスク・ボリュームの,可読性と有効性をチェックします。

  • エラーと整合性を報告します。

/DISK_STRUCTURE 修飾子は必須です。

Analyze/Disk_Structure ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。


形式

ANALYZE/DISK_STRUCTURE 装置名:[/qualifier]




エラー・ログ・レポート・フォーマッタを起動し,エラー・ログ・ファイルの内容を選択的に報告します。このユーティリティは,OpenVMS Version 7.2 より前のバージョンを実行しているシステムで作成されたエラー・ログで最も有用です。 OpenVMS Version 7.3 以降で作成されたエラー・ログについては, ANALYZE/ERROR_LOG/ELV (Alpha のみ) コマンドを参照してください。 OpenVMS Version 7.2* で作成されたエラー・ログについては, DIAGNOSE (Alpha のみ) コマンドを参照してください。

エラー・ログ・レポート・フォーマッタについての詳細は,『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。


形式

ANALYZE/ERROR_LOG [/修飾子] [ファイル指定[,...]]




1 つあるいは複数のエラー・ログ・ファイルを選択して内容を報告する Error Log Viewer (ELV) を起動します。このユーティリティは OpenVMS Version 7.3 以降が稼動しているシステム上で書き込まれたエラー・ログを扱う場合に最も便利なツールです。 OpenVMS Version 7.2* システムで書き込まれたエラー・ログに関しては, DIAGNOSE (Alpha のみ) コマンドを参照してください。 OpenVMS Version 7.2 よりも前のバージョンについては, ANALYZE/ERROR_LOG コマンドを参照してください。

Error Log Viewer についての詳細は『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。


形式

ANALYZE/ERROR_LOG/ELV [command]




Alpha,VAX,および変換された VAX イメージの実行可能イメージ・ファイル,または共用可能イメージ・ファイルの内容を分析します。また,イメージ・ファイル中のエラーをチェックします。 /IMAGE 修飾子は必須です。イメージ・ファイルに関する一般的な情報については,『OpenVMS Linker Utility Manual』のリンカの説明を参照してください。オブジェクト・ファイルの内容を分析する場合は, ANALYZE/OBJECT コマンドを使用します。

注意

OpenVMS VAX V6.1 および 6.2 では,ANALYZE/IMAGE コマンドを使用して OpenVMS Alpha のイメージを分析することはできません。


形式

ANALYZE/IMAGE ファイル指定[,...]


パラメータ



ファイル指定[,...]

分析したいイメージ・ファイル名を 1 つまたは複数指定します。少なくとも 1 つはファイル名を指定しなければなりません。複数のファイル名を指定する場合は,ファイル名をコンマ (,) またはプラス記号 (+) で区切ります。省略時のファイル・タイプは .EXE です。

ファイル指定でアスタリスク (*) およびパーセント記号 (%) ワイルドカード文字を使用することができます。


説明

ANALYZE/IMAGE コマンドは,実行可能イメージ・ファイルまたは共用可能イメージ・ファイルの構成要素の説明を提供します。また,イメージ・ファイルの主な部分の構造が正しいかどうか確認します。ただし,ANALYZE/IMAGE コマンドでエラーが検出されなくても,プログラムの実行時にエラーが発生する可能性はあります。

複数のエラーが検出された場合は,最も重大なレベルの最初のエラーが返されます。たとえば警告 (A) と 2 つのエラー (B および C) が検出された場合は,イメージ終了状態として最初のエラー (B) が返されます。イメージ終了状態は,イメージ終了時に DCL シンボル $STATUS に置かれます。

拡張イメージ・ヘッダ (EIHD) を調べることにより ANALYZE/IMAGE コマンドは,Alpha システムのイメージ・ファイルと VAX システムのイメージ・ファイルを区別することができます。

ANALYZE/IMAGE コマンドを実行すると,次に示す情報が分かります。

  • イメージ・タイプ --- イメージが実行可能であるか,共用可能であるか

  • イメージ変換アドレス --- イメージ実行時に制御を渡すアドレス

  • イメージ・バージョン --- イメージの更新レベル (メジャーID およびマイナーID)

  • イメージ・シンボル・ベクタの位置およびサイズ (Alpha のみ)

  • デバッガ・シンボル・テーブル (DST) の位置 --- イメージ・ファイル中の DST の位置。/DEBUG または /TRACEBACK コマンド修飾子でリンクされている実行可能イメージ中でのみ,DST 情報が得られます。

  • グローバル・シンボル・テーブル(GST)の位置 --- イメージ・ファイル中の GST の位置。共用可能イメージ・ファイル中でのみ,GST 情報が得られます。

  • パッチ情報 --- イメージがパッチされている (再コンパイル,または再アセンブルおよび再リンクなしに変更されている) かどうか。パッチされている場合は,実際のパッチ・コードが表示されます。

  • イメージ・セクション記述子 (ISD) --- 属性に基づいて OpenVMS Cluster システムにグループ化されたイメージ・バイナリ部分。 ISD は,イメージのアドレス領域を初期化する時に,イメージ・アクティベータが必要とする情報を含んでいます。たとえば,ISD は ISD が共用可能であるかどうか,ISD が読み込み可能または書き込み可能であるかどうか,ISD が基底または位置独立であるかどうか,および割り当てられるメモリ量などの情報が含まれています。

  • フィックスアップ・ベクタ --- 共用可能イメージ参照が位置独立であることを保証するために,イメージ・アクティベータが必要とする情報。

  • システム・バージョン・カテゴリ --- エグゼクティブ (Alpha のシステム共用可能イメージ,または VAX のシステム・シンボル・テーブル ) に対してリンクされたイメージについて,イメージが最初にリンクされた時のシステム・バージョン・カテゴリの値,および現在実行中のシステムの値を表示します。イメージは最後にリンクされたので,これらの値を使用するとシステムの変更が分かります。

ANALYZE/IMAGE コマンドには,コマンド修飾子と位置修飾子があります。省略時の設定では,位置修飾子 (たとえば /GST や /HEADER) を指定しないと,イメージ全体が分析されます。位置修飾子を指定すると, (いつも有効な) /HEADER 修飾子を除いた他のすべての位置修飾子,およびユーザが明示的に要求したすべての修飾子を,分析から除外します。


修飾子



/FIXUP_SECTION

位置修飾子

イメージのフィックスアップ・セクション中のすべての情報を分析することを指定します。

ANALYZE/IMAGE コマンドの後に /FIXUP_SECTION 修飾子を指定すると,パラメータ・リスト中の各イメージ・ファイルのフィックスアップ・セクションが分析されます。

ファイル指定の後に /FIX_SECTION 修飾子を指定すると,そのイメージ・ファイルのフィックス・セクションのみが分析されます。

/GST

位置修飾子

すべてのグローバル・テブル・レコードを分析することを指定します。この修飾子は,共用可能イメージに対してのみ有効です。

ANALYZE/IMAGE コマンドの後に /GST 修飾子を指定すると,パラメータ・リスト中の各イメージ・ファイルのグローバル・シンボル・テーブルが分析されます。

ファイル指定の後に /GST 修飾子を指定すると,そのファイルのグローバル・シンボル・テーブルのみが分析されます。

/HEADER

位置修飾子

すべてのヘッダ・アイテムおよびセクション記述子を分析することを指定します。

/INTERACTIVE



/NOINTERACTIVE (省略時の設定)

分析を会話型で行うかどうかを指定します。会話型モードでは,各アイテムを分析するたびに画面に結果が表示され,継続するかどうか質問が表示されます。

/OUTPUT=ファイル指定

イメージを分析した結果を格納する出力ファイルを指定します。アスタリスク (*) やパーセント記号 (%) ワイルドカード文字を,ファイル指定に使用することはできません。ファイル・タイプを指定しファイル名を省略した場合は,省略時の設定によりファイル名は ANALYZE になります。省略時のファイル・タイプは .ANL です。この修飾子を省略した場合は,分析結果は現在の SYS$OUTPUT 装置に出力されます。



/PATCH_TEXT

位置修飾子

すべてのパッチ・テキスト・レコードを分析することを指定します。 ANALYZE/IMAGE コマンドの後に /PATCH_TEXT 修飾子を指定すると,パラメータ・リスト中の各イメージ・ファイルのパッチ・テキスト・レコードが分析されます。

ファイル指定の後に /PATCH_TEXT 修飾子を指定すると,そのファイルのパッチ・テキスト・レコードだけが分析されます。

/SELECT=(キーワード[,...])

特定のイメージ・ファイルまたはオブジェクト・ファイルの情報を収集し,選択されたキーワード項目を指定された順序で表示します。

キーワードは次のとおりです。

キーワード 説明
ARCHITECTURE ファイルが OpenVMS Alpha のイメージ・ファイルまたはオブジェクト・ファイルである場合には "OpenVMS Alpha" を戻す。ファイルが OpenVMS VAX のイメージ・ファイルまたはオブジェクト・ファイルである場合には "OpenVMS VAX" を戻す。それ以外の場合は "Unknown" を戻す。
BUILD_IDENTIFICATION OpenVMS Alpha のイメージ・ファイルでは,イメージ・ヘッダに格納されているイメージ構築識別を二重引用符で囲んで戻す。OpenVMS VAX のイメージ・ファイルでは,隣接する二重引用符で表現されるヌル文字列が戻される。それ以外の場合は "Unknown" を戻す。
FILE_TYPE ファイルが OpenVMS VAX または Alpha イメージ・ファイルである場合には "Image" を戻す。ファイルが OpenVMS VAX または Alpha オブジェクト・ファイルである場合には "Object" を戻す。それ以外の場合は "Unknown" を戻す。
IDENTIFICATION=キーワード キーワードは次のとおりです。

  • IMAGE (省略時の設定)

    OpenVMS Alpha と VAX の両方のイメージ・ファイルで,イメージ・ヘッダに格納されているイメージ識別を二重引用符で囲んで戻す。それ以外の場合は "Unknown" を戻す。

  • LINKER

    イメージをリンクするために使用するリンカの識別を戻す。

IMAGE_TYPE ファイルが OpenVMS Alpha または OpenVMS VAX 共用可能イメージ・ファイルである場合には "Shareable" を戻す。ファイルが OpenVMS Alpha または OpenVMS VAX の実行可能な (非共用可能) イメージ・ファイルである場合には "Executable" を戻す。それ以外の場合は "Unknown" を戻す。
LINK_TIME OpenVMS Alpha と VAX の両方のイメージ・ファイルで,イメージ・ヘッダに格納されているイメージ・リンク時刻を二重引用符で囲んで戻す。それ以外の場合は "Unknown" を戻す。
NAME OpenVMS Alpha と VAX の両方のイメージ・ファイルで,イメージ・ヘッダに格納されているイメージ名を二重引用符で囲んで戻す。それ以外の場合は "Unknown" を戻す。


#1

$ ANALYZE/IMAGE  LINEDT

この例の ANALYZE/IMAGE コマンドは説明を作成し,イメージ LINEDT.EXE のエラー分析を行います。出力は,現在の SYS$OUTPUT 装置に送られます。省略時の設定では,イメージ全体が分析されます。

#2

$ ANALYZE/IMAGE/OUTPUT=LIALPHEX/FIXUP_SECTION/PATCH_TEXT  LINEDT, ALPRIN

この例の ANALYZE/IMAGE コマンドは説明を作成し,また,ファイル LIALPHEX.ANL 内の LINEDT.EXE と ALPRIN.EXE のフィックスアップ・セクションおよびパッチ・レコード・テキストのエラー分析を作成します。出力は,LIALPHEX.ANL ファイルに送付されます。

#3

$ ANALYZE/IMAGE/SELECT=(ARCH,FILE,NAME,IDENT,BUILD,LINK) *.EXE
DISK:[DIRECTORY]ALPHA.EXE;1 
OpenVMS ALPHA 
Image 
"Test image ALPHA" 
"A11-27" 
"X5SC-SSB-0000" 
13-APR-1998 07:16:19.24 
DISK:[DIRECTORY]NO_HEADER.EXE;1 
Unknown 
Unknown 
Unknown 
Unknown 
Unknown 
Unknown 
DISK:[DIRECTORY]VAX.EXE;1 
OpenVMS VAX 
Image 
"Test image VAX" 
"V11-27" 
"" 
4-NOV-1999 13:18:40:70 
 

この例は,実行ファイル ALPHA.EXE,未知ファイル NO_HEADER.EXE,実行ファイル VAX.EXE について要求された情報を表示しています。


目次 索引

印刷用画面へ
プライバシー 本サイト利用時の合意事項