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OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS Integrity | HPE 日本

HP OpenVMS Integrity
アップデート・キット VMS84I_UPDATE-V0800 リリース・ノート


目次



キット名:VMS84I_DRIVER-V0200

問題の説明:

Cluster over IP (IPCI) 通信にはソケットバッファ・サイズに制約があり、 VC でより大きな送信ウィンドウサイズに拡大ができませんでした。また、受信ソケットバッファがオーバーフローするとパケットの再送信が発生しました。

IPCI 通信に使用されるソケットの受信バッファサイズは、少なくとも 128 SCA パケットを保持できるよう増加されています。このサイズは、 VC フロー制御メカニズムが自動的に拡大できる最大ウィンドウサイズです。管理インタフェースで受信ウィンドウサイズを大きくするには、ソケットの受信バッファサイズもそれに合わせて増やす必要があります。この操作は、ソケットの受信バッファサイズを指定した入力値に設定するための新しい SCACP コマンド、 SET IP /SOCKET_RECEIVE によって行われます。詳細は、本キットをインストールした後に SCACP HELP を参照してください。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]SYS$PEDRIVER.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$PEDRIVER.STB

  • [SYS$LDR]SYS$PEDRIVER_MON.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$PEDRIVER_MON.STB

  • [SYSHLP]SCACP$HELP.HLB

  • [SYSEXE]SCACP.EXE

この問題を報告している PTR:

PTR 75-120-1643

3.2.7 "XQPERR, Error detected by file system XQP" メッセージを伴ってシステムがクラッシュする問題

キット名:VMS84I_F11X-V0200

問題の説明:

まれに、ディスマウント時に IVLOCKID (無効なロックID) のエラー状態を伴って XQPERR バグチェックが発生する場合がありました。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]F11BXQP.EXE

  • [SYS$LDR]F11BXQP.STB

この問題を報告しているQuix ケースおよび PTR:

QXCM1000750135、QXCM1000969153 QXCM1001000418、QXCM1001154739、 PTR 75-13-2453

3.2.8 DFO などのディスクフラグメント・ツールの利用時にディレクトリファイルが壊れる問題

キット名:VMS84I_F11X-V0200

問題の説明:

MOVEFILE サブ関数を使用してディレクトリファイルを前後に移動すると、同時にそのディレクトリでファイル作成/削除操作が行われ、ディレクトリファイルが壊れる可能性がありました。

この場合、以下のような状態が発生しました。

  • ディレクトリファイルを一覧表示する際にファイル名がアルファベット順に表示されない。

  • ディレクトリからファイルが消える。

  • ディレクトリを一覧表示させると削除済のファイルが再び現れる。

  • ディレクトリ内に重複するファイル名が存在する。

  • 一時的にファイルにアクセスできなくなり、その後再びアクセスが可能になる。

  • システム領域の容量がいくらかシフトし、論理名変換モジュールなどの他のコンポーネントでシステムクラッシュをもたらす。

これらの問題は、 DFO (Disk File Optimizer) が MOVEFILE サブ関数を使用した場合に発生する可能性がありました。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]F11BXQP.EXE

  • [SYS$LDR]F11BXQP.STB

この問題を報告しているQuix ケース:

QXCM1001201239

3.2.9 多数のディレクトリファイルの名前を変更した場合にファイルシステムの応答時間の遅延あるいはシステムクラッシュが発生する問題

キット名:VMS84I_F11X-V0200

問題の説明:

OpenVMS V8.4 で、多数のディレクトリファイルのファイル名が変更されその後アクセスが無いと、ファイルシステムの応答が遅くなり、性能の低下につながります。この場合、最終的にはシステムクラッシュが発生する可能性がありました。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]F11BXQP.EXE

  • [SYS$LDR]F11BXQP.STB

この問題を報告しているQuix ケース:

QXCM1001219891

3.2.10 XQPERR BUGCHECK "Unexpected lock manager error" が発生する問題

キット名:VMS84I_F11X-V0200

問題の説明:

以前のアクセスで特定のファイルの切捨てが完了していない場合、 FIB$V_NOLOCK ビットがセットされた状態で書き込みのためにファイルをオープンすると、特定の状況で、ファイルシステムでBUGCHECKが発生する場合がありました。

この問題は修正されています。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]F11BXQP.EXE

  • [SYS$LDR]F11BXQP.STB

この問題を報告しているQuix ケース:

QXCM1001210589

3.2.11 XQP FID キャッシュにおける不正な FID 値のため BADFID BUGCHECK でシステムクラッシュが発生する問題

キット名:VMS84I_F11X-V0200

問題の説明:

特定の状況で、XQP FID キャッシュが間違った FID 値のエントリーを持つ場合があります。これは、BADFID BUGCHECK でシステムクラッシュが発生する原因となります。

この問題を解決するために、XQP がこのエラー状況から自動的に回復し、ユーザーによる介入無しで通常どおり実行されるように修正されています。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]F11BXQP.EXE

  • [SYS$LDR]F11BXQP.STB

この問題を報告しているQuix ケース:

QXCM1001222197、QXCM1000441310、 QXCM1001063553、QXCM1001170012

3.2.12 "PTRCNT, ACP block count exceeds retrieval pointer size" バグチェックを出力してシステムがクラッシュする問題

キット名:VMS84I_F11X-V0100

問題の説明:

特定の状況でディスクのデフラグメント処理を行うと、 "PTRCNT, ACP block count exceeds retrieval pointer size" バグチェックを出力してシステムがクラッシュするという問題がありました。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]F11BXQP.EXE

  • [SYS$LDR]F11BXQP.STB

この問題を報告している PTR:

PTR 75-74-379

3.2.13 64xx Smart Array コントローラが接続されている Integrity サーバーにおける VMS84I_UPDATE-V0700 キットの問題

キット名:VMS84I_FIBRE_SCSI-V0300

問題の説明:

VMS84I_UPDATE-V0700 アップデートキットをインストールすると、 SA64xx に接続されている論理ユニット(LUN)がオフラインになるという問題がありました。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]SYS$PKRDRIVER.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$PKRDRIVER.STB

この問題を報告している Quix:

QXCM1001228368、QXCM1001227882

3.2.14 BL860c/870c/890c i2 で LAN フェールオーバーデバイスが到達不可能になる問題

キット名:VMS84I_LAN-V0200

問題の説明:

LLAN 上に作成された VLAN デバイスが EW デバイスで構成される場合、 BL860c/870c/890c i2 サーバーをリブートした後 50 分で NIC がパケットの送信を停止し、デバイスに到達できなくなるという問題がありました。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]SYS$EW57711.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$EW57711_MON.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$ER57711.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$ER57711_MON.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$EW57711DRIVER.STB

  • [SYS$LDR]SYS$EW57711DRIVER_MON.STB

この問題を報告している Quix および PTR:

QXCM1001186820、QXCM1001193646、PTR 75-126-255

3.2.15 rx2600 の LOM デバイスで開始された VLAN における TCP/IP の障害

キット名:VMS84I_LAN-V0200

問題の説明:

82575 デバイスのポートで実行中の VLAN デバイス上で TCP/IP が構成されている場合、リモートマシンとの TCP/IP 通信が失敗するという問題がありました。この問題は、 82575 デバイスが VLAN TAG 情報を発信パケットに埋め込んでいないために発生していました。

この問題は修正されています。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]SYS$EI1000.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$EI1000_MON.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$EI1000.STB

  • [SYS$LDR]SYS$EI1000_MON.STB

この問題を報告している Quix および PTR:

QXCM1001202532、PRT 75-126-254

3.2.16 UCB$L_LINK ポインターを使用している場合に LAN$COMPLETE_RCV_CSMACD_C+00B31 で INVEXCEPTN クラッシュが発生する問題

キット名:VMS84I_LAN-V0200

問題の説明:

壊れたUCB 構造体、あるいは存在しない UCB 構造体にアクセスする際の IO DATABASE モジュールとの同期に問題があり、クラッシュが発生する場合がありました。この問題を解決するために I/O Database Mutex ロックが使用されます。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]SYS$LAN_CSMACD.EXE

  • [SYS$LDR]SYS$LAN_CSMACD.STB

この問題を報告している Quix:

QXCM1001197098

3.2.17 SYS$SETUAI が UAF フィールドの BYTLM および FILLM クォータ値として負の数を受け入れてしまう問題

キット名:VMS84I_LOADSS-V0100

問題の説明:

SYS$SETUAI が UAF フィールドの BYTLM および FILLM クォータ値として負の数を受け入れ UAF レコードを更新してしまうという問題がありました。この際 $SETUAI はエラーを返しません。この値の影響を受けるユーザーがその後システムにログインすると、ログイン画面にユーザー名とパスワードを入力した後にシステムがハングするという現象が発生していました。

この問題は、 $SETUAI で BYTLM と FILLM の有効範囲のチェック機能を追加することにより修正されています。この修正により、$SETUAI は、無効な値に対して BADPARAM エラーを返すようになりました。

関係するイメージ:

  • [SYSLIB]SECURESHRP.EXE

  • [SYSLIB]SECURESHR.EXE

この問題を報告している Quix:

QXCM1001217876

3.2.18 MIME ユーティリティで送信したファイルが不完全なファイルとして受信される問題

キット名:VMS84I_MIME-V0100

問題の説明:

この問題は、可変レコード形式のファイルには適さない STREAM モードで、特定のタイプのバイナリファイルを MIME がオープンするために発生していました。

関係するイメージ:

  • [SYSEXE]MIME.EXE

この問題を報告している Quix:

QXCM1001160726

3.2.19 CONV$CONVERT() API が SYSTEM-F-ACCVIO (Alpha) あるいは CONV-F-OPENIN (Integrity) でフェールする問題

キット名:VMS84I_RMS-V0300

問題の説明:

ユーザープログラムで CONV$PASS_FILES()、CONV$PASS_OPTIONS()、CONV$CONVERT() などのファイル変換 API が使用された場合、 CONV$CONVERT() API が以下のようなエラーを発行していました。

  1. SYSTEM-F-ACCVIO (OpenVMS Alphaの場合)
    OpenVMS Alpha でルーチンに渡すファイル数が 18 を超える場合

  2. CONV-F-OPENIN (OpenVMS Integrityの場合)
    OpenVMS Integrity でルーチンに渡すファイル数が 21 を超える場合

このパッチキットにより、 CONV$CONVERT() API は "INP_FILES - too many input files" エラーメッセージを発行するようになります。

関係するイメージ:

  • [SYSLIB]CONVSHR.EXE

問題を報告している Quix:

QXCM1001148977

3.2.20 DCL の COPY コマンドがUNICODE文字を含む長いファイル指定で使用された場合に適切でないエラーメッセージを発行する問題

キット名:VMS84I_RMS-V0300

問題の説明:

RMS $PARSE サービスは、完全ファイル指定のいずれかのディレクトリにUNICODE文字が含まれる場合、完全ファイル指定の長さがが 512 文字を超えると間違って通常の正常終了状態を返します。

COPY ユーティリティは内部的に RMS $PARSE を使用するため、このようなファイル指定でコールされた場合に、 %RMS-F-DIR, error in directory nameという本来のエラーメッセージの代わりに、 %COPY-W-DIRNOTCREという正しくないエラーメッセージを発行するという問題がありました。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]RMS.EXE

  • [SYS$LDR]RMS.STB

問題を報告している PTR:

PTR 75-128-41

3.2.21 name.DIR 形式のディレクトリがすでに存在する場合に name^.DIR.DIR 形式のディレクトリファイルを作成できない問題

キット名:VMS84I_RMS-V0300

問題の説明:

ユーザーディレクトリに name.DIR 形式のファイルが存在する場合、同じディレクトリに name^.DIR.DIR の形式で別のディレクトリを作成しようとすると、エラーメッセージ %CREATE-I-EXISTS が返され、ディレクトリの作成が失敗するという問題がありました。

この問題は、ODS-5 ディスクの場合のみ発生していました。

以下に例を示します。

$! Following operations should be on an ODS 5 disk 
$ set proc/parse_style=extended/case=blind 
$ create/dir [.foo]/log 
%CREATE-I-CREATED, $10$DKA0:[test.foo] created 
$! Now lets try to create another directory 
$ create/dir [.foo^.dir]/log 
%CREATE-I-EXISTS, [.foo^.dir] already exists 

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]RMS.EXE

  • [SYS$LDR]RMS.STB

問題を報告している Quix:

QXCM1001130537

3.2.22 ファイル拡張子が.DIRだがディレクトリではない UNICODE 文字を含むファイルを繰り返しディレクトリ探索するとフェールする問題

キット名:VMS84I_RMS-V0300

問題の説明:

ファイル拡張子が.DIRだがディレクトリではない UNICODE 文字を含むファイルを再帰的にディレクトリ探索すると DIRECTORY コマンドがフェールするという問題がありました。

以下に例を示します。

$ CREATE TESTDIR:[FOO]^U1234.DIR 
$ DIRECTORY TESTDIR:[FOO] 
 
Directory TESTDIR:[FOO] 
 
^U1234.DIR;1 
 
Total of 1 file. 
 
$ DIRECTORY TESTDIR:[FOO...] 
  Directory TESTDIR:[FOO] 
 
  %DIRECT-E-OPENIN, error opening TESTDIR:[FOO.^U1234]*.*;* as input 
  -RMS-E-ACC, ACP file access failed 
  -SYSTEM-F-FILNOTACC, file not accessed on channel 
  ^U1234.DIR;1 

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]RMS.EXE

  • [SYS$LDR]RMS.STB

問題を報告している Quix:

QXCM1001130537.

3.2.23 RMS グローバルバッファ使用時にプロセスがハングする問題

キット名:VMS84I_RMS-V0300

問題の説明:

あるファイルに対して RMS のグローバルバッファが使用されている場合に、このファイルを使用した処理で ENQLM クォータを使い果たすと、読み取られているバケットの CR ロック参照値が負の値になる場合がありました。この状態は、そのファイルに対して記録操作を実行している他のプロセスがハングする原因となりました。

この問題は修正されています。

関係するイメージ:

  • [SYS$LDR]RMS.EXE

  • [SYS$LDR]RMS.STB

問題を報告している Quix:

QXCM1001162749、QXCM1001095873

3.2.24 ローカルあるいはリモートのサービス拒否によりログインが失敗するという問題

キット名:VMS84I_MUP-V0400

問題の説明:

ローカルあるいはリモートのサービス拒否によりログインが失敗するという問題が発生する場合がありました。この問題は、SYS$ACM 対応のログインにも SYS$ACM 非対応のログインにも (すなわち ACME および非 ACME ベースの両方のログインで) 発生していました。 SYS$ACM 非対応のログインの場合は特定のユーザーのみが影響を受けるという状況が発生していました。

この問題は修正されています。

関係するイメージ:

  • [SYSLIB]VMS$VMS_ACMESHR.EXE

この問題を報告している Quix:

QXCM1001244224

3.2.25 SORT ユーティリティで大きなファイルを処理した場合に INSVIRMEM エラーが発生する問題

キット名:VMS84I_SORT32-V0100

ソート操作の対象としてサイズの大きなファイルを処理すると、メモリーを使い果たしてしまう場合がありました。

この問題を解決するために、 SORT が利用できるメモリーの上限を従来の2倍に増やしています。この新しい上限は、非常に大きなファイルをソートする際など、従来のメモリー上限値では足りない場合のみ使用されます。

関係するイメージ:

  • [SYSLIB]SORTSHR.EXE

この問題を報告している Quix および PTR

QXCM1001157779, PTR 75-126-225


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