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OpenVMS マニュアル


HP OpenVMS for Integrity Servers | HPE 日本

HP OpenVMS for Integrity Servers
アップデート・キット VMS84I_UPDATE-V1000 リリース・ノート


目次

第2章 インストレーションに関する注意事項



OpenVMS エンジニアリングに報告された問題をデバッグする過程で,お客様のシステムにデバッグイメージやテストイメージのインストールをお願いしている場合があります。通常これらのイメージには,OpenVMS の修正パッチプロセスによってリリースされるイメージと同様の生成フラグは付与されません。このため,SYS$COMMON 領域に存在するデバッグイメージおよびテストイメージは,本キットでインストールされる同じ名前のイメージで置き換えられます。この場合,置き換えられたイメージで提供していた機能は失われることになります。これらのデバッグイメージあるいはテストイメージを残したい場合は,次のような操作を行ってください。

  • 本キットをインストールする前に,保管するテストイメージ/デバッグイメージを SYS$SPECIFIC 領域に移動してください。

  • キットのインストレーション中, SYS$SPECIFIC にあるイメージを削除するかどうか質問されます。ここで,残したいイメージに対しては NO と応答してください。

  • インストレーションが完了した後,システムをリブートする前(必要な場合)に, SYS$SPECIFIC から SYS$COMMON へそのイメージを戻してください。



2.2 圧縮ファイルの展開

本キットは自己解凍の ZIPEXE キットとして提供されています。このファイルをインストール可能な PCSI ファイルに展開する場合は,次のコマンドを実行してください。

$ RUN VMS84I_UPDATE-V1000.ZIPEXE 



2.3 インストレーションのためのコマンド

本キットのインストールは,SYSTEM アカウントでログインして DCL プロンプトで次のように入力し, POLYCENTER Software Installation ユーティリティを使用して行ってください。

PRODUCT INSTALL VMS84I_UPDATE[/SOURCE=キットの場所] 

なお,本キットは /SAVE_RECOVERY_DATAオブションが有効な状態でインストールされます。この修飾子を使用すると,何らかの問題が発生した場合にシステムからこのキットを簡単に削除することができます。このオプションを無効にしたい場合は, PRODUCT INSTALLコマンドで /NOSAVE_RECOVERY_DATA修飾子を使用します。 /SAVE_RECOVERY_DATA修飾子の使用は任意ですが,使用することを強くお勧めします。

/SOURCE修飾子には,このキットが含まれている CD あるいはディスク・ディレクトリを指定します。現在のディレクトリにキットが存在する場合にはこの修飾子の指定は省略できます。

PCSI キットのインストールに関するその他のヘルプ情報は, DCL プロンプトで HELP PRODUCT INSTALLと入力することにより参照できます。

2.4 インストレーション時のプロンプト表示の制御

本キットのインストレーション中,ユーザーによる応答が必要ないくつかの質問が表示されます。質問に対して応答せずにインストレーションを自動化したい場合は,次のような論理名定義とコマンドを含んだ DCL コマンドプロシージャを作成する必要があります。

  • バックアップに関する質問プロンプトを表示しないようにするには,次のように定義します。

    $ DEFINE/SYS NO_ASK$BACKUP TRUE 
    

  • リブートに関する質問プロンプトを表示しないようにするには,次のように定義します。

    $ DEFINE/SYS NO_ASK$REBOOT TRUE 
    

  • *.*_OLD の名前で置き換えられたファイルを保管しておく場合は,次の論理名を YES と定義してください。置き換えられたファイルの保管が必要ない場合は,次の論理名を NO と定義してください。なお, PRODUCT INSTALLコマンドで /SAVE_RECOVERY_DATA修飾子を指定した場合 (指定することを推奨します),置き換えられたすべてのファイルは保管されます。この場合,*.*_OLD の保管を指定する必要はありません。

    $ DEFINE/JOB ARCHIVE_OLD NO 
    

  • PRODUCT INSTALLコマンドに次の修飾子を追加して, DCL コマンドプロシージャに追加してください。

    /PROD=HP/BASE=I64VMS/VER=V10.0 [/SOURCE=キットの場所] 
    

  • 割り当てられた論理名を再定義します。
    VMS84I_UPDATE-V1000 キットをインストールするためのコマンドファイルの例を以下に示します。

    $ DEFINE/SYS NO_ASK$BACKUP TRUE 
    $ DEFINE/SYS NO_ASK$REBOOT TRUE 
    $ DEFINE/JOB ARCHIVE_OLD NO 
    $! 
    $ PROD INSTALL VMS84I_UPDATE/PRODUCER=HP/BASE=I64VMS/VER=V10.0 
    $! 
    $ DEASSIGN/SYS NO_ASK$BACKUP 
    $ DEASSIGN/SYS NO_ASK$REBOOT 
    $! 
    $ exit 
    $!  
    



2.5 VMS84I_LOGINPLUS アップデートキットのインストールについて

VMS84I_UPDATE-V1000 アップデートキットには VMS84I_LOGINPLUS アップデートキットが統合されています。 VMS84I_LOGINPLUS アップデートキットには、 SYS$ACM 対応 (ACMELOGIN) のログインイメージと従来からから提供されている SYS$ACM 非対応の標準のログインイメージが含まれています。

VMS84I_LOGINPLUS アップデートキットは,システムにインストールされている LOGINOUT.EXE および SETP0.EXE が SYS$ACM 対応であるか SYS$ACM 非対応であるかをインストール時に検出し,この結果をもとに SYS$ACM 対応あるいはSYS$ACM 非対応のいずれかのログインイメージを自動的に置き換えます。このため、どちらのバージョンのログインイメージをインストールするかをユーザーが選択する必要はありません。


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