Jump to content 日本-日本語
≫ お問い合わせ

HP OpenVMS CIFS Version 1.1: 管理者ガイド

第2章 HP CIFS Server のインストールおよび構成

≫ 

OpenVMSドキュメント・ライブラリ

目次
まえがき
第1章:HP CIFS Server について
第2章:インストールおよび構成
第3章:導入モデル
第4章:LDAP統合のサポート
第5章:winbindのサポート
第6章:ユーザ,グループ,ファイル・アクセスの管理
第7章:ツール・リファレンス
付録A:実行例
索引
PDF
OpenVMS ホーム
ここから本文が始まります

目次

2.1 HP CIFS Server の要件と制約
2.1.1 必要なディスクスペース
2.1.2 ソフトウェアの要件
2.2 リリース・ノートについて
2.3 インストール前の作業
2.4 OpenVMS Cluster 環境でのインストールについて
2.5 HP CIFS Server ソフトウェアのインストール
2.6 HP CIFS Server ソフトウェアのアップグレード
2.7 SAMBA$ROOT ディレクトリの移動
2.8 インストール後の作業
2.9 HP CIFS Server の構成
2.9.1 共通の SAMBA$ROOT ディレクトリを持つクラスタでの構成作業
2.9.2 Samba Web Administration Tool (SWAT) による HP CIFS の構成
2.9.3 HP CIFS 構成ファイル
2.9.4 サポートされるバックエンド
2.9.5 クラスタ環境における SMB.CONF ファイルの構成
2.9.6 OpenVMS ファイルフォーマット・サポートのための SMB.CONF の構成
2.10 各国語文字対応のための設定
2.11 HP CIFS Server の起動と停止
2.11.1 HP CIFS Server を手動で起動
2.11.2 HP CIFS をシステム・ブート時に起動
2.11.3 OpenVMS クラスタで CIFS を起動する方法
2.11.4 HP CIFS Server の停止
2.12 インストールおよび構成に関するトラブルシュート
2.12.1 クライアント接続の確認
2.13 HP CIFS Server の構成に関するその他の問題
2.13.1 性能のチューニング
2.13.2 HP CIFS Server で NFS を使用している場合の接続
2.13.3 NetBIOS 名は ポート 445 ではサポートされない
2.13.4 OpenVMS 特有の構成
2.14 HP CIFS Server ソフトウェアのアンインストール

この章では,HP CIFS Server ソフトウェアのインストールおよび構成の手順について説明します。 以下のような項目について説明します。

2.1 HP CIFS Server の要件と制約

HP CIFS Server をインストールする前に,ご使用のシステムが以下の要件および制約を満たすことを確認してください。

2.1.1 必要なディスクスペース

HP CIFS Server のインストレーションには,OpenVMS Alpha の場合は約 32.68 MB, OpenVMS Integrity の場合は約 40 MB のディスク容量が非津用です。 HP CIFS Server は,以下のようなコンポーネントで構成されています。

  • HP CIFS の実行および監視のためのユーティリティ ― 92 KB

  • デーモン・プロセス・バイナリ ― 13 MB

  • HP CIFS のソース・ファイル (.BCK) ― 23 MB

  • SWAT 管理ツール ― 13 MB

  • ドキュメント ― 1 MB

注記: HP CIFS Server の実行には HP CIFS Server のソース・ファイルは必要ありません。 ソース・ファイルをインストールせずに削除するかどうかを,選択することができます。 ソース・コードのバックアップ・セーブセットは SAMBA$ROOT:[SRC] に含まれます。

2.1.2 ソフトウェアの要件

HP CIFS サーバーのソフトウェア要件は以下のとおりです。

  • OpenVMS Alpha Version 8.2 あるいは 8.3

  • OpenVMS Integrity servers Version 8.2–1,8.3 あるいは 8.3–1H1

  • TCP/IP Services (あるいは MultiNet もしくは TCPware) - 他のサーバーあるいはネットワーク・クライアントとの通信のためのネットワークプロトコルをサポートするソフトウェアです。

注記: HP CIFS Server キットをインストールする前に,最新の C RTL (C Run-Time Library) の ECO キットをインストールする必要があります。 最新の C RTL の ECOキットは,下記の URL からダウンロードしてください。

ftp://ftp.itrc.hp.com/openvms_patches

2.2 リリース・ノートについて

『HP CIFS リリース・ノート』には,製品をインストールする前に知っておくべき重要な情報が記載されています。 インストールを開始するに,このリリース・ノートを読むことをお勧めします。

インストール前にキット内のリリース・ノートを取り出す方法は以下のとおりです。

  1. ドライブにインストール・キットをロードします。

  2. 以下のように,PCSI ユーティリティ・コマンドを入力します。 file_name.txt には,リリース・ノートを保管する任意のファイル名を指定します。 directory-path には,HP CIFS Server ソフトウェアがあるソース・ドライブのディスクおよびディレクトリ名を指定します (たとえば /SOURCE=SYS$DEVICE:[TEST1])。

$ PRODUCT EXTRACT RELEASE_NOTES SAMBA/FILE=file_name.txt -
_$ /SOURCE=directory-path

ファイル名を省略すると,リリース・ノートは現在のディレクトリに CIFS_REL_NOTES.TXT というファイル名で作成されます。 展開先の修飾子を省略すると,PCSI はリリース・ノートを現在のディレクトリに展開します。

CIFS ソフトウェアがインストール済みのシステムでは,リリース・ノートは SYS$HELP:CIFS_REL_NOTES.TXT で参照あるいは印刷できます。

2.3 インストール前の作業

ここでは,お使いのシステムに HP CIFS Server ソフトウェアをインストールする前に実施すべき作業を示します。

手順1: ネットワーク・ハードウェアの確認

HP CIFS Server ソフトウェアは,ソフトウェア要件を満たした OpenVMS Alpha システムまたは OpenVMS Integrity サーバーで動作します。 PC ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) には,次のものが必要です。

  • サポートされているネットワーク・コントローラー・ボード (サーバーおよび各クライアント用)

  • 各クライアントとサーバーをネットワークに接続するためのケーブル

手順2: システムアカウントへのログイン

HP CIFS Server ソフトウェアをインストールする前に,システムアカウントで,またはインストレーション・プロシージャを実行するために必要なすべての権限を持つアカウントでログインする必要があります。

  1. Username プロンプトに対し,SYSTEM と入力します。

    Username: SYSTEM

  2. Password プロンプトに対し,SYSTEM アカウントのパスワードを入力します。

手順3: 必要なソフトウェアの確認

HP CIFS Server ソフトウェアには,次のものが必要です。

  • OpenVMS Alpha Version 8.2 あるいは 8.3

  • OpenVMS Integrity Version 8.2-1,8.3 あるいは 8.3-1H1

  • ネットワーク通信のための TCP/IP Services for OpenVMS (または MultiNet あるいは TCPware)

  • 最新の C RTL ECO キット

手順4: システムのバックアップ

貴重なデータが失われないように,HP では,あらゆるレイヤード製品のインストール前に,お使いのシステム上のすべてのディスク (または,少なくともシステム・ディスク) のバックアップを取ることを推奨しています。

システム・バックアップを実行するには,OpenVMS BACKUP コマンドを使用します。 詳細は,『HP OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。

手順5: リリース・ノートの確認

まだリリース・ノートを読んでいない場合は,ソフトウェアをインストールする前に必ずお読みください。 リリース・ノートへのアクセスについては,2.2 項 「リリース・ノートについて」を参照してください。

手順6: ディスク容量の確認

インストールに必要なディスク・ブロック数については,2.1.1 項 「必要なディスクスペース」を参照してください。 システム・ディスク上の空きブロック数を確認するには,次のコマンドを入力します。

$ SHOW DEVICE <device-name>

OpenVMS システムは,空きブロック数など,システム・ディスクに関する情報を表示します。

たとえば,デバイス NEWTON$DKA0 の空き容量を確認するには,次のようなコマンドを入力します。

$ SHOW DEVICE NEWTON$DKA0/unit=bytes

Device Name   Device Status   Error Count   Volume Label   Free Space    Trans Count  Mnt Cnt
NEWTON$DKA0:  Mounted                   0       V083        2.58GB         373 				1

手順7: TCP/IP ステータスを確認

次のコマンドを実行して,TCP/IP の状態を確認してください。

$ SYS$STARTUP:TCPIP$STARTUP.COM

%TCPIP-I-INFO, TCP/IP Services startup beginning at 22-JUL-2008 21:42:28.99
%TCPIP-I-NORMAL, timezone information verified
%TCPIP-I-NETSTARTED, network already started
%TCPIP-S-STARTDONE, TCP/IP Services startup completed at 22-JUL-2008 21:42:30.34

注記: 上記のコマンドは TCP/IP Services for OpenVMS 使用している場合の例です。 MultiNet あるいは TCPWare を使用している場合のトランスポートの確認方法は,『MultiNet Installation and Administrator's Guide』あるいは『TCPware Management Guide』を参照してください。

手順8: OpenVMS クラスタ構成の確認

  • HP CIFS Server ソフトウェアを実行するすべてのクラスタ・メンバーがすべて同じ TCP/IP サブネットにあることを確認します。

  • CIFS クラスタは,OpenVMS Version 8.3 以上がインストールされている OpenVMS システムでのみサポートされます。 OpenVMS Version 8.3 より古いバージョンの C RTL は,FCNTL のバイト範囲ロック機能をサポートしていません。 このため,複数のクラスタ・メンバーから同時にアクセスを受けるとバイト範囲のロック操作をうまく処理することができず,ファイルが壊れる可能性があります。

2.4 OpenVMS Cluster 環境でのインストールについて

HP CIFS Server はクラスタの各ノード別々にインストールすることも,すべてのノードからアクセス可能な共有ディスクにインストールすることもできます。

HP CIFS Server を各ノードのそれぞれの SAMBA$ROOT ディレクトリにインストールする場合は,HP CIFS Server をスタンドアロン・サーバーにインストールするのと同じ手順になります。 このような環境では,複数のクラスタ・メンバーによる同時ファイルアクセス,ロード・バランシング,フェールオーバなどのクラスタ機能はサポートされません。

これらのクラスタ機能をサポートするためには,以下のような前提条件を満たす必要があります。

  1. すべての HP CIFS クラスタ・ノードが共通の SAMBA$ROOT ディレクトリ・ツリーを共有する必要があります。 デフォルトでは,HP CIFS Server は SYS$COMMON:[SAMBA] ディレクトリにインストールされます。 すべての HP CIFS クラスタ・ノードからアクセス可能なシステム・ディスク以外のディスクに HP CIFS Server をインストールするには,$ PRODUCT INSTALL コマンドの /DESTINATION 修飾子を使用してください。

  2. CIFS クラスタは,OpenVMS Version 8.3 以降の OpenVMS システムでのみサポートされます。 OpenVMS Version 8.3 よりも前のバージョンの C RTL では FCNTL 関数でバイト範囲のロック機能をサポートしていません。このため,複数のクラスタ・メンバーによる同時ファイルアクセスでバイト範囲のロックが行われずファイルが壊れる可能性があります。

    重要: このドキュメントの情報は,すべてのクラスタ・メンバーで OpenVMS Version 8.3 以降が稼働していることを想定しています。
  3. OpenVMS システムに最新の C RTL (Run-Time Library) ECO がインストールされていることを確認してください。 この ECO では,HP CIFS Server の動作と信頼性に直接関係する変更が行われています。 OpenVMS ECO を入手する方法の 1 つとして,下記の URL から入手する方法があります。

    ftp://ftp.itrc.hp.com/openvms_patches

  4. 共通の SYSUAF および RIGHTSLIST データベースが必要です。

  5. OpenVMS クラスタで CIFS が使用するホスト名を設定します。 このホスト名は DNS に登録し,CIFS for OpenVMS が稼働するクラスタ内の個々のノードの IP アドレスと関連付けます。 このホスト名は NetBIOS 名として使用されるので,15 文字を超えない長さにします。 HP CIFS Server は,HP CIFS クラスタ・メンバーにクライアント・セッションを展開する際,TCP/IP と DNS のロード・バランシング・メカニズムを利用します。 ロード・バランシングおよびフェールオーバ機能を利用するためには,クライアントは HP CIFS クラスタ名を使用している HP CIFS Server に接続する必要があります。

    たとえば,CIFS クラスタ・エイリアス CIFSALIAS が次の 3 つのクラスタ・ノードで使用される場合を例に説明します。

    10.0.0.1 NODEA

    10.0.0.2 NODEB

    10.0.0.3 NODE

    DNS エントリは以下のようになります。

    10.0.0.1 A NODEA

    10.0.0.2 A NODEB

    10.0.0.3 A NODEC

    10.0.0.1 A CIFSALIAS

    10.0.0.2 A CIFSALIAS

    10.0.0.3 A CIFSALIAS

    DNS はラウンド・ロビン方式でアドレスを提供するため,ある程度のロード・バランシングとフェールオーバを提供します。

    システム負荷に基づいたフェールオーバ機能を備えた本来のロード・バランシング機能を利用したい場合,TCP/IP Services for OpenVMS をご使用であれば,TCP/IP クラスタ名の作成には Load Broker および METRIC Server で提供される機能を使用すべきです。 Load Broker の構成ファイルで指定する TCP/IP クラスタ名は,DNS ネーム・スペースで登録される CIFS クラスタ・エイリアスと同じである必要があります (SMB.CONF の NETBIOS NAME パラメーターで指定されているのが何であろうと)。 Load Broker および Metric Server の構成についての詳細は,『TCP/IP Services for OpenVMS Management』および『TCP/IP Services for OpenVMS Concepts and Planning』を参照してください。

    WINS サーバーが CIFS for OpenVMS サーバーと同じ IP サブネットに存在しなければ,WINS のマルチホーム・エントリとしてクラスタ名を登録することもできます。 詳細は,手順 6 を参照してください。

    Multinet あるいは TCPware を実行している場合にロード・バランシングとフェールオーバがどのように実現されるかについては, Process Software の ドキュメントを参照してください。

  6. 各 HP CIFS クラスタ・ノードは HP CIFS クラスタ名をグループ名ではなく (許されていない) ユニークな NetBIOS 名として登録しようとするので,HP CIFS Server クラスタは WINS サーバーを使用するように構成すべきではありません。 WINS は,HP CIFS を起動する 2 つ目およびそれに続くクラスタ・メンバーが,それらの IP アドレスを WINS のクラスタ名と関連付けるのを妨げます。 この制限事項は将来のリリースで解決される予定です。

  7. クライアントは通常 DNS クエリーで名前を解決するため,WINS サーバーの制限事項はクライアントには問題を発生させません。 ただし,HP CIFS クラスタ・メンバーと同じ IP サブネット上に HP CIFS Server がドメインコントローラーを持たない場合は,WINS サーバーを使用できないというのは HP CIFS Server にとって問題となります。 この場合,SAMBA$ROOT:[LIB]LMHOSTS ファイル使用して,リモート・ドメインコントローラーの IP アドレスをそれぞれの名前にマップしてください (ドメインコントローラーだけが登録する特別な名前も含めて)。

共有ディスクを持たないクラスタで HP CIFS Server をインストールする場合は,各ノードそれぞれで HP CIFS Server ソフトウェアをインストールし構成を行う必要があります。

OpenVMS Version 8.2 あるいは Version 8.2-1 が稼働するクラスタ・ノードに HP CIFS Server をインストールする場合,それぞれのノードで HP CIFS Server をインストールして各システムが個別に SAMBA$ROOT ディレクトリ・ツリーを持つようにし,複数のクラスタ・メンバーが同じファイルに同時にアクセスしないようにする必要があります。

OpenVMS Version 8.3 以降が稼働するクラスタ・ノードで HP CIFS Server をインストールする場合は,共有の SAMBA$ROOT ディレクトリ・ツリーを使用することができます。

スタンドアロン・サーバーで HP CIFS Server をインストールする場合は,各ノードで個別の SAMBA$ROOT ディレクトリ・ツリーを使用します。

注記: Version 8.2 以前のノードと Version 8.3 以降のノードではディレクトリ・ツリーを共有しないようにしてください。 この制限事項は,Version 8.2 以前のノードと Version 8.3 以降のノードとの間でロック機能が正しく機能しないのが原因です。 詳細は2.4 項 「OpenVMS Cluster 環境でのインストールについて」を参照してください。

HP CIFS クラスタ・ノードがそれぞれ別のシステム・ディスクを使用する場合,次のような操作を実行して他のシステムのシステム・ディスクをアップデートする必要があります。

  • インストールしたノードのシステム・ディスクからその他のシステムのシステム・ディスクへ SYS$COMMON:[SYS$STARTUP] の以下のファイルをコピーします。

    • SAMBA$DEFINE_ROOT.COM

    • SAMBA$STARTUP.COM

    • SAMBA$SHUTDOWN.COM

  • SMBD および SWAT サービスのための TCP/IP サービス定義をサービス・データベースに追加する必要があります。 この処理のための最適な方法は,システム・ディスクからブートするいずれか 1 つの HP CIFS クラスタ・メンバーで次の HP CIFS 構成プロシージャを実行することです。

    $ @SYS$STARTUP:SAMBA$DEFINE_ROOT

    $ @SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$CONFIG

2.5 HP CIFS Server ソフトウェアのインストール

ここでは,PCSI ユーティリティを使用して HP CIFS Server ソフトウェアをインストールする方法について説明します。 PCSI ユーティリティについては,『HP OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照しいてください。

インストレーションを開始する前に,2.3 項 「インストール前の作業」に示したインストール前の作業が完了していることをご確認ください。

HP CIFS Server ソフトウェアのインストール手順は以下のとおりです。

  1. SYSTEM アカウント,または権限のあるアカウントへログインします。

  2. 次のように PRODUCT INSTALL コマンドとディレクトリ・パスを入力して,PCSI ユーティリティを起動します。

    $ PRODUCT INSTALL SAMBA/DESTINATION = <directory-path>

    <directory-path> には,HP CIFS Server ソフトウェア・キットをインストールするターゲット・ディスクとディレクトリ名を指定します。 たとえば,/DESTINATION=SYS$SYSDEVICE:[000000] のように指定します。

    インストール先を指定しないと,PCSI ユーティリティは,論理名 PCSI$DESTINATION で定義されている場所を探します。 定義されていない場合,PCSI ユーティリティは,デフォルトのディレクトリである SYS$SYSDEVICE:[VMS$COMMON] に HP CIFS Server ソフトウェア・キットをインストールします。

    注記: インストレーション・プロシージャは [.SAMBA] ディレクトリを作成します。 この例の場合,SYS$SYSDEVICE:[000000.SAMBA] が作成されます。

    HP CIFS Server のインストール時に,SAMBA$NMBDSAMBA$SMBDSAMBA$TMPLT および SAMBA$GUEST の 4 つの OpenVMS ユーザーアカウントが作成されます。 これらのアカウントの UIC グループ番号は,ユーザー入力,あるいは SYSUAF データベースで利用可能なものから動的に割り当てられます。

    注記: インストレーションを中止する場合は,Ctrl+Y を押してください。 この場合,インストレーション・プロシージャは,作成したファイルを削除せずに処理を終了します。

2.6 HP CIFS Server ソフトウェアのアップグレード

この節では,PCSI ユーティリティによる HP CIFS Server ソフトウェアのアップグレード方法について説明します。 PCSI ユーティリティについての詳細は,『HP OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

インストールを開始する前に,2.3 項 「インストール前の作業」 に示す準備作業を実行してください。

HP CIFS Server ソフトウェアをアップグレードする際,論理名 SAMBA$ROOT: で定義されている場所にある既存のすべてのイメージおよびスクリプトは,新しいキットのイメージおよびスクリプトで置き換えられます。

表 2-1 「インストール時に保持されるファイル」 に示すのは,新しいファイルをインストールする前に SAMBA$ROOT:[BACKUP_RESTORE] にバックアップされ,インストール後に元の場所にリストアされるデータベースおよび構成ファイルです。 最新バージョンのファイルのみが残されます。

警告! サーバーで必要とするその他のファイルの保管とリストアは,システム管理者の責任で行ってください。 SAMBA$ROOT:[LIB]SMB.CONF を参照してファイルを確認することをお勧めします。 また,ローカルで使用するために修正あるいは作成され SAMBA$ROOT: ディレクトリ・ツリーに置かれているスクリプトの保管およびリストアも実施しください。

表 2-1 インストール時に保持されるファイル

場所

ファイル名

SAMBA$ROOT:[PRIVATE]*.TDB
SAMBA$ROOT:[VAR.LOCKS]*.TDB
SAMBA$ROOT:[LIB]SMB.CONF
SAMBA$ROOT:[LIB]USERNAME.MAP
SAMBA$ROOT:[LIB]LMHOSTS.

 

すべてのバックアップ・データは,インストール後も SAMBA$ROOT:[BACKUP_RESTORE] ディレクトリに残されます。

注記: すでにシステムにインストールされている製品をインストールする場合, PCSI ユーティリティは既存の場所と同じ場所にインストールする新しいキットを必要とします (/DESTINATION 修飾子も無視します)。 インストール先を変更する方法については,2.7 項 「SAMBA$ROOT ディレクトリの移動」を参照してください。

HP CIFS Server ソフトウェアのアップグレード手順は以下のとおりです。

  1. SYSTEM アカウントあるいは特権アカウントにログインします。

  2. HP CIFS Server をシャットダウンします。

    $ @SYS$STARTUP:SAMBA$SHUTDOWN

    注記: 同じ SAMBA$ROOT: ディレクトリを共有する複数のクラスタ・メンバーで HP CIFS Server が稼働している場合は,すべてのクラスタ・メンバーの HP CIFS Server をシャットダウンします。
  3. PCSI ユーティリティを起動します。

    $ PRODUCT INSTALL SAMBA

注記: 途中でインストールを中止する場合は,Ctrl+Y を押してください。

2.7 SAMBA$ROOT ディレクトリの移動

あるディスクから別のディスクへ SAMBA$ROOT の内容を移動するには,まず BACKUP コマンドで SAMBA$ROOT の内容のバックアップを取ります。 その後,HP CIFS Server を削除し,以下のように /DESTINATION 修飾子を使用して適当な場所に再インストールします。

$ PRODUCT REMOVE SAMBA

$ PRODUCT INSTALL SAMBA /DESTINATION = <new-location>

この後,/REPLACE 修飾子を指定して SAMBA$ROOT セーブセットの内容を <new-location> にリストアします。

上記の手順は,システムディスクが複数存在するクラスタや,異なる SAMBA$ROOT に HP CIFS Server がインストールされて複数のインスタンスを持つクラスタでは,正しく実行できな可能性があります。 また,他のシステム・ディスクに SAMBA$DEFINE_ROOT.COM のコピーが存在するかもしれないという点も考慮する必要があります。 インストレーションや構成の状態に応じて,それぞれ注意する必要があります。

2.8 インストール後の作業

インストールが完了したら,次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを入力して,SAMBA$ROOT 論理名を確認します。

    $ SH LOG SAMBA$ROOT

    "SAMBA$ROOT" = "NEWTON$DKA100:[SAMBA.]" 

    この論理名が定義されていない場合は,次のコマンドを実行してください。

    $ @SYS$STARTUP:SAMBA$DEFINE_ROOT

    クラスタ環境で HP CIFS Server をインストールしている場合,この論理名は HP CIFS Server がインストールされているノードでのみ定義してください。

  2. コマンド・プロシージャ SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$CONFIG.COM を実行してください。 このコマンド・プロシージャは SMBD,SMBD445,SWAT などの TCP/IP サービスの設定を行い,CIFS で必要となる論理名を定義します。

  3. 次のコマンドを実行して,SMBD および SWAT などの TCP/IP サービスが存在することを確認し,SWAT サービスが有効になっていることを確認します。 たとえば,TCP/IP Services for OpenVMS を実行しているシステムの場合,以下のようなコマンドを実行します。

    $ TCPIP SH SERVICE SMBD445

    Service    Port    Proto    Process    Address     State 
    SMBD445    445     TCP      SMBD445    0.0.0.0     Disabled

    $ TCPIP SH SERVICE SMBD

    Service    Port    Proto    Process    Address     State 
    SMBD       139     TCP      SMBD       0.0.0.0     Disabled

    $ TCPIP SH SERVICE SWAT

    Service    Port    Proto    Process    Address     State 
    SWAT       901     TCP      SWAT       0.0.0.0     Disabled
    注記: SMBD サービスは HP CIFS Server を起動した時に有効になります。
  4. @SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$DEFINE_COMMANDS.COM を実行して,すべての HP CIFS ユーティリティで必要となるシンボルを定義してください。 このコマンド・プロシージャは,SMBSTARTSMBSTOPSMBSHOWSMBVERSION の各シンボルも定義します。

    注記: login.com を編集して,次の行を追加してください。

    $ @SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$DEFINE_COMMANDS.COM

    これにより,ログイン後,すべての HP CIFS コマンドが有効になります,

  5. OpenVMS Alpha Version 8.2 および OpenVMS Integrity Version 8.2-1 を使用している場合は,次の論理名を定義します。

    $ DEFINE/SYSTEM SAMBA$VMS_FCNTL 1

    OpenVMS Alpha Version 8.2 および OpenVMS Integrity Version 8.2-1 では FCNTL バイト範囲ロック機能がサポートされていないため,この論理名が必要になります。 バイト範囲ロック機能の制限については,2.4 項 「OpenVMS Cluster 環境でのインストールについて」を参照してください。

2.9 HP CIFS Server の構成

HP CIFS Server では,以下の各機能のために構成の修正が必要になります。

2.9.1 共通の SAMBA$ROOT ディレクトリを持つクラスタでの構成作業

以前に行っていない場合は,HP CIFS Server を実行する各クラスタ・メンバーで以下の操作を行ってください。

  1. 次のコマンドを実行して,SAMBA$ROOT 論理名が定義されていることを確認してください。

    $ SHOW LOGICAL SAMBA$ROOT

    この論理名が定義されていない場合は次のコマンドを実行してください。

    $ @SYS$STARTUP:SAMBA$DEFINE_ROOT

  2. HP CIFS Server 構成プロシージャを実行し,以下のプロンプトに応答してください。

    $ @SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$CONFIG

    Now you will be prompted for the number of file server clients to be supported by the CIFS server

    Enter the Client Capacity [50]:

    Specify the number of client sessions this server should allow or press Return to accept the default of 50. The procedure continues with:

    Now you will be prompted for the number of SWAT clients to be supported by the CIFS server

    Enter the SWAT Client Capacity [100]:

    Specify the number of SWAT connections to the SWAT service or press Return to accept the default of 100. HP recommends a minimum value of 15 to avoid SWAT interface issues.

2.9.2 Samba Web Administration Tool (SWAT) による HP CIFS の構成

SWAT は,Windows から HP CIFS Server を管理するための Web インタフェースです。

このユーティリティを使用するためには,次のコマンドを実行して,SAMBA$ROOT:[UTILS]SAMBA$SWAT_FILES.BCK ファイルを SAMBA$ROOT:[SWAT...] ディレクトリ以下にリストアする必要があります。

$ BACKUP SAMBA$ROOT:[UTILS]SAMBA$SWAT_FILES.BCK/SAVE -
_$ SAMBA$ROOT:[*...]*.*;*/LOG

SWAT についての詳細は以下の URL を参照してください。

http://www.samba.org/samba/docs/man/Samba-HOWTO-Collection/SWAT.html

2.9.3 HP CIFS 構成ファイル

HP CIFS 構成ファイルのデフォルトのファイル名は SMB.CONF で,この構成ファイルの形式は Windows の .ini ファイルと同じです。 SMB.CONF ファイルはプレーン・テキスト・ファイルであるため,通常使用している編集ツールで編集できます。 HP CIFS Server ソフトウェア・キットには,SMB.CONF と共に SMB.CONF_TEMPLATE ファイルが含まれています。 SMB.CONF ファイルには,必須の構成パラメーターが含まれています。

注記: SMB.CONF ファイルは非常に重要なファイルです。 このファイルを編集する際には注意してください。 構成に関する詳細については,次の Web サイトを参照してください。

http://www.samba.org

2.9.3.1 構成ファイルの構造

以下に,構成ファイルの構造の例を示します。

[global]

...

[homes]

...

[<file/printer share-name>]

...

大括弧内の名前は,SMB.CONF ファイルの固有のセクションを表します。 各セクションは,そのセクションが参照する共有名 (またはサービス名) を指定します。 たとえば,[homes] セクションは特別なディスク共有で,このセクションには,CIFS サーバー上の特定のホーム・ディレクトリに割り当てるオプションが含まれます。 [global] セクションを除き,SMB.CONF ファイルで定義されるセクションはすべて,ディスクまたはプリンタ共有として,HP CIFS Server に接続するクライアントから利用できます。

2.9.3.2 セクションの説明

SMB.CONF ファイル内の各セクションは,HP CIFS サーバー上の共有を表しています。 "global" は,ある特定の共有に対してではなく,CIFS サーバー全体に対して適用される設定が含まれている特別なセクションです。 特別なセクションとしては,[global][homes] および [<file/printer share-name>] の 3 つがあります。 以下にこれらのセクションについて説明します。

特別なセクション

[global] セクション

このセクションのパラメーターは,サーバー全体に適用されるか,対応する項目が特に指定されていない各セクションのデフォルト値となります。

[homes] セクション

構成ファイルに homes というセクションが含まれていれば,クライアント・ユーザー自身のホーム・ディレクトリに接続するサービスを,サーバーによって自動作成できます。

[file/printer share-name>] セクション

指定された名前が共有名になり,Printable パラメーターが YES に設定されていると, この共有はプリンタ共有として機能します。 Printable パラメーターが NO に設定されていると,この共有はファイル共有またはディスク共有として機能します。

パラメーター

パラメーターは,各セクションの特定の属性を定義します。 パラメーターは 2 種類あり,次のように呼ばれます。

  • グローバルパラメーター - [global] セクション固有のパラメーター。 たとえば,workgroup,security などです。

  • サービス・パラメーター - サービスごとの各セクションに固有のパラメーター。 これらはすべてのセクションで使用可能です (たとえば,browsable など)。

注記: 構成ファイル (SMB.CONF) の詳細については,次の Web サイトを参照してください。

http://www.samba.org/samba/docs/man/manpages-3/smb.conf.5.html

2.9.3.2.1 構成ファイルの検証

次のコマンドを入力して,SMB.CONF の内容を検証します。

$ TESTPARM

TESTPARM は,SMB.CONF ファイルに構文エラーがないか調べ,エラーが見つかった場合は,お使いのシステムで有効なサービスのリストと共にエラーを出力します。

注記: TESTPARM が何も問題を報告しなくても,構成ファイルで指定したサービスが使用できることあるいは期待どおり動作することを保証するものではありません。
2.9.3.2.1.1 サンプル構成ファイル (SMB.CONF)

[global]

server string = Samba %v running on %h (OpenVMS)

security = user

passdb backend = tdbsam

domain master = yes

guest account = SAMBA$GUEST

domain logons = Yes

log file = /samba$root/var/log.%m

log level = 0

load printers = no

printing = OpenVMS

[homes]

comment = Home Directories

browsable = no

read only = no

create mode = 0750

[HPLASER]

path = /var/tmp

printable = yes

min print space = 2000

[test1]

browsable = yes

writeable = yes

path = /DKA0/users/test1

2.9.4 サポートされるバックエンド

ここでは,SMB.CONF ファイルの [global] セクションで "passdb backend = <database>” パラメーターを設定することによって指定可能な,サポートされるバックエンド について説明します。

smbpasswd バックエンド

このバックエンドを使うと,UNIX と同様のユーザー名とパスワード (すなわち,/etc/passwd) を格納できます。 デフォルトでは,この情報は smbpasswd ファイルに格納されます。 このファイルには,LanMan または NT パスワード・ハッシュ,パスワード変更時刻,アカウント・フラグ情報が格納されます。 これは,基本的なパスワード・バックエンドで,tdbsam および ldapsam パスワード・バックエンドではすでに解消されているいくつかの短所があります。

TDBSAM バックエンド

このバックエンドを使うと,TDB データベースにユーザーアカウントとマシンアカウントを格納できます。 デフォルトでは,tdbsam は SAMBA$ROOT:[PRIVATE]PASSDB.TDB に情報を格納します。 TDB ファイルの内容は,TDBDUMP または pdbedit ユーティリティを使って表示できます。 これは HP CIFS Server のデフォルトのパスワード・バックエンドです。

LDAPSAM バックエンド

このバックエンドを使うと,POSIX (UNIX) と CIFS のユーザーアカウントおよびグループアカウント情報を 1 つのリポジトリに格納できます。 LDAPSAM バックエンドについての詳細は,第4章 を参照してください。

2.9.5 クラスタ環境における SMB.CONF ファイルの構成

ネットワーク内のいくつかのサーバーが OpenVMS Cluster として構成されている場合があります。 OpenVMS Cluster 環境で共通の SAMBA$ROOT ディレクトリを共有する HP CIFS Server は,ユーザーアカウントおよび共有のデータベースのコピーを共有すると同時に,プライマリ・ドメインコントローラー,バックアップ・ドメインコントローラー,あるいはメンバーサーバー,あるいはスタンドアロン・サーバーのいずれか 1 つの役割を持ちます。 これらのサーバーは,HP CIFS Server TCP/IP クラスタ・エイリアスで識別される単一のエンティティとして動作します。

同じ SAMBA$ROOT ディレクトリを共有するクラスタ・メンバーで SMB.CONF ファイルを構成するには,次の手順を実行します。

  1. SAMBA$ROOT:[LIB] ディレクトリに SMB.CONF_<hostname> ファイルを作成します。 <hostname> は OpenVMS クラスタ内の CIFS ノード名です。 たとえば,クラスタ・ノード REYGON に対しては SAMBA$ROOT:[LIB]SMB.CONF_REYGON ファイルを作成します。

  2. このノード固有の構成ファイルを編集して,最低限,[global] セクションと "netbios aliases" パラメーターを追加し,エイリアスとしてローカル・ホスト名を指定します。 その他のノード固有のパラメーターもこのファイルに追加します。 たとえば,ノード REYGON の場合は次のように指定します。

    [global]

    netbios aliases = reygon

  3. SAMBA$ROOT:[LIB] ディレクトリ内のクラスタ・ワイドで使用される汎用の SMB.CONF ファイルを構成します。 このファイルは HP CIFS Server を実行するすべてのクラスタ・メンバーが使用し,すべてのメンバーに適用されるパラメーターと共有定義が含まれています。

    適切なノード固有構成ファイルがロードされるように,共通の SMB.CONF ファイルの [global] セクションには "INCLUDE" パラメーターが必要です。

    include = SAMBA$ROOT:[LIB]SMB.CONF_%h

    %h は,構成の調整のためにこの構成ファイルで使用される環境変数の 1 つです。 詳細は,以下の URL にある SMB.CONF の mam ページを参照してください。 http://www.samba.org/samba/docs/man/manpages-3/smb.conf.5.html.

    [global] セクションには,以下のようにパラメーターとしてクラスタ名の定義も必要になります。

    netbios name = <TCPIP-cluster-alias-name>

2.9.6 OpenVMS ファイルフォーマット・サポートのための SMB.CONF の構成

HP CIFS Server は種々のフォーマットの OpenVMS ファイルのアクセスと作成をサポートしますが,すべてのフォーマットをサポートするわけではありんません。 さらに以下に示すように,いくつかのフォーマットのサポートには Virutal File System (VFS) モジュールが必要になります。

デフォルトでは,HP CIFS Server は,復帰改行・改行制御の属性を持つStream レコード・フォーマットで新しいファイルを作成します。 またサーバーは,VFS モジュールが必要ない Stream および Stream_LF フォーマットのファイルを参照することができます。

ただし,いくつかの Java アプリケーションは Stream_LF フォーマットで作成されたファイルを必要とします。 この場合,SMB.CONF ファイルの共有セクションに次のような行を追加します。

vfs objects = streamlf

同様に,共有に Variable Length レコード・フォーマットあるいは VFC (Variable Format Control) レコード・フォーマットのファイルが含まれている場合, SMB.CONF ファイルの共有セクションに次の行を記述する必要があります。

vfs objects = varvfc

注記: これは,上記のファイルフォーマットの INDEXED およびシーケンシャル・ファイル編成の両方に当てはまります。

VTF モジュールは,Windows 上のファイル名を ODS-5 上の VTF-7 Unicode ファイル名に変換します。 共有で VTF-7 フォーマットのファイル名を使うには,SMB.CONF ファイルの share セクションに次の行を追加する必要があります。

vfs objects = vtf

注記:
  • 日本語版 OpenVMS は ODS-5 ディスク上の日本語 VTF-7 ファイル名のみをサポートします。

  • 複数の VFS モジュールを指定する場合はコンマで区切ります。 この場合指定した順に使用されます。 別の方法として,"vfs objects" パラメーターを [global] セクションに記述すると,共有セクションに "vfs objects" パラメーターを含まないすべての共有にこれが適用されます。

2.10 各国語文字対応のための設定

HP CIFS Server は,ファイル名として ISO-8859-1 および UTF-8 文字セットをサポートします。 ヨーロッパ言語文字は ISO-8859-1 でサポートされ,その他の文字は UTF-8 でサポートされます。 ASCII または Latin-1 文字セットを使用する場合は,SMB.CONF ファイルの [global] セクションに次の行を追加します。

[global]

unix charset = ISO-8859-1

日本語または中国語文字セットを使用する場合は,SMB.CONF ファイルの [global] セクションに次の行を追加します。

[global]

dos charset = <user local codepage>

unix charset = UTF-8

vfs objects = vtf

注記: VTF モジュールについては,『HP OpenVMS CIFS リリース・ノート』の「制限事項」の節を参照してください。

[<user local codepage>] はユーザーの Windows コードページです。 英語版 Windows のデフォルトのコードページは CP850 です。 日本語版 Windows の場合,SJIS または CP932 です。

デフォルトでは,SMB.CONF ファイルは文字セットのサポートに関しては次のように構成設定されます。

[global]

dos charset = CP850

unix charset = UTF-8

注記: 文字セットはファイル名の文字列にのみ適用され,ファイルの内容には適用されません。

2.11 HP CIFS Server の起動と停止

ここでは,HP CIFS Server の起動と停止について説明します。

2.11.1 HP CIFS Server を手動で起動

HP CIFS Server を手動で起動するには,次のコマンドを入力します。

$ @SYS$STARTUP:SAMBA$STARTUP.COM

HP CIFS Server が起動され,次のようなメッセージが表示されます。

Creating NMBD Process
%RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 0000255C

2.11.2 HP CIFS をシステム・ブート時に起動

OpenVMS システムのブート時に HP CIFS Server が必ず自動起動するように設定するには,サイト固有のスタートアップ・ファイル SYS$STARTUP:SYSTARTUP_VMS.COM を編集します。 CIFS 起動コマンドを,ネットワーク・トランスポートを起動するすべての行の下に追加します。次に例を示します。

$ @SYS$STARTUP:TCPIP$STARTUP.COM

.

.

.

$ @SYS$STARTUP:SAMBA$DEFINE_ROOT.COM

$ @SYS$STARTUP:SAMBA$STARTUP.COM

2.11.3 OpenVMS クラスタで CIFS を起動する方法

同じ OpenVMS Cluster 内の複数のノードで HP CIFS Server をインストールし,構成した場合,SYSMAN ユーティリティを使って,すべてのクラスタ・メンバー上で手動で同時に CIFS を起動することをお勧めします。

すべてのクラスタ・ノードで同時に CIFS を起動するには,いずれかのメンバー・ノード上で SYSTEM アカウントへログインしていることを確認してから SYSMAN を実行してください。 表 2-2SYSMAN ユーティリティについて説明します。

表 2-2 SYSMAN ユーティリティ

入力するコマンド操作
$ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN SYSMAN ユーティリティを起動します。
SYSMAN>SET ENVIRONMENT/NODE=(node1,node2,...) サーバーを起動する OpenVMS Cluster メンバーを定義します。 たとえば, SYSMAN> SET ENVIRONMENT/NODE=(SPEEDY,SPIN,SPAN)
SYSMAN> DO @SYS$STARTUP:SAMBA$STARTUP.COM上記のコマンドで定義したすべてのノードで HP CIFS Server を起動します。
SYSMAN> EXITSYSMAN ユーティリティを終了します。

 

2.11.4 HP CIFS Server の停止

HP CIFS Server を手動で停止させるには,次のコマンドを実行します。

$ @SYS$STARTUP:SAMBA$SHUTDOWN.COM

2.12 インストールおよび構成に関するトラブルシュート

HP CIFS Server のインストールあるいは構成の際に遭遇する可能性のあるいくつかの問題について説明します。

  • OpenVMS Integrity システムへの HP CIFS Alpha キットのインストール

    Integrity サーバーへ Alpha キットをインストールしようとした場合,PCSI ユーティリティ・プロシージャは次のようなエラー・メッセージを表示してインストレーションを中断します。

    HP AXPVMS SAMBA Version 1.1 does not run on OpenVMS I64 systems. You can install this product on OpenVMS Alpha systems only.

  • OpenVMS Alpha システムへの HP CIFS Integrity キットのインストール

    AlphaServer に Integrity キットをインストールしようとした場合,PCSI ユーティリティ・プロシージャは次のようなエラー・メッセージを表示してインストレーションを中断します。

    HP I64VMS SAMBA Version 1.1 does not run on OpenVMS Alpha systems. You can install this product on OpenVMS I64 systems only.

  • HP CIFS ユーティリティ

    • testparm

      testparm は,SMB.CONF ファイルの内容をテストするプログラムです。 SMB.CONF ファイルを変更した場合は testparm ユーティリティを実行する必要があります。

      $ testparm

    • SWAT

      SWAT は,Windows システムから HP CIFS Server を構成するための Web ベース・インタフェースです。 また,各構成パラメーターのオンライン・ヘルプも提供します。 詳細は,2.9.2 項 「Samba Web Administration Tool (SWAT) による HP CIFS の構成」を参照してください。

  • ログ

    • スタートアップ時に NMBD ログ・ファイルが生成されます。 SAMBA$NMBD_<node-name>.log ファイルが SAMBA$ROOT:[VAR] に保管されます。

    • HP CIFS Server を利用する各クライアントに対し SMBD ログ・ファイルが生成されます。 デフォルトでは,これらのファイルは SMB.CONF parameter “log files” の指定に従って SAMBA$ROOT:[VAR] に保管されます。

  • 対話モード "-i" で実行ファイルを実行すると,画面にすべてのデバッグ・メッセージが表示され,SMBD プロセスがハングした場所あるいはアボートした場所を正確に把握することができます。

  • SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$GATHER_INFO.COM - 情報およびデータ・ファイルを収集し,問題のレポートのためのバックアップ・セーブセット・ファイルを作成するコマンド・プロシージャです。

  • パケット・スニファー (Wireshark,Microsoft Network Monitor など) を使用すると,クライアントとサーバー間のネットワーク・トレースを記録することができます。

  • System Dump Analyzer を使用するとプロセスを詳細に分析することができます。

  • サービス・スタートアップ・コマンド・ファイルの名前が,SMBD スタートアップに適切なスタートアップ・プロシージャをポイントしていることを確認してください。 確認するには,次のコマンドを実行します。

    $ TCPIP SHOW SERVICE SMBD/FULL

    以下に例を示します。

    $ TCPIP SHOW SERVICE SMBD445/FULL
    Service: SMBD445
    State: Enabled
    Port: 445 			Protocol: TCP 			Address: 0.0.0.0
    Inactivity: 5 	User_name: SAMBA$SMBD 		Process: SMBD445
    Limit: 500 			Active: 0 							Peak: 0
    
    File: SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$SMBD_STARTUP.COM
    Flags: Listen
    Socket Opts: Rcheck Scheck
    
    Receive: 0 Send: 0
    Log Opts: Acpt Actv Dactv Conn Error Exit Logi Logo Mdfy Rjct TimO Addr
    TimO Addr
    File: SAMBA$ROOT:[VAR]SAMBA$SMBD_STARTUP.LOG
    
    Security
    Reject msg: not defined
    Accept host: 0.0.0.0
    Accept netw: 0.0.0.0
    $ TCPIP SHOW SERVICE SMBD/FULL
    Service: SMBD
    State: Enabled
    Port: 139 			Protocol: TCP,UDP 			Address: 0.0.0.0
    Inactivity: 0 	User_name: SAMBA$SMBD 		Process: SMBD
    Limit: 100 			Active: 1 							Peak: 1
    
    File: SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$SMBD_STARTUP.COM
    Flags: Listen
    Socket Opts: None
    
    Receive: 0 Send: 0
    Log Opts: Acpt Actv Dactv Conn Error Exit Logi Logo Mdfy Rjct
    TimO Addr
    File: SAMBA$ROOT:[VAR]SAMBA$SMBD_STARTUP.LOG
    
    Security
    Reject msg: not defined
    Accept host: 0.0.0.0
    Accept netw: 0.0.0.0
    注記: すべての設定ファイルおよびログ・ファイルにアクセスできることを確認してください。

2.12.1 クライアント接続の確認

クライアント接続を確認する前に,すべてのセキユリティと構成の設定を完了させてください。 クライアントからユーザーが正しく接続できるかどうかは,以下の手順で確認します。

  1. 次のコマンドを実行して NMBD プロセスを開始します。

    $ @SYS$STARTUP:SAMBA$STARTUP.COM

  2. サーバー名が登録されているかどうか確認するために,クライアント側からコマンド・プロンプトで次のようなコマンドを入力してください。

    C:\ NBTSTAT -A <IP ADDRESS>

    これにより,そのサーバーの登録済み NetBIOS 名が確認できます。

    以下に例を示します。

    C:\ NBTSTAT -A 16.148.18.31
    Local Area Connection:
    Node IpAddress: [16.38.47.15] Scope Id: []
    NetBIOS Remote Machine Name Table
    Name Type Status
    ------------------------------------------
    NEWTON <00> UNIQUE Registered
    NEWTON <03> UNIQUE Registered
    NEWTON <20> UNIQUE Registered
    LANGROUP <00> GROUP Registered
    LANGROUP <1C> UNIQUE Registered
    LANGROUP <1E> GROUP Registered
    MAC Address = 00-00-00-00-00-00
  3. RUN プロンプトで次のようなアドレスを入力してクライアントから接続します。

    \\<ip-address-of-CIFS-server> OR <name of the server>
    1. Enter Network Password スクリーンが表示されます。

      • ’User Name’ フィールドに domain\user 名を入力し,’Password’ フィールドにパスワードを入力します。

      • OK をクリックします。

    2. 共有フォルダの一覧が表示されます。

    注記: HP CIFS Server がドメイン <domain-name> のメンバーサーバーとして構成されている場合は,次のように <user-name> の前に "<domain-name>\” を付ける必要があります。

    <domain-name>\<user-name>

2.13 HP CIFS Server の構成に関するその他の問題

2.13.1 性能のチューニング

  1. HP CIFS Server Version 1.1 では,ODS–5 ディスク上のファイル共有に関して性能が改善されています。 SMB.CONF の共有セクション・パラメーター "vms path names" により,性能改善機能の有効/無効を切り替えることができます。 デフォルトでは,このパラメーターは ODS–5 ディスクに対しては有効で,ODS–2 ディスクに対しては無効です。 ODS–2 ディスク上の共有に対しては,"vms path names" パラメーターは有効にしないでください。 有効にすると,予想外の結果が発生する可能性があります。 ODS–5 ディスクでは,"vms path names" が有効な場合,SMB.CONF ファイルで共有に対して "mangled names = yes" を指定する必要はありません。 SMB.CONF ファイルの [global] セクションには "change notify = no" を追加する必要があります。

    ODS–2 ディスク上の共有の性能を改善するために,あるいは ODS–5 ディスクに対して "vms path names = no" を設定した場合には,次の SMB.CONF パラメーターを対応する [<share>] セクションに指定することができます。

    case sensitive = yes

  2. SAMBA$ROOT ディレクトリはシステム・ディスク上に置かないで,代わりに別のディスクの SAMBA$ROOT ディレクトリに置くようにしてください。 すでにシステム・ディスク上にある場合は,2.7 項 「SAMBA$ROOT ディレクトリの移動」 で説明する手順に従って SAMBA$ROOT ディレクトリ・ツリーを移動してください。

  3. 書き込み性能を改善するためにボリュームの highwater mark を無効にします。

    1. ボリュームの初期化時に /NOHIGHWATER_MARKING 修飾子を指定します。

    2. すでにボリュームが初期化されている場合は,次のコマンドを実行してください。

      $ SET VOLUME /NOHIGHWATER_MARKING <volumename>

      この変更を有効にするには,ディスクをマウントし直す必要があります。

  4. 可変長レコード・フォーマットのファイルには ODS-5 ディスクを使用します。

  5. デバッグの記録を最小限にし,次のように SMB.CONF ファイルのログ・レベルを最小値に設定します。

    log level = 0
  6. ディスク・クラスタ・サイズを 16 の倍数に指定します。 これは,ディスクの初期化時に次の修飾子を指定することで可能です。

    $ INITIALIZE disk /CLUSTER=16*n

    n には 1 以上の値を適用します。

  7. SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$SMBD_STARTUP.COM に次の行を追加します。

    $ SET RMS_DEFAULT /EXTEND_QUANTITY=10240/BLOCK_COUNT=n/BLOCK_COUNT=8

    注記: /extend_quantity には 16 ブロックの倍数を指定します。

    n には,EVA の場合 124 を,XP の場合 96 を,その他のディスク・タイプの場合は 127 を指定します。

  8. SAMBA$DISABLE_LARGE_FILE_COPY の定義

    サーバーへのコピー操作を開始する際,デフォルトでは HP CIFS Server は事前にアロケーションを行わないでファイルのコピーを開始します。 この場合は,大きなファイルをコピーする際もタイムアウトが発生しません。 コピーを開始する前にサーバーがスペースを割り当てるようにしたい場合は,次の論理名を定義します。

    $ DEFINE/SYSTEM SAMBA$DISABLE_LARGE_FILE_COPY 1

    一般にこの論理名を定義するとコピー処理時間は早くなりますが,この論理名が定義されている場合,サーバーがスペースを割り当てるためクライアントへ応答するのに一定の時間を必要とするので,サーバーへの大きなファイルのコピーが失敗する場合があります。

  9. 多数の可変長レコード・フォーマットのファイルを含むディレクトリで,定期的に次のコマンドを実行します。

    $ ANALYZE/RMS/UPDATE_HEADER <filespec>

    注記: このコマンドは,ODS-5 ディスクのファイル・ヘッダの "file length hint" フィールドをアップデートします。 このフィールドが無効になっていると,HP CIFS Server はファイルの中身を実際に読んでファイル・サイズを計算します。これは性能の低下に結び付きます。

2.13.2 HP CIFS Server で NFS を使用している場合の接続

NFS も CIFS も,これらはどちらも複数のシステムからファイル・ストレージへのファイルシステム・アクセス機能を提供します。 ただし,ファイルへのアクセス制御,特に書き込みアクセスのためのファイル・オープンは,NFS システムおよび CIFS システムの両方から同時に行うことはできません。 NFS と CIFS はそれぞれ独自のロック・メカニズムを持っており,それらは相互には機能しないため,特定のリソースに対して同時にアクセスすることはできません。

2.13.3 NetBIOS 名は ポート 445 ではサポートされない

HP CIFS Server V1.1 (および Samba 3.0.x) では,ポート 139 の他,ポート 445 で接続することができます。 ただし,ポート 445 接続は SMB over TCP 用で NetBIOS プロトコルはサポートしないため,NetBIOS 名はポート 445 ではサポートされません。 このため,NetBIOS に依存する HP CIFS Server の機能は,このポートでは機能しません。 たとえば, “include = /etc/opt/samba/SMB.CONF.%L” により他の SMB.CONF.<netbiosname> を参照する “virtual server” テクニックは機能しません。

サーバーがどのポート でSMB トラフィックを認識するかは SMB.CONF パラメーター smb ports を使用して指定できます。 smb ports に 139 を設定してポート 445 を無効にしてください。 デフォルトでは,smb ports は 445 139 に設定されています。

2.13.4 OpenVMS 特有の構成

ここでは,OpenVMS 特有の構成について説明します。

2.13.4.1 Microsoft の Distributed File System (DFS)

Microsoft の Distributed File System (DFS) を利用していない場合は,SMB.CONF ファイルの [global] セクションに次のパラメーターを追加して,HP CIFS Server における DFS サポートを無効にしてください。 これにより,ネットワーク・トラフィックと DFS 関連エラーの発生を少なくすることができます。

host msdfs = no

2.13.4.2 クライアント接続数の構成

サーバーが処理できるクライアント接続の最大数は,サーバーが処理できる最大プロセス数 (プロセス・エントリ・スロット) によって制限されます。 この値は,次のコマンドで確認することができます。

$ SHOW MEM/SLOT

"Process Entry Slots" パラメーターの値を変更する方法については,『HP OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

2.13.4.3 OpenVMS 固有の SMB.CONF の構成

store dgpackets

store dgpackets は,OpenVMS 固有の SMB.CONF パラメーターで,[global] セクションに指定します。 SMB.CONF ファイルの [global] セクションに下記の行を追加してこのパラメーターを有効にすると, NMBD プロセスは不要なデータグラム (UDP) パケットを unexpected.tdb ファイルに書き込み,保管します。

[global]

store dgpackets = yes

require strongkey

require strongkey は OpenVMS 固有の SMB.CONF パラメーターで,[global] セクションに指定します。 require strongkey'YES' に設定すると,HP CIFS Server がストロング (128 bit) セッション・キーを使用しなければならないことを指定することになります。 半対側のチャネルのドメインコントローラーがストロング (128 bit) セッション・キーをサポートしていない場合,HP CIFS Server は安全なチャネルの確立を拒否します。

[global]

require strongkey = yes

注記: このレジストリ・パラメーターは,他のすべてのドメインコントローラーがストロング・キーをサポートしている場合のみ 'YES' に設定すべきです。 ストロング・キーは Windows 2000 以降でサポートされます。

Token sid limit

Token sid limit は OpenVMS 固有の SMB.CONF パラメーターで,[global] セクション指定します。 このパラメーターは,ユーザーが所属可能なドメイングループの最大数を指定します。 デフォルトでは,このパラメーターは 750 に設定されます。

2.14 HP CIFS Server ソフトウェアのアンインストール

ここでは,お使いのシステムから HP CIFS Server ソフトウェアを削除する方法を説明します。

クラスタ内の特定のノードで HP CIFS Server 構成を削除する場合は,次のコマンドを入力してください。

$ @SAMBA$ROOT:[BIN]SAMBA$REMOVE_CONFIG.COM

このコマンド・プロシージャは,そのノードで定義されているすべての HP CIFS Server 論理名の定義を解除し,構成時に設定される SMBD や SWAT などの TCP/IP サービスを削除します。

To uninstall the HP CIFS Server ソフトウェアのアンインストールの手順は以下のとおりです。

  1. 特権アカウントでシステムにログインします。

  2. 次のコマンドを入力して,NMBD とすべての SMBD プロセスを止めます。

    $ @SYS$STARTUP:SAMBA$SHUTDOWN.COM

  3. 次のコマンドを入力します。

    $ PRODUCT REMOVE SAMBA

この削除コマンドにより,次の処理が行われます。

  • 構成ファイルを保管するかどうかのプロンプトが表示されます。 ここで言う構成ファイルとは,HP CIFS データベース・ファイル (.tdb),SMB.CONFusername.map ファイル,および LMHOSTS.file です。

    • プロンプトに対して NO を入力すると,TDB ファイルおよびSMB.CONF ファイルが削除され,HP CIFS Server 関連の論理名の定義が解除されます。

    • プロンプトに対して YES を入力すると,ファイルを保管する場所を指定するためのプロンプトが表示されます。 デバイスおよびディレクトリを指定するか,あるいはそのまま Return キーを押してデフォルトの SAMBA$ROOT:[BACKUP] を指定してください。 HP CIFS Server 論理名の定義の解除は行われません。

    • インストール時に作成されたすべての HP CIFS Server アカウントが削除されます。

印刷用画面へ
プライバシー 本サイト利用時の合意事項
© 2009 Hewlett-Packard Development Company, L.P.