日本-日本語
製品  >  ソフトウェア  >  OpenVMS

HP OpenVMS Systems

OpenVMS

オペレーティング環境
クラスタ
ネットワーク&セキュリティ
システム管理
開発環境
技術資料
マニュアル
OpenVMS on Itanium
導入事例
企業ユーザー向けサポート
サイトマップ

HP OpenVMS Version 8.2 for HP Integrity Server and AlphaServer Systems
- 新機能と利点 -

HP OpenVMS Version 8.2 は,新しい OpenVMS Alpha リリースであると同時に,HP Integrity サーバーに対応した OpenVMS I64 の最初の製品版リリースとなります。OpenVMS Version 8.2 では,セキュリティや標準に関するアップデートに加え,Volume Shadowing でホスト・ベース・ミニマージをサポートし,将来の OpenVMS リリースで性能と拡張性を強化する際に必要となるような基本機能の拡張が行われています。このリリースでは,ファイバ・チャネル・ストレージの共有と 16 ノードまでのクラスター・メンバーをサポートするAlphaServer と Integrity サーバーのアーキテクチャー混在クラスターがサポートされます。

OpenVMS V8.2 でサポートする Integrity サーバーは,rx1600-2,rx2600-2,および rx4640-8 システムです。 OpenVMS V8.2 は,今後投入される EV7z プラットフォームもサポートし, OS と SMP 性能の強化も行われています。

以下の表で, Integrity サーバーおよび AlphaServer システム対応の HP OpenVMS v8.2 および 関連製品でサポートする新機能および拡張機能について説明します。

(2005年4月4日 更新)

クラスター・サポートとアップグレード・パス

機能 利点
OpenVMS AlphaServer システムと Integrity サーバーのアーキテクチャー混在クラスター環境のサポート:
  • 16 ノードまでサポート (最大構成: 8 ノードのIntegrity サーバーと 8 ノードの AlphaServer)
  • V8.2 では次の組合せをサポート:
    Alpha V7.3-2,Alpha V8.2,I64 V8.2
  • OpenVMS Alpha のアップグレード・パス:
    • V7.3-2 から V8.2 へのアップグレード
    • V7.3-1 から V8.2 へのアップグレード
  • Integrity サーバーへの OpenVMS I64 V8.2 のインストールはイニシャル・インストールが必要
  • OpenVMS が稼働する AlphaServer クラスター環境に HP Integrity サーバーを簡単に追加可能
  • 完全な投資保護
  • ビジネスにおける俊敏性
  • 高い RoIT (IT投資対効果)の維持
  • OpenVMS Alpha V8.2 と OpenVMS VAX V7.3 で Alpha と VAX のアーキテクチャー混在クラスターをサポート

サポートするシステムとオプション

機能 利点
HP Integrity サーバーのサポート:
  • rx1600-2, 1-2P, 1.0GHz
  • rx2600-2, 1-2P, 1.0, 1.3, 1.4,1.5GHz
  • rx4640-8, 1-4P, 1.3, 1.5GHz
  • rx4640, 2-8P (デュアル・コア), 1.1GHz
  • rx1620, 1.6GHz/3MB 267FSB (DP)
  • rx1620, 1.3GHz/3MB (DP)
  • rx2620, 1.6GHz/3MB (DP)
  • rx2620, 1.3GHz/3MB (DP)
  • rx2620, 1.6GHz/6MB
  • rx4640, 1.6GHz/6MB
  • rx4640, 1.5GHz/4MB
  • Fast Bundle: rx4640 4CPU confiig 1.6GHz/9MB
  • 業界標準の HP Integrity サーバーで OpenVMS アプリケーションを実行できる
Integrity サーバーでのストレージ接続
  • SCSI 直結
  • Fibre Channel SAN
  • Smart Array Backplane RAID
  • AlphaServer および Integrity サーバーの両方の環境から 共通のストレージ基盤に対する接続性を提供
    • HSG, EVA, MSA 1000, XP
  • Alpha 直結ストレージへの接続性を提供
Integrity サーバーでサポートするグラフィックス
  • ATI Radeon 7000/2D グラフィックス
  • ATI Radeon 7500/3D グラフィックス
  • OpenVMS が稼働する HP Integrity サーバーで 2D および 3D グラフィックスをサポート
  • OpenVMS Version 8.2 release support to be announced after software ships
Integrity サーバーでサポートする LAN オプション
  • 5701 (10/100/1000 Ethernet)
  • 8255x (10/100/1000 Ethernet)
  • 高速で標準的な Ethernet 接続との互換性を維持しながら, 先進の Intel および Broadcom の Gigabit Ethernet コントローラをサポート
Integrity サーバーでのクラスター・インターコネクト
  • Gigabit および 10/100 Ethernet
  • 既存の OpenVMS クラスター環境とのシームレスな接続性を提供
AlphaServer ES47, ES80, GS1280 での Alpha EV7z チップのサポート
  • HP AlphaServer の継続的な性能向上

OpenVMS I64 のライセンスおよびサービス・プラン

機能 利点
HP Integrity サーバーでの Operating Environment (OE) パッケージの導入:
  • Foundation OE(FOE)

  • Enterprise OE(EOE)

  • Mission Critical OE(MCOE)
  • ライセンス体系の単純化による注文時およびソフトウェア導入時のわかりやすさ
  • 1 枚の DVD から簡単に OE をインストール可能
  • HP Integrity サーバーに対してのみ提供される

  • FOE - 価格志向のユーザー向けに インターネット対応機能とともに豊富な機能を提供するためのパッケージ
  • EOE - 管理容易性と,シングル・システムでの可用性および性能をさらに高めたエンタープライズ・パッケージ
  • MCOE - マルチ・システムでの可用性と負荷管理の点で最高の性能を提供するための最上位パッケージ
HP Integrity サーバーでのプロセッサー単位のライセンスの導入:
  • すべての OE パッケージ,ほとんどのレイヤード製品に対して プロセッサー単位のライセンス(PPL: Per Processor License)を提供
  • コンパイラのコンカレント・ユース・ライセンス
  • 製品ごとのシングル・ライセンスの提供
  • より細かく - カスタマーが実際に必要とする機能に対して対価を支払うことが可能
  • より柔軟に - ボックスごとではなくプロセッサーごとのライセンシングと なるため,カスタマーは必要に応じて資産を移動することが可能
  • パーテショニングに適応 - 異なるタイプの OE を異なるハードウェア・パーティションおよび異なるオペレーティング・システムで使用することが可能
  • 拡張性 - 時間とともに変化するカスタマーの需要に応じたプロセッサーおよびソフトウェアの購入が可能
HP Integrity サーバーにおけるライセンス管理機能の拡張:
  • Integrity OE パッケージのサポート
  • Integrity プラットフォーム上でリブートを伴わずに OE の内容を アップグレード/ダウングレード/変更することが可能
  • 新しいツール - コンプライアンス・マネージャー
  • より簡単なライセンス管理
  • Integrity では Alpha よりもライセンス PAK (Product Authorization Key) が少ない。このためライセンス管理が簡単。
  • "ソフト" コンプライアンス・マネージャにより,PPL ライセンスが足りない場合に引続きシステムおよびライセンスを利用することが可能。 これにより,適切な遵守レベルでサーバーを利用可能状態にすることができる。
HP Integrity サーバーでのソフトウェア・サービスの導入:
  • Integrity サーバー上の HP-UX および OpenVMS で製品および OE に関して共通のサービスを提供
  • Integrity サーバー上で稼働する各オペレーティング・システムに対して同じサービスを購入することが可能
  • 契約の簡素化: 1 つの契約で同じ環境で使用しているすべてのシステムをカバーすることが可能
  • OE に含まれている製品の ソフトウェア・アップデート配布メディアと, 個別に販売可能なレイヤード製品の ソフトウェア・アップデート配布メディアが,年に 4 回, 同じスケジュールでリリースされる
  • 契約に従い自動配布される DVD でソフトウェア・アップデートを 受け取る代わりに, IT リソース・センタで Software Update Manager (SUM) にアクセスし, 新しい製品がリリースされると電子メールで通知を受け取るように登録することが可能。 カスタマーがソフトウェア・アップデートを入手したい場合は SUM にアクセスし, DVD メディアの送付を要求するか,あるいは ダウンロード・ファイルが用意されている場合は 新しいソフトウェア・リビジョンをダウンロードすることが可能。
ライセンス・トレードイン・ポリシー
  • サポート・カスタマー対象
  • 非サポート・カスタマー対象
 
  • サポート・カスタマーに対しては,年間サービス契約の購入により 100% のライセンス投資保護*
  • 非サポート・カスタマーに対しては,プリペイド式年間サービス契約の購入により 60% のライセンス投資保護
*契約内容に,新しいソフトウェア・リビジョンを使用する権利を得る ソフトウェア・アップデート・サービスが含まれていなければなりません。

UNIX & LINUX インターオペラビリティ

機能 利点
CRTL の拡張:
  • CRTL - OpenVMS 上で UNIX スタイルの API を提供
  • ファイル・ロック API
  • statvfs / fstatvfs
  • Stnd stat struct
  • UNIX / Linux アプリケーションの移植/開発が簡単
  • UNIX / Linux インターオペラビリティ互換ユーザー環境により, UNIX コマンドに慣れたユーザーが,使いなれたインタフェースで OpenVMS を使用することが可能
GNV の拡張:
  • vi (vim.org の実装)
  • gnuTAR
  • Make および Configure ルーチンの改善
  • UNIX のために書かれたアプリケーションを OpenVMS システム上で簡単にコンパイルすることが可能
Pthreads の拡張:
  • POSIX threads ライブラリでプロセス共用型ミューテクスと条件変数をサポート
  • プロセス共有ミューテックスと条件変数を利用する UNIX アプリケーションを OpenVMS に簡単に移植することが可能
AlphaServer から HP Integrity サーバーへの OpenVMS マイグレーション・ソフトウェア
  • OpenVMS Alpha の実行イメージと共有イメージを Integrity サーバー上の OpenVMS I64 で動作する機能的に同等なイメージに変換する新しいマイグレーション・ツール
  • OpenVMS の Web サイトで提供
  • ソース・コードがなくても Alpha から Integrity サーバーへアプリケーションを移行することが可能
  • 変換イメージを Alpha から Integrity サーバーへ移行することが可能
  • ソフトウェアのインストールあるいは利用のために新たなライセンスは不用
  • C,C++,Fortran および COBOL のサポートを含む

信頼性,拡張性,および性能に関する機能

機能 利点
Host Based Mini-Merge (HBMM)
  • OpenVMS クラスターのメンバーをクラスターから外した場合に シャドウ・セットの変更のみの最低限の (ミニマムな) マージが可能 (これまではフル・マージのみサポート)
  • Host-Based Volume Shadowing のシャドウ・セットで利用されている どのようなタイプのストレージでもミニマージが可能 (CI あるいは DSSI 接続ストレージを除く)
  • シャドウ・セットのマージ操作の性能改善
  • バックアップ管理の効率性向上
  • 2004年下半期 に OpenVMS V7.3-2 上でサポート
LAN フェイルオーバの改善
  • DE500 NIC および Jumbo フレーム Gigabit Ethernet NIC カードのサポートを拡張
  • サポートするすべての NIC タイプとオプションの LAN フェイルオーバをサポート
  • 高可用性機能の改善とカードあるいはケーブルの不良によるダウンタイムの低減
ロック・バリュー・ブロックの拡張
  • OpenVMS 分散ロック・マネージャのバリュー・ブロックのサイズを 16 から 64 バイトへ増加
  • この機能による既存アプリケーションへの影響は無し
  • アプリケーションのスケーリングを改善するために行われた プログラミングの変更によりバリュー・ブロックの追加スペースが利用可能
システム・サービス・ロギング
  • システム・サービス・アクティビティの情報を記録するメカニズム:
    • エグゼクティブ・モード・サービスおよびカーネル・モード・サービス
    • システム・サービス実行ルーチンおよび特権付き共有イメージ・サービス
    • 特定のプロセス
  • サービス性とトラブルシューティングの改善
ファスト UCB 作成/削除
  • 多数のデバイスが存在する場合の UCB の作成や削除を処理時間を早める
  • I/O サブシステム性能の改善
TCP/IP スケーラブル・カーネル
  • SMP システムでのネットワーク・アプリケーションの性能を改善

OpenVMS I64 ポーティングに関する新機能

機能 利点
System Dump Analyzer
  • 拡張ファイル・キャッシュ (XFC) の分析に使用する新しいコマンドなど,OpenVMS I64 で使用するための新しいコマンドおよび修飾子の追加
  • 実行中の OpenVMS システムあるいはクラッシュ・ダンプの分析機能の改善

一般ユーザー向けの機能

機能 利点
DCL の拡張
  • 新しい修飾子: Show System Directory, Search, Delete
  • 新しい機能: Create/Mailbox, Show Fastpath
  • 新しい関数: F$LICENSE, F$FID_TO_NAME
  • OpenVMS システムの使用,管理,保守をより簡単にするための,カスタマーから要求された機能拡張
  • OpenVMS をより優れた開発プラットフォームにするためのユーザビリティ機能
Monitor ユーティリティ
  • VAX PL/1 コードの C への変換
  • Monitor ユーティリティのネイティブ・サポート
  • データ収集アルゴリズムの改善
  • オーバーヘッドを低減するためのさまざまな性能改善
  • Monitor の記録を読むアプリケーションのための互換性の改善

セキュリティ

機能 利点
Kerberos V2.1 for OpenVMS
  • MIT Kerberos V5 Release 1.2.6 ベース, Release 1.2.8 までの CERT パッチを含む
  • OpenVMS I64,OpenVMS Alpha,および OpenVMS VAX で Kerberos クライアントおよびサーバーをサポート
HP SSL Version 1.2
  • OpenSSL 0.9.7d ベース
  • Secure Sockets Layer (SSL) は Internet を介して機密情報を安全に転送するための オープン・スタンダード・セキュリティ・プロトコルです。
  • ネットワーク経由のデータ転送のためのセキュリティ機能と 最新の暗号化標準をサポート
  • TCP/IP を利用した 2 ノード間の安全な通信を提供
  • POP および IMAP で高い安全性を提供するために OpenVMS SSL の利用が可能
  • OpenVMS I64,OpenVMS Alpha,および OpenVMS VAX で HP SSL をサポート
Common Data Security Architecture (CDSA)
  • VMS と UNIX で共通の暗号化機能を使用可能
  • OpenVMS ソフトウェアのダウンロードおよびインストレーションの 信頼性の確認が可能
  • 共通のセキュリティ・プラットフォームにより, OpenVMS とその他の CDSA 対応プラットフォームとの間で セキュリティ・アプリケーションを簡単に移すことが可能
  • 極めて安全なオペレーティング・システム・パッチを有効にするための拡張
バッファ・オーバーフローの回避
  • スタックおよびユーザー割り当てページでの実行を行わないように設定することにより 承認されていないコードの実行を防ぐ
  • 最新のセキュリティ脆弱性を回避
  • OpenVMS I64 でのみサポート

ネットワーク機能

機能 利点
libpcap ライブラリと TCPDUMP のアップデート
  • libpcap API のサポート。libpcap はユーザー・レベルのパケット・キャプチャ のためのシステムに依存しないインタフェース。
  • TCPDUMP Version 3.8.3 のサポート。TCPDump はパケット追跡ツール
  • ネットワークの問題をトレースし診断するためのツール
IPv6 構成のサポートと拡張
  • IPv6 構成プロシージャが拡張され,より多くのオプションを提供
  • IPv6 対応の FailSAFE IP サポート。新しい ifconfig コマンドを含む。
  • IPv6 対応の SSH のサポート
  • IPv6 対応の PATHWORKS Internet Protocol (PWIP) ドライバーのサポート
  • IPv6 対応の NTP をサポート
Network Time Protocol (NTP) のサポート
  • NTP Version 4.2.0 をサポート
  • NTP Version 3 および NTP Version 2 との互換性は維持するが, NTP Version 1 との互換性はない。
  • NTP Version 1 でのセキュリティ向上

システム管理

機能 利点
The Data Collector (TDC)
  • V7.3-2 以上のシステムで性能データを収集するために使用
  • 以下のタイプのシステム性能データを収集/保管する:
    • クラスターの構成および通信
    • CPU 利用状況
    • ディスク性能
    • システム全体の性能指標
    • システム・パラメーター
    • プロセス利用状況
  • AlphaServer および Integrity サーバーでの性能データを収集し, データ・ファイルからデータを取り出すユーザー・アプリケーションを作成することが可能
印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項
© 2005 Hewlett-Packard Development Company, L.P.