日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス サポート & ドライバー ソリューション ご購入方法
≫  お問い合わせ

製品とサービス >  ソフトウェアとOS >  OpenVMS >  History of OpenVMS

VAX & VMSものがたり


第6章 コマーシャル市場への進出

1979年までに、会社の売り上げは初めて20億ドルを記録しました。 DECはミニコンピュータ市場の第一人者で、システム、周辺機器、ソフトウェアを世界35カ国に販売していました。

この成功の要因は、小さな使い易いコンピュータを様々な分野の顧客に販売するという、 Ken Olsenの本来の戦略でした。研究所の科学者、会計担当者、銀行、メーカなどが、 これらのシステムを使用することができました。

1980年までに、DECはIBMにつぐ第二位のコンピュータ企業に成長しました。 このとき、コマーシャル市場対応のVMSバージョン2.0が発表されました。 FORTARNの科学用分野におけるリーダシップと同様のリーダシップを、 この第二世代のVMSによりコマーシャル市場で獲得することができました。 1980年春のリリースまでに、バージョン2のユーザは1,400サイトでした。

この発表で、DECはコマーシャル市場への進出をコミットし、VAXシステムを 新規のコマーシャルアプリケーション用の主要製品として位置づけました。 また、開発中のものとして、ネットワーキングと分散処理のコンセプトも強調しました。

  Ken Olsenが新製品を顧客に発表
Ken Olsenが新製品を顧客に発表

ファミリの拡張

VAXファミリの初期の展開は、小型化と価格低下の方向でした。 これは、「25万ドルとそれ以下」というVAXアーキテクチャが最初に計画された際の意図的な戦略でした。 DEC-10とDEC-20システムにはまだ競争力がありましたが、VAXシステムがDEC-10/20のビジネスを侵食することなく、 ハイエンドのPDP-11システムを置き換えるというのがその意図でした。

こうして、VAX-11/780の最初の後継機は、より小規模で安価なマシンでした。 780の最初の後継機は、VAX-11/750でした。VAX-11/750は、ゲートアレイとして知られる セミカスタムLSIロジックから構成されていました。各ゲートアレイ チップは、 約400のスタンダード ロジックファンクションから構成されていました。 各チップは750 CPU専用で、基本的なファンクションを相互接続することによって、 必要な機能を提供しました。

VAX-11/730はVAXファミリの第3番目のメンバーで、1982年に発表されました。 VAX-11/730は市販のビットスライスのマイクロプロセッサとプログラムアレイ技術で作られていました。


もっとパワーを!

一方、顧客の一部はより高性能のVAXシステムを求め始めていました。 この要求を満たすために、DECはVAX-11/782を開発しました。このシステムは、 共有メモリを用いた2台の標準VAX-11/780で構成されていました。 VAX-11/782のサポートにより、VMSはマルチプロセッシングへの第一歩を踏み出しました。 これは、後のVAX6000シリーズでサポートされる対称マルチプロセッシングの前兆でした。

このシステムの後に、VAX-11/785が続きました。VAX-11/785は、 VAX-11/780と同じデザインですがアップグレードした部品を使用していました。 このマシンにより、CPUは50%速いクロック速度で動作しました。 VAX-11/782とVAX-11/785は、780と8600間の大きなギャップを埋めるために設計されました。

VAXファミリのこれらの新しいマシンが、進化中のネットワーキング機能と相俟って、 DECの顧客に有用な種々の構成を提供しました。


ソフトウェア機能の拡充

VMSコマーシャル市場対応機能の中心は、以下の6つの新製品により代表されました。

  • COBOLは戦略製品でした
  • BASICは対話型で高速でした
  • 複数キーのISAMは、効率的なデータ管理機能を提供し、すべての言語から使用できました
  • 統合DECnetは複数システム間の通信を可能にしました
  • DATATRIEV V2は、オンライン照会と検索機能を提供しました
  • フォーム管理システム(FMS)は、データ入力とトランザクション指向のアプリケーションを可能にしました

これにより、機能範囲とパワーが広がり、コマーシャル分野の顧客は、 データをより簡単にかつ効率的に分散することができました。

トップへ 戻る   次のページへ
印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項 ウェブマスターに連絡