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マイクロプロセッサとパソコンの台頭


マイクロプロセッサの誕生

1988年の非常に寒いある日、ケンがマイクロプロセッサについてどう思うか、PCの性能は、価格は等と聞いてきた。それについて僕はいろいろなメーカーのものを使っていたので即座に答えました。

勝男

「そうだね、まず初期の頃からどうだったのかを見て見よう。まずPDP-11が出た1970年にはケンも知ってるとおり、マイクロプロセッサなんてまだなかったよ。

世界初の4ビットマイクロプロセッサ4004(Intel)がでたのは1971年で、72年には8ビットの8008、73年に8080、74年に6800(Motorola)が出て、75年には6502(MOS Technology 後にAppleIIに採用された)、1976年にはZ80(Zilog)、8085などが出てきたよ。

まだPDP-11が全盛の時さ。そして1977年にVAXが出て、その翌年にやっと16ビットマイクロコンピュータ8086(Intel)が、1979年には68000(Motorola)が発表されたんだ。68000は既に32ビットの内部レジスタを持っていてびっくりしたよ。

82年に80286、83年に68020、もうその後の発展はケンも知ってるとおりだよ。でも当初8086はアドレスがセグメントを使っていてすごくいびつでいい印象はなかったな。将来は68000系が主流だと思ってたんだが。IBMがIntelの8088を採用したためパソコンの主流になれなかったんだ。 」


パソコンの誕生

1970年代も終わりになると、パソコンやマイコンということばが使われはじめたんだ。 ケン、なんとAppleIIというパソコンがVAXの生まれた1977年に出たんだ。8ビットMPUで6502を使い、メモリは48Kバイト、143Kバイトの5インチ片面フロッピディスクドライブ、白黒モニタを付けて100万円(本体価格は約40万円)もしてたんだ。

でも、フロッピディスクはもう素晴らしいスピードでデータをアクセスしたいたんだ。一度使うともう病み付きになりますよ。

そういえば、その頃はディスクも値段が高いんで、書き込み許可用の切り込みが右上に5ミリ位の大きさで入ってるんですが、それと同じものを左側に切ってやると、なんと片面のディスケットが両面とも使用可能になるんですよ。

それを当て込んだ業者が、「切り込み専用カッター」なんてものを結構な値段で売り出してたなあ。金のない僕なんかハサミを使って切り込みを入れたものですよ。

その当時のロードデバイスはカセットテープ、例の音楽を聞くのと同じのがプログラムやデータの保存や読み込み用のデバイスとして使われてて、フロッピディスクを個人で使うなんてもう贅沢の最たるものでしたよ。ところでケンはパソコンは使わないの?」

ケン

「もっと高性能なら使ってもいいが、私としては、ビジネスとして成り立つか、利益をどうあげるかという問題のほうに興味があるね。もしうちが参入するとしてもまだまだ先になると思うよ」

勝男

「ふーん。僕のApple上ではMicrosoft製Z80カードを付けてCPM56というOS(Digital Research)が動作してるんだよ。

これがすごくって既に表計算ソフトVisicalc、BASIC、FORTH、Fortran、COBOL、LISP、SmallTalk、それにChoplifterっていう戦闘ゲームなどありとあらゆるソフトが走っていて、それらを買うだけでも小使いが吹っとんでしまいますよ。

僕がまだ『パソコン青年』と呼ばれている頃でしたね。

これから数年後日本ではPC9801と呼ばれるパソコンが登場します。

ちなみにわが家では、AppleII、PC9801F2、Mac512など昔のマシンが今でもすこぶる快適?に動作していますよ。ケン、一度見にきませんか?それを見たら、必ずこれは商売になるとケンも納得しますよ」

ではということでケンは友人4人を連れてくることになった。

当日私は4人を見て驚きました。例の会社の4人ではないか。

イブム・アムダンにどう仕事は聞くと彼は、今は夢を実現してコンピュータを製造して るそうで、IBMの大型互換機で今はフュージット・フェイカムと一緒にやってるという ことだった。 ニキーデ・ン・ニークは儲けた金で僕の使ってるPCを作ってるとのこと。 フュージット・フェイカムやイターキ・イタークも超大型からPCまで幅広く手掛けてる そうだが、PCではニークがやり手で困ってるとのことでした。

でも彼らを見てると様々な経験を積みながら夢を実現したなんて素晴らしい人逹だなと思った。

ところで前々から彼らの名前がどこかで聞いたような気がしてひっかかってい たのでスペルで書いてもらう事にした。

イブム・アムダンは”IBM・AMDAHL”
フュージット・フェイカムは”FUJITSU・FACOM”
ニキーデ・ン・ニークは”NICHIDE・N・NEAC”
イターキ・イタークは”HITACHI・HITAC”

と言う事だった. どうりでみんな昔から知ってたような感じがしたはずだ。私のコンピュータ人生にかかわるこの人達に感謝。

ケンも彼らを見て、DECもパソコンやるかと目を輝かしていました。

これが現実のものになるのは、この後数年の歳月が必要でした。そして時は瞬く間に過ぎ、DECも僕も非常にいろいろな経験を積んでいきました。

そして僕は久しぶりに日本に帰る事になりました。時は既に1995年のはじめのことです。


32ビットから64ビットへ、Alphaチップの到来

日本での生活も落ち着きを取り戻しつつあったある日、アメリカにいた時からずーとファンで、僕の技術の宝庫であったトランジット技術から、Alphaチップについて記事を書いてくれないかと依頼が来ました。そこで1週間で約30ページも書いたら、担当者が各社1ページずつでいいんですよだって。

僕は気を取り直して、では後日50ページくらいの 「DECの主張、初心者向けAlphaと他社RISCアーキテクチャ徹底比較特集」をやりましょうと言ったんだが聞いてもらえるかな?

そして30ページを1ページに圧縮したAlpha解説記事ができ上がりました。

DECはPDPからVAX発売以来1990年頃までミニコンメーカーとして知られていました。

また、VAXは32ビットスーパミニコンのベストセラーとして有名でした。VAXアーキテクチャはVAXtationと呼ばれるワークステーションにも採用され同じVMSが動作します。

CISC型コンピュータVAXとしてこれ以上の性能向上には様々な困難がつきまとうためDECはアーキテクチャを一新した64ビットのRISC型チップAlpha(21064)を1992年9月に発表しました(写真9)。

写真9:Alpha 21064
写真9:Alpha 21064

このチップは200MHzで動作、170万トランジスタを集積、8Kバイトの1次命令キャッシュ、8Kバイトの1次データキャッシュを内蔵、外部データバス128ビットで2命令同時実行が可能な高性能なチップです。

できるだけ不要な回路は省き、周波数を上げて最高のパフォーマンスが得られるようにし、スーパースケーラ/スーパーパイプラインを採用しました。

ソフトウェア互換性を保持した21164は、300MHzで動作、930万トランジスタを集積、96Kバイトの2次キャッシュまでも内蔵、4命令同時実行が可能なチップです。330SPECint、500SPECfp、1200MIPS、600MFLOPSという性能です。


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