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第 1 章:概要
第 2 章:ドキュメント
第 3 章:時間の管理
第 4 章:ネットワークとクラスタ
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FAQ


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割り当てクラス・メカニズムは,クラスタ内のストレージ・デバイスに対するサービス対象パスと直接パスを構成し,解決するための方法を,システム管理者に提供します。サービスされるデバイスに複数のパスがある場合は, MSCP (または TMSCP) ストレージ・コントローラ,ポート (ポート割り当てクラスの場合), OpenVMS MSCP (または TMSCP) サーバのいずれかで, 0 以外の割り当てクラスを使用して構成する必要があります。同じデバイスへのパスを提供するすべてのコントローラまたはサーバには,(ポート,コントローラ,サーバ・レベルのいずれかで) 同じ割り当てクラスを与える必要があります。

0 以外のディスク (またはテープ) 割り当てクラスで使用される各ディスク (またはテープ) のユニット番号は,デバイス・プリフィックスとは無関係に,固有の値でなければなりません。マルチパス・デバイスのパスを判断する場合,ユニット番号が同一で,ディスク (またはテープ) 割り当てクラスの構成も同一のディスク・デバイス (またはテープ・デバイス) は,同じデバイスであると解釈されます。

ディスク・デバイスの割り当てクラスを再構成する場合, Fibre Channel ストレージが構成されるまで (または構成されない限り),割り当てクラス 1 ($1$) を使用することは回避した方がよいでしょう。 Fibre Channel ストレージでは特に,割り当てクラス $1$ を使用する必要があります (たとえば $1$DGA0:)。

4.6.2.2.1 割り当てクラスとマルチパス SCSI の構成方法を教えてください

HSZ 割り当てクラスは,OpenVMS V7.2 以降,デバイスに適用されています。この割り当てクラスはポート割り当てクラス (PAC) であると考えられ,PAC が付いたすべてのデバイス名は,コントローラ・レターが強制的に "A" に設定されます。『OpenVMS Cluster 構成ガイド』の記述から,この設定はユーザが行わなければならないと考えているかもしれませんが,この名前変更は OpenVMS が完全に行います。

HSZ 割り当てクラスを 0 に設定し,PKB PAC を -1 に設定すれば,デバイス名を強制的に DKB に戻すことができます。この場合は,ホストの割り当てクラスが使用され,コントローラ・レターだけが残されます (つまり, DK コントローラ・レターは SCSI ポート (PK) コントローラと同じになります)。 HSZ がマルチバス・フェールオーバ・モードで構成されている場合は,この手法は使用できませんので注意してください。この場合,OpenVMS では HSZ の割り当てクラスを使用することが要求されます。

構成がそれほど複雑でない場合でも,3 種類の割り当てクラス (ノード,ポート,HSZ/HSJ) を割り当てる方法に注意を払う必要があります。注意を怠ると,解決するのが困難なデバイス名の競合が発生する可能性があります。

SCSI マルチパスの場合は,パス情報を表示できるので,マルチパス・ソフトウェアは同じデバイスへの異なるパスを区別することができます。たとえば,KZPBA コントローラが 2 台と,HSZ への SCSI バスが 2 つあるために,$1$DKA100 へのパスが 2 つある場合は,マルチパス・セットに 2 つの UCB があります。マルチパス・ソフトウェアはパス情報を使用して,これらの 2 つの UCB を区別します。

表示可能なパス情報はパスを記述します。この場合は,SCSI ポートを記述します。ポートが PKB の場合は,PKB がパス名として使用されます。デバイス名はポート名に対応付けられなくなり,コントローラ,SCSI ポート,ノードのいずれかの割り当てクラスの設定に依存するようになります。

PAC を使用するときに,デバイス名のコントローラ・レターが強制的に "A" に設定されるのは,共有 SCSI バスが,バスに接続されているさまざまなノードの異なるポートを経由して構成される可能性があるからです。あるノードでは,ポートは PKB,別のノードでは PKC になるかもしれません。当然,共有デバイスはすべてのノードで同じデバイス名を使用するのが適切です。このように設定するには,各ノードで同じ PAC を割り当て, OpenVMS が強制的に各ノードでコントローラ・レターを同じ値に設定するようにします。単純に "A" を選択する方法は,ノード間でコントローラ・レターを交渉するより簡単で,確定的に1つに決まります。 DSSI ストレージまたは SDI/STI ストレージを使用した場合も,同様のソリューションが使用されます。

ポート割り当てクラスを有効にするには, SYSBOOT コマンド SET/BOOT および DEVICE_NAMING システム・パラメータを参照してください。

この情報は,『OpenVMS Cluster 構成ガイド』にも記載されています。

4.6.3 SET HOST/DUP と SET HOST/HSC について教えてください

Diagnostics and Utility Protocol (DUP) を介してストレージ・コントローラに接続するには, OpenVMS DCL コマンド SET HOST/DUP および SET HOST/HSC を使用します。これらのコマンドを使用するには, FYDRIVER デバイス・ドライバを接続する必要があります。このデバイス・ドライバの接続は,通常,以下のコマンドをシステム・スタートアップ・コマンド・プロシージャに追加することで行います。

OpenVMS Alpha の場合:


$ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN 
SYSMAN> IO CONNECT FYA0/NOADAPTER/DRIVER=SYS$FYDRIVER 

OpenVMS VAX の場合:


$ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN 
SYSGEN> CONNECT FYA0/NOADAPTER 

DCL SET HOST/DUP コマンドを使用する代わりに,ある程度新しい VAX コンソールで提供されるコンソール・コマンド SET HOST を使用する方法もあります。

内蔵 DSSI コントローラのパラメータにアクセスする場合:


SET HOST/DUP/DSSI[/BUS:{0:1}] dssi_node_number PARAMS 

内蔵 DSSI コントローラのツール・ディレクトリにアクセスする場合:


SET HOST/DUP/DSSI[/BUS:{0:1}] dssi_node_number DIRECT 

KFQSA DSSI コントローラのパラメータにアクセスする場合:


SHOW UQSSP ! to get port_controller_number PARAMS 
SET HOST/DUP/UQSSP port_controller_number PARAMS 

これらのコンソール・コマンドは,ほとんどの MicroVAX および VAXstation 3xxx シリーズ・システムと,ほとんど (すべて) の VAX 4xxx シリーズ・システムで使用できます。詳細については,システムのドキュメントを参照してください。ほとんどの VAX システムでは,コンソール HELP テキストも参照してください。

OpenVMS VAX ノードで DSSI VMScluster を設定する場合は,『DSSI VAXcluster Installation and Troubleshooting』 (EK-410AB-MG) が役立ちます。このマニュアルは古いため, OpenVMS Alpha システムについては記述されていませんが, DSSI ベースの VMScluster の設定に関して,ハードウェアとソフトウェアのすべての観点から詳しく説明されており,記載されている概念の多くは, OpenVMS Alpha システムにも直接適用できます。このマニュアルでは特にハードウェアについて詳しく説明されており,OpenVMS VMScluster の標準ドキュメントには記載されていない一部の情報も記載されています。

第 4.3.3 項 も参照してください。 OpenVMS ホストの SCS 名については, <REFERENCE>(mgmt9) を参照してください。

4.6.4 DSSI ディスクまたはテープの名前を変更する方法を教えてください

DSSI ディスクまたは DSSI テープの番号または名前を変更する場合,以下のコマンドを知っていれば簡単に変更できます。

OpenVMS から変更する場合:


$ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN 
SYSGEN> CONNECT FYA0/NOADAPTER 
SYSGEN> ^Z 
$ SET HOST/DUP/SERV=MSCP$DUP/TASK=PARAMS <DSSI-NODE-NAME> 
... 
PARAMS> STAT CONF 
<The software version is normally near the top of the display.> 
PARAMS> EXIT 
... 

ほとんどの 3000 シリーズおよび 4000 シリーズの VAX システムのコンソールから変更する場合: (これらのコマンドを使用するには,システムを停止する必要があります)

内蔵 DSSI の場合:


SET HOST/DUP/DSSI[/BUS:[0:1]] dssi_node_number PARAMS 

KFQSA の場合:


SET HOST/DUP/UQSSP port_controller_number PARAMS 

PARAMS サブシステムを開始する方法については, SET HOST 構文のコンソール・プロンプトで HELP を参照するか,または SET HOST /DUP に関する HELP を参照してください (OpenVMS で FYDRIVER を接続した後)。

PARAMS サブシステムを開始した後, FORCEUNI オプションを使用して,UNITNUM 値を強制的に使用し,各 DSSI ISE の内部で固有の UNITNUM を設定します。この結果,各 DSSI ISE は指定されたユニット番号を使用するようになり,DSSI ノードをユニット番号として使用しなくなります。その他に関連するパラメータは NODENAME と ALLCLASS であり,それぞれノード名および (ディスクまたはテープの) クラスタ割り当てクラスを指定します。

OpenVMS Cluster のディスク割り当てクラス内で使用されるすべてのディスク・ユニット番号が固有の値であること,およびOpenVMS Cluster のテープ割り当てクラス内で使用されるすべてのテープ・ユニット番号が固有の値であることを確認してください。 OpenVMS ホストの SCS 名の詳細については, <REFERENCE>(mgmt9) を参照してください。 SET HOST/DUP の詳細については, 第 4.6.3 項 を参照してください。

4.6.5 Fibre Channel Storage (SAN) に関する情報が提供されている場所を教えてください

  • http://www.openvms.compaq.com/openvms/fibre/index.html



4.6.6 OpenVMS Cluster ではどのファイルを共有しますか?

通常,以下のファイルがクラスタ内のすべてのノードで共有されます。 SYSUAF は非常に多くの場合共通ですが,複数のコピーを持ち,それらすべてのコピーでUIC の値やバイナリ識別子の値が一致するように注意深く調整することもできます (クラスタ内で複数の SYSUAF 持つ最も一般的な使用方法として,ノードごとに異なるクォータを設定するという使い方があります。いずれにしろ,バイナリ UIC の値とバイナリ識別子の値はすべての SYSUAF ファイル間で一致し,RIGHTSLIST ファイルが一致するように調整する必要があります)。クラスタ内で共有するファイルについては,以下に示すファイルに加え, OpenVMS クラスタのドキュメントおよびシステム管理ドキュメントを参照して確認してください。


    ファイル名:                 デフォルトの仕様: 
    SYSUAF                      SYS$SYSTEM:.DAT 
    SYSUAFALT                   SYS$SYSTEM:.DAT 
    SYSALF                      SYS$SYSTEM:.DAT 
    RIGHTSLIST                  SYS$SYSTEM:.DAT 
    NETPROXY                    SYS$SYSTEM:.DAT 
    NET$PROXY                   SYS$SYSTEM:.DAT 
    NETOBJECT                   SYS$SYSTEM:.DAT 
    NETNODE_REMOTE              SYS$SYSTEM:.DAT 
    QMAN$MASTER                 SYS$SYSTEM: (一連の関連ファイル) 
    LMF$LICENSE                 SYS$SYSTEM:.LDB 
    VMSMAIL_PROFILE             SYS$SYSTEM:.DATA 
    VMS$OBJECTS                 SYS$SYSTEM:.DAT 
    VMS$AUDIT_SERVER            SYS$MANAGER:.DAT 
    VMS$PASSWORD_HISTORY        SYS$SYSTEM:.DATA 
    NETNODE_UPDATE              SYS$MANAGER:.COM 
    VMS$PASSWORD_POLICY         SYS$LIBRARY:.EXE 
    LAN$NODE_DATABASE           SYS$SYSTEM:LAN$NODE_DATABASE.DAT 
    VMS$CLASS_SCHEDULE          SYS$SYSTEM:.DATA 
    SYS$REGISTRY                SYS$SYSTEM: (一連の関連ファイル) 

ドキュメント以外に, V7.2 以降の最も新しい OpenVMS バージョンの SYS$STARTUP:SYLOGICALS.TEMPLATE ファイルも参照してください。

SYSUAF ファイルの共有(あるいは同期化) に失敗すると,バッチ処理, SUBMIT/USER コマンド,クラスタ別名を使用する一般的な操作,あるいは,さまざまな SYSMAN あるいは関連処理などで問題が発生する原因となります。なお,オブジェクトのプロテクションおよびデフォルトは一致する必要はありません。これらの問題は,意図しないアクセス拒否や意図しないオブジェクト・アクセスなどのシステム・セキュリティ上の問題を招く可能性もあります。

4.6.7 OpenVMS Cluster 構成を解消する方法を教えてください

VMScluster に関するドキュメント,およびシステム管理に関するドキュメントを参照してください。ここでは,キー・ポイントを説明しますが,変更する必要のある情報以外も含まれている可能性があります。

OpenVMS Cluster のサポート機能は,オペレーティング・システムに直接統合されており,このサポートを削除する方法はありません。しかし,特定のクラスタ構成向けに追加されたサイト固有のカスタマイズは削除可能です。

まず,現在の各システム・ディスクの復元可能なイメージ・バックアップを作成します。操作を間違えたり,混乱した場合は,このバックアップを使用して元に戻すことができます。

OpenVMS VAX システムの場合は,スタンドアロン BACKUP キットを作成します。 OpenVMS Alpha システムの場合は,ブート可能な BACKUP キットを作成するか,または入手します。

CLUSTER_CONFIG または CLUSTER_CONFIG_LAN を使用して,さまざまなシステム・ルートを削除し,ブート・サービスと VMScluster の設定を切り離します。

必要な数だけ,アーキテクチャ固有のシステム・ディスクのコピーを作成します。新しいシステムはすべて,ルート SYS0 からブートされることに注意してください。システム固有のファイルが他のルートにある場合は,保存してください。

VMScluster の共通ファイルのコピーを新しい各システム・ディスクに移動します。

スタンドアロン・ノードで使用するために,各システムでコンソール・パラメータとブート・フラグをリセットします。

SYSGEN および MODPARAMS.DAT で VAXCLUSTER パラメータと NISCS_LOAD_PEA0 パラメータをリセットします。

SYSMAN を使用して,VMScluster のグループ ID とパスワードを変更します。

システムを個別にリブートし,各システムで AUTOGEN を実行します。

ブート・サーバ・ノードで,NCP または LANCP を使用して MOP サービスをシャットオフします。

Ask The Wizard の「クラスタの切り離し」に関するトピックも参照してください。

  • http://www.hp.com/go/openvms/wizard/

OpenVMS Ask The Wizard (ATW) についての情報,および提供されている ATW Wizard.zip アーカイブの URL については, 第 2.8 節 を参照してください。

ノード名の変更に関する情報は, <REFERENCE>(MGMT9) を参照してください。

4.6.8 ボリューム・シャドウイングの詳細について教えてください

ここでは,ホスト・ベースのボリューム・シャドウイング (OpenVMS で提供されるディスク・ミラーリング機能) について説明します。

はい。ホスト・ベースのボリューム・シャドウイングを使用するには,関係するディスクは 0 以外の割り当てクラスで構成する必要があります。

0 以外の割り当てクラスの宣言を含むように, SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DAT を編集します。以下の例では,ホスト割り当てクラスを 7 に設定しています。


ALLOCLASS = 7 

その後,システムで AUTOGEN を実行し,リブートします。

これで,以下のようなコマンドを使用してシャドウ・セットを作成できます。


$ MOUNT dsa1007: /SHADOW=($7$dkb300:,$7$dkb500:) volumelabel 

OpenVMS Cluster で操作する場合,このシーケンスは通常,ディスク名を SCSNODE プリフィックス (scsnode$dkann) から割り当てクラス・プリフィックス ($7$dkannn) に変更します。この方法を使用すると,スタートアップおよびアプリケーション環境で DISK$volumelabel 論理名などの論理名構造を使用して,デバイスに依存しない方式に移行できます。これは,物理デバイス参照を取り除くチャンスです。

割り当てクラス 1 は Fibre Channel デバイスで使用されます。 Fibre Channel が現在構成されておらず,構成する計画がない場合でも,0 以外の割り当てクラス値を使用するときは, 1 以外の値を使用するのが最適です。


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