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Intel ICH6対応、DUD v6.00.075-1, v6.00.89A-2利用方法について
DL320G3, ML110G2, ML310G2用
Red Hat EL3, SUSE Enterprise 9向け

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28-APR-05, revised 30-AUG-06
 本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予めサイト内リンク技術情報サイト内リンク保証について、ディストリビュータが提供する WEBサイト等をご覧ください。
 本ページでは、Intel ICH6R chipsetを利用した SATA-RAIDの利用と注意事項について説明いたします。

ICH6R chipsetについて

 一般に ICH6Rと呼ばれているコントローラは、Intel E7221チップセットの一部である FW82801FRになります。このコントローラは SATAを制御する機能を持ち、RAID機能を装備する FRと装備しない FBの二つの製品として提供されています。前者の FRコントローラが一般に ICH6Rと呼ばれています。
 
 Linuxでは、ICH6Rに接続した SATA HDDは、ata_piixドライバを利用した単体ドライブとして利用する '通常'モードでの利用方法と、aarichドライバを利用した 'RAID'モードでの利用方法の二種類を使い分ける事が可能です。
 
 ICH6Rで RAIDモードを利用するにはメリットだけでなく様々な制限から来るデメリットが存在しますので、システム運用を行う前にこれらの制限を確認してから、利用する SATAのモードを決定する必要があります。

RAIDモードの制限:ポート数の制限

 ICH6Rは、SATAポートとして #0〜#3の 4ポートをサポートしていますが、RAIDモードで利用する場合には #0と #1の 2ポートしかサポートされません。
 
 このため利用できる RAIDレベルは 0と 1のみになります。またホットスペア構成もサポートされません。
 
 RAIDモードを利用するには HDDの利用本数が少なくなる事を前提にシステム構成を計画する必要がある事に注意してください。

RAIDモードの制限:aarichドライバの提供状況について

 現時点に於いて RAIDモード用 aarichドライバは、Red Hat、SUSE等のディストリビューションのソースツリーにマージされていません。
 
 このためインストール時には DUD/aarichドライバ FDが別途必要になります。また kernelのアップデートを行うにも別途 binary提供されるドライバが必要となるため、最新の kernelに適応させる事が困難となります。
 
 RAIDモードを利用するには kernelのアップデートが自由に行えない事を前提にシステム構成を計画する必要がある事に注意してください。

RAIDモード対応 ProLiantについて

 現在、ICH6Rを搭載し且つ RAIDモードがサポートされている機種は下記になります。
× - ProLiant ML110G2/SATA
○ - ProLiant ML310G2/SATA
○ - ProLiant DL320G3

RAIDボリュームの作成方法について

 RBSUで 'SATA Software RAID'の値を Enabledに変更します。
 
 この変更により、以降 POST画面に SCSISelectのバナーが表示される様になります。

 SCSISelectのバナーが表示されている間に [Ctrl]+[A]を押します。
 以降は SCSISelect内のメニューに沿って RAIDボリュームを構成します。

DUD/aarichドライバ利用方法について

 'modules'は、DUD内の modules.cgzもしくは RPM内の storage_drivers.tgzを展開し、/lib/modulesをリスト化したものです。
Red Hat Enterprise Linux 3/U5,U6(x86, x86_64)
FILE .imgaarich-6.00.89A-2.rhel3.i686.dd(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 1,440KB 21-JUN-06
.imgaarich-6.00.89A-2.rhel3.em64t.dd(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US)
VERSION 6.00.89A-2
追記 TEXTREADME(i686)/TEXTmodules(i686), TEXTREADME(em64t)/TEXTmodules(em64t)
  READMEに記載してある BASE, U3, U4 には対応していません。インストーラの boot:メニューにて 'linux dd'と入力し、本DUDをロードしてください。

Red Hat Enterprise Linux 3/U3(x86, x86_64)
FILE .imgaarich-6.00.075-1.rhel3qu3.i686.img(ftp-JPN), サイト外リンク(ftp-US) 1,440KB 19-JAN-05
.imgaarich-6.00.075-1.rhel3qu3amd64.x86_64.img(ftp-JPN)
サイト外リンク(ftp-US)
VERSION 6.00.075-1
追記 TEXTmodules(i686), TEXTmodules(x86_64)
インストーラの boot:メニューにて 'linux dd'と入力し、本DUDをロードしてください。ファイル名に 'amd64'が含まれていますが、AMD64用ドライバと共に EM64T(ia32e)用ドライバも含まれています。但し、AMD64(Opteron) CPUはサポートする ProLiantの構成に存在しません。

Red Hat Enterprise Linux 4/U1,U2(x86, x86_64)
FILE .imgaarich-6.00.89A-2.rhel4.i686.dd(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 1,440KB 21-JUN-06
.imgaarich-6.00.89A-2.rhel4.x86_64.dd(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US)
VERSION 6.00.89A-2
追記 TEXTREADME(i686)/TEXTmodules(i686),TEXTREADME(x86_64)/TEXTmodules(x86_64)
READMEに記載してある BASEには対応していません
インストーラの boot:メニューにて 'linux dd'と入力し、本DUDをロードしてください。

SuSE Enterprise 9/SP3(x86, x86_64)
FILE .imgaarich-6.00.89A-2.sles9.i586.dd(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 1,440KB 21-JUN-06
.imgaarich-6.00.89A-2.sles9.x86_64.dd(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US)
VERSION 6.00.89A-2
追記 TEXTREADME(i586), TEXTREADME(x86_64)
インストーラの初期ブートメニューで [F6]を押して、本DUDをロードしてください。

SUSE Enterprise Linux 9(x86)
FILE .imgaarich-6.00.075-1.sles9i586.i586.img(ftp-JPN), サイト外リンク(ftp-US) 1,440KB 19-JAN-05
VERSION 6.00.075-1
追記 インストーラの初期ブートメニューで [F6]を押して、本DUDをロードしてください。

SUSE Enterprise Linux 9(x86_64)
FILE .imgaarich-6.00.075-1.sles9x86_64.x86_64.img(ftp-JPN)
サイト外リンク(ftp-US)
1,440KB 19-JAN-05
VERSION 6.00.075-1
追記 インストーラの初期ブートメニューで [F6]を押して、本DUDをロードしてください。

RPM/aarichドライバ利用方法について

Red Hat Enterprise Linux 3/U2,U3,U4,U5,U6(x86, x86_64)
FILE .imgaarich-6.00.89A-2.rhel3.i686.rpm(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 6,183KB 21-JUN-06
.imgaarich-6.00.89A-2.rhel3.em64t.rpm(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 1,533KB
VERSION 6.00.89A-2
追記 TEXTREADME(i686)/TEXTmodules(i686), TEXTREADME(em64t)/TEXTmodules(em64t)
READMEに記載してある U7には対応していません

Red Hat Enterprise Linux 4/BASE,U1,U2(x86, x86_64)
FILE .imgaarich-6.00.89A-2.rhel4.i686.rpm(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 1,837KB 21-JUN-06
.imgaarich-6.00.89A-2.rhel4.x86_64.rpm(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 1,460KB
VERSION 6.00.89A-2
追記 TEXTREADME(i686)/TEXTmodules(i686), TEXTREADME(x86_64)/TEXTmodules(x86_64)
特になし。

SuSE Enterprise 9/SP3(x86, x86_64)
FILE .imgaarich-6.00.89A-2.sles9.i586.rpm(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 5,628KB 21-JUN-06
.imgaarich-6.00.89A-2.sles9.x86_64.rpm(ftp-JPN) , サイト外リンク(ftp-US) 3,466KB
VERSION 6.00.89A-2
追記 TEXTREADME(i586), TEXTREADME(x86_64)
特になし。

errata kernel対応 RPM/aarichについて

 現在、errata kernelに対応した RPM/aarichドライバは提供されていません。

HDD障害時のログ記録について

 aarichドライバは HDD障害時に /var/log/messagesへログの記録を行いません。別途、後述の管理ツールの導入が必要になります。

IMAとの連携について

 Insight Management Agentと本ドライバは連携しないため、障害検知は別途 Adaptec管理ツールを利用して行う必要があります。

管理ツールについて

 RAID状況を確認するための Adaptec UCLI(uniform command line interface)と、Adaptec StorMan(Storage Manager)が提供されています。StorManは利用するシステム構成によってサポートされていない場合がありますのでご注意ください。詳細はLinux用管理ツールについての技術情報をご覧ください。

SATA HDDの障害時、ホットプラグ操作時の I/O停止について

 ML310G2は SATA HDDのホットプラグに対応しています。しかし SATA HDDの抜き差しをオンラインで行うと 30秒強の I/Oの停止が発生し、システムサービスに様々な影響が発生する可能性が考えられます。このため HDDの交換時にはシャットダウンされる事を推奨いたします。

 同様に SATA HDDの障害発生時にも I/Oの停止が発生する場合があります。より強固な耐障害性を求められる場合には、SmartArray等のハードウェア RAIDコントローラのご利用を推奨いたします。

リビルド方法について

 HDD修復後の論理ドライブの復旧方法についてはATA/SATA-RAIDについての技術情報をご覧ください。

既知の問題

 RAID設定 Disable時、RAID構成で利用した HDDを利用して SLES9を default partition設定でインストールすると次の問題が発生する場合があります。
 
  • /dev/sda(通常のインストール場所)ではなく /dev/sdb に OSがインストールされる
  • インストール後、bootすると dmesgへ以下のメッセージが大量にログされる
    Buffer I/O error on device デバイス名, logical blockブロック番号
     
    <メッセージ例>
     Buffer I/O error on device sda2, logical block 974293888
     Buffer I/O error on device sda2, logical block 974293889
     Buffer I/O error on device sda2, logical block 974293890
        ・
        ・
        ・
 これは、RAIDを構築時にDiskへ設定された RAID partition table情報がそのまま Diskに残っていて、単体Diskとしてみると不正な partition table情報になるため発生します。この問題を回避するため、以下に示す方法で Diskから RAID partition table情報を削除する必要があります。

不正な partiton table情報の例は、"2. インストール中での対処 --- #4" をご覧ください

1. BIOS起動中の対処
     RBSUで RAIDを Disabledにする前に RAID設定画面で論理ドライブを削除する
#1 #2 #3
  #1 #2 #3
  2. インストール中の対処
     インストールの partition設定画面 → "エキスパート設定"で不正な partition table情報を削除する 
#1 #2 #3 #4
#1 #2 #3 #4
#5 #6 #7 #8
#5 #6 #7 #8
  3. インストール後の対処
     fdisk等で不正な partition table情報を削除する
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