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SmartArrayでの 1TB超えについて
StorageWorks MSA20

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revised 12-JUL-05
 本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予めサイト内リンク技術情報サイト内リンク保証について、ディストリビュータが提供する WEBサイト等をご覧ください。

ストレージのボリュームあたり 1TB超えに関して

 SATAを搭載した新世代ストレージである StorageWorks MSA20の登場により、SmartArrayでの 1TB超え環境が容易に、そして非常に安価に構築する事が可能になりました。
 
 しかし、各ディストリビューションのインストーラが 1TBを超える logical volumeを正常認識できるか否か、1TBを超えるパーティションの作成が可能か否か、grubの導入が 1TBを超える logical volumeに対応しているか否かの問題が潜在しています。本ページはこれらの問題に関しての動作確認結果となります。
 
 これらディストリビューションの全てが、動作確認された ProLiant上で正式サポートされる訳ではありません。同様に、これらディストリビューションの全てが MSA20で正式サポートされる訳ではありません。また、MSA20に正式対応したドライバが存在する事を保証するものでもありません。本ページではあくまでも技術的な観点から 1TB超えが可能かを示すために、敢えて HPが正式サポートしないディストリビューションに対しても結果を公開しています。

ディストリビューション毎の注意点

  • Miracle Linux 3.0
     インストール時に 1TBを超える logical volumeの利用は問題ない。
     インストール時に 1TBを超えるパーティションの確保は不可で DiskDruid上で 1TBに修正される。
     インストール前に予め 1TBを超えるパーティションを作成してからインストーラを起動し、マウントポイントを指定しフォーマットオプションしようとすると 'exceeds the maximum size of 1048576.00MB'と表示されエラーになる。 また 1TBを超えるパーティションが予め存在するだけで 'Invalid argument'のエラーが発生しインストールが続行できなくなる。
     インストール後なら 1TBを超えるパーティションの確保が可能。

     結論として、システムを上書きインストールする等の場合には 1TBを超えるパーティションは予め削除するなりしておく必要が生じる。

  • Red Hat Enterprise Linux 2.1
     インストール時利用可能なのは SmartArray 640xが標準で利用できる U2メディア以降になる。
     1TBを超える logical volumeが存在すると DiskDruidで 'No such file or directory during read on /tmp/cciss/c0d0'と表示されインストールが中止される。1.6TBの logical volumeを削除し、1.0TB(250MB x4基, RAID-0)を代わりに作成する事で回避可能。
     この 1.0TBの logical volumeは DiskDruid上では 953772MBとして認識され、'/'としてそのまま利用可能である。
     その後、ACU上で残りの HDDを利用して 1.2TBの logical volumeを作成しても /proc/cciss/c0d1以外では認識されず利用できない。
     cciss v2.4.52が装備された U5メディアを利用しても結果は同様である。

     結論として、MSA20上で 1TBを超える logical volumeを作成しない運用が必要となる。

  • Red Hat Enteprise Linux 3/U5未満
     インストール時に 1TBを超える logical volumeの利用は問題ない。
     インストール時に 1TBを超えるパーティションの確保は不可で DiskDruid上で 1TBに修正される。
     インストール前に予め 1TBを超えるパーティションを作成してからインストーラを起動し、マウントポイントを指定しフォーマットオプションしようとすると 'exceeds the maximum size of 1048576.00MB'と表示されエラーになる。また 1TBを超えるパーティションが予め存在するだけで 'Invalid argument'のエラーが発生しインストールが続行できなくなる。
     インストール後には 1TBを超えるパーティションの確保は技術的には可能。但し、Red Hatがサポートする最大のブロックデバイスは 1TB迄である。

     結論として、パーティションあたりの最大容量は 1TB迄での運用が必要となる。

  • Red Hat Enteprise Linux 3/U5
     Update5での 2TBのブロックデバイスが正式サポートされる表明が Red Hat社よりあった。
     今回は後述の 2TB構成である case#2で確認した。
     インストール時に /dev/cciss/c1d0は 2097152MBとして認識される。
     インストール時に 1TBを超えるパーティションの確保が DiskDruidで可能になり、'/'として全容量の 2097152MBが確保が可能な事を確認した。
     tty5へ移動し format中に表示される Writing inode tablesの値は 16384であり、終了する迄には 11分強掛かった。
     '/'だけを確保し MBRに Grubを導入しシステムが起動する事を確認した。但し、FC3の結果を鑑みると /bootを別途確保して困る事は何もないので /bootを別途確保するべきと思われる。

     結論として、パーティションあたりの最大容量は kernel 2.4系の最大である 2TB一杯まで利用可能である。

  • Red Hat Enteprise Linux 4/BASE,U1
     後述の 2TB構成である case#2で確認した。
     インストール時に /dev/cciss/c1d0は 2097149MBとして認識される。
     tty5へ移動し format中に表示される Writing inode tablesの値は 16384であり、終了する迄には 8分強掛かった。
     '/'だけを確保し MBRに Grubを導入すると正常にシステムが起動しない(簡素な grubメニュー迄は表示される)。U1の場合には grubメニュー自体が表示されず 'Attempting Boot From Hard Drive (C:)'で停止する。このため /bootを別パーティションとして確保する必要がある。FC3の結果を見ると '/'だけの確保で起動させる方法があるのかも知れないが、/bootを別途確保して困る事は何もないので問題にはならないと思われる。また /bootを別途確保するのは EL4の標準設定でもある。

     結論として、kernel 2.4系ディストリビューションとは異なり 1TBを境にした制限は無いことを確認した。

  • Red Hat Linux 9
     インストール時に 1TBを超える logical volumeの利用は問題ない。
     インストール時 DiskDruid上で logical volumeは 1TBを超える容量が認識可能だが、'Size'に 1TBを超える容量を確保(できる場合とできない場合あり:原因不明)しインストールを続行すると 'Invalid argument'メッセージが表示されインストールが中止される。'Size'で 1,000,000の場合にはインストールが可能だった。
     インストール後には 1TBを超えるパーティションの確保は技術的には可能。但し、Red Hatがサポートする最大のブロックデバイスは 1TB迄である。

     結論として、パーティションあたりの最大容量は 1TB迄での運用が必要となる。

  • Fedora Core 2
     インストール時に 1TBを超える logical volumeの利用は問題ない。
     インストール時に 1TBを超えるパーティションの確保は不可で DiskDruid上で 1TBに修正される。
     インストール前に予め 1TBを超えるパーティションを作成してからインストーラを起動し、マウントポイントを指定しフォーマットオプションしようとすると 'exceeds the maximum size of 1048576.00MB'と表示されエラーになる。但し、1TBを超えるパーティションが予め存在してもインストールは問題なく終了する。

      結論として、kernel 2.4系ディストリビューションとは異なり 1TBを境にした制限は無いことを確認した。

  • Fedora Core 3
     後述の 2TB構成である case#2で確認した。
     インストール時に /dev/cciss/c1d0は 2097152MBとして認識される。
     インストール時に 1TBを超えるパーティションの確保が DiskDruidで可能になり、'/'として全容量の 2097152MBが確保が可能な事を確認した。
     tty5へ移動し format中に表示される Writing inode tablesの値は 16384であり、終了する迄には 7分強掛かった。
     '/'だけを確保し MBRに Grubを導入した場合、何故か一度だけシステムが起動した。その後は何度試しても 'Attempting Boot From Hard Drive (C:)'で停止する。何が原因か分らないが /bootを別途確保する事で回避は可能。

     結論として、kernel 2.4系ディストリビューションとは異なり 1TBを境にした制限は無いことを確認した。

  • Fedora Core 4
     後述の 2TB構成である case#2で確認した。
     インストール時に /dev/cciss/c1d0は 2097152MBとして認識される。
     インストール時に 1TBを超えるパーティションの確保が DiskDruidで可能になり、'/'として全容量の 2097152MBが確保が可能な事を確認した。
     tty5へ移動し format中に表示される Writing inode tablesの値は 16384であり、終了する迄には 7分強掛かった。
     '/'だけを確保し MBRに Grubを導入しシステムが起動する事を確認した。但し、FC3の結果を鑑みると /bootを別途確保して困る事は何もないので /bootを別途確保するべきと思われる。

     結論として、kernel 2.4系ディストリビューションとは異なり 1TBを境にした制限は無いことを確認した。

  • SUSE Enterprise 8/United Linux 1.0(SP3)
     インストール時に 1TBを超える logical volumeは Sizeと Cylinder値がマイナス表示になる。
     マイナス表示となる 1TBを超える logical volumeが存在していてもインストールは続行可能。
     インスト−ル後には 1TBを超えるパーティションの確保が可能となる。
     DUD/cciss v2.4.50-26を利用しても結果は同様である。
     また SLES8では SP3メディアを Opteron環境で利用する場合、/bootパーティションを別途確保するとインストールに失敗する(SP4で修正済)可能性があるので、'/'として 1TB迄に容量を抑えておくべきである。

     結論として、MSA20に Linuxシステム自身を導入する予定がある場合、1TB以下の logical volumeが別途必要となる。

  • SUSE Enterprise 8/United Linux 1.0(SP4)
     後述の 2TB構成である case#2で確認した。
     SP3で発生していた sizeと cylinder値がマイナスになる問題は修正されている。但し、Partitionerでの 'Size'での表示がかなりおかしい。SP3とは異なりマイナスの値にはならないが、残りが 500MB程度しか残っていない場合でも自動で割り当てると 1.9TBとかが割り当たる。また '/'を +1000MBとして割り当てているにも関わらず、Install Settingsメニューに戻ると 'Software'で 'Partition "/" needs 601.11MB more disk space.'と表示されてしまう等、ディスク容量の計算が正常でない。
     '/'だけを確保してインストールを開始しようとすると 'Could not format partition /dev/cciss/c1d0p1.'が表示され続行できず、Expert Partitionerに戻ったところ cylinderの End値が -1になり Sizeも Unknownになっているため、一旦リブートが必要になる。
     /bootを別途確保し残りを /に残りを割り当てても同様であった。また、'/'を 1TB('+1TB')に制限しても同様であった。但し、'+1000MB'として確保した場合にはインストールの続行が可能であった。
     しかし、システム起動時 grubメニュー自体が表示されず 'Attempting Boot From Hard Drive (C:)'で停止してしまう。

     結論として、SP3同様に 1TB以下の logical volumeが別途必要となる。

  • SUSE Enterprise 9
     インストール時に 1TBを超える logical volumeの利用は問題ない。
     インストール時 Partitioner上で 'Size'に 1TBを超える容量を確保可能。YaSTの仕様として 'End'シリンダ値は 1.7TBの logical volumeの場合 459581を示している。このまま '/'を 1.7TB分作成すると 'Your BIOS does not seem capable of booting partitions beyond the 1024 cylinder boundary'が表示され、後に 'Attempt to access block outside partition'が表示される。YaSTでは 'End'シリンダの値に +1750M等と '+nnnnM'の値で入力する事で、シリンダ値が 439に変更されるので回避可能である。但し、メンテナンス等を考慮すると /bootを含む '/'を TBクラスで作成する方法は推奨しないので、本仕様による制限はなんら問題とはならない。

     結論として、grub導入用に /bootパーティションを 100MB程度作成する必要がある。

  • SUSE Enterprise 9/SP1
     後述の 2TB構成である case#2で確認した。

     結果は BASEメディアと同じであった。

  • Turbolinux 10SE
     後述の 2TB構成である case#2で確認した。
     インストール時に /dev/cciss/c1d0は 2097151MBとして認識される。
     Mongooseでの 'Formatting / file system'ダイアログでの終了時間は 7分強だった。
     '/'だけを確保し MBRに Grubを導入すると 'Boot loader installation failed...'となってしまうので、/bootを別途確保する必要がある。/bootを別途確保するのは TL10SEの標準設定でもある。

     結論として、kernel 2.4系ディストリビューションとは異なり 1TBを境にした制限は無いことを確認した。

フォーマット時間について

 1.6TB(全 HDDを RAID-0で構成)を #mke2fs行うのに掛かる時間は、28分 17秒となる。この値はディストリビューションによって大きく異なる事はない。1.2TBの場合 5分 56秒であり、TBクラスになると #mke2fsに掛かる時間が二次関数的に大きくなるのがはっきり分かるレベルとなるが、数年前のシステムと異なり 8時間掛けても半分も終了しないと云う事態に陥る事はない。ちなみに、#mke2fs直後の #tune2fs -jは長くても 2分程度で終了する。

 後述の case#2構成の場合、EL4や EL3/U5のインストーラで行った際には、2TBにも関わらず少ない時間で作業が終了しているが、これは 160GB+250GB HDDの複合構成ではなく 250GB HDDの単一構成が所以ではないかと思われる。

その他

 #dmesgには SmartArrayの LUN越しによる 'sendcmd Error X', 'size 0', 'num 0 value 4'が複数回記録される場合がある。

利用機材

  • case#1

    • ProLiant ML350G3
       − Xeon 2.20GHz x2基
       − 2560MB
    • SmartArray 6402
       − 192MB
    • StorageWorks MSA20
      SATA 160GB HDD x6基
      SATA 250GB HDD x6基
      − Max Bootオプション disabled
  • case#2

    • 左記構成と SATA HDD装備状況を下記へ変更
      SATA 250GB HDD x12基(RAID-0, 未使用容量=2861318MB, 論理ドライブ=2097151MB)
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