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30-NOV-2012, revised 24-APR-2013 |
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本ページでは、管理ツールに関する技術情報について記述いたします。製品情報については こちらをご覧ください。 |
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詳細な対応情報については、米国の サポートマトリックス[英語]ページで、対象機種を選択後に、`Drivers`セクションで利用されるディストリビューションを選択し、対象となるソフトウェアがサポートされているかを必ず確認してください。
本ページ内のこれより以降の情報は、前述のリンク先にある情報をまとめ、補足したものとなります。
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- SMH上で `プロセッサー利用率`の表示・閾値設定が利用できなくなりました。
- snmpdのセグメンテーションフォルトを引き起こす問題を修正しました。
- SMH上の表示が行われなくなる問題を修正しました。
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下記は SMHと IMAに関する既知の問題と個別の管理ツールの中でも、特に重要な事項を抜粋しています。 |
全ディストリ共通 |
- ファイルシステム使用量ページでのスレッショルド設定に Javaが必須と表示されますが、実際には不要です。
- FC環境(MSA1000/MSA1500)で SMHを使用する場合、HP製 Fibre Channelドライバー(Qlogic/Emulex)が必要です。HP製 Fibre Channelドライバーは、Red Hat EL5.2及び SLES10/SP2までのサポートです。
- hp-amsを利用する際には、iLO4の WEB I/F内の Management ⇒ Confifgure SNMP内の `SNMP Pass-thru`は利用せず、`Agentless Management`を利用してください。
- EDACドライバが稼働していると IMAがメモリエラー状況を収集できない場合があります。メモリエラーを IMAに確実に収集させるには EDACドライバのロードを停止する必要があります。詳細は
EDACと IMAはぶつかるのか?と、 EDACドライバをロードさせたくないが?をご覧ください。
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RHEL5 |
- Xen環境に於いて、NICの I/Fは SMH上では `eth0`ではなく `peth0`となります。この場合、インターフェイスの送受信統計情報はカウントされません。
- テストトラップを送信する場合、/etc/sudoersで hpsmhユーザの requirettyフラグを offにする必要があります。
- 環境によっては /var/log/messagesに snmpdのアクセスログが大量にログされます。snmpdのアクセスログを/var/log/messagesに残したくない場合、Red Hat社で提供の
FAQ(26. snmpd から過剰に出力されるログを制限する方法) に従って回避してください。
- SELinux無効で PSPをインストール後、SELinuxを有効にした場合、NICおよびストレージ情報が SMH上で表示されません。この問題は SELinuxが有効な状態で IMAをインストールした時には発生しませんので、問題発生時は SELinuxを有効にした状態で IMAを再インストールしてください。
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RHEL6 |
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SLES10 |
- Xen環境に於いて、NICの I/Fは SMH上では `eth0`ではなく `peth0`となります。この場合、インターフェイスの送受信統計情報はカウントされません。
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SLES11 |
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iLO4だけの agent-lessモードでは、iLO4と OSが通信を行う事ができないため、OS上の情報を元にした管理は行えません。hp-amsを利用した AMSモードでは、hp-amsが OS上の情報を iLO4に伝えるため、agent-lessモードではできなかった機能が利用可能となります。
- ホスト名の提供
- /var/log/messagesへの障害ログの記録(一部デバイスのみ)
- NICの障害検知
- OSが提供する各種データ
- SAS/SATA HBAの障害検知
この場合、hp-amsを利用する AMS(agent-less management service)モードを利用する事で IMAを稼働させるまでもなく、OS上のデータを SIMに送信する事が可能になります。
/var/log/messagesへの障害ログの記録は、hp-ams v1.1.0-604以降と iLO4のファームウェア v1.05以降を組み合わせる事により、デバイスの障害情報を /var/log/messagesに記録できます。
但し、SmartArrayの障害情報は /var/log/messagesへは記録されません。このためログに記録される特定の文字列で障害探知をする場合には、AMSモードの利用ではなく、IMAをフルにインストールするか、hp-amsと併用して IMAの一部をインストールする事を推奨します。 |
hp-amsは iLO4単体では取得できない OS上のデータを収集するためのヘルパーデーモンです。IMAを導入する場合には基本的には不要となります。但し、iLO4と hp-amsを組み合わせた AMS(agent-less magegement service)モードを利用する場合、この構成では全てのハードウェア障害を取得できる訳ではありません。また、SmartArrayの様に agent-lessモードでも障害検知が出来ても /var/log/messagesへの記録が行えないデバイスもあります。これらを実現させる方法として、一部の sub-agents(IMAを構成する hp-snmp-agentsが内包するデバイス毎の agent)を稼働させる事で対応が可能となります。
hp-amsと IMAを併用して運用する場合には、iLO4と hp-amsを組み合わせた構成で障害情報を取得できるデバイスについては、IMA側では障害検知をさせない様にする事を強くお勧めします(障害通知が iLO4+hp-amsと IMAで二重に検出されるため)。
なお、一部の sub-agentには依存性があります。cmanicdを稼働させるには cmapeerdが必要となります。cmasasdを稼働させるには cmascsidが必要となります。
下記の例では AMSモードで取得可能な sub-agentの起動を停止する指定として excludeに記載を追加しています。 |
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#vi /opt/hp/hp-snmp-agents/cma.conf
…
exclude cmahostd cmasm2d cmahealthd cmastdeqd cmanicd cmaidad \
cmaided cmasasd cmascsid
…
#
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hp-amsと IMAを共存させる場合、構成する sub-agentの数によっては、hpiloドライバのチャネルが足りなくなる場合があります。この問題は hpilo v1.3を利用し、/etc/modprobe.d/hpilo.confに `options hpilo max_ccb=16`を追記(HP提供ドライバではデフォルトで記載されます)する事で回避可能です。
現時点での iLO4と hp-amsの機能実装状況を鑑みた場合、AMSモードを利用すべき環境はかなり限定されます。詳細は hp-amsと IMAを同時稼働させる意味はあるのか?をご覧ください。 |
まず、SMHの導入を行います。
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#rpm -ivh hpsmh-x.x.xx-xxx.CPUarch.rpm
Creating hpsmh user and group...
*********************************************************************
System Management Homepage installed successfully with
default configuration values. To change the default
configuration values, type the following command at
the root prompt:
/opt/hp/hpsmh/sbin/smhconfig
*********************************************************************
#
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IMAによるハードウェアの障害監視を利用せず、ACU, Insight Diagnostics(hpdiags), VCAのみを利用したい場合には、ここまでの手順で作業は終了です(ACUは hpsmhが無くてもローカル上でのみ起動可能)。
ハードウェアの障害監視のために IMA機能も利用したい場合には、続いて下記のパッケージの導入作業を行ってください。 |
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RHEL5の場合
インストール時のパッケージ選択として `開発ツール`, `開発ライブラリ`, `レガシーなソフトウェアの開発`を追加選択した場合に更に必要となるパッケージは下記となります。

・lm_sensors
・net-snmp
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RHEL6の場合
インストール後に必要となるパッケージは下記となります。

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SLES10の場合
インストール時のパッケージ選択として `C/C++ Compilerコンパイラとツール`を追加選択した場合に更に必要となるパッケージはとくにありません。 |
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SLES11の場合
インストール時のパッケージ選択として `C/C++コンパイラとツール`を追加選択した場合に更に必要となるパッケージは下記となります。

・net-snmp
・perl-snmp
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以下の手順で IMAの導入を行います。
以上で導入作業は終了です。http://127.0.0.1:2301で SMHへアクセスし、各種デバイスの状態表示が行われているか確認してください。表示例は IMAの製品ページを参考にしてください。
各種デバイスの状態表示が行われていない場合、IPアドレス、snmpd.confの設定、firewallの設定等を確認してください。ちなみに、snmpd.confの位置は RHEL5, RHEL6, SLES10, SLES11の全てで /etc/snmp/snmpd.confとなります。
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アクセス権等の設定は、旧バージョンから提供されている hpSMHSetup.plスクリプト(# perl /usr/local/hp/hpSMHSetup.pl )および、hpsmh-3.0.0-68から提供された smhconfigコマンドで行えます。smhconfigコマンドは、hpSMHSetup.plスクリプトと異なり設定値をコマンドオプションで指定するため、hpsmh設定のスクリプト化が容易になりました。
特に `IP Binding`は、複数のネットワークインターフェースの一部だけに SMHを利用させたい場合に有効な機能です。この機能は Apacheの listenディレクティブを利用しています。詳細はこちら をご覧ください。 |
前述した ProLiantマニュアルページで提供している `HP System Management Homepageユーザーガイド`の `ファイアウォール設定の構成`を参照してください。 |
提供されていません。詳細は画面上のヘルプをご覧ください。 |
従来 PDF形式で別途提供されていた `LINUX TRAP ID AND SNMP TRAPS REFERENCE GUIDE`は、hp-snmp-agentsパッケージに同梱される様になりました。詳細は HP_SNMP_Trap_Guide.txtをご覧ください。 |
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本ソフトウェアは Service Pack for ProLiant(SPP)に対応しており、 2012.10.0に同梱されています。 |

ftp-JPN (差分ファイル) |
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本バージョンの SPPよりも新しい管理ツールとなる差分ファイルの入手は、下記の個別ページから入手してください。
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追加リリースされたパッケージはありません。 |
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もしくは、米国の サポートマトリックス[英語]ページで、対象機種を選択後に、`Drivers`セクションで利用されるディストリビューションを選択し、対象となるソフトウェアがサポートされているかを必ず確認してからファイルを入手してください。 |
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