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ProLiant Gen9用
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22-MAY-2015, revised 27-APR-2016
 本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予めサイト内リンク技術情報サイト外リンク保証について、ディストリビュータが提供する WEBサイト等をご覧ください。
 本ページでは、Intellignet Provisioningを利用して ProLiant Gen9シリーズに Linuxをインストールする方法について説明いたします。連携する iLO4の機能詳細についてはサイト内リンクこちらをご覧ください。

Intelligent Provisioningとは

 Intelligent Provisioning(IP)は ProLiant Gen9シリーズに搭載された管理ツールです。本ソフトウェアは ProLiant Gen9に搭載されている Insight Lights-Out Management Engineである iLO4の NVRAM部分に格納されているオフライン時に管理者の作業を軽減するたの統合管理ツールとです。
RHEV FreeOS全般 MCP対応ディストリ SLES RHEL
 OSを導入する前のセットアップ、OSのインストール支援、ファームウェア更新、システム診断等が統一されたインターフェース経由で利用できます。従来の様に必要な際にセットアップ CDを探す必要もなく、電源投入直後に [F10]キーを押す事で即座に利用できます。

 利用可能なツールは上記のスクリーンショットの内容となります。これらのツールはオフライン状況、つまり OSが稼働していない状況で利用するものですので、FreeOSでも利用する事ができます。本製品に搭載されているツールの内、Smart Storage Administrator(SSA)と Insight Diagnostics(hpdiags)のバージョンは下記となります。
    - Smart Storage Administrator
        v2.10 - v2.10.14.0
    - Insight Diagnostics
        v2.10 - v10.26.1864A
SLES RHEL
 VID(仮想インストールディスク)にはドライバが内包されており、Dynamic SmartArrayの場合、別途 DUDメディアを別途用意する事なくインストールする事が可能です。内容については後述の `同梱されている VID内ドライバについて`セクションをご覧ください。

IPの機能変遷 - 前バージョンとの違い

インターフェースデザインが HPE仕様に変更されました。
SUSE Linux Enterprise Serverの導入時に発生していた問題を修正しました。
プリファレンス画面での EULA許諾後にネットワークの初期化で停止する事があった問題を修正しました。
オンラインヘルプが本ソフトウェアに対応した v2.40用のものが同梱されました。
Red Hat Enterprise Linux 6.5のサポートが外れました。

注意事項と既知の問題について

ProLiant ML10 v2, ML10 Gen9は Intelligent Provisioning自体をサポートしていません。
ProLiant SLシリーズ、SEシリーズ、XLシリーズ(除: XL420 Gen9)は Intelligent Provisioingの OSインストール機能(構成とインストール)をサポートしていません。
リリースノートに SDカードへの Red Hat Enterprise Linuxのインストールについての記載がありますが、本構成は Red Hat社のサポート対象外となります。SDカードからシステムを起動するには NANDデバイスに対応した Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV-S)を利用してください。
推奨(自動)インストールを利用しインストールが終了した後にインストールメディアは自動ではイジェクトされません。手動でイジェクトしなかった場合には Legacy(BIOS)モード時には DVDからインストーラが起動します。
Red Hat Enterprise Linux 6を推奨(自動)インストールで導入すると Gnome上でマウスの右クリックを押しても Terminalが開けません。必要に応じて nautilus-open-terminalを導入してください。
VIDには全ての kernelバージョン・kernel flavor用のドライバが同梱されている訳ではありません(xen/tracke kernel用等)。提供されていないドライバはディストリビューション標準のドライバを利用してインストールを行ってください。別途ダウンロードサイトでドライバがリリースされている場合には入手し適用してください。
SUSE Linux Enterprise Server 11, 12のインストール時に OSメディアがフラット形式の場合インストール中に失敗します。OSメディアが ISOイメージを利用してください。
RBSUで Secure Boot Enforcement(Serve Security ⇒ Secure Boot Settings)を Enabledに設定している場合、`構成とインストール`選択後の OSリストには Windowsしかリストされなくなります。Linuxを Secure Bootでインストールする事は IPでは行えません。
ProLiantが Legacy(BIOS)モードの場合、SUSE Linux Enterprise Server 12の手動インストールが失敗します。

IPをアップデートする方法

 Intelligent Provisioning自体をアップデートする方法は 2通りあります。
  - Intelligent Provisioning Update DVDを利用する
  - ネットワーク経由でアップデートを掛ける
      
 前者はサイト外リンクダウンロードサイトにて ISOイメージを入手し、システムを起動しオフラインで Intelligent Provisioningのバージョンをアップデートします。この方法では、ProLiantをネットワークに接続しておく必要はありません。
      
 後者は Intelligent Provisioningのメインメニュー ⇒ メンテナンスの実行 ⇒ `ファームウェアの更新`を起動して Intelligent Provisioningをアップデートします。この方法の場合、ProLiantから Internet経由で接続してアップデートを行います。Internetへ接続できない場合には、別途 httpサーバを用意し、アップデートミラーを構築し、接続してアップデートを行います。詳細についてはサイト外リンクIntelligent Provisioningユーザガイドをご覧ください。

Linuxのインストール方法について

SLES RHEL
 ProLiantへの Red Hat Enterprise Linux, SUSE Linux Enterprise Serverのインストールの仕方は、IPの推奨(自動)インストールを利用する方法と手動(半自動)インストール支援を利用する方法の 2種類があります。
 IPでの推奨(自動)、手動(半自動)インストール時にハードウェアの簡易設定(RBSU)と SmartArrayの設定(SSA)が可能です。
 推奨(自動)インストールを利用した際の流れは大まかに下記となります。
 手動(半自動)インストールを利用した際の流れは大まかに下記となります。
 実際のインストール方法は、サイト内リンクHPの正式サポート対象ディストリビューションのインストールフローと次セクションの注意点をご覧ください。

対応するディストリビューション

SLES RHEL
 推奨(自動)、手動(半自動)インストールに対応している Linuxは下記となります。但し、下記のディストリビューション全てが個別の ProLiantがサポート対象とするディストリビューションと一致する訳ではありません。また本書の以降の説明も、本バージョンの IPの技術的対応についての説明であり、個別の ProLiantが正式サポートされていないディストリビューションについての記載も含まれています。
× Red Hat Enterprise Linux 6.4 *1
Red Hat Enterprise Linux 6.5
× Red Hat Enterprise Linux 6.6 *2
Red Hat Enterprise Linux 7.0
× SUSE Linux Enterprise Server 11/SP2 *1
SUSE Linux Enterprise Server 11/SP3
× SUSE Linux Enterprise Server 12 *2
*1 ProLiant Gen9のサポート対象外です
*2 本バージョンでは未対応です

 対応しているディストリビューションメディアの場合には、ハードディスク上にインストーラの初期内容をコピーし、リブート後はその領域からシステムが起動します。
 推奨(自動)インストール時に対応していないメディアを挿入した場合には前の画面に戻りますので、正しいメディアを挿入し直してください。手動(半自動)インストール時に対応していないメディアを挿入した場合には、ハードディスク上にインストーラの初期内容をコピーせず、リブート後はそのメディアからシステムが直接起動します。

IP利用時の注意点 - 推奨(自動)、手動(半自動)インストール共通

SLES RHEL
IPは搭載した CPUの違いによるサポート kernelのマイナーバージョン(UpdateX/SPx)のチェックは行いません。予めサポート対象となるディストリビューションを確認してください。
IPはサポートする kernelの CPUアーキテクチャ(x86版/x86_64版)のチェック迄は行いません。予めサポート対象となるディストリビューションを確認してください(ProLiant Gen9は x86_64のみをサポートします)。
2.2TB超 LUNからシステムを起動するには Smart Storage Administrator(SSA)で 2.2TB以下の LUNを別途作成しておく必要があります。但し、UEFI機を UEFIモードで利用し、且つ UEFI対応のディストリビューションで利用する場合にはこの制限は当て嵌まりません

IP利用時の注意点 - 推奨(自動)インストールを利用する場合

SLES RHEL
推奨(自動)インストールで予め設定できるのはホスト名、パスワード、インストール番号(RHELのみ)、一般ユーザの追加のみになります。必要なパッケージの追加や設定はインストール後に行う必要があります。パーティションの細かな設定を行いたい場合や、特定のデバイスにインストールしたい等の構成を行う場合には手動(半自動)インストールを利用するか、IP自体を利用しないでインストールする必要があります。
Virtual Install Disk(VID)をデフォルトの無効から有効に変更した状態では、ディストリビューションのインストーラが SmartArrayを認識できなくなる場合があります。推奨(自動)インストール時に VIDを利用する必要はありませんので、RBSUで VIDは無効のままにしておいてください。

IP利用時の注意点 - 手動(半自動)インストールを利用する場合

SLES RHEL
Virtual Install Disk(VID)をデフォルトの無効から有効に変更した状態では、ディストリビューションのインストーラが SmartArrayを認識できなくなる場合があります。手動(半自動)インストール時に VIDを利用する必要はありませんので、RBSUで VIDは無効のままにしておいてください。

kISOについて

SLES RHEL
 本 IPでは、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3の推奨(自動)インストール、手動(半自動)インストールを利用する場合共に、別途 kISOを別途用意する必要はありません。

 kISOが必要となるのは IPを利用せずに SLES11 SP3をインストールする場合で、UEFIモードを利用し、SmartArray P440arに対応した hpsaドライバを利用する場合となります。kISOのダウンロードはサイト外リンクこちら(ProLiant Gen9用)から。

ちなみに、ProLiant Gen9用 kISO v1.0には Dynamic SmartArray B140i用 hpdsaドライバは同梱されていません

同梱されている VID内ドライバについて

SLES RHEL
 iLO4は 4GBの NAND領域を持ち、その内の一部の領域が VID(仮想インストールディスク)として扱われます。この VIDの中には RHELと SLES向けの DUDドライバが同梱されています。VIDの設定は POST時に [F9]で起動するサイト内リンクRBSUから変更できます。内容は下記となります。
 VIDの有効化は、IPの推奨(自動)・手動(半自動)インストール機能を利用せずに Dynamic SmartArray用 hpdsaドライバを使ってディストリビューションのインストールを行う場合や、各種のディストリビューション同梱のドライバではなく HPが提供するドライバを利用してインストールを行いたい場合で、且つ IPを利用しない場合にのみ必要な作業です。
          
IP v2.10の VIDのツリー構造
linux |-- redhat | |-- be2iscsi-2.102.200.10-rh5u4.i386.img | |-- be2iscsi-2.102.200.10-rh5u4.x86_64.img | |-- hpdsa-1.2.2-145.rhel6u5.x86_64.dd | |-- hpdsa-1.2.2-145.rhel6u6.x86_64.dd | |-- hpdsa-1.2.2-145.rhel7u0.x86_64.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u1.i686.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u1.x86_64.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u2.i686.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u2.x86_64.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u3.i686.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u3.x86_64.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u4.i686.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u4.x86_64.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u5.i686.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u5.x86_64.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u6.i686.dd | |-- hpsa-3.4.8-140.rhel6u6.x86_64.dd | `-- hpsa-3.4.8-140.rhel7u0.x86_64.dd `-- suse |-- hpdsa-1.2.2-145.sles11sp3.x86_64.dd |-- hpdsa-1.2.2-145.sles12sp0.x86_64.dd |-- hpsa-3.4.8-140.sles11sp1.i586.dd |-- hpsa-3.4.8-140.sles11sp1.x86_64.dd |-- hpsa-3.4.8-140.sles11sp2.i586.dd |-- hpsa-3.4.8-140.sles11sp2.x86_64.dd |-- hpsa-3.4.8-140.sles11sp3.i586.dd |-- hpsa-3.4.8-140.sles11sp3.x86_64.dd |-- hpsa-3.4.8-140.sles12sp0.x86_64.dd |-- i386-sles11 | |-- install | | |-- hpsa-kmp-default-3.4.8-140.sles11sp1.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-default-3.4.8-140.sles11sp3.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-pae-3.4.8-140.sles11sp1.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-pae-3.4.8-140.sles11sp3.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-trace-3.4.8-140.sles11sp3.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-xen-3.4.8-140.sles11sp1.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-xen-3.4.8-140.sles11sp3.i586.rpm | | `-- update.post | `-- modules | `-- hpsa.ko |-- i386-sles11.2 | |-- install | | |-- hpsa-kmp-default-3.4.8-140.sles11sp2.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-pae-3.4.8-140.sles11sp2.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-trace-3.4.8-140.sles11sp2.i586.rpm | | |-- hpsa-kmp-xen-3.4.8-140.sles11sp2.i586.rpm | | `-- update.post | `-- modules | `-- hpsa.ko |-- x86_64-sles11 | |-- install | | |-- hpdsa-kmp-default-1.2.2-145.sles11sp3.x86_64.rpm | | |-- hpdsa-kmp-trace-1.2.2-145.sles11sp3.x86_64.rpm | | |-- hpdsa-kmp-xen-1.2.2-145.sles11sp3.x86_64.rpm | | |-- hpsa-kmp-default-3.4.8-140.sles11sp1.x86_64.rpm | | |-- hpsa-kmp-default-3.4.8-140.sles11sp3.x86_64.rpm | | |-- hpsa-kmp-trace-3.4.8-140.sles11sp3.x86_64.rpm | | |-- hpsa-kmp-xen-3.4.8-140.sles11sp1.x86_64.rpm | | |-- hpsa-kmp-xen-3.4.8-140.sles11sp3.x86_64.rpm | | `-- update.post | `-- modules | |-- hpdsa.ko | `-- hpsa.ko |-- x86_64-sles11.2 | |-- install | | |-- hpsa-kmp-default-3.4.8-140.sles11sp2.x86_64.rpm | | |-- hpsa-kmp-trace-3.4.8-140.sles11sp2.x86_64.rpm | | |-- hpsa-kmp-xen-3.4.8-140.sles11sp2.x86_64.rpm | | `-- update.post | `-- modules | `-- hpsa.ko `-- x86_64-sles12 |-- install | |-- hpdsa-kmp-default-1.2.2-145.sles12sp0.x86_64.rpm | |-- hpdsa-kmp-xen-1.2.2-145.sles12sp0.x86_64.rpm | |-- hpsa-kmp-default-3.4.8-140.sles12sp0.x86_64.rpm | |-- hpsa-kmp-xen-3.4.8-140.sles12sp0.x86_64.rpm | `-- update.post `-- modules |-- hpdsa.ko `-- hpsa.ko

IP利用後の VIDデバイスの認識について

SLES RHEL
VID  VID(仮想インストールディスク)を有効にした場合、ディストリビューションによっては当該デバイスが `VID`ボリュームとして自動マウントが行われる場合があります。VIDを無効にするにはPOST時に [F9]で起動するサイト内リンクRBSUから変更できます。
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