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ProLiant Gen8用
Intelligent Provisioning v1.60/(B), v1.61, v1.62/(B),v1.63技術情報

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07-MAR-2014, revised 07-NOV-2016
 本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予めサイト内リンク技術情報サイト外リンク保証について、ディストリビュータが提供する WEBサイト等をご覧ください。
 本ページでは、Intellignet Provisioningを利用して ProLiant Gen8シリーズに Linuxをインストールする方法について説明いたします。連携する iLO4の機能詳細についてはサイト内リンクこちらをご覧ください。

Intelligent Provisioningとは

 Intelligent Provisioning(IP)は ProLiant Gen8シリーズに搭載された管理ツールです。本ソフトウェアは ProLiant Gen8に搭載されている Insight Lights-Out Management Engineである iLO4の NVRAM部分に格納されているオフライン時に管理者の作業を軽減するたの統合管理ツールとです。
RHEV FreeOS全般 MCP対応ディストリ SLES RHEL
 OSを導入する前のセットアップ、OSのインストール支援、ファームウェア更新、システム診断等が統一されたインターフェース経由で利用できます。従来の様に必要な際にセットアップ CDを探す必要もなく、電源投入直後に [F10]キーを押す事で即座に利用できます。

 利用可能なツールは上記のスクリーンショットの内容となります。これらのツールはオフライン状況、つまり OSが稼働していない状況で利用するものですので、FreeOSでも利用する事ができます。本製品に搭載されているツールの内、Smart Storage Administrator(SSA)と Insight Diagnostics(hpdiags)のバージョンは下記となります。
    - Smart Storage Administrator
        v1.60/(B) - v1.60.17.0
        v1.61 - v2.0.22.0
        v1.62/(B) - v2.10.14.0
        v1.63 - v2.40.13.0
    - Insight Diagnostics
        v1.60/(B) - v9.64.1262A
        v1.61 - v9.64.1262A
        v1.62/(B) - v10.26.1874A
        v1.63 - v10.50.2018A
SLES RHEL
 VID(仮想インストールディスク)にはドライバが内包されており、Dynamic SmartArrayの場合、別途 DUDメディアを別途用意する事なくインストールする事が可能です。内容については後述の `同梱されている VID内ドライバについて`セクションをご覧ください。

IPの機能変遷 - 前バージョンとの違い

[v1.63] Red Hat Enterprise Linux 6.6, 6.7、7.1, 7.2、SUSE Linux Enterprise Server 12(SP0), SP1のインストール支援がサポートされました。
[v1.63] Smart Storage Administrator(SSA)のバージョンが v2.40.13.0になりました。インターフェースが HPEスタイルに変更されました。
[v1.63] Insight Diagnostics(hpdiags)のバージョンが v10.50.2018Aになりました。インターフェースが HPEスタイルに変更されました。
[v1.62(B)] 56を超える論理ドライブが SmartArray上に存在した場合、IPの起動途中で waiting for、 transferring data from 127.0.0.1を表示して停止する問題が修正されました。
[v1.62(B)] 50以上の論理ドライブを構成する際に、Intelligent Provisioningが早期に終了しなくなりました。
[v1.62(B)] Linuxシステムでのセキュリティを改善するために、サーバーの外からの Webサーバーへのアクセスが無効にされました。
[v1.62(B)] Active Health System(AHS)での安定性の問題が解決されました。
[v1.62] RHEL7.0のパッケージグループが minimumから Server GUIに変更されました。
[v1.62] VID内の一部ドライバのバージョンがあがっています。
[v1.62] RHEL5.11用 hpahcisr, hpvsaドライバが VIDに追加されました(インストール支援機能非対応)。
[v1.62] RHEL6.6用 hpsa, hpvsaドライバが VIDに追加されました(インストール支援機能非対応)。
[v1.62] SLES11/SP2, SP3用 trace kernel用 hpsa, hpvsaドライバが追加されました。
[v1.61] Red Hat Enterprise Linux 7.0のインストールが可能になりました。
[v1.60(B)] Heartbleed(CVE-2014-0160)対策が行われました。
[v1.60] UEFI機に対応しました。
[v1.60] HP通報サービス(Insight Remote Support: IRS)に直接登録する事が可能となりました。
[v1.60] Red Hat Enterprise Linux 5.10に対応しました。
[v1.60] Red Hat Enterprise Linux 6.5に対応しました。
[v1.60] 推奨(自動)、手動(半自動)インストールを利用した場合に、システムの起動順序を変更(DVD等よりも HDDを優先)しなくなりました。
[v1.60] `ライセンス管理`メニューが追加されました。本メニューより iLO Advancedおよび SmartCache License Packのアクティベートが可能です。
[v1.60] 画面デザイン(画面の縁を黒から白に、上部メニューを細くしメイン画面を広く)が変更されました。
[v1.60] 複数の SmartArrayコントローラが存在した場合ターゲットとなるコントローラが指定できる様になりました。
[v1.60] 推奨(自動)インストールでユーザの追加(1名分のみ)が可能になりました。
[v1.60] ProLiant Gen8で AMD CPUを装備するシステム(DL385p Gen8, BL465c Gen8)用の修正版としてリリースされていた IP v1.55の修正を取込みました。
[v1.60] SUSE Linux Enterprise Server 10/SP4用の DUDが VIDから削除されました(SLES10のサポートは v1.50から外れています)。
[v1.60] SUSE Linux Enterprise Server 10/SP4の推奨(自動)・手動(半自動)インストール機能が削除されました(SLES10のサポートは v1.50から外れています)。
[v1.60] POST後の TEXTメニューで `HP Array Configuration Utility`と表示されていた表示は Smart Storage Administrator(SSA)に修正されました。

注意事項と既知の問題について

ProLiantの RBSUで Server Secuity ⇒ Secure Boot Configuraiton ⇒ Secure Boot Enforcementが Enabledになっている場合、インストール支援の OS選択メニューに Linuxはリストされません。これは IPのインストール支援機能が SecureBootをサポートしないためです。
`展開設定`メニュー選択後に Javascriptのエラーが表示されますが機能的には問題ありません。この問題は v1.62で修正されました
推奨(自動)インストールを利用しインストールが終了した後にインストールメディアは自動ではイジェクトされません。手動でイジェクトしない場合には再度 DVDからシステムが起動します。
推奨(自動)インストールで [戻る]を押しても DVDメディア再スキャンを行わないため一度認識した対象ディストリビューション以外のメディアを認識しません。再起動が必要となります。
VIDには全ての kernelバージョン・kernel flavor用のドライバが同梱されている訳ではありません(xen/tracke kernel用等)。提供されていないドライバはディストリビューション標準のドライバを利用してインストールを行ってください。別途ダウンロードサイトでドライバがリリースされている場合には入手し適用してください。
Red Hat Enterprise Linux 6を推奨(自動)インストールで導入すると Gnome上でマウスの右クリックを押しても Terminalが開けません。必要に応じて nautilus-open-terminalを導入してください。

IPをアップデートする方法

 Intelligent Provisioning自体をアップデートする方法は 3通りあります。
 ・ Intelligent Provisioning Update DVDを利用する
 サイト外リンクダウンロードサイトにて ISOイメージを入手し、システムを起動しオフラインで Intelligent Provisioningのバージョンをアップデートします。この方法では、ProLiantをネットワークに接続しておく必要はありません。
 ・ Intelligent Provisioning Update RPMを利用する
 サイト外リンクSDRから RPMを入手し、Linuxを稼働させたままオンラインで Intelligent Provisioningのバージョンをアップデートします。hp-health, hponcfgの稼働と sdparmの導入が必要です。この方法では、ProLiantをネットワークに接続しておく必要はありません。
 ・ ネットワーク経由でアップデートを掛ける
 Intelligent Provisioningのメインメニュー ⇒ メンテナンスの実行 ⇒ `ファームウェアの更新`を起動して Intelligent Provisioningをアップデートします。この方法の場合、ProLiantから Internet経由で接続してアップデートを行います。Internetへ接続できない場合には、別途 httpサーバを用意し、アップデートミラーを構築し、接続してアップデートを行います。詳細についてはサイト外リンクIntelligent Provisioningユーザガイドをご覧ください。

Linuxのインストール方法について

SLES RHEL
 ProLiant Gen8への Red Hat Enterprise Linux, SUSE Linux Enterprise Serverのインストールの仕方は、IPの推奨(自動)インストールを利用する方法と手動(半自動)*インストール支援を利用する方法の 2種類があります。
 IPでの推奨(自動)、手動(半自動)インストール時にハードウェアの簡易設定(RBSU)と SmartArrayの設定(SSA)が可能です。
 推奨(自動)インストールを利用した際の流れは大まかに下記となります。
 手動(半自動)インストールを利用した際の流れは大まかに下記となります。
 実際のインストール方法は、サイト内リンクHPの正式サポート対象ディストリビューションのインストールフローと次セクションの注意点をご覧ください。

対応するディストリビューション

SLES RHEL
 推奨(自動)、手動(半自動)インストールに対応している Linuxは下記となります。但し、下記のディストリビューション全てが個別の ProLiantがサポート対象とするディストリビューションと一致する訳ではありません。また本書の以降の説明も、本バージョンの IPの技術的対応についての説明であり、個別の ProLiantが正式サポートされていないディストリビューションについての記載も含まれています。
  RHEL5 RHEL6 RHEL7 SLES11 SLES12
IPv1.60 5.7〜5.10
32/64ビット
6.1〜6.5
32/64ビット
NA SP1〜SP3
32/64ビット
NA
IPv1.61 5.7〜5.10
32/64ビット
6.1〜6.5
32/64ビット
7.0 SP1〜SP3
32/64ビット
NA
IPv1.62 5.7〜5.10
32/64ビット
6.1〜6.5
32/64ビット
7.0 SP1〜SP3
32/64ビット
NA
IPv1.63 5.9〜5.10
32/64ビット
6.6〜6.7
32/64ビット
7.0〜7.2 SP3〜SP4
32/64ビット
SP0〜SP1
v1.63に於いて、AMD搭載機種に対してはインストール支援機能はサポートされません

 対応しているディストリビューションメディアの場合には、ハードディスク上にインストーラの初期内容をコピーし、リブート後はその領域からシステムが起動します。
 推奨(自動)インストール時に対応していないメディアを挿入した場合には前の画面に戻りますので、正しいメディアを挿入し直してください。手動(半自動)インストール時に対応していないメディアを挿入した場合には、ハードディスク上にインストーラの初期内容をコピーせず、リブート後はそのメディアからシステムが直接起動します。

IP利用時の注意点 - 推奨(自動)、手動(半自動)インストール共通

SLES RHEL
IPは搭載した CPUの違いによるサポート kernelのマイナーバージョン(UpdateX/SPx)のチェックは行いません。予めサポート対象となるディストリビューションを確認してください。
IPはサポートする kernelの CPUアーキテクチャ(x86版/x86_64版)のチェック迄は行いません。予めサポート対象となるディストリビューションを確認してください。
2.2TB超 LUNからシステムを起動するには Smart Storage Administrator(SSA)で 2.2TB以下の LUNを別途作成しておく必要があります。但し、UEFI機を UEFIモードで利用し、且つ UEFI対応のディストリビューションで利用する場合にはこの制限は当て嵌まりません
IPを利用して Dynamic SmartArray B120i, B320iを x86(32bit) kernelで利用するには、インストール後に grub.confの kernelラインに vmalloc=384Mを追記してください。

IP利用時の注意点 - 推奨(自動)インストールを利用する場合

SLES RHEL
推奨(自動)インストールで予め設定できるのはホスト名、パスワード、インストール番号(RHELのみ)、一般ユーザの追加のみになります。必要なパッケージの追加や設定はインストール後に行う必要があります。パーティションの細かな設定を行いたい場合や、特定のデバイスにインストールしたい等の構成を行う場合には手動(半自動)インストールを利用するか、IP自体を利用しないでインストールする必要があります。
Virtual Install Disk(VID)をデフォルトの無効から有効に変更した状態では、ディストリビューションのインストーラが SmartArrayを認識できなくなる場合があります。推奨(自動)インストール時に VIDを利用する必要はありませんので、RBSUで VIDは無効のままにしておいてください。

IP利用時の注意点 - 手動(半自動)インストールを利用する場合

SLES RHEL
Virtual Install Disk(VID)をデフォルトの無効から有効に変更した状態では、ディストリビューションのインストーラが SmartArrayを認識できなくなる場合があります。手動(半自動)インストール時に VIDを利用する必要はありませんので、RBSUで VIDは無効のままにしておいてください。

kISOについて

SLES RHEL
 本 IPでは、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1〜SP3の推奨(自動)インストールを利用する場合と、SP2〜SP3をインストールする際には kISOを別途用意する必要はありません。SP1を手動(半自動)インストールする際にのみ、SP1用の kISOイメージが別途必要になります。kISOのダウンロードは日本ヒューレット・パッカード外のウェブサイトへこちらから。

同梱されている VID内ドライバについて

SLES RHEL
 iLO4は 4GBの NAND領域を持ち、その内の一部の領域が VID(仮想インストールディスク)として扱われます。この VIDの中には RHELと SLES向けの DUDドライバが同梱されています。VIDの設定は POST時に [F9]で起動するサイト内リンクRBSUから変更できます。内容は下記となります。
 VIDの有効化は、IPの推奨(自動)・手動(半自動)インストール機能を利用せずに Dynamic SmartArray用 hpvsaドライバを使ってディストリビューションのインストールを行う場合や、各種のディストリビューション同梱のドライバではなく HPが提供するドライバを利用してインストールを行いたい場合で、且つ IPを利用しない場合にのみ必要な作業です。
          
IP v1.60/(B)の VIDのツリー構造
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IP v1.61の VIDのツリー構造
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IP v1.62/(B)の VIDのツリー構造
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IP v1.63の VIDのツリー構造
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IP利用後の VIDデバイスの認識について

SLES RHEL
VID  VID(仮想インストールディスク)を有効にした場合、ディストリビューションによっては当該デバイスが `VID`ボリュームとして自動マウントが行われる場合があります。VIDを無効にするにはPOST時に [F9]で起動するサイト内リンクRBSUから変更できます。
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