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Alphaシステム用

Laser5 Linux 6.0J Server Editionインストールガイド

revised 08-AUG-01

infomation  本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予めサイト内リンク技術情報サイト内リンク保証について、ディストリビュータが提供する WEBサイト等をご覧ください。
 
 
インストール概要
 Alphaプロセッサ搭載マシンに Linuxをインストールする場合、あらかじめ BootフロッピーRamdiskフロッピーを用意しておきます。まず Bootフロッピーからブートし、続いて Ramdiskフロッピーを挿入しバイナリ CD-ROMからパッケージのインストールを行います。この後、ハードディスクへブートイメージを書き込むことでインストールの第一段階は終了します。
 
 最後にデモ CD-ROMから、日本語 GNOMEおよび X Window System関連のパッケージをインストールする事でインストール作業は終了します。
 
 
動作確認済み構成一覧
 本ガイドは下記の構成を利用したシステムを想定しています。システム構成インストールオプションが異なる場合には Laser5 Linuxに添付のマニュアルもしくは Linux関連のドキュメント等を参照して、インストール中に適時必要な設定を行ってください。
 
Alphaシステム
 AlphaStation XP900
 AlphaStation XP1000
 AlphaServer DS10
 AlphaServer DS10L
 AlphaServer DS20
 AlphaServer DS20E
 AlphaServer ES40
videoコントローラ
 ELSA Gloria Synergy(8MB video RAM)
Ethernetコントローラ
 DE500-BA 10/100Mb(DECchip 21142/43)
 KZPCM-DA Dual Ultra SCSI Single-Ended(Symbios/NCR53c875)
  + 10/100Mb Ethernet(DS21140) PCIコンボーカード
SCSIコントローラ
 KZPBA-CA(QLogic ISP1020)
 KZPCM-DA Dual Ultra SCSI Single-Ended(Symbios/NCR53c875)
  + 10/100Mb Ethernet(DS21140) PCIコンボーカード
 3X-KZPCA-AA(Symbios/NCR53c895)
 Adaptec AIC-7895
Linuxのバージョン
 kernel 2.2.12-2
 glibc 2.1.1-7
 XFree86 3.3.3.1-49
 
 
SRMコンソールのバージョン確認
 バージョンが 5.4以上であることを確認してください。SRMにて次のコマンドで確認できます。
>>> show version
 version  V5.4-x Mon DD YYYY HH:MM:SS
 
 
bootフロッピーと Ramdiskフロッピーの作成
 バイナリ CD-ROMの imagesディレクトリにある generic.imgと ramdisk.imgファイルから Bootフロッピーと Ramdiskフロッピーを作成します。Linuxシステム上では ddコマンド、MS-DOSシステムでは dosutilsディレクトリにある rawriteユーティリティで作成します。
Linuxシステムの場合
 #mount /mnt/cdrom
 #fdformat /dev/fd0H1440
 #dd if=/mnt/cdrom/images/generic.img of=/dev/fd0 bs=1440k
 #dd if=/mnt/cdrom/images/ramdisk.img of=/dev/fd0 bs=1440k
 #umount /mnt/cdrom

MS-DOSシステムの場合
 C:\>rawrite -f generic.img -d a -n
 C:\>rawrite -f ramdisk.img -d a -n
 
 
Bootフロッピーからのブート
 接続されているデバイスを確認します。
>>>>show device
dka0.0.0.6.1 DKA0   RZ2DD-KS 0306
dqa0.0.0107.0 DQA0TOSHIBA  CD-ROM XM-6302B 1017 
dva0.0.0.0.0DVA0  
ewa0.0.0.3.1 EWA0   00-00-F8-71-5B-DD
pka0.7.0.6.1 PKA0   SCSI Bus ID 7 5.57
 
 Bootフロッピーをセットしフロッピーからブートさせます。
>>>b dva0 -fi vmlinux.gz -fl "root=/dev/fd0 load_ramdisk=1"
 
 しばらくすると下記のメッセージが表示れますので Ramdiskフロッピーとバイナリ CD-ROMをドライブにセットします。
VFS: Insert root floppy disk to be loaded into RAM disk and press ENTER
 
 
パッケージのインストール
 インストール画面が表示されますので、指示に従ってインストール作業を進めます。
 
LASER5 Linux
 LASER5 Linux(日本語)へようこそ画面が表示されます。[了解]ボタンを押します。
 
キーボードタイプ
 適切なキーボード タイプを設定してください。日本語106キーボード使用時には jp106を指定します。
 
インストール方法
 インストールメディアを選択します。Local CDROMを選択してください。ここで LASER5 CD-ROMをセットする様に促す注意画面が表示されますので CD-ROMをセットしてください。
 
インストールクラス
 インストールの種類を選びます。ここではカスタマイズしやすい カスタムを選択してください。
 
ディスクのセットアップ
 fdiskを選択しディスクのパーティションニングを行います。
 
 
ハードディスクのパーティションの設定
 システムに接続されているディスクが表示されますので、編集を選択します。fdiskユーティリティの画面に切り替わりますので、Command:プロンプトで bを入力し BSDディスクラベルを選択します。pで現在のパーティションテーブルの内容が表示できます。必要に応じ パーティションの削除(d)、追加(n)、ファイルシステム設定(t)を行ってください。
 
    先頭ブロックをブートブロックとして確保するため開始シリンダーは 3を指定してください。次のようなパーティションテーブルになります。  
BSD disklabel command (m for help): p
3 partitions:
 # sizeoffsetfstype [fsize bsize cpg]
 a: 77112032130ext2#(Cyl. 3 - 50)
 b: 530145803250swap#(Cyl. 51 - 83)
 g: 151011001333395ext2#(Cyl. 84 - 1023)
 
 最後に ディスクラベルの書き込み(w)と終了(q)を行い fdiskを終了します。再び ハードディスクのパーティションの設定の画面に戻りますので 完了を選択します。
 
現在のディスクパーティション
 それぞれのパーティションのマウントポイントを [編集]ボタンで設定します。ここでは sda1/sda7/usrに設定します。[了解]ボタンを押します。
 
スワップスペースを有効にする
 ここでは /dev/sda2が選択されていることを確認した上で [了解]ボタンを押します。フォーマット中に不良ブロックの検出を行いたい場合は フォーマット中に不良ブロックをチェックしますをチェックします。
 
フォーマットするパーティションを選んでください
 ここでは /dev/sda1//dev/sda7/usrを選択し [了解]ボタンを押します。フォーマット中に不良ブロックの検出を行いたい場合は フォーマット中に不良ブロックをチェックしますをチェックします。
 
インストールするコンポーネント
 インストールするパッケージをチェックします。全てのパッケージをインストールする場合は 全てをチェックしてください。
 
    Symbios/NCR53c895 chip(以降、NCR53c895と記述)を採用した SCSIコントローラ(KZPCA-AA)を使用される場合には SMPカーネルを選択してインストールしてください。全てをチェックした場合は SMPカーネルもインストールされます。
 通常(UNI)カーネルを利用した場合、ブート時に SCSIデバイスの認識がうまくいかず、以下のようなループメッセージが表示されて正常にブートできないことがあります。
UNI kernelを利用した場合に発生する SCSI reset問題
ncr53c895-0: resetting, command processing suspended for 2 seconds 
ncr53c895-0: restart (scsi reset)
ncr53c895-0: Downloding scsi scripts
ncr53c895-0-<0,*>: WIDE SCSI (16 bit) enabled
ncr53c895-0-<0,*>: FAST-20 WIDE SCSI
SCSI host 2 abort (pid 64) timed out - resetting
 
警告
 X Windowシステムはセキュリティ上の問題により、ここではインストールしないことを推奨…とのメッセージが表示されます。X Windowをインストールしますか?の問いに対して、ここでは [いいえ]ボタンを押してください。なお、X Windowシステムはインストールの最終段階で自動的にインストールされます。
 
インストールのログ
 インストール時の完全なログが /tmp/install.logに記録されます。了解ボタンを押してください。この後ディスクをフォーマットして、パッケージのインストールが始まります。
 
ネットワークの設定
 LANの設定を行う場合 はい、設定を行わない場合 いいえを選択します。ここでは はいを選択します。
 
検出
 ネットワークカードが検出されます。
 
ブートプロトコル
 IPアドレスをどのように設定するか選択します。DHCPを使う場合は DHCPを選択します。静的に IPアドレスを割り当てる場合は スタティック IPアドレスを選択します。
 
TCP/IPの設定
 IPアドレス, ネットマスク, デフォルトゲートウェイ, プライマリネームサーバを入力します。
 
ネットワークの設定
 ドメイン名, ホスト名を入力します。必要なら セカンダリネームサーバ, 3番目のネームサーバを設定します。
 
タイムゾーンの設定
 タイムゾーンの選択を行います。Japanを選択します。ハードウェア時計を GMTにセットARCコンソールからの起動選択しないでください。
 
Services
 ブート時に起動されるサービスを選択します。
 
プリンタの設定
 ここでは いいえを選択しておきます。
 
Rootのパスワード
 rootのパスワードを入力します。
 
認証の設定
 シャドウパスワードを使うMD5パスワードを利用するがチェックされていることを確認します。必要に応じ NISを有効にするをチェックします。
 
完了
 [了解]ボタンを押します。しばらくするとシステムがリブートしようとします。このとき SRMプロンプト(>>>>)が表示されるまで <Ctrl>+<C>をタイプします。また、画面に何も表示されないときや SRMプロンプトが表示されない場合はリセットボタンを押すか電源を入れ直してください。Ramdiskフロッピーと CD-ROMを取り出します。
 
 
ハードディスクへのブートイメージの書き込み
ハードディスクからブートさせるために先頭ブロックにブートイメージを書き込みます。Bootフロッピーをセットし次のコマンドでフロッピーから runlevel 3でブートします。
>>>b dva0 -fi vmlinux.gz -fl "root=/dev/sda1 3"
 
システムが立ち上がったら rootでログインし次のコマンドでブートブロックを書き込みます。
#swriteboot /dev/sda /boot/bootlx
 
ブートシーケンスの簡易化のため、カーネルをコピーしておきます。利用する CPUの数と SCSIコントローラによって UNI kernelSMP kernelを使い分けます。
CPUが複数 SMP kernelをコピーする
CPU 1基で NCR53c895を使用 SMP kernelのコピーとリンク貼り直し注1
CPU 1基で NCR53c895以外を使用 UNI kernelをコピーする
 
SMP kernelをコピーする…
#cd /boot
#cp -p vmlinux-2.2.12-2smp vmlinux
SMP kernelのコピーとリンク貼り直し…
#cd /boot
#cp -p vmlinux-2.2.12-2smp vmlinux 注2
#rm System.map
#ln -s System.map-2.2.12-2smp System.map
UNI kernelをコピーする…
#cd /boot
#cp -p vmlinux-2.2.12-2 vmlinux
 
  注1  NCR53c895を採用した SCSIコントローラ(KZPCA-AA)を使用される場合は、CPUが 1基の環境であっても SMPカーネルからブートするようにカーネルをコピーします。これは前記の SCSI reset問題を回避するために必要です。  
  注2  /boot/vmlinux-2.2.12smpファイルが存在しない場合には、Laser5 Binary CDを CD-ROMドライブに挿入し、以下の手順で SMP kernelをインストールしてください。  
#mount /mnt/cdrom
#rpm -ivh kernel-smp-2.2.12-2.alpha.rpm 
 
 
LASER5 日本語 GNOME, X Window Systemのインストール
 ここでは LASER5 日本語 GNOME, X Window Systemのインストールを行います.先程の作業に引き続き本作業を行います。Bootフロッピーを取りだし、デモ CD-ROMをドライブに挿入してください。
 
デモ CD-ROMのマウント、インストールスクリプトの実行
 次のコマンドを実行して、日本語パッケージのインストールを開始します。
#mount /mnt/cdrom
#cd /mnt/cdrom/Japanese/RPMS
#./update.sh
 
コンソールで日本語を表示できる様にする
 コンソールで日本語表示を可能にする minikonを起動します。
#minikon
 
Xの設定
 X関連の設定を行う Xconfiguratorツールを起動します。以降、画面の指示に従って設定を行います。
#Xconfigurator
ようこそ
 [了解]ボタンを押します。
PCIの検出
 TVP4020 Permedia 2グラフィックカードと X Server 3DLabsを検出します。
検出結果
 PS/2タイプのマウスが検出されたとのメッセージが表示されますので [了解]ボタンを押します。
マウスの設定
 適切なマウス タイプを設定してください。3ボタンマウスの場合は 一般的な 3ボタンマウス(PS/2)を選択します。2ボタンマウスの場合は 一般的なマウス(PS/2)を選択し、3ボタンエミュレーションを行いますか?も選択します。
モニターの設定
 モニターは使用しているものに合わせて適切なものを選択します。この例では DEC PCXBV-KA/KBを選択します。
スクリーンの設定
 検出しないを選択します。
ビデオメモリ
 Video RAMのサイズは 8MBなので 8 mb or moreを選択します。
クロックチップの設定
 クロックチップの設定をしない(推奨)を選択します。
クロックの検出
 検出を選択します。
ビデオモードの選択
 画面のピクセル値、解像度の設定を行います。ここでは 16 Bit, 1024x768を選択しておきます。
Xの起動
 [了解]ボタンを押します。すると エラー画面が表示されます。
エラー
 [戻る]ボタンを押します。
モニターの設定
 [戻る]ボタンを押します。
ようこそ
 [キャンセル]ボタンを押します。
 
インストールスクリプトの実行
 次のコマンドでインストールスクリプトを再度実行します。
#./update.sh 
 
Xの設定
 再度、X関連の設定を行う Xconfiguratorツールを起動します。
#Xconfigurator
再度 Xの設定を行う…
 前回と同様に Xconfiguratorでの設定を行います。但し、Xの起動画面で表示されていたエラー画面の代わりに このメッセージが読めますか?と表示される筈ですので、[終了]ボタンを押して Xの設定を終了します。
 
システムのシャットダウン
#shutdown -h now
 
 
ハードディスクからのブート
 ブートシーケンスを簡易にするため SRMパラメータを設定します。
  >>>set boot_file boot/vmlinux
>>>set bootdef_dev dka0
>>>set boot_osflags root=/dev/sda1
 
 下記のコマンドでハードディスクからのブートを行います。
  >>>boot
 
 
インストール後の確認
ログイン画面が現れ rootでログインできる事を確認してください。
 
ネットワークの確認は ifconfigpingコマンドで確認できます。
 
ドメイン名の設定は netcfgnetconfコマンドで設定できます。
 
Linux Top>/dev/nullaskattentionHP Top