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HP-UX11i v3 Update 3

ミッションクリティカル環境に対応する統合仮想化技術をリード
HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
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今年で誕生25年を迎えるHP-UX。国内UNIXサーバー市場において、HPのUNIXサーバーを7年連続市場シェア1位(*1)に導き、ミッションクリティカルなIT環境のオープン化と仮想化技術の導入などにおいて業界をリードし続けています。

最新バージョンのオペレーティング環境「HP-UX 11i v3」は、2007年4月の初出荷以来、Update 1と2を通じてカーネルを中心に性能を向上し、信頼性、管理性、保守性など幅広く継続的な機能強化を実施しています。

今回の「HP-UX 11i v3 Update 3」(2008年9月度版リリース)では、性能向上に加え、性能最適化作業の効率を大幅に向上。さらに、システム保護機能もセキュリティ機能を中心に強化。また、電力消費制御機能の搭載によるコスト削減や管理性も大きく強化しました。さらに、強化されたHP-UX11i v3をホストOSとして採用したHP Integrity VM 4.0を提供いたします。仮想マシン環境における運用上の課題である仮想I/O性能をAVIO技術により大幅に改善しました。

HP-UXは、HP社のコンピューティングビジョンであるアダプティブインフラストラクチャを支える戦略的なOSとして、皆様のITシステムやデータセンターのポテンシャルを引き上げ、ビジネスに貢献します。

*1: 出典:Unix OS/RISC & EPIC(IA-64)サーバー出荷金額。 (IDC Worldwide Quarterly Server Tracker, Q208)

HP-UX11i v3 Update 3の強化ポイント

パフォーマンス強化と性能最適化作業効率の向上
強力なセキュリティ機能を標準搭載、低コストでコンプライアンス対応
管理性および省電力性を向上、ミッションクリティカル仮想化環境を提供

パフォーマンス強化と性能最適化作業効率の向上

継続的なHP-UX11i v3強化
図1 : 継続的なHP-UX11i v3強化

HP-UX 11i v3では、Update1 (2009年7月度版)、Update2 (2008年3月度版) および今回のUpdate 3 (2008年9月度版)などのアップデートリリースを通じて性能向上に注力し、その上で動作するアプリケーションは平均で20〜30%の性能を向上(*2)させることが可能となりました。Tune-N-Tools, LORAといったHP-UX 11i v3 Update3で拡張された性能最適化機能を活用することで、HP Integrityサーバーの価値を最大限に高め、ITシステムやデータセンターの能力強化に向けたご支援をします。HP Integrity Virtual Machines (以下 Integrity VM)のホストOS環境として、HP-UX 11i v3が採用されました。Integrity VMの新バージョン 4.0としてHP-UX 11i v3 Update3と同時にリリースされます。

*2: 様々なアプリケーションの性質や環境下によっては、必ずしも期待される性能値を満たさない場合があります。

今回の11i v3 Update3リリースで、提供される性能向上やアプリケーションの最適化作業を容易にするツールおよび技術の主要項目は以下のとおりです。


Oracle および SAP 性能の最適化支援ツール Tune-N-Tools

各ISVパートナおよびHP社の性能最適化に対するノウハウをプッシュボタン式のツール(スクリプト)として提供し、ビジネスアプリケーションのワークロードに合わせる性能最適化作業を効率化します。本ツールによりHP-UXのカーネル設定を最適化することで、HP社の工場出荷時の標準HP-UXカーネルパラメータ設定時と比較し、最大50%の性能向上をもたらします。

英文ホワイトペーパ“Server Tuning on HP-UX”
Tune-N-ToolsのWebダウンロード

メモリ・アクセス時間の継続的な最小化でSAP性能を最適化する技術LORA

Superdomeなどのセル・アーキテクチャを採用するHP Integrityサーバーのメモリアクセスの局所性を最大限に生かしてシステム性能を向上します。

HP Integrity Superdome上でLORAを活用することで、SAP性能を最大25%向上を図ることができます。システム環境に応じて継続的にLORAを活用し、最適なシステム構成を維持することをお勧めします。

また、LORAの活用により、最大10%のvPars性能向上も期待できます。


Oracle性能を向上させるOnlineJFS 5.0

オラクルDBのデータ・ミラー機能を利用している場合、Online JFS 5.0を利用することで、前バージョンのOnline JFS使用時と比較し、最大10%のデータアクセス速度の向上が期待できます。

アプリケーション性能を向上させる次世代メモリ・アロケーター(MallocNextGen)

マルチスレッド・アプリケーションや小さなメモリブロックを配置(アロケーション)するようなアプリケーションを開発する場合、HP-UX11i v3の次世代メモリアロケータ・ライブラリを利用することで、最大13%の性能向上を図ることができます。サードパーティ(ISV)製品などの追加購入無しに、標準で提供される本ライブラリをリンクするだけで、コストを抑えた性能向上へのアプローチが可能です。

HP Integrity Virtual Machinesに向けた高速仮想I/Oの強化 (Accelated Virtual I/O)、更なるスケーラビリティを実現

HP Integrity Virtual Machines (以下 Integrity VM)のホストOS環境として、HP-UX 11i v3が採用されました。Integrity VMの新バージョン 4.0としてHP-UX 11i v3 Update3と同時にリリースされます。ホストOSによる性能向上と高速仮想I/Oの更なる強化により、IOPS(I/O Per Second)を最大で1.6倍向上し、I/O関連のプロセッサ・オーバーヘッドを最大65%低減します。(*3)  HPの開発部門における調査では、この新機能により、Javaアプリケーションの性能において約3倍の向上を確認しています。(*4)

*3: HP調べ。前バージョンにおけるAVIO適用環境とのストレージ性能の比較。
*4: HP調べ。SPECjAppServer環境における調査結果の例。

さらに、新たにリリースされるIntegrity VM 4.0では、ゲストOS環境に割り当てられる仮想プロセッサ数を最大で8まで拡大し、更なる粒度と拡張性を確保しました。 また、HP Integrityサーバー上で実現されるすべての仮想化技術(パーティショニングソリューション)とシームレスに連携する管理環境を装備し、HP-UX 11i v3で強化されたマルチパス機能やストレージ管理性の向上、ミッションクリティカルな環境を念頭にしたオンラインでの構成変更機能などをホスト環境に踏襲、これによりITシステムに不可欠な集約性、日々の運用に向けた柔軟性と管理性を備えた環境を実現します。

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強力なセキュリティ機能を標準搭載、低コストでコンプライアンス対応

ミッションクリティカルなシステム環境では、重要なデータへの不正アクセスなど、想定されるリスクを抑えることが非常に重要となります。HP-UX 11i v3 Update3では、システム、IDおよびデータの保護機能を強化、追加コストを支払うことなく標準機能を用い、セキュリティ対策を可能にします。また、HP-UX 11i v3として、ITセキュリティ国際共通基準「コモンクライテリア(ISO/IEC 15408)」の認定(EAL4+、CAPP、RBAC-PP)を取得し、更に高いセキュリティレベル取得を目指しています。

拡張されたデータ・セキュリティ

「HP-UX 11i v3」は、ITセキュリティ国際共通基準「コモンクライテリア(ISO/IEC 15408)」の認定(EAL4+、CAPP、RBAC-PP)を取得するなど、高いセキュリティレベルを標準で提供しています。今回、強化されたセキュリティ関連機能は以下のとおりです。
  • HP-UXでは、OSインスタンスを区画し、セキュリティを強化する「Secure Resource Partitions」(SRP)を提供しています。
    SRPは、単一OSインスタンスに複数のアプリケーションを集約する際のセキュリティ・リスクを低減することができます。今回のSRP v2では、SRPにおけるパーティション作成などの管理作業を改善しました。

  • 「Two-factor Authentication」
    ワンタイムパスワード(OTP)による認証ソリューションを標準で提供し、低コストでセキュリティ強化を実現します。これにより、認証プロセスにおけるコンプライアンス準拠に関して、HP-UX標準機能を活用することで、ISVソリューションの導入などによるコスト増を抑制することが可能です。

  • ファイルシステムおよびボリュームの暗号化機能「EVFS 1.1」では、インライン暗号化機能により暗号化作業に必要なストレージ容量を削減しています。また、並列データ処理機能の向上により、大規模I/Oを必要とする暗号化性能を向上しました。

  • FIPS 140-2 ライブラリを提供し、 HP-UX上でのFIPS 140-2ベースのアプリケーション開発を支援します。

  • また、すでに認証を取得しているコモンクライテリア(ISO/IEC15408)セキュリティ認定に加え、コンパートメント機能にも対応する さらに上位のプロテクションプロファイルであるCCOPP (Common Criteria Compartment Protection Profile)についても現在、評価作業中です。公官庁および企業ITにおけるセキュリティに対する要求に対して第三者機関によるより高度なセキュリティ認定を通して安心をお届けします。

HP-UX11i v3セキュリティ強化
図2 : HP-UX11i v3セキュリティ強化

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管理性および省電力性を向上、ミッションクリティカル仮想化環境を提供

HP-UX 11i v3では、仮想化を取り入れた集約性の高いシステム環境を念頭に、システム管理者の作業の効率化を図り、運用・管理コストを低減するための様々な強化を行いました。インテルIntaniumプロセッサの消費電力をHP-UXで制御し省電力を取り入れた管理、DRDによるリホスト機能による運用、SWAによりセキュリティ脆弱性への対応、パフォーマンス最適化に向けたツールなど、ミッションクリティカルでは不可欠な機能が強化されました。

電力コスト削減機能

  • HP-UXの省電力機能により、インテル® Itanium® プロセッサー(インテル社開発コード名 Montvale)の消費電力を制御し、アイドリング状態のプロセッサにおける電力消費を最大10%削減します。(*5)
  • 本機能は、HP-UX11i v3のカーネル・パラメータ “pwr_idle_ctl” により設定します。1〜5の5段階の設定が可能で、5に設定することで最大限の省電力量効果が得られます。

*5: インテル® Itanium® プロセッサー9100番台を搭載するHP Integrityサーバー使用時。

OS環境のリホスト作業効率を大幅に向上 - DRDリホスト機能

「Dynamic Root Disk」(DRD)機能にDRDリホスト機能を新たに追加し、ルートボリュームのクローンを作成し、別のシステムでそのクローンをブートすることが可能になりました。この機能により、システムの保守に必要なダウンタイムを大幅に短縮し、リカバリーの簡素化というDRDのメリットに、新たにプロビジョニングの効率化とテストシステムのセットアップの簡略化が追加されました。これにより、システムのOS環境を複製し、他システムで起動させる作業効率を大幅に向上します。

DRDの英文webページ

セキュリティ脆弱性報告への対応作業効率を大幅に向上 - SWA(図3)

  • 「Software Assistant」(SWA) は、複数システムにおけるセキュリティ脆弱性情報と推奨される対応情報(推奨パッチの適用など)などを集中管理するツールとして提供されます。SWAは、Systems Insight Manager (SIM)に統合されています。SWA により、セキュリティ脆弱性への対応効率が飛躍的に向上します。
  • セキュリティ脆弱性は、システムごとにその重要性が異なります。どのシステムにどのセキュリティ脆弱性が関係しているかを知ることは、とても重要です。SWAを活用し、状況を把握し、必要に応じて迅速な対応を簡素化されたプロセスで進めることが可能になります。

HP-UX11i v3 SWA
図3 : HP-UX11i v3 SWA

チューニングノウハウの提供

大規模データベースやERP環境の性能を向上に向けてOS環境を最適化するには経験が必要とされています。サーバーの能力を最大限に引き出せる技術者のノウハウを結集し、ツールとして提供、SAP, Oralceといったアプリケーション環境に向けた性能向上を支援します。
  • Tune-N-Tools
    • HPが開発したスクリプトにより、HP-UX11i v3環境を最適化しOracleやSAPなどのアプリケーション環境の性能向上を支援します。
  • LORA(Locality Optimized Resource Aligment)
    • セル・アーキテクチャを採用する HP Integrityサーバーのミッドレンジ(rx76xx, rx86xx)および ハイエンドサーバー(Superdome)において、メモリの局所性を最大限に活用できるよう、Numaメモリの構成を最適化します。

アプリケーションおよびデバイスドライバの開発者向けHP-UX11i v3カーネル計測ツール
“ktrace”による性能ボトルネックやトラブル解決の効率化

HP Integrityサーバーに対応するパフォーマンス測定/分析ツールを新たに提供開始します。 従来からHP-UXの上級エンジニアに定評のあるCaliperツールに、新たにHP-UXカーネルトレースツールであるktraceが統合されて提供されます。これにより、関数、呼び出し側のプロセス、引数、絶対時間、および経過時間などに関する豊富なトレースデータが得られるようになりました。

Ktraceでは、トレースポイントやトレース精度をカスタマイズしたり、トレース選択オプションを柔軟に選択することが可能です。

詳細は、HP Knowledge-On-Deamand Webサイトに設置している録音済みのWebベースでのプレゼンテーションを参照ください。 日本語のスクリプトも設置しております。

Kernel Tracing on HP-UX11i (英語の録音済みプレゼンテーション)

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