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HP Serviceguard クラスター構築手順

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
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3. オペレーティングシステムボリュームのミラー化

システムディスクのオペレーティングシステムボリュームをミラー化することは、Serviceguard クラスターのアベイラビリティを高める上で必須です。ここでは HP LVM (Logical Volume Manager: 論理ボリュームマネージャ) 上に HP-UX をインストールした場合のオペレーティングシステムボリュームのミラー化の手順について説明します。詳細はマニュアル “Managing Systems and Workgroup'', Chapter 6: Administering a System: Managing Disks and Files, Managing File Systems, Managing Mirrored File Systems のセクション (HP-UX 11iv2)、あるいは “HP-UX 11i Version 3 HP-UX System Administrator’s Guide: Logical Volume Management", Chapter 3: Administering LVM: Moving and Reconfiguring Your Disks, Mirroring the Boot Disk のセクション (HP-UX 11iv3) を参照してください。

HP LVM は物理ディスクにアクセスするディスクドライバとファイルシステムまたは raw デバイスとの間に位置し、I/O 制御を担うサブシステムです。LVM は、下記の概念から構成されています。
  • 物理ボリューム (PV: Physical Volume)
    LVM 用にフォーマットされた物理ディスク。
  • 物理エクステント (PE: Physical Extent)
    フォーマット時のディスクの一区分。デフォルトは 4 MB。
  • 論理エクステント (LE: Logical Extent)
    実態は PE だが、LVM により論理的に扱われるエクステント。
  • ボリュームグループ (VG: Volume Group)
    1つ以上の物理ボリュームをグループ化したもの。物理エクステントの集合体。
  • 論理ボリューム (LV: Logical Volume)
    物理エクステントの一を意識することなく、あたかも1つのデバイスとして見えるように論理的に構成された論理エクステントの集合。
HP Serviceguard クラスター構築手順
はじめに
1.システム構成
2.OSのインストール
3.OSボリュームのミラー化
4.データディスクの設定
5.Serviceguard クラスターの構築
6.ネットワークタイムプロトコルの使用
7.共有ディスク上のファイルシステムの作成
8.クラスターの構成
9.パッケージの作成
10.クラスターの管理
11.リソースの場所
LVMを使用することによって、物理ディスクのサイズに制限されることなく、必要なサイズの論理ボリュームを作成することができます。また、必要に応じてボリュームグループに新しい物理ボリュームを追加したり、論理ボリュームのサイズを拡張、削減することが可能です。

オペレーティングシステムボリュームのミラー化にあたっては、最低限root、boot、primary swap ボリュームのコピーをミラー化の対象となるディスク上に作成します。ここでは、オペレーティングシステムをインストールした物理ボリュームが/dev/dsk/c1t15d0、ミラー化を行う物理ボリュームが/dev/dsk/c3t15d0であるとします。

ルートファイルシステムをミラー化するためには、ブート可能な LVM ディスク (この場合 /dev/dsk/c3t15d0) を追加する必要があります。

  1. pvcreate(1M)コマンドの-Bオプション(ブートエリア作成オプション)を用いて/dev/dsk/c3t15d0上に物理ボリュームを作成します。

    pvcreate -B /dev/rdsk/c3t15d0

    これでうまくいかない場合は、-Bオプションのかわりに-Bfオプション(fはforceオプションです)を使用してみてください。

  2. 1.で作成した物理ボリュームをvgextendコマンドを使用してOSボリュームである/dev/vg00に含めます。

    vgextend /dev/vg00 /dev/dsk/c3t15d0

  3. mkboot(1M)コマンドを使用して、物理ボリューム/dev/dsk/c3t15d0のブートエリアにブートユーティリティを作成します。

    mkboot /dev/rdsk/c3t15d0

  4. mkboot -aを使用してブートエリアにAUTOファイルを追加します。

    mkboot -a "hpux (;0)/stand/vmunix" /dev/rdsk/c3t15d0

  5. 論理ボリュームのミラー化を行います。/dev/vg00/lvol1がブートボリューム(/stand)、
    /dev/vg00/lvol2がプライマリスワップ、/dev/vg00/lvol3がルートボリューム(/)であるとします。これらを順次ミラー化していきます。

  6. ブートボリュームをミラー化します。

    lvextend -m 1 /dev/vg00/lvol1 /dev/dsk/c3t15d0

  7. プライマリスワップをミラー化します。

    lvextend -m 1 /dev/vg00/lvol2 /dev/dsk/c3t15d0

  8. ルートボリュームをミラー化します。

    lvextend -m 1 /dev/vg00/lvol3 /dev/dsk/c3t15d0

これでオペレーティングシステムボリュームのミラー化は完了です。ルート、ブート、プライマリスワップのボリュームの片方が故障したとしても、オペレーティングシステムは稼動し続けます。必要に応じて/dev/vg00内の他の論理ボリュームのミラー化を行ってください。

ミラーの構築がうまく行えているかどうかは、lvlnbootコマンドにより行えます。

# lvlnboot -v
Boot Definitions for Volume Group /dev/vg00:
Physical Volumes belonging in Root Volume Group:
        /dev/dsk/c1t15d0 (0/0/1/1.15.0) -- Boot Disk
        /dev/dsk/c3t15d0 (0/0/2/1.15.0) -- Boot Disk
Boot: lvol1     on:     /dev/dsk/c1t15d0
                        /dev/dsk/c3t15d0
Root: lvol3     on:     /dev/dsk/c1t15d0
                        /dev/dsk/c3t15d0
Swap: lvol2     on:     /dev/dsk/c1t15d0
                        /dev/dsk/c3t15d0
Dump: lvol2     on:     /dev/dsk/c1t15d0, 0


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