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HP-UX 11i 構成可能カーネル・パラメータ(HP-UX 11.0 用)

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
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カーネル動作パラメータには、特定のシステム・ニーズに合わせて構成できるものがあります。これにより、性能を向上したり、リソースをより効果的に割り当てることができます。各パラメータの理想的な値は、多くの場合システムの特定のハードウェア構成、システムで実行されるアプリケーションの組み合わせ、システム・ユーザーの信用度など、システム毎に幅広く変化する要因により決まります。

これらのパラメータには、あらかじめ合理的なデフォルト値が設定されていますが、実際に使用するユーザーのニーズに応じてより適するように変更することもできます。それぞれの構成可能カーネル・パラメータの詳細は、下記の一覧を参照してください。

なお、個々のパラメータは通常、特定のサブシステムに関連付けられています。パラメータは、独立して機能するものもありますが、相互関係を持っていたり、相互作用を行うものもあります。下記のオンライン・ヘルプ・トピックの一覧は、サブシステム別にグループ化しています。

警告


カーネル・パラメータに不適切な値を設定したり、複数のパラメータの値を互いに不適切な組み合わせで設定すると、データの損失、システム・パニック、その他、動作上の問題が発生する可能性があります。パラメータの不適切な設定によって引き起こされた問題は、後から原因を究明するのが困難になりがちなので、十分に注意してください。
 
  • 構成可能カーネル・パラメータの値を変更するときには、まず最初に、その変更がどのような影響を与える可能性があるかを十分に検討してください。
  • 各システム・パラメータは、必ず許容範囲内の値に設定してください (SAMでは、許容範囲外の値は拒否されます)。
  • 多くのパラメータは互いに影響を及ぼし合います。このようなパラメータの値は、相互のバランスを保って選択する必要があります。

記載内容に食い違いがある場合


技術の進歩によりシステムのサイズと能力はますます拡張されています。リリース間や、32ビット・プロセッサーと64ビット・プロセッサー間で、特定のパラメータの最大値やデフォルト値が変更されることも少なくありません。このWebページに関連付けられているドキュメントには、作成の時点において正確と考えられる情報が記載されています。しかし、システムの変更により、ドキュメントの記載内容と実際のシステム仕様の間に食い違いが生じる可能性があります。

デフォルト値や制限値に関して食い違いがあることが判明した場合は、システム上の/etc/conf/master.dに格納されているファイルを参照し、マシンに対応する実際の値を確認してください。

アカウンティング・サブシステム


アカウンティングの中断と再開の概要

アカウンティングに関する構成可能パラメータ
 
acctsuspend
    アカウンティングを再開します。
  acctresume
    アカウンティングを再開します。
 
  チュートリアル: アカウンティングのしきい値の指定

非同期 I/O サブシステム


非同期 I/O に関するパラメータの概要

aio_listio_max
  lio_list()コールに指定するAIO処理の最大許容数。
  aio_max_ops
  同時に待ち行列に格納するAIO処理の最大許容数。
  aio_physmem_pct
  lio_list()コールに指定するAIO処理の最大許容数。
  aio_prio_delta_max
  スローダウン・要素の最大許容値。aiocbの aio_reqprioフィールドに指定する優先順位の最大下げ幅。

ダンプに関するパラメータ


カーネル・パニック・ダンプに関するパラメータの概要

alwaysdump
  ダンプに含めるカーネル・メモリ・ページのビット・マスク。
  dontdump
  ダンプから除外するカーネル・メモリ・ページのビット・マスク
  initmodmax
  システム・クラッシュ・ダンプによって保存されるカーネル・モジュールの最大許容数。
  modstrmax
  カーネル・モジュールsavecrashテーブルの最大許容サイズ。

FibreChannelサブシステム


FibreChannelに関するカーネル・パラメータの概要

num_tachyon_adapters
  システム内にインストールされているTachyon(タキオン)アダプタの数。
  max_fcp_reqs
  Tachyon FCPアダプタ上で同時に処理するFCP要求の最大許容数。

大容量記憶装置サブシステム


ファイル・システムに関するカーネル・パラメータの概要
  ファイル・システムに関するカーネル・パラメータの一覧

  • ファイル・システム・バッファ・キャッシュに関する構成可能パラメータ
bufpages
  静的バッファ・キャッシュのページ数。
  dbc_min_pct
  動的バッファ・キャッシュの最小サイズ。
  dbc_max_pct
  動的バッファ・キャッシュの最大サイズ。
  nbuf
  静的バッファ・ヘッダの数。

  • ディスクの先読みに関する構成可能パラメータ
hfs_ra_per_disk
  HFSファイル・システムにおけるディスク・ドライブあたりの先読みデータ量を、KB単位で設定します。
  hfs_max_ra_blocks
  単一のHFSファイル・システムについて、カーネルが未処理のまま先読みできる最大ブロック数を設定します。
  hfs_revra_per_disk
  HFSファイル・システムにおけるディスク・ドライブあたりの逆方向の先読みデータ量を、KB単位で設定します。
  hfs_max_revra_blocks
  単一のHFSファイル・システムについて、カーネルが未処理のまま逆方向に先読みできる最大ブロック数を設定します。
  vxfs_ra_per_disk
  VxFSファイル・システムにおけるディスク・ドライブあたりの先読みデータ量を、KB単位で設定します。
  vxfs_max_ra_kbytes
  単一のVxFSファイル・システムについて、カーネルが未処理のまま先読みできる最大データ量を、KB単位で設定します。

  • SCSIデバイスに関する構成可能パラメータ
scsi_maxphys
  SCSI I/Oサブシステムにおける最大レコード・サイズを、バイト単位で設定します。
  scsi_max_qdepth
  SCSIデバイスについて、待ち行列に入れることのできるSCSIコマンドの最大数を設定します。
  st_fail_overruns
  データ・オーバーランが発生したSCSIテープ読み込みはエラーとなります。
  st_large_recs
  SCSIテープにおける大容量レコードのサポートを可能にします。

  • ファイルのオープンおよびロックに関する構成可能パラメータ
maxfiles
  オープンするファイルの数の論理制限値。
  maxfiles_lim
  オープンするファイルの数の物理制限値。
  nfile
  システム全体においてオープンするファイルの数の制限値。
  nflocks
  システム全体においてロックするファイルの数の制限値。
  ninode
  メモリ内で存在可能な、HFS ファイルシステムのオープンiノードの最大数。

  • 非同期書き込みに関する構成可能パラメータ
fs_async
  ディスクへの非同期書き込みを可能/不可能にします。

  • VxFS (ジャーナル) ファイル・システムに関する構成可能パラメータ
vx_ncsize
  VxFSのディレクトリ・パス名キャッシュ用に予約するメモリ・スペース。

論理ボリューム・マネージャ(LVM)


LVMの動作の概要

Logical Volume Managerに関する構成可能パラメータ
   
  maxvgs
  システム上のボリューム・グループの最大許容数。
  no_lvm_disks
  システム上にボリューム・グループが存在しないことを示します (ワークステーションのみ)。

メモリ・スワップ・サブシステム


メモリ・ページングに関するパラメータの概要

メモリ・ページングに関する構成可能パラメータ
   
  allocate_fs_swapmap
  スワップ・データ構造の固定割り当てまたは動的割り当て。
  maxswapchunks
  システム上で構成可能なスワップ・スペースの最大サイズ。
  nswapdev
  利用可能なスワップ・デバイスの数。
  nswapfs
  スワップに利用できるファイル・システムの数。
  swapmem_on
  擬似スワップ予約を使用可能/使用不可能にします。
  swchunk
  クライアント・スワップ・チャンクのサイズ。

  • 可変ページ・サイズに関するパラメータ
vps_ceiling
  システムによって選択されるページの最大許容サイズ (KB 単位)。
  vps_chatr_ceiling
  chatrによって選択されるページの最大許容サイズ (KB 単位)。
  vps_pagesize
  ユーザー・ページのデフォルト・サイズ (KB単位)。

プロセス管理サブシステム


プロセス管理に関するパラメータの概要

プロセス管理に関する構成可能パラメータ
   
  maxdsiz
  プロセス・データ・セグメントの最大許容サイズ。
  maxssiz
  プロセス記憶セグメントの最大許容サイズ。
  max_thread_proc
  1つのプロセスが作成するスレッドの最大許容数。
  maxtsiz
  プロセス・テキスト・セグメントの最大許容サイズ。
  maxuprc
  1ユーザーあたりのプロセスの最大許容数。
  nkthread
  システム上に同時に存在するカーネル・スレッドの最大許容数。
  nproc
  システム全体のプロセスの最大許容数。
  timeslice
  競合プロセス間でのタイム・スライスの割り当て。

キャラクタ・モード I/O ストリームに関するパラメータ


キャラクタ・モード I/O ストリームに関するパラメータの概要

ストリームに関する構成可能カーネル・パラメータ
   
    NSTRBLKSCHED
  出荷前の設定専用。値を変更しないでください。
  NSTREVENT
  システム上に同時に存在する未処理のストリームbufcallの最大許容数。
  NSTRPUSH
  システム上の1つのストリーム内に同時に存在するストリーム・モジュールの最大許容数。
  NSTRSCHED
  システム上で同時に実行されるストリーム・スケジューラ・デーモンの最大許容数。
  STRCTLSZ
  システム上の任意のストリーム・メッセージの制御部分に格納される制御バイトの最大許容数。
  STRMSGSZ
  システム上の任意のストリーム・メッセージのデータ部分に格納されるバイトの最大許容数。
  nstrpty
  システム上に同時に存在するストリーム・ベースのPTYの最大許容数。これは、システム全体に適用される値です。
  streampipes
  すべてのパイプを強制的にストリーム・ベースにします。

System V IPC共有メモリ・サブシステム


System Vのプロセス間通信機構

メッセージ待ち行列の処理の概要
   
  メッセージ用メモリ・スペースの割り当て
IPC メッセージに関する構成可能パラメータ
 
  mesg
  IPCメッセージを使用可能/使用不可能にします (ワークステーションのみ)。
  msgmap
  メッセージの空きスペース・マップのサイズ。
  msgmax
  メッセージの最大サイズ。
  msgmnb
  メッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値。
  msgmni
  システム上に存在するメッセージ・キューの最大許容数。
  msgseg
  メッセージ待ち行列内のセグメント数。
  msgssz
  メッセージ・セグメントのサイズ。
  msgtql
  システム上に存在するメッセージの最大許容数。

セマフォに関するパラメータの概要
   
  IPCセマフォに関する構成可能パラメータ
 
  sema
  セマフォを使用可能/使用不可能にします (ワークステーションのみ)。
  semaem
  セマフォの値を変更するときの差分の最大許容値。
  semmap
  セマフォ・リソース・マップのサイズ。
  semmni
  システム全体のIPCセマフォの最大許容数。
  semmns
  システム全体において、システム・ユーザーが利用できるセマフォの総数。
  semmnu
  1つのセマフォに対するアンドゥの最大許容数。
  semume
  1プロセスあたりのセマフォ・アンドゥの最大許容数。
  semvmx
  セマフォの最大許容値。

共有メモリの処理の概要
   
  IPC共有メモリに関する構成可能パラメータ
 
  shmem
  共有メモリを使用可能/使用不可能にします (ワークステーションのみ)。
  shmmax
  共有メモリ・セグメントの最大許容サイズ。
  shmmni
  システム上のセグメントの最大許容数。
  shmseg
  1プロセスあたりのセグメントの最大許容数。

VME I/Oサブシステムに関するパラメータ


VME I/O サブシステムに関するパラメータ(オプション製品)

vmebpn_public_pages
  VMEに必要なカーネル I/O スペース・ページの数
  vmebpn_sockets
  ソケット・ドメインAF_VME_LINKをアクティブにするかどうかを指定します (ブール値をとります)。
  vmebpn_tcp_ip
  DLPI PPAの最大許容数。
  vmebpn_tcp_ip_mtu
  PPA転送単位の最大許容サイズ (KB単位)。
  vmebpn_total_jobs
  同時にオープンするVMEポートの最大許容数。
  vme_io_estimate
  VMEに必要な4 KBのカーネル I/O スペース・ページの数。

その他の各種パラメータ


その他の各種パラメータの概要

その他の各種構成可能パラメータ
 
  clicreservedmem
  クラスタの相互接続用に予約するシステム・メモリ (バイト単位)。
  create_fastlinks
  高速シンボリック・リンクを作成します。
  default_disk_ir
  ディスク I/O 時にすぐに制御を戻すかどうかを指定します。
  dst
  夏時間を使用可能/使用不可能にします。
  eqmemsize
  等価マップ・メモリ・プールのサイズ。
  executable_stack
  スタック領域でのプログラムの実行を許可/禁止します。
  ksi_alloc_max
  システム全体において割り当てられる待ち行列シグナルの最大許容数。
  ksi_send_max
  プロセスが1つまたは複数の受信プロセスに送信して保留にできる待ち行列シグナルの最大数。
  max_async_ports
  システム全体において、プロセスが非同期ディスク I/O ドライバにアクセスするためにオープンするポートの最大許容数。
  maxusers
  システムに同時にログインするユーザーの最大想定数。
  ncallout
  タイムアウトの最大許容数。
  ncdnode
  オープンするCD-ROM FSノードの最大許容数。
  nclist
  tty/pty I/O に使用できるcblockの最大数。
  ndilbuffers
  デバイス I/O ライブラリ用に同時にオープンされるファイルの最大許容数。
  npty
  システム全体に存在するptyの最大許容数。
  nstrtel
  telnetセッション・デバイス・ファイルの数。
  nsysmap、nsysmap64
  カーネル動的メモリ仮想アドレス空間のリソース・マップのエントリ数。
  o_sync_is_o_dsync
  open()およびfcntl()システム・コールにおいてO_SYNCをO_DSYNCに変換するかどうかを指定します。
  pfail_enabled
  電源異常の復旧を可能にします。
  public_shlibs
  共有ライブラリ上でパブリック保護IDを使用できるようにするかどうかを指定します。
  rtsched_numpri
  システム上で利用できるリアルタイム割り込みの優先順位の最大数。
  scroll_lines
  ITEスクロール・バッファのサイズ。
  sendfile_max
  Webサーバー用の特殊パラメータ。
  スピンロック・パラメータ (技術情報は非公開)。
   
  timezone
  世界協定時刻に対するタイムゾーン・オフセット。
  unlockable_mem
  システム用に予約するメモリのサイズ。

技術情報が公開されていないパラメータ


構成可能カーネル・パラメータには、すでに使用されなくなったもの、独立したソフトウェア・システムに関連付けられているもの、十分に理解せずに変更すると重大なシステム障害を引き起こす可能性があるもの、SAMではサポートされていないものなども含まれています。これらのパラメータは、技術情報が非公開になっています。

ドキュメントに記載されていないカーネル・パラメータ

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