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HP-UX 11i 構成可能カーネル・パラメータ(HP-UX 11.0 用)

nsysmap、nsysmap64
HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
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カーネルの動的メモリ仮想アドレス空間リソース・マップ内のエントリ数を設定します。

指定可能な値:


最小値 800
最大値   メモリ・サイズに依存
デフォルト値   2 * nproc

このパラメータには、整数値を指定してください。詳細は、 パラメータ値の指定 を参照してください。

説明


nsysmapおよび64ビット版のnsysmap64は、カーネルの動的メモリ・リソース・マップのサイズを設定します。このリソース・マップはアドレス/長さのペアの配列で、カーネルの動的アドレス空間内の空き仮想空間を示します。64ビット版のカーネルではより多くの仮想アドレス空間を使用できるため、32ビット版のカーネルと64ビット版のカーネル用にそれぞれ異なるパラメータが用意されています。

以前は、カーネルの動的メモリ・リソース・マップは、システムによってのみ設定され、簡単には変更できませんでした。特定の作業負荷により、カーネルのアドレス空間が著しくフラグメント化 (断片化) されたような場合は、リソース・マップ内に非常に多くのエントリが作成されてしまいます。こうした状況が発生すると、リソース・マップ内に新たなエントリを書き込めずに、「リークのある」カーネル仮想アドレス空間が発生することになります。そのため、このオーバーフローが頻繁に発生すると、仮想アドレス空間が使い尽くされてしまいます。

システムはアルゴリズムを使用して、ブート時にシステムの作業負荷に応じてマップ・サイズを自動的に調整します。この自動設定される値ではメモリ・リソース・マップ配列のオーバーフローを十分に防止できない場合は、特定の作業負荷に合わせてこのパラメータを調整してください。

デフォルト値以外の値を設定した場合であっても、システムのサイズによっては、指定した値よりも大きい値がカーネルにより設定されることがある点に注意してください。

目的


この調整可能パラメータは、システム・パニックkalloc: out of virtual spaceに対処するために追加されたものです。リソース・マップ・オーバーフローが発生していないシステムでは、このパラメータを変更する必要はありません。

リソース・マップ・オーバーフローが発生すると、コンソールに以下のメッセージが表示されます。

sysmap32: rmap ovflo, lost [X,Y] *

または

sysmap64: rmap ovflo, lost [X,Y]

(XおよびYは16進数値)

この状況がまれにしか発生しない場合は、パラメータを変更する必要はありません。頻繁に発生する場合、例えば再ブートせずに長期間 (1年以上など) 使用し続けるようなシステム上でこの状況が日に何度も発生するような場合は、設定値を大きくする必要があります。値を大きくしなければ、以下に示すシステム・パニックが発生する可能性があります。

kalloc: out of kernel virtual space

nsysmapまたはnsysmap64の値を大きくする場合は、大体の目安としてまず値を2倍にしてみてください。値を2倍にすることを何度か繰り返しても問題が解消しない場合は、カーネルに関して他の問題があるものと思われます。当社サポート担当までお問い合わせください。

副作用


このパラメータの値を大きくすると、カーネルのメモリ使用量がごくわずかだけ増加します。そのため作業負荷によっては、パラメータに大きい値を設定しすぎると、カーネルのメモリ割り当て性能が低下することがあります。

このパラメータの値をデフォルト値よりも小さくすることは危険です。リソース・マップ・オーバーフローが発生する可能性が高くなり、ついにはカーネル・パニックを引き起こす危険性があります。nsysmapの値を小さくする場合は、事前に当社サポート担当まで必ずご相談ください。

付加情報


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