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HP-UX 11i 構成可能カーネル・パラメータ(HP-UX 11.0 用)

しきい値の指定
HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
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acctsuspend および acctresume は整数値で、それぞれアカウンティング・ログ・ファイルが置かれるファイル・システムの全使用可能領域の割合をパーセンテージで指定します。このパーセンテージを現在の minfree の値に加えることで、プロセス・アカウンティングが稼働し続けるために、全ファイル・システム空間の何パーセントが利用可能でなければならないかが決まります。

しきい値は、acctsuspendまたはacctresumeに指定した値をminfreeの現在値に加えることで決定されます。いずれかのパラメータの値が0より小さいと、その値は空き領域の必要量を減らし、minfreeで予約され保護されている最小の空き領域を、アカウンティング・ファイルが使用できるようになります。acctsuspendとminfreeの和が0または負の値である場合には、アカウンティングはファイル・システム全体が満杯になるまで続き、acctresumeの値は無意味になります。

しきい値の計算


acctsuspendはアカウンティング中断のしきい値に対応し、 acctresumeは、アカウンティング再開に対応するしきい値に対応します。これらのパラメータの値は、対応するしきい値と、アカウンティング・ログ・ファイルが格納されているファイル・システムに設定されている minfree の現在値の間の差を表します。

  • acctsuspendおよびacctresumeに0または正の値を指定すると、それらの値は minfree の現在の値に加算されます。その計算結果が、中断または再開のしきい値 (ファイル・システム全体の使用可能サイズに対するパーセンテージ) として適用されます。この場合、アカウンティングに空きスペース領域が使用されることはありません。
  • acctsuspendおよびacctresumeに負の値を指定すると、 minfree の現在の値に加算されます(指定した値は負であるため、結果としては minfreeよりも小さくなります)。アカウンティングの中断や再開は、それぞれ予約された最小の空きスペースの領域内で起こります。
  • アカウンティング中断のしきい値に0または負の値を指定すると、ファイル・システムがオーバーフローするまで、アカウンティングが継続して実行されます。
  • 再開のしきい値に、100%以上あるいはどの時点であれ期待されるファイル・システムの空き領域よりも大きな値を与えると、システムが再ブートされるか、 アカウンティングがstartup コマンド ( HP-UX Referenceacctsh(1M)を参照) を使って手動で再起動されない限り、アカウンティングが再開しなくなります。

例:


minfree = 10%
acctsuspend = 5%
acctresume = 8%
ファイル・システム全体の利用可能領域が15% より小さいとアカウンティングを中断し、利用可能領域が18%に達するとアカウンティングを再開します。

minfree = 5%
acctsuspend = -3% (minus 3%)
acctresume = 0%
ファイル・システム全体の利用可能領域が2%未満になるとアカウンティングを中断し、利用可能領域がminfreeに達するとアカウンティングを再開します。

minfree = 5%
acctsuspend = 0%
acctresume = 3%
ファイル・システムの全体の利用可能領域がminfreeまで減少するとアカウンティングを中断し、利用可能領域がファイル・システム全体のサイズの3%にminfreeを加えたところに達するとアカウンティングを再開します。

minfree = 5%
acctsuspend = -5% (minus 5%)
acctresume = 101%
ファイル・システムから空きスペースが完全になくなったときにアカウンティングを中断します。アカウンティングの再開は行われません (空きスペースがファイル・システム全体のサイズの106%に達したときにアカウンティングを再開するように指定していますが、これは現実には成立しない条件です)。


minfreeがアカウンティングのしきい値に及ぼす影響


acctsuspendおよびacctresumeでは、アカウンティング・ファイルが格納されているファイル・システムに対して設定されているminfreeパラメータの値に基づいて、アカウンティングのしきい値を指定します。minfreeは、ファイル・システムの作成時に指定されるパラメータです。このパラメータの値によって、ファイル・システムのうち、通常のユーザーが使用できない予約スペースのパーセンテージが決定されます。このパラメータには、-100%〜100%の値を指定できます。

HP-UX ファイル・システムの場合、minfreeのデフォルト値は10%です。minfreeの現在の値を確認するには、dfコマンドを-tオプション付きで実行します ( HP-UX Reference のdf(1M)を参照してください)。 この値は、ファイル・システム・データ構造 ( fs(4)を参照) のfs_minfreeの現在値によって決定されます。

例えば、マウントされているファイル・システム/usersに設定されているminfreeの現在値を確認するには、dfコマンドを次のように実行します。

df -t /users

minfreeがアカウンティングのしきい値に及ぼす影響


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