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HP-UX 11i v2機能強化で何が変わるか

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HP-UX 11i v2機能強化で何が変わるか

gWLMによるマルチOS環境での大規模ワークロード管理


今回の発表でもうひとつの目玉となるのが、大規模ワークロード管理に対応したGlobal Workload Manager(gWLM)である。同製品は、2005年前半の出荷が予定されている。

周知のとおり、HPではワークロード管理ソリューションとしてWorkload Manager(WLM)をすでに提供している(WLMについて詳しくは以前のコラムを参照のこと)。gWLMでは、WLMと同じく論理パーティション(vPars)とリソース・パーティション(pset)をリアルタイムに制御し、一定のサービスレベルを達成する。その特徴は以下の通りだ。

HP-UX 11i v2機能強化で何が変わるか
HP-UX 11i v2機能強化のハイライト
仮想化技術のさらなる増強を推し進めるHP
gWLMによるマルチOS環境での大規模ワークロード管理
Secure Resource Partitionとは

  • 大規模ワークロード管理に対応
  • マルチOS対応(HP-UXとLinuxをサポート)
  • Systems Insight Manager(SIM)に統合
 

WLMとの大きな違いは、gWLMは複数のサーバからなる大規模なワークロード管理のためのソリューションである点だ。そのために掲げられた目標は、「ソフトウェアのインストール後30分以内にvParsベースの仮想化環境を構成できること」。つまり、大規模でありながら管理の容易さに的を絞ったソリューションと言える。

たとえばgWLMは、HP Systems Insight Manager(SIM)に統合されたWebベースのGUIを提供し、すべてのサーバに対するワークロード管理を1つのインタフェースから集中管理できる。各サーバに備わるvParsやリソース・パーティションを自動検出することも可能だ。またロールベース管理をサポートしており、「gWLMの監視だけが許可された管理者」や「ポリシー設定を許可された管理者」などの作業分担が可能である。

 
図3:SIMに統合されたgWLMの管理画面
図3:SIMに統合されたgWLMの管理画面
 
さらに、ワークロード管理のためのポリシー設定も簡素化されており、gWLMのメリットをすぐに活用できる工夫が施されている。以下の3種類の標準ポリシーがあらかじめ用意されており、いずれかを選択すればよい。
   
 
  • OwnBorrow――リソース割り当ての最小値と最大値、そして「占有部分」を設定する。未使用のリソースはワークロード間で共有可能で、占有部分に相当するリソースの確保は最低限保証される。

  • Fixed――ワークロードに対しリソースを固定で割り当てる。共有は行われない。

  • Utilization――リソース利用率の最小値、最大値を指定する。実際の利用率がポリシー設定を下回った場合、より多くのリソースを要求する。
 

gWLMのもうひとつの特徴は、Linuxのワークロード管理もサポートする点だ。ただしLinuxについてはpsetのみのサポートであり、個々のLinuxアプリケーションに割り当てるプロセッサー数を制御することになる。

このように、gWLMでは「同じサービスを多数のサーバで運用し、ワークロード管理を実施したい」、「Linuxサーバでワークロード管理を行いたい」というニーズに応えることができる。これに対し、WLMはサーバ単体でのワークロード管理や、運用するサービスの種類が多岐にわたる場合に適している。つまりgWLMがWLMを置き換えるわけではなく、用途に応じて使い分けていくことになるだろう。

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