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HP Serviceguard+クラスタ・ファイルシステムでラクをする・後編

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ストレージの大幅なコスト削減を実現するQoSS

QoSS(Quality of Storage Service) は、1つのファイルシステムを性能や価格の異なる複数のストレージで構成し、ポリシーに従ってデータファイルを最も効率的に配置するツールです。
HP Serviceguard+クラスタ・ファイルシステムでラクをする・後編
HP Serviceguard Storage Management Suiteの概要
ストレージの大幅なコスト削減を実現するQoSS
異なる性能・価格のストレージをあたかも1つのファイルシステムとして利用でき、ファイルシステムとボリューム管理技術の連携によって、ファイルの重要度や特性に合わせて、必要な性能を提供するストレージに自動的にマッピングできる。その結果、重要なデータファイルに対しては十分なデータ保護を提供しながら、トータルなストレージのコストを大幅に削減することが可能となる。

具体的には、QoSSは単品の製品ではなく、VERITAS Volume Manager(VxVM) と VERITAS File System の連携による複数ボリュームにまたがって作成可能なマルチ・ボリューム・サポート機能(MVS)と再配置のポリシーを設定可能なユーティリティ機能で構成されている。

Quality of Storage Service(QoSS)
図4:Quality of Storage Service(QoSS)

飛躍的なコスト削減を可能にするQoSS

QoSSの導入の利点として、飛躍的なストレージ・コスト削減の実現があげられる。大企業向けの物理ストレージを用意する場合、従来のファイルシステムではクリティカル・データに対してミラーリングによる保護が適当なケースでは、ストレージをすべてミラード・ボリュームとして構成する必要がある。その結果必要な物理ストレージの量はファイルシステムのデータ量の2倍、つまりストレージ・コストが2倍必要になる。

一方、QoSSを利用すれば、例えばクリティカル・データは物理ストレージであるミラード・ボリュームに配置し、その他の性質のデータに関しては5つのディスクで構成されるRAID-5ボリューム上に配置することが可能だ。つまり、用意する物理ストレージはクリティカル・データ分の2倍の量、それ以外のデータ分はRAID-5ボリュームなどで済みコスト的にも大幅な削減となる。クリティカル・データを全体の20%とした場合、コストは1.7倍で留まるのだ。その他、具体的な構成例での比較は、以下の表を確認してほしい。
VERITAS Cross-Platform Data Sharing(CDS)
表:QoSSによるコスト削減の比較 ※シマンテック社提供ホワイトペーパー このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。 より

容易に行えるファイル自動配置のポリシー設定

QoSSでファイルの自動配置を行うためには事前にポリシー設定を行う必要がある。この設定は複雑と思われるかもしれないが、VERITAS Enterprise Administrator (VEA)が備えているGUIのウィザードを利用すれば対話型で容易に行うことができる。このウィザードに従い、順を追ってデータの配置に必要なボリュームを指定したり、自動配置から除外する基準などのルールを指定すれば完了となる。

ルールとして指定できるものは、ファイル名から判断する「ファイル・パターン」、「ファイルの最小サイズ」、「ファイルにアクセスしていない日数」などがある。またルールを適用するディレクトリ単位の設定も可能だ。

さらに、このVEAでは、データの再配置後のシミュレーションを行うことも可能だ。このツールを使って分析すれば、データの再配置時に移動するデータ量が算出され、図5のように設定したポリシーの適用前と後のボリュームの状態がグラフで表示される。データの自動配置による影響を事前に把握することができ、うっかり自動配置によって大量のデータが移動してしまい、I/O帯域の消費してしまうことを防ぐことができる。

ファイル再配置ポリシーの適用による影響の分析
図5:ファイル再配置ポリシーの適用による影響の分析

以上、本特集ではSG CFSを中心に、HP Serviceguardとクラスタ・ファイルシステムの組み合わせがもたらすメリットを解説した。Webサーバやデータベース・サーバなど、クラスタリングをともなうあらゆる用途において、HP ServiceguardとCFSのコンビネーションがさまざまな利便性・管理性を提供することがご理解いただけたはずだ。

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