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HP Serviceguard+クラスタ・ファイルシステムでラクをする・前編

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HP Serviceguard+クラスタ・ファイルシステムでラクをする・前編

Oracle RAC+SG CFSの威力

SG CFSは、Oracle RACとの連携によりその真価を発揮する。Oracle RAC環境では、各ノードのOracleインスタンス間でデータを共有するために、通常のファイルシステムではなくrawデバイスやOracle ASM(Automatic Storage Management)を用いる必要がある。しかしこれらのストレージ管理手段は、一般的なファイルシステムに比べると管理が難しい面もあり、Oracle RAC導入の敷居を高くする要因のひとつであった。
HP Serviceguard+クラスタ・ファイルシステムでラクをする・前編
HP Serviceguard Cluster File Systemとは
Oracle RAC+SG CFSの威力
 
一方、SG CFSとOracle RACを組み合わせることで、rawデバイスやOracle ASMを使用せずに、通常のファイルシステムでOracle RACを構成することが可能になる。これにより、Oracleのデータ・ファイルだけでなくクラスタファイルやバイナリ・ファイルまでも共有ディスク上に配置でき、OS上の普通のファイルとして扱えるようになる。
以下の表は、Oracle RAC構成時のストレージ管理方法について、それぞれどの種類のファイルを扱えるか示したものである。

表:Oracle RACのストレージ管理方法の比較
ストレージ
管理方法
Oracle
実行コード
Oracle
クラスタファイル※
Oracle
データ・ ファイル
アーカイブ・
ログ・ファイル
共有rawボリューム(SLVM/CVM) × ×
共有rawデバイス × ×
Oracle ASM × ×
SG CFS
※: Voting DiskおよびOracle Cluster Repository(OCR)

  SG CFSとOracle RACを組み合わせる場合、HPでは以下の図にしめす構成を推奨している。

SG CFSとOracle RACの推奨構成
図2:SG CFSとOracle RACの推奨構成

ここで「SGeRAC」とは、HP ServiceguardのOracle RAC対応オプションであるHP Serviceguard Extension for RACを示す。また「ODM」とは後述するOracle Disk Managerであり、CVMとはクラスタ対応のボリュームマネージャVERITAS Cluster Volume Managerを表す。
この図の構成では、Oracleデータベースのデータ・ファイルに限らず、バイナリ・ファイルや制御ファイル、ログ・ファイルまでもCFS上で共有する。一方、これらのうちバイナリ・ファイルについてはローカル・ディスクに配置し、ローリング・アップグレードをしやすくする構成も推奨されている。
こうした「Oracle RAC+SG CFS」の構成を採用することで、以下のメリットが得られる。
  • Oracle RACを構成するすべてのファイルをOSから扱えるため、管理性が高まる
  • HP-UXのOnline JFSを用いることで、データ・ファイルの拡張が容易になる
  • 一般的なバックアップ・ツールが利用可能になる
  • Oracle RACをはじめ、アプリケーションやそのほかのツールなど、システム全体でストレージ管理を統一できる
  • Oracleアーカイブ・ログのバックアップ/リカバリが簡単になる(手作業による障害対応が不要)
  • HP Serviceguard 11.17の新機能MNPを活用できる
ちなみにHP Serviceguard 11.17では、Multi-Node Package(MNP)と呼ばれるCFSをサポートするために新しいパッケージタイプが加わった。これまで、HP Serviceguardのパッケージ(フェイルオーバーするアプリケーションの単位)は、クラスタ上のいずれか1ノードでのみ動作するのが原則であった。これは、ファイルシステムを複数ノード上で同時にマウントできなかったことを考えると当然である。一方MNPでは、CFSによるファイルシステム共有に対応するかたちで、1つのパッケージを複数ノード上で同時に動作させることが可能になる。これにより、Oracle RACのようにクラスタ上で複数インスタンスが並行動作するアプリケーションとの親和性が高くなる。

後編では、SG CFSを含むストレージ管理製品として提供されているHP Serviceguard Storage Management Suite(SG SMS)について概要を説明する。

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