Jump to content 日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  HP- UX Developer Edge

JVMのコアダンプ解析を支援する「SKIT」の実力

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
コンテンツに進む
JVMのコアダンプ解析を支援する「SKIT」の実力

コアダンプ解析ツールCore Analyzer

プリフライト・チェックとMC plug-inによって収集されたこれらの情報、およびコアファイルは、ケースごとに1つのZIPファイルにまとめられる。よってシステム担当者は、このZIPファイルをHPのサポート担当者に送信し、解析を依頼すればよい。一方、依頼を受けたサポート担当者は、SKITの要であるもうひとつのツールCore Analyzerを利用して、コアファイルの解析作業を進めていく。
JVMのコアダンプ解析を支援する「SKIT」の実力
サポータビリティ・ツールキット(SKIT)のメカニズム
コアダンプ解析ツールCore Analyzer
従来、JVMのコアファイルを解析するには、C言語用のコマンドベースのデバッガであるgdbを利用した手探りの分析作業が必要とされてきた。一方、gdbのフロントエンドとして動作するCore Analyzerは、コアファイルをもとにJVMの内部状態を解析し、GUI表示する。また、プリフライト・チェックやMC plug-inが収集した情報を参照し、適切なライブラリがロードされているか、パッチが適用されているかなどをチェックする。さらに、原因と疑わしき部分を自動的に切り分けるアドバイス機能も利用可能だ。これらの機能により、Javaアプリケーションのどの部分がどのような状態で動作しているのか的確に把握し、トラブルシューティングの判断を下すことができる。
 
Core Analyzerによる情報表示の例
図2:Core Analyzerによる情報表示の例
   
図2は、Core Analyzerによる情報表示の例である。この画面では、MC plug-inが作成したjvm.xmlに含まれる各種情報がわかりやすくGUI表示されているのが分かる。
 
Core Analyzerによるスレッド解析の例
図3:Core Analyzerによるスレッド解析の例
   
図3は、コアファイルの内容からスレッド解析を実施した例である。画面左側にはスレッド一覧が表示され、画面右側には選択したスレッドのフレーム内容が表示されている。C言語のフレームだけでなくJavaのフレームも合わせて表示されており、Javaメソッドの呼び出し状況やモニタの状態を確認できる。
   
 
Core Analyzerによるヒープ解析の例
図4:Core Analyzerによるヒープ解析の例
   
図4は、JVMのヒープ解析の例である。HP JVMが実装する世代別ガベージ・コレクションにおいて、FromやTo、Edenといった個々のヒープ領域がどのような消費状況にあり、どのようなJavaオブジェクトによって占められているのかが分かる。通常、こうした情報はJavaアプリケーションの開発段階でのプロファイリングによってしか得ることができない。しかしSKITの利用により、プロダクション環境でも詳細なヒープ解析を実施できるのがユニークと言える。
   
以上、本特集ではHPのMC Javaサポートソリューションが描く「ミッションクリティカルJava」のあり方を紹介した。さらにHPでは、今後リリースするHP JVMにおいて、JVMのHotSpotの不具合による異常終了を回避する「High Availabilityモード」を実装する予定だ。同モードでは、HotSpotが原因のトラブルが発生したとき、JVMをインタプリタ動作に切り替えることでJavaアプリケーションの継続動作を実現する。これにより、Javaアプリケーションの可用性をさらに高める仕組みである。こうしたベンダーの努力に支えられて、Javaはようやく「IT分野の大黒柱」と言える存在になりつつある。
トップへ 戻る    

その他のコラム(特集)もお読み下さい

 
 

本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。
印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項