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リモート管理の「頼みの綱」、iLOを活用する・後編

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リモート管理の「頼みの綱」、iLOを活用する・後編
リモート管理の「頼みの綱」、iLOを活用する・後編
iLOでできること
最新バージョンの新機能

iLO最新バージョンの新機能

以上のように、データセンターに駆けつける回数を減らしてくれるiLOだが、今年リリースされたiLOの最新バージョンではさらなる機能強化が施されている。そのひとつは、Webアクセス時のGUI表示である。従来はWebブラウザ上に表示される端末エミュレータを介した操作に限定されていたが、新バージョンでは以下のようなGUIを通じてiLOの各種情報を閲覧できるようになった。上述したイベントログも、このGUI上で見やすく表示される。
  図1:iLO新バージョンのWeb GUI
図1:iLO新バージョンのWeb GUI
 

またiLOにログインできるユーザのアクセス権限チェックが強化された。新バージョンでは、以下の5種類のアクセス権が用意され、個々のユーザについて個別のアクセス権を付与できる仕組みになっている。

  • ログイン・アクセス:iLOにログインし、状態確認やログ表示のみ実施できる
  • コンソール・アクセス:コンソール操作を行える
  • 電源制御アクセス:電源のオン/オフやサーバのリセットを行える
  • ユーザ管理アクセス:iLOにログインするユーザの登録やアクセス権付与を行える
  • MP設定アクセス:iLOのすべての機能を利用できる

iLO Advanced Pack

またHPでは、iLOの高機能版として「iLO Advanced Pack」オプションを別途用意している。同オプションでは、iLOへのネットワーク接続方法として、Webブラウザとtelnetに加えて、SSHが利用できるようになる。これにより、公開鍵によるログイン時の認証や通信の暗号化が可能になるため、インターネット経由でも安全にアクセス可能だ。
  図2:iLO Advanced PackにおけるSSH設定
図2:iLO Advanced PackにおけるSSH設定
 

さらにiLO Advanced Packでは、新たにHP SIM(Systems Insight Manager)との統合が可能になった。SIMのGUIを介して、以下のような操作を複数のサーバのiLOに対して同時に実施できる。これにより、個々のサーバに同じような作業を繰り返す必要がなくなる。

  • サーバの電源オン/オフ
  • iLOユーザの登録
  • iLOの設定
  • 個々のiLOへのログイン
  図3:HP SIMによる複数サーバの同時管理
図3:HP SIMによる複数サーバの同時管理
  SIMとiLOのコンビネーションでは、データセンターに設置された各サーバに関する情報をSIMが集約し、インベントリ管理や障害管理、セキュリティ管理などを実施する。一方iLOは、個々のサーバについてハードウェア診断やコンソール接続、電源制御などを実施する。こうした連携によって、データセンターの多数のサーバを効率よく遠隔管理できる環境が実現する。

LDAPによるユーザデータベース構築

iLO Advanced Packで利用可能になるもうひとつの機能は、LDAPベースのディレクトリサービスによるユーザ管理である。つまり、iLOへのユーザ登録をサーバごとに行うのではなく、既存のLDAPサーバで管理されているユーザ名やパスワードを参照してログイン時の認証を行える機能だ。
  図4:LDAPサーバへの接続設定
図4:LDAPサーバへの接続設定
 

iLOのLDAP設定画面(図4)において、LDAPサーバのIPアドレスやポート番号、ユーザ検索パラメータなどを設定しておく。例えばマイクロソフトActive Directoryを用いてWindowsネットワークのセキュリティ管理を実施している企業であれば、LDAPサーバとして同サーバを指定することで、Windows環境のユーザ名とパスワードをそのままiLOのログインにも利用可能になる。

以上、今回はiLOが提供するリモート管理機能ついて解説した。普段はあまり触る機会のないiLOだが、ここぞというときにはシステム管理者を強力にサポートする「現地スタッフ」として働いてくれるはずだ。

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