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HP Integrityサーバ対応版で更に強化されたvPars・前編

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HP Integrityサーバ対応版で更に強化されたvPars・前編
今回のHP-UX Virtual Partition(以下、vPars)のリリースでは、HP-UX 11i v2(2005年5月版以降)を新たにサポートし、インテル®Itanium®プロセッサ搭載のHP Integrityサーバで利用できる。また、アプリケーションのメモリ・アクセスの特性に応じてILM(Interleaved Local Memory)とCLM(Cell Local Memory)のいずれか、あるいは両方をパーティションごとに指定し、セルベースのリソース割り当てが可能になった。ここでは、最新版vParsの新機能をレポートする。
HP Integrityサーバ対応版で更に強化されたvPars・前編
新しくなったvPars
CLMのサポート
2005年9月
テクニカルライター 吉川和巳

強化されたvPars

Virtual Partitions(以下、vPars)の最新リリースA.04.01では、以下の新機能が実装された。
  • HP IntegrityサーバおよびHP-UX 11i v2のサポート
  • CLM(Cell Local Memory)のサポート
  • バウンドCPUの区別廃止
 

以下、それぞれについて詳しく見ていこう。


Integrityサーバのサポート

今回のvParsのリリースでは、HP-UX 11i v2(2005年5月版以降)を新たにサポートし、インテル®Itanium®プロセッサ搭載のHP Integrityサーバで利用できるようになった。

以下の表は、今回リリースされた vPars A.04.01 が利用可能なシステムの一覧である。
   
  <表:vPars A.04.01でサポートされるシステム>
HP Integrityサーバ (Itanium) Superdome
rx8620
rx8620
rx7620
HP 9000サーバ (PA-RISC) Superdome
rp8420
rp7420
rp8400
rp7410、rp7405
rp7400 (N4000)
rp5470 (L3000)、rp5405
   
  今回リリースされたItanium版vParsでは、vParsの中核である「vParモニタ」をItanium上で新たに実装することで、これまでのPA版vParsとほぼ同じ機能を実現している。ちなみに、HP SuperdomeではItaniumとPA-RISCの混載が可能であるため、今回のリリースによってその両方でvParsが利用可能になり、サーバ・コンソリデーションの自由度がさらに向上するはずだ。

VMwareとvParsの違い

仮想化技術としてのvParsがユニークな点は、OSとハードウェアの中間に位置するvParモニタでパーティショニングを実装している点だ。これに対し、例えばx86サーバでポピュラーな仮想化技術であるVMwareやマイクロソフトVirtual PCでは、「ホストOSの上でゲストOSを動作させる」というアプローチを採用している(図1)。
  図1: VMware と vPars の違い
図1: VMware と vPars の違い
 

VMwareのアプローチは、WindowsやLinuxといった既存のOS上で手軽に仮想化を実現できるというメリットがある反面、屋上屋を架す構造であるため、パフォーマンスのオーバーヘッドが避けられないというデメリットがある。またホストOSがハングアップすれば、ゲストOSもすべてダウンしてしまう。

一方vParsのアプローチは、オーバーヘッドがほとんど発生しないのが最大の特徴だ。vParsモニタがシンプルなぶん、障害が発生する可能性も少なく、可用性も高い。


fParsのメカニズム

とはいえvParsは、ハードウェアとOSの仲立ちをするという構成上、個々のハードウェアに合わせてvParモニタを実装し直す必要がある。例えばPA版vParsでは、HP 9000サーバで動作するファームウェア上でvParモニタが動作し、複数のHP-UXインスタンスをサポートする仕組みが実装されていた。しかし、これをそのままItanium上に移植することはできない。そこで今回のリリースでは、HP Integrityサーバ上でvParsの機能を再現する「fPars(firmware partitions)」と呼ばれるメカニズムが新たに実装されている。

fParsは、HP Integrityサーバが有するハードウェア・リソースを分割し、複数のパーティションをファームウェア・レベルで設ける技術である。個々のfParパーティションには、1個以上のCPU、1個以上のPCIカード、そして一定領域の物理メモリを分配する。またItaniumの標準のファームウェア・サービス(PAL、SAL、EFI、ACPI)をそれぞれが独立して提供し、同サービスによる構成情報もfParごとに保持できる。このfParをvParモニタから制御することで、HP 9000サーバと同様のvPars機能をHP Integrityサーバで実現する仕組みである(図2)。

  図2: fPars のメカニズム
図2: fPars のメカニズム
  HP IntegrityサーバにおいてfParを利用可能な状態(fParモード)に設定すると、同サーバはfPar0と呼ばれるパーティションで起動し、vParモニタが動作を始める。つづいてvParモニタは、ブートディスクの/standディレクトリに格納されたvParデータベースにアクセスし、各vParのリソース割り当て設定を読み込む。この設定内容に基づいてfPar1以降のファームウェア・パーティションが構成される。上述のとおり、1つのfParはHP Integrityサーバのファームウェア・サービスを一揃え備えているため、OSからは独立したHP Integrityサーバに見える。あとは、通常と同様の手順でHP-UXがブートするという流れだ。  

つづいては、最新版vParsで新たにサポートされたその他の機能について説明していこう。
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