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Virtualization Managerは
「サーバ仮想化のポータル」をめざす・前編

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Virtualization Managerは「サーバ仮想化のポータル」をめざす・前編
HP-UXのサーバ仮想化技術「HP VSE(Virtual Server Environment)」のユニークな点は、それが多彩な仮想化技術の集合体であること。しかし、HPにはそうした仮想化の“先駆者”ゆえの悩みもある。VSEの多岐に渡るサーバ仮想化技術の全体を俯瞰し、自由自在に使いこなすためには、「統合管理」の手段が不可欠となる。このニーズに応えるツールが、「HP Integrity Essentials Virtualization Manager」だ。同ツールは、データセンター内に存在するすべてのHP Integrityサーバから自動的に構成情報を収集し、仮想環境と物理環境の最新のマッピング状況をグラフィカルに表示し、管理できる。
Virtualization Managerは「サーバ仮想化のポータル」をめざす・前編
サーバ仮想化の先駆者ゆえの“悩み”とは
Virtualization Managerはサーバ仮想化の“ポータル”
2006年4月
テクニカルライター  吉川和巳

サーバ仮想化の先駆者ゆえの“悩み”とは

HP-UXのサーバ仮想化技術「HP VSE(Virtual Server Environment)」のユニークな点は、それが多彩な仮想化技術の集合体であることだ。VSEではハードパーティションからソフトパーティション、仮想マシン、リソースパーティション、そしてワークロード管理まで幅広い仮想化ソリューションをそろえているため、それらの中からユーザの用途に最適なものを組み合わせて導入できる。これは、ブイエムウェア社のVMwareやマイクロソフト社Virtual Server、オープンソースのXenなど、他の仮想化ソリューションを大きく引き離すアドバンテージである。

しかしながら、HPにはそうした仮想化の“先駆者”ゆえの悩みもあった。VSEの多岐に渡るサーバ仮想化技術の全体を俯瞰し、自由自在に使いこなすためには、「統合管理」の手段が不可欠となるのだ。

例えばVSEをすでに利用しているユーザの多くは、個々のパーティションに対してどの物理リソースを割り当てているか――すなわち「仮想環境と物理環境のマッピング」――を、手作業でドキュメント化したり、セルボードやCPU、I/Oカードなどのパーティション配分状況を個別のツールを用いてその都度確認することもある。しかし、こうした手段で得られた情報は、往々にして最新の構成状況とは食い違ってしまうものだ。例えば、管理スタッフがリソース割り当てを変更したものの、忙しくてドキュメントの方は更新できず、結局いまの最新状況は誰も把握できていない……といった具合である。これでは、ITインフラ管理の効率化をもたらすはずの仮想化技術が、逆に現場のオペレーションの足を引っ張りかねない。

VSEのための統合管理ツールVirtualization Manager

この問題を解決するツールが、2006年4月リリースされた「 HP Integrity Essentials Virtualization Manager 」(以降、Virtualization Manager)だ。Virtualization Managerは、データセンター内に存在するすべてのHP IntegrityサーバやHP 9000サーバから自動的に構成情報を収集し、仮想環境と物理環境の最新のマッピング状況をグラフィカルに表示、管理できるツールだ。また同時に各サーバや仮想環境の負荷状況もグラフ表示する。
 
図1:Virtualization Managerの画面表示例
図1:Virtualization Managerの画面表示例
  図1は、Virtualization Managerの画面表示例である。同ツールは HP Systems Insight Manager(SIM) の一機能として統合されており、SIMのほかの機能やツールとスムーズに連携できるのが特徴だ。

ここで、Virtualization ManagerのGUI画面にはどのような情報が集約されているのか見てみたい。その前に、VSEを構成する各テクノロジーについて簡単におさらいしておこう。
 
図2:HP VSEを構成する仮想化技術
図2:HP VSEを構成する仮想化技術
  まず、ハードパーティションとしてはnPartitions(nPars) を提供する。nParsは、サーバのハードウェア・リソース(CPU、メモリ、I/Oなど)を物理的にパーティション分割する技術であり、それぞれのパーティションが完全に独立したサーバとして動作可能となる。これにより、各パーティションが電気的に分離されているのでOSレベルでの障害のみならず、ハードウェア障害の影響を個々のパーティションに封じ込めることができる。

もうひとつの仮想化技術である仮想パーティションとしては、Virtual Partitions(vPars) そしてIntegrity VM を提供する。いずれもサーバリソースをソフトウェアレベルで分割する技術であり、それぞれのパーティションや仮想マシンで独立したOSが動作する。OSレベルでの障害の影響を遮断できるほか、サーバをリブートせずにリソース配分をリアルタイムに変更できるのが特徴だ。

3つめの仮想化技術であるリソースパーティションとしては、PRM(Process Resource Manager) およびSRP(Secure Resource Partition) を提供する。これらは、1つのOSのリソースを分割し、個々のアプリケーションに配分するテクノロジーだ。PRMではCPUやメモリ、I/Oなど一定のリソースを各アプリケーションに%単位で正確に配分でき、他のアプリケーションの過負荷による影響を防ぐことができる。さらにHP-UX 11i v2の標準機能であるSecurity Conteinmentと統合したSRPでは、それぞれのアプリケーションをセキュリティ的に完全に隔離しつつ、PRMの機能によりリソースの共有をすることが可能になる。

そして、これらの仮想化技術と連携するワークロード管理技術として、HP-UX Workload Manager(WLM) および HP Global Workload Manager(gWLM) を提供する。WLMとgWLMは、アプリケーションの負荷状況を監視しながら、個々のパーティションに対するリソース配分をリアルタイムに調節する。いわばVSEというオーケストラにおける指揮者のような存在だ。

後半では、Virtualization Managerの導入によってこれらの仮想化テクノロジーをどのように統括管理できるのか紹介しよう
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