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連載 “まるごと仮想化”のここが「ツボ」

第4回: Integrity VMのバックアップ手段とAVIOの利用
HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
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連載 “まるごと仮想化”のここが「ツボ」 第4回: Integrity VMのバックアップ手段とAVIOの利用
仮想マシンのシステムバックアップは、通常のサーバーの場合と同じツール、手法を使用して実行することが可能だ。ただし、Integrity VMに固有の要件を考慮すべきポイントもいくつかある。そこで今回は、ホストOSのバックアップの観点から解説する。また、Integrity VMのネットワーク性能およびディスク性能を改善する上で、いわば“必須アイテム”である「Accelerated Virtual I/O(AVIO)」についても紹介する。
連載 “まるごと仮想化”のここが「ツボ」 - 第4回 -
Integrity VMのバックアップ方法
Ignite-UXサーバーを仮想化環境で使いこなす
2009年9月
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Ignite-UXサーバーを仮想化環境で使いこなす

このようにゲストOSをIgnite-UXサーバーによってバックアップできる構成を整えておくことで、Integrity VMの使いやすさを一段と高めることが可能だ。例えば、新しいゲストOSを追加する場合でも、DVDドライブにOSメディアを挿入してゼロからHP-UXをインストールするような手間がかからない。

またゲストOSのOSイメージをまるごとバックアップすることも可能なので、例えば既存の開発環境をバックアップしておき、それを他のゲストOSとしてリカバリすることで、特定の開発環境を簡単に用意することが可能になる。

AVIOでI/O性能を改善する

さて、バックアップ環境と並び、Integrity VMの真価を一段と引き出すために重要なポイントとなるのがI/O性能である。とりわけ、ネットワーク性能およびディスク性能を改善する上で、いわば“必須アイテム”と言えるのが、「Accelerated Virtual I/O(AVIO)」である。AVIOとは、仮想マシン専用のディスクドライバーおよびネットワークドライバーだ。

AVIOのメカニズム
図3:AVIOのメカニズム

この図が示すように、標準のVirtual I/O(VIO)では、ゲストOSとホストOSの間で動作するVMモニタがデバイスエミュレーションを行うため、この部分でI/O処理のオーバーヘッドが発生する。AVIOは、このオーバーヘッドをスキップすることで、VIOと比較して最大2倍の帯域幅が得られるほか、CPU負荷を最大50%軽減できる。AVIOがサポートするデバイスの種類はVIOよりも少ないが、両者は併用することが可能だ。よって、AVIOが対応するデバイスについては原則としてAVIOを使用することがおすすめである。

以下は、AVIOとVIOのメリットとデメリットを比較した表である。

  メリット デメリット
VIO ・OS標準のドライバーである ・エミュレーションによるオーバーヘッドが大きい
・LUNの最大数は30まで
AVIO ・高性能、低オーバーヘッド
・LUNの最大数は128
・専用デバイスドライバーのインストールが必要
・一部の古いカードがサポート対象外
表:AVIOとVIOの比較

ちなみに、7月に公開されたIntegrity VMのパッチリリースでは、AVIOのサポート範囲が拡張され、これまで実施できなかったリムーバブルデバイス(DVDライターやテープデバイスなど)をゲストOS間で共有可能となった。これにより、例えばバックアップ作業時に、テープデバイスを個々のゲストOSにいちいち付け替える作業は不要となっている。

以上、今回はIntegrity VM利用時のバックアップの構成方法と、AVIOによるパフォーマンス改善の方法について説明した。

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HP-UX 11i Knowledge-on-Demand 仮想化シリーズ 連載記事一覧

Integrity VMでやさしく学ぶ
サーバー仮想化

第1回:Integrity VMって何だ?
第2回:Integrity VMをインストールする
第3回:ストレージとネットワークの仮想化
第4回:VMゲストの作成
第5回:VMゲストへのリソース配分
第6回:Integrity VMの構成管理
第7回:Virtualization ManagerとCapacity Advisorによる統合管理
第8回:Ignite-UXによるネットワーク・インストール・その1
第9回:Ignite-UXによるネットワーク・インストール・その2
第10回:Ignite-UXによるネットワーク・インストール・その3

“まるごと仮想化”のここが「ツボ」

第1回:パフォーマンスを引き出すCPUリソースの配分設定
第2回:3種類の仮想ディスクを使い分ける
第3回:仮想スイッチ構成とメモリ構成のポイント
第4回:Integrity VMのバックアップ手段とAVIOの利用
第5回:オンラインマイグレーション機能の実際
第6回:仮想化環境でのクラスターウェアの使いこなし術


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