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Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化

第9回:Ignite-UXによるネットワーク・インストール・その2

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Ignite-UXによるネットワーク・インストール・その2
Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化 第9回
ネットワーク・インストールの実行
より高度なネットワーク・インストール

より高度なネットワーク・インストール

複数のVMを運用する場合、それぞれのVMでOSやソフトウェアの設定を繰り返すのは面倒です。そこで、各VMに共通する設定でOSやソフトウェアをあらかじめインストールした「ゴールド・イメージ」を作成することで、こうした繰り返し作業を効率化できます。

ゴールド・イメージとは、OSやソフトウェアのインストール、各種設定を事前に済ませたOSイメージを指します。Ignite-UXでは、OS設定をtarまたはcpio形式でアーカイブしてゴールド・イメージを作成し、それをIgnite-UXサーバー経由で各マシンにネットワーク・インストール可能です。こうしたゴールド・イメージを使用することで、標準的なソフトウェアをインストール済みのOSをすばやく準備できます。

ゴールド・イメージの作成手順は、『 Ignite-UX管理ガイド』の「ゴールド・イメージ」の項で詳しく説明されています。ここでは、標準的なIntegrity VMのゴールド・イメージの作成方法を紹介します。ゴールド・イメージの基本的な作成手順は次のとおりです。
  1. ゴールド・イメージの作成に使用するシステムを用意
  2. ゴールド・イメージに含めるIntegrity VMソフトウェアをインストール(省略可)
  3. オペレーティング システムのアーカイブ(ゴールド・イメージ)を作成
  4. ゴールド・イメージを認識するようにIgnite-UXサーバーを設定
これらの各手順について、以下に説明します。

ゴールド・イメージを作成するシステムの用意

ゴールド・システム(ゴールド・イメージを作成するシステム)を準備するには、まずVMにOSおよびソフトウェアをインストールします。なおVMにソフトウェアをインストールする場合は、必要なソフトウェア・バンドルを一か所のSD-UXソフトウェア・デポに収めておけばよいでしょう。これにより、すべてのソフトウェアを一度に選択してインストールでき、何度も再起動する必要がありません。

Integrity VMソフトウェアのインストール

Integrity VM 用のゴールド・システムを作成する場合は、Integrity VMに固有のソフトウェア・バンドルとして以下の3つを必要に応じてインストール可能です。

VMGuestLib Integrity VM に関連するシステムの基本情報を提供するライブラリ・セットです。
HPVM-Guest HP-UXをVM向けにチューニングするためのツール群です。VMの動作状態を確認する 2 つのユーティリティ・コマンド(hpvminfo、hpvmcollect)を含みます。
VMProvider Integrity VM WBEM プロバイダ。Virtualization Manager(vman)、Integrity VM GUI(vmmgr)等のHP Virtual Server Environment(VSE)ツールにVMの動作情報を提供します。VMProviderの利用には、VMGuestLibまたはHPVM-Guestが必要です。

これらのうちVMGuestLibとVMProviderは、HP-UX 11i v2(2005年12月版)から製品の一部として提供されています。したがって、ゴールド・システム設定にこれ以降の新しいHP-UXを使用する場合は、これら2つのバンドルをあらためてインストールする必要はありません。これらのバンドルはIntegrity VMのインストール・メディアにも収録されており、メディアからコピー(swcopy)または直接インストール(swinstall)できます。

一方、HPVM-Guestバンドルは、Integrity VMをインストールしたホスト上にSD-UX配布テープ形式ファイル(/opt/hpvm/guest-images/hpux/hpvm_guest_depot.sd)として配置されています。このファイルに含まれているHPVM-Guestをデポにコピーし、VMにインストールします。デポにコピーするには、次のようにswcopyコマンドを使用します。

# swcopy -s /opt/hpvm/guest-images/hpux/hpvm_guest_depot.sd \
   \* @ <host>:/<depot path>/

なお、HPVM-Guest バンドルはインストール後に再起動する必要があるため、他のソフトウェアと共に1つのデポに収納して一括インストールすることをおすすめします。

以上、今回はIgnite-UXサーバーによるネットワーク・インストールの流れを説明し、ゴールド・イメージの作成方法を解説しました。次回もひきつづきゴールド・イメージの策定手順を説明する予定です。

関連サイト

 
Ignite-UX管理ガイド
HP Integrityサーバー
 
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HP-UX 11i Knowledge-on-Demand 仮想化シリーズ 連載記事一覧

Integrity VMでやさしく学ぶ
サーバー仮想化

第1回:Integrity VMって何だ?
第2回:Integrity VMをインストールする
第3回:ストレージとネットワークの仮想化
第4回:VMゲストの作成
第5回:VMゲストへのリソース配分
第6回:Integrity VMの構成管理
第7回:Virtualization ManagerとCapacity Advisorによる統合管理
第8回:Ignite-UXによるネットワーク・インストール・その1
第9回:Ignite-UXによるネットワーク・インストール・その2
第10回:Ignite-UXによるネットワーク・インストール・その3

“まるごと仮想化”のここが「ツボ」

第1回:パフォーマンスを引き出すCPUリソースの配分設定
第2回:3種類の仮想ディスクを使い分ける
第3回:仮想スイッチ構成とメモリ構成のポイント
第4回:Integrity VMのバックアップ手段とAVIOの利用
第5回:オンラインマイグレーション機能の実際
第6回:仮想化環境でのクラスターウェアの使いこなし術


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