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Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化

第7回:Virtualization ManagerとCapacity Advisorによる統合管理

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Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化 第7回:Virtualization ManagerとCapacity Advisorによる統合管理
HPでは、Integrity VMのVMゲストを管理するためのツール「VM Manager」、および仮想化環境のためのシミュレーション・ツール「Capacity Advisor」を提供しています。VM Managerは、各VMのCPU、メモリ、ディスク、ネットワークなどのリソース使用率やエンタイトルメントを、GUI画面上で分かりやすく表示するツールです。一方、Capacity Advisorは、「サーバー仮想化によってCPUリソースの利用率はどの程度まで高められるか?」「サーバー仮想化によって、既存のサーバー上に追加のアプリケーションを収容できるか?」といった問いに答えるためのツールです。いずれもVirtualization Managerに統合され、シームレスに管理が可能です。
Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化 第7回
仮想化で重要となる「統合管理」
Capacity Advisorによる
仮想化シミュレーション
2006年10月
テクニカルライター 小林聡史

仮想化で重要となる「統合管理」

前回までの内容で、Integrity VMの使い方について一通り説明しました。今回は、Integrity VMの統合管理のためのGUIツール「Virtualization Manager」およびプランニング・ツール「Capacity Advisor」について紹介します。

Integrity VMのような仮想化技術は大変便利なものですが、その優れた柔軟性は、諸刃の刃でもあります。例えば、個々のVMに対してどの物理リソースを割り当てているかといった「仮想環境と物理環境のマッピング」を手作業でドキュメント化したり、CPU、メモリ、I/Oなどの配分状況を個別のツールで管理したりする手間が発生します。

しかし、手作業によって作成されたドキュメントはすぐに古くなってしまいます。ITインフラ管理の効率化をもたらすはずの仮想化技術が、逆に現場のオペレーションの足を引っ張りかねないのです。

そこでHPでは、この問題を解決する統合管理ツール「HP Integrity Essentials Virtualization Manager 」(以下、Virtualization Manager)を2006年4月にリリースしました。Virtualization Managerは、ネットワーク上のすべてのHP IntegrityサーバーやHP 9000サーバーから自動的に構成情報を収集し、仮想環境と物理環境の最新のマッピング状況をグラフィカルに表示、管理できるツールです。また同時に、各サーバーや仮想環境の負荷状況もグラフ表示します
HP Virtualization Manager
図1:HP Virtualization Manager
図2は、Virtualization Managerによって仮想環境と物理環境がどのようにGUI表示されるかを示す画面です。
HP Virtualization Managerによる表示例
図2:HP Virtualization Managerによる表示例
ここで、もっとも外側を囲む領域全体が、1台のIntegrityサーバーを表します。この例では、「rex-s」という名称のサーバーであることがわかります。また画面上部には現在のCPU利用率を示すバーグラフがあり、さらに右上には、稼働状態を示す緑のチェックマーク、そして稼働OSを示すロゴマークが表示されています。

さて、HPの仮想化技術ポートフォリオVSEを構成するnPartitions(nPars)Virtual Partitions(vPars)、Integrity VMといった仮想化技術は、それぞれを入れ子にして組み合わせることができます。このVSEのポートフォリオを反映して、Virtualization ManagerのGUI表示も入れ子構成になっています。例えば図2の例では、物理サーバーrex-sの内部にはnPars「rex01」および「rex04」が存在します。また、nParsであるrex01の内部にはIntegrity VM「rex05」が動作しています。

このVirtualization Managerの特徴は、他の管理ツールとの連携機能です。例えば、物理サーバー名rex-sをクリックすれば、同サーバーのハードウェア管理画面が開きます。またCPU利用率のバーグラフは、後述する「Capacity Advisor」へのリンクになっています。同様に、nParsやvParsのパーティション管理画面、Serviceguardクラスターの管理画面、gWLMによるワークロード管理画面にもクリックひとつでジャンプできる仕組みになっています。

  VM ManagerによるIntegrity VM管理
Virtualization Managerは、Integrity VMのVMゲストを管理するためのツール「VM Manager」を統合しています。例えば、図2の画面においてIntegrity VMのホスト名をクリックすると、以下のようなVM Manager画面が表示されます。
VM Manager
図3:VM Manager
  1. Virtualization Manager画面に戻るリンク
  2. ホストサーバー上で動作するすべてのVMを一覧表示するタブ
  3. 画面内容を最新のものに更新するリンク
  4. VMの詳細情報を表示するリンク
  5. VMを選択し、さまざまなアクションを実行するためのラジオボタン
  6. VMに割り当てられたCPUリソースを表すエンタイトルメント値
  7. VMのリソース利用率
図3のように、VM Managerでは各VMのCPUやメモリ、ディスク、ネットワークなどのリソース使用率や、エンタイトルメントを確認できます。またVM Managerでは、仮想ネットワーク・デバイスや仮想ストレージ・デバイスなどのマッピング状態もGUI表示可能です。
仮想ネットワーク・デバイスのGUI表示例
図4:仮想ネットワーク・デバイスのGUI表示例
上記例では、画面左側の仮想NICと画面右側の物理NICが、画面中央の仮想スイッチによってどのように“結線”されているかが図示されています。このほかVM Managerでは、物理ディスクと仮想ディスク間のマッピング表示や、VMの作成・起動・リセット・停止・削除といった構成作業を実施できます。

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