Jump to content 日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  HP-UX   >  Knowledge-on-Demand  >  Integrity VMで学ぶサーバー仮想化

Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化

第6回:「Integrity VMの構成管理」

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
コンテンツに進む
Integrity VMでやさしく学ぶサーバ仮想化 第6回:「Integrity VMの構成管理」
VMゲストを作成したものの、サーバーのリソース不足などにより、そのままの構成では起動できないケースがあります。こうした場合は、VMゲストの構成を変更し、リソース不足を解消する必要があります。またIntegrity VMでは、VMゲストの仮想NICを接続する「仮想スイッチ」を作成できます。仮想スイッチとは、VMホスト内部に用意される仮想的なLANスイッチであり、VMゲスト間の通信や、VMゲストと物理ネットワークとの通信を媒介します。今回は、VMゲストや仮想スイッチの構成管理の方法を紹介します。
Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化 第6回
VMゲストの構成変更
仮想スイッチの構成
2006年9月
テクニカルライター 小林聡史

VMゲストの構成変更

前回までの内容で、VMゲストの作成や起動の方法についてひととおり説明しました。今回は、作成後のVMゲストの管理方法を紹介します。
VMゲストを作成したものの、サーバーのリソース不足などにより、そのままの構成では起動できないケースがあります。例えば、以下の例を見てください。
 
# hpvmstart -Pcompass1
HPVM guest compass1 configuration problems:
Warning 1: Insufficient free memory for guest.
Warning 2: Insufficient cpu resource for guest.
 These problems may prevent HPVM guest compass1 from booting.
hpvmstart: Unable to continue.
ここでは、「compass1」というVMゲストの起動に失敗し、その理由として「メモリ不足」および「CPUリソース不足」が示されています。そこで、compass1に割り当てる仮想CPUとメモリの量を変更するには、hpvmmodifyコマンドを以下のように入力します。
# hpvmmodify -Pcompass1 -c1 -r1GB
ここでは、仮想CPU数を1個、およびメモリサイズを1GBにそれぞれ設定しなおしています。VMゲストの構成を変更したならば、再度hpvmstartコマンドを実行してみます。以下のように表示されれば、今度はリソース不足が解消し、問題なく起動したことがわかります。
# hpvmstart -Pcompass1
(C) Copyright 2000 - 2005 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
Initializing System Event Log
Initializing Forward Progress Log
Opening minor device and creating guest machine container
Creation of VM, minor device 1 Allocating guest memory: 1024MB
 allocating low RAM (0-40000000, 1024MB)
/opt/hpvm/lbin/hpvmapp (/var/opt/hpvm/uuids/17e4af4c-34fc-11da-94e3-00306e39f700
  allocating firmware RAM (ffaa0000-ffab5000, 84KB)
/opt/hpvm/lbin/hpvmapp (/var/opt/hpvm/uuids/17e4af4c-34fc-11da-94e3-00306e39f700
Loading boot image
Image initial IP=102000 GP=5F4000
Initialize guest memory mapping tables
Starting event polling thread
Starting thread initialization
Daemonizing....
hpvmstart: Successful start initiation of guest 'compass1'
また、hpvmstatusコマンドを実行し、VMゲストの稼働状況を確認してみます。
 
図1:hpvmstatusコマンドによる稼働状態の確認
図1:hpvmstatusコマンドによる稼働状態の確認
 
なお、VMゲストの構成は、/var/opt/hpvm/guests/<VMゲスト名>ディレクトリ以下に構成ファイルとして保存されます。このディレクトリには、以下の3種類の構成ファイルが作成されます。

●vmm_config.current―― 現在のVMゲスト構成を含みます
●vmm_config.prev―― 変更前のVMゲスト構成を含みます
●vmm_config.next―― VMゲストの起動後に変更されたVMゲスト構成を含みます。
この構成を反映させるには、VMゲストをリブートします

また、hpvmstatusコマンドにオプション-Vを付加することで、VMゲストの詳細な構成情報を表示させることが可能です。
 
表:hpvmstatus -Vコマンドのおもな表示内容
項目名 内容 表示例
Virtual Machine Name 仮想マシン名 compass1
Virtual Machine UUID 仮想マシンのユニークID 17e4af4c-34fc-11da-94e3-00306e39f70b
Virtual Machine ID 仮想マシンID 15
VM's Model Name 仮想マシンのモデル名 server Integrity Virtual Machine
VM's Serial Number 仮想マシンのシリアル番号 VM00540000
VM's Version Number 仮想マシンのバージョン番号 0.16.0
VM's Version Label 仮想マシンのバージョンラベル HPVM V0.16.0 clearcase opt Thu Sep 29 2005 05h12m13s T
Operating System OS HPUX
State 稼働状態 On
Boot type 起動方法 Manual
Console type コンソール種別 vt100-plus
EFI location EFI格納場所 /opt/hpvm/guest-images/common/efi
Pattern File location パターンファイル格納場所 /opt/hpvm/guest-images/common/patterns.vmmpat
<仮想CPU情報>
Number Virtual CPUs 仮想CPU数 1
Minimum Virtual CPUs 仮想CPUの最小数 1
Maximum Virtual CPUs 仮想CPUの最大数 32
Percent Entitlement エンタイトルメント値 5.0%
Maximum Entitlement エンタイトルメントの最大値 100.0%
<メモリ情報>
Total memory メモリ合計 1 GB
Minimum memory limit メモリの最小サイズ 32 MB
Maximum memory limit メモリの最大サイズ 128 GB
Reserved memory 予約済みメモリ 64 MB
Minimum reserved limit 予約済みメモリの最小サイズ 32 MB
Maximum reserved limit 予約済みメモリの最大サイズ 128 GB
VHPT Size VHPTサイズ 1 MB
<ネットワーク・インターフェイス情報>
Interface 仮想NIC名 vswitch
Guest Adaptor type アダプタ種別 lan
Backing 仮想スイッチ名 clan1
Bus バス番号 0
Device デバイス番号 0
Function 機能番号 0
Mac Address MACアドレス 12-40-62-b4-99-61
<その他のインターフェイス情報>
Guest Device type デバイス種別 serial
Guest Adaptor type アダプタ種別 com1
Interface インターフェイス tty
Physical Device 物理デバイス console
 

連載記事一覧 1  |  2 次のページへ

本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。

お問い合わせ

ご購入前のお問い合わせ


ご購入後のお問い合わせ

HPEサポートセンター
製品の標準保証でご利用いただける無償のサービスです。

ショールーム

ショールーム 導入をご検討のお客様へ
業務アプリケーションの継続・標準化・開発性とシステム担当者様、システム開発者様が抱える悩み・疑問に対する解決策実体験して頂けます。
印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項