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Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化

第4回:「VMゲストの作成」

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
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Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化 第4回:「VMゲストの作成」
前回は、VMゲストを作成するhpvmcreateコマンドに指定するオプションのうち、仮想ストレージ・デバイスと仮想ネットワーク・デバイスについて説明しました。今回は、同コマンドによりVMゲストを実際に作成する手順を紹介します。作成したばかりのVMゲストにはOSがインストールされていないため、VMゲストの初回起動時にはインストール・メディアを指定する必要があります。ここでは、Ignite-UXサーバーからのインストール方法と、仮想DVDドライブからのインストール方法の両方を説明します。また、VMゲストを起動する2種類のコマンド、hpvmstartコマンドとhpvmconsoleコマンドの使い方を解説します。
Integrity VMでやさしく学ぶサーバー仮想化 第4回
VMゲストの作成
VMゲストを起動する
テクニカルライター  小林聡史

VMゲストの作成

前回は、VMゲストを作成するhpvmcreateコマンドに指定するオプションのうち、仮想ストレージ・デバイスと仮想ネットワーク・デバイスについて説明しました。今回は、同コマンドによりVMゲストを実際に作成する手順を紹介します。
   
 
表:hpvmcreateコマンドのオプション

VMゲストの構成内容

コマンド・オプション

ゲスト名 -P <ゲスト名>
OSの種類 -O <OSタイプ>
仮想CPU数 -c <仮想CPU数>
CPUエンタイトルメント -e <パーセント値>または
-E <CPUサイクル数>
メモリサイズ -r <メモリサイズ>
仮想ネットワーク・デバイス
仮想ストレージ・デバイス
-a <仮想デバイス指定>
スタートアップ時の動作 -B <スタートアップ時の動作指定>
管理者アカウント名 -u <ユーザーグループ>
-g <グループ>

例えば、サンプルのVMゲストcompass1を作成するには、hpvmcreateコマンドを以下のように実行します。

# hpvmcreate -Pcompass1 -c1 -r1G \
-a network:lan::vswitch:clan0\
-a disk:scsi::lv:/dev/vg01/rlv022\
-a dvd:scsi:0,0,1:null:/dev

この例で指定している各オプションの意味を説明します。
  • 「-Pcompass1」――VMゲスト名をcompass1とする。
  • 「-c1」――仮想CPUを1個割り当てる。
  • 「-r1G」――メモリを1GB割り当てる。
  • 「-a network:lan::vswitch:clan0」――仮想スイッチclan0に接続する仮想ネットワーク・デバイスを設定する。
  • 「-a disk:scsi::lv:/dev/vg01/rlv022」――論理ボリュームrvl022を仮想ストレージ・デバイスとして割り当てる。
  • 「-a dvd:scsi:0,0,1:null:/dev」――「/dev」ディレクトリ内のISOイメージ・ファイルを仮想DVDドライブとしてマウントする。
つづいて、VMゲストの作成例をもうひとつ見てみます。

# hpvmcreate -Pcompass2 -c2 -r3G -e50 \
-a disk:scsi:1,0,2:disk:/dev/vg01/rlv023

このVMゲストcompass2の例では、仮想CPUを2個、メモリを3GB、そしてエンタイトルメント(詳しくは次回以降で説明)として50%を割り当てています。また仮想ストレージ・デバイスとしては、論理ボリューム/dev/vg01/rlv023を設定します。仮想ネットワーク・デバイスは割り当てていないため、ローカル・ネットワーク経由でのみアクセス可能なVMゲストとなります。  

次に、以下の作成例を見てください。

# hpvmcreate -Pcompass3 -c1 -r2G \
-a disk:scsi::disk:/dev/vg01/rlv024 \
-a network:lan::vswitch:clan1
HPVM guest compass3 configuration problems:
  Warning 1: Insufficient free memory for guest.
  These problems may prevent HPVM guest compass3 from booting.
hpvmcreate: The creation process is continuing.

この例では、VMホストのメモリが不足しており、VMゲストcompass3に指定したメモリが割り当てられなかったことを示すワーニングが発生しています。この場合、VMゲストは作成されるものの、このままの状態ではVMゲストを起動することができません。よって、VMゲストの構成を変更するhpvmmodifyコマンドを用いてメモリサイズを少なくするか、他のVMゲストを停止するなどの対処が必要です。  

以上の手順でVMゲストを作成したならば、hpvmstatusコマンドを実行して各VMゲストの状態を確認できます。

図1:hpvmstatusコマンドの実行例
図1:hpvmstatusコマンドの実行例

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