Jump to content 日本-日本語

製品  >  ソフトウェア  >  HP-UX   >  Knowledge-on-Demand  >  UNIXの教科書 運用編

UNIXの教科書 運用編
〜はじめよう! WindowsとLinuxからのステップアップ〜

第6日目:システム情報の表示

HP-UX/Integrityサーバー お問い合せ
コンテンツに進む
UNIXの教科書 運用編 第6日目:システム情報の表示
6回にわたってお送りしてきた運用編もいよいよ最終回となりました。今回は、システムのさまざまな情報を表示するコマンドを学びます。1時間目はOSやハードウェア情報を表示するコマンド、2時間目はログイン情報やソフトウェア情報を表示するコマンドです。いずれもシステムの状況を把握しなければならないシステム管理者にとっては必須のコマンド群ですので、しっかり覚えて使いなせるようになってください。
UNIXの教科書 運用編〜はじめよう! WindowsとLinuxからのステップアップ〜
OSやハードウェア情報の表示コマンド
ログイン情報やソフトウェア情報の表示
2010年2月
大津 真
ページ: 1   2   |   次へ 

UNIXの教科書:登場人物紹介 このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます

マリー先生
マリー先生:
今日は、システム管理者の必須コマンドとして、システムのさまざまな情報を表示するコマンドを紹介していきましょう。その前に、前回のネットワーク関連のコマンドについて何か質問ありますか?
タックス君:
ftpコマンドでFTPサーバに接続した状態でファイルをダウンロードするときに、たとえば拡張子が「.txt」のファイルをまとめてダウンロードするといったことはできますか?
タックス君
マリー先生
マリー先生:
getコマンドの代わりにmgetコマンドを使えば、「*」や「?」といったワイルドーカードが使えるわよ。ただし、デフォルトではそれぞれのファイルをダウンロードするときに確認を求めてくるの。

ftp> mget *.txt  【Enter】
  ←拡張子が「.txt」のファイルをダウンロード
mget sample.txt? y  ←「y」でダウンロードする
200 PORT command successful.
150 Opening BINARY mode data connection for 'sample.txt' (100 bytes).
226 Transfer complete.
100 bytes received in 0.03 seconds (3.67 Kbytes/s)
mget sample2.txt? n  ←「n」でダウンロードしない
〜略〜
四色君:
そのつど確認することなしにダウンロードすることはできないんですか?
四色君
マリー先生
マリー先生:
確認するのはインタラクティブモードというモードなの。デフォルトではインタラクティブモードだけど、promptコマンドを実行するごとに、インタラクティブモードのオン/オフを切り替えられるわよ。

ftp> prompt  【Enter】
Interactive mode off.  ←インタラクティブモードがオフになる
ftp> mget *.txt  【Enter】
  ←確認なしで拡張子「.txt」のファイルをダウンロード
local: sample.txt remote: sample.txt
200 PORT command successful.
150 Opening BINARY mode data connection for 'sample.txt' (100 bytes).
226 Transfer complete.
100 bytes received in 0.00 seconds (2381.86 Kbytes/s)
local: sample2.txt remote: sample2.txt
200 PORT command successful.
150 Opening BINARY mode data connection for 'sample2.txt' (12 bytes).
226 Transfer complete.
12 bytes received in 0.02 seconds (0.53 Kbytes/s)
〜略〜

今日の時間割 ネットワークのテストコマンド リモートログインとファイル転送 練習問題

1時間目:OSやハードウェア情報の表示コマンド

1時間目では、OS情報や、ハードウェアの情報、プロセスの実行状況、ディスクの使用状況などを表示するコマンドを説明しましょう。

unameコマンド

unameコマンドは、現在のシステムに関するオペレーティングシステムの名前やリリースレベル、マシン番号などを表示します。引数なしで実行した場合にはOS名である「HP-UX」を表示します。

$ uname  【Enter】
HP-UX

リリースレベルを表示するには「-r」オプションを指定して実行します。

$ uname -r  【Enter】
B.11.31

「-a」オプションを指定して実行すると、OS名、ホスト名、リリースレベル、バージョンレベル、ハードウェア名、マシン識別番号、ライセンスレベルを順に表示します。これは「-s -n -r -v -m -i -l 」を指定したのと同じです。

$ uname -a  【Enter】
HP-UX hp2 B.11.31 U ia64 3862204912 unlimited-user license

タックス君:
ホスト名だけを表示することはできないのですか?
タックス君
マリー先生
マリー先生:
「-n」オプションを指定すればできるわ。

$ uname -n  【Enter】
hp2

あと、hostnameコマンドを引数なしで実行してもホスト名を表示できるわね。

$ hostname  【Enter】
hp2

machinfoコマンド

CPUや搭載メモリ、ファームウェアの情報といったマシン情報を表示するには machinfoコマンドを実行します。

$ machinfo  【Enter】
CPU info:  ←CPU情報
  2 Intel(R) Itanium 2 processors (1.6 GHz, 6 MB)
          400 MT/s bus, CPU version A1

Memory: 8184 MB (7.99 GB)  ←メモリ情報

Firmware info:  ←ファームウェア情報
   Firmware revision:  03.10
   FP SWA driver revision: 1.18
   IPMI is supported on this system.
   BMC firmware revision: 3.47

Platform info:  ←プラットフォーム情報
   Model:                  "ia64 hp server rx2620"
   Machine ID number:      e63491f0-9ed6-11d9-af6f-0adab462a823
   Machine serial number:  JPA0508027

OS info:  ←OS情報
   Nodename:  hp2
   Release:   HP-UX B.11.31
   Version:   U (unlimited-user license)
   Machine:   ia64
   ID Number: 3862204912
   vmunix _release_version:               
@(#) $Revision: vmunix:    B.11.31_LR FLAVOR=perf

bdfコマンド

bdfコマンドは、ファイルシステム全体のサイズ、使用領域、利用可能領域などの情報を表示します。

$ bdf  【Enter】
Filesystem          kbytes    used    avail %used Mounted on
/dev/vg00/lvol3    4194304  611144  3555224   15% /
/dev/vg00/lvol1    1835008  308448  1514720   17% /stand
/dev/vg00/lvol8   17416192 1494088 15797744    9% /var
/dev/vg00/lvol7    8388608 2914888  5431064   35% /usr
/dev/vg00/lvol6    4194304  321176  3842912    8% /tmp
/dev/vg00/lvol5    8388608 6624224  1750624   79% /opt
/dev/vg00/lvol4    9551872   19427  8936675    0% /export/home

四色君:
ファイルシステムが「/dev/vg00/lvol3」のように表示されていますが……。
四色君
マリー先生
マリー先生:
この例では、複数台のディスクを1つのグループとして管理するLVM(Logical Volume Manager)が使用されているの。「vg00」はボリュームグループを「lvol3」は論理ボリュームを表しているのよ。
四色君:
最後の「DevFS」というファイルシステムはなんでしょう。
四色君
マリー先生
マリー先生:
これは「Device File System」と呼ばれる仮想的なファイルシステムで、マウスやキーボード、DVDドライブなどのUSBデバイスの管理に使用されるの。
タックス君:
bdfコマンドの代わりにdfコマンドでも未使用領域などの情報が表示できますよね?
タックス君
マリー先生
マリー先生:
そうね、dfコマンドを「-b」オプションを指定して実行すると、ファイルシステムごとの未使用領域がKバイト単位で表示されるわ。

$ df -b  【Enter】
/dev/deviceFileSystem  (DevFS               ) :        0 Kbytes free
/export/home           (/dev/vg00/lvol4     ) :  9532445 Kbytes free
/opt                   (/dev/vg00/lvol5     ) :  1764384 Kbytes free
/tmp                   (/dev/vg00/lvol6     ) :  3873128 Kbytes free
/usr                   (/dev/vg00/lvol7     ) :  5473720 Kbytes free
/var                   (/dev/vg00/lvol8     ) : 15922080 Kbytes free
/stand                 (/dev/vg00/lvol1     ) :  1526560 Kbytes free
/                      (/dev/vg00/lvol3     ) :  3583160 Kbytes free

duコマンド

  duコマンドは引数で指定したディレクトリを再帰的にたどって、各ディレクトリの容量、および総容量を表示します。デフォルトの単位はブロック数(512バイト)ですが、「-k」オプションを指定することによりKバイト単位で表示します。たとえばDocumentsディレクトリ以下の容量を、Kバイト表示するには次のようにします。

$ du -k Documents  【Enter】

タックス君:
総容量だけを表示することはできますか?
タックス君
マリー先生
マリー先生:
それには「-s」オプションを指定すればいいわ。

$ du -sk Documents  【Enter】
33488   Documents
四色君:
各ファイルのサイズを表示することはできますか?
四色君
マリー先生
マリー先生:
「-a」オプションを指定すればOKよ。ただし、この場合も各ディレクトリの容量も表示されちゃうけどね。

$ du -ak Documents  【Enter】
8       Documents/2007/ok.txt   ←ファイルの容量
8       Documents/2007/ng.txt   ←ファイルの容量
8       Documents/2007/readme.txt  ←ファイルの容量
24      Documents/2007  ←ディレクトリの容量
8       Documents/2008/sep.txt   ←ファイルの容量
8       Documents/2008/magic.txt  ←ファイルの容量
〜中略〜
33488   Documents  ←総容量

topコマンド

  topコマンドは、CPU負荷や、メモリの使用状況、プロセスの一覧をリアルタイムで表示するコマンドです。プロセスリストには、CPUの使用率の高い順にプロセスの一覧が表示されます。デフォルトでは表示は5秒ごとに更新されます。終了するにはqキーを押します。

topコマンドの実行例
[拡大画像を表示]
 このリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます
図1:topコマンドの実行例

タックス君:
メモリ使用状況のところ、括弧で囲まれた数値はなんですか?
タックス君
マリー先生
マリー先生:
括弧の中には、現在アクティブな状態のプロセスが使用しているメモリ容量が表示されるの。

休憩時間:HP-UX Internet Express

HP-UXでは、標準でApache(Webサーバ)や、OpenSSHといったメジャーなオープンソース・ソフトウェアが用意されていますが、それ以外にも、さまざまなオープンソース・ソフトウェアが利用可能です。オープンソース・ソフトウェアは自分でソースからコンパイルすることでインストールすることも可能ですが、HPではHP-UX上で検証した人気の高いソフトウェアをバイナリー・パッケージ化したコレクションを「HP-UX Internet Express」として提供しています。

HP-UX Internet Expressは、DVDメディアとして提供されるほか、インターネットからダウンロードすることも可能です。詳しくは以下のサイトを参照してください。

HP-UX Internet Express

連載記事一覧 ページ: 1   2   |   次へ  次のページへ

本ページの内容は執筆時の情報に基づいており、異なる場合があります。

お問い合わせ

ご購入前のお問い合わせ


ご購入後のお問い合わせ

HPEサポートセンター
製品の標準保証でご利用いただける無償のサービスです。

ショールーム

ショールーム 導入をご検討のお客様へ
業務アプリケーションの継続・標準化・開発性とシステム担当者様、システム開発者様が抱える悩み・疑問に対する解決策実体験して頂けます。
印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項