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UNIXの教科書
〜はじめよう! WindowsとLinuxからのステップアップ〜

1日目:ログインしてコマンドを実行してみる

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UNIXの教科書〜はじめよう! WindowsとLinuxからのステップアップ〜 1日目
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3時間目:コマンドを実行してみよう

図4のように、ターミナルにはカーソルの前に「$」が表示されていますが、これは現在システムがコマンドを受付可能な状態であることを示すもので、「コマンドプロンプト」(以下、プロンプト)と呼ばれています。コマンドはこのプロンプトに続いてタイプし、Enterキーを押すと実行されます。なお、初期設定では一般ユーザのプロンプトは「$」ですが、システムの管理者であるrootのプロンプトは「#」となります。

たとえば、現在の日付時刻を表示するコマンドに「date」があります。プロンプトに続いて「date<Enter>」とタイプして、日付時刻が表示されることを確認してください。

$ date  【Enter】
Thu Nov 22 13:00:00 EDT 2007

なお、現在のセッションを終了するにはexitコマンドを実行します。

$ exit  【Enter】
終了します


四色君:
コマンドは大文字でも大丈夫ですか?
四色君
マリー先生
マリー先生:
Windowsのコマンドプロンプトのコマンドと違って、UNIXのコマンドは大文字/小文字を区別するから注意してね。つまり「date」を「DATE」と入力することはできないの。

引数とオプション

コマンドに渡すなんらかの値のことを「引数」と呼びます。コマンドが、どのような引数を取るか、そして引数の数はコマンドによって異なります。コマンド名と引数はスペースで区切って指定します。

コマンド 引数1 引数2 ....

たとえば、与えられた引数をそのまま画面に表示するコマンドに「echo」があります。echoコマンドに「hello」と「world」の2つの引数を渡すには次のように実行します。

$ echo hello world  【Enter】
hello world

なお、スペースはそのままでは引数の区切りですが、全体をダブルクォーテーション「"」で囲むことによってスペースを引数の中に含めることができます。次の例を見てみましょう。

$ echo "hello world" 【Enter】
hello world

結果は前と同じですが、この例では「hello world」を全体をダブルクォーテーション「"」で囲っているため、echoコマンドの引数は1つだけです。

また、引数の順番や数も重要です。例えばカレンダーを表示するコマンドにcalがありますが、calは引数を指定しないと今月のカレンダーを表示し、引数を1つだけ指定した場合には年を指定したものと見なされてその年のカレンダーが表示されます。また、引数を2つ指定した場合には最初の引数が月、2番目が年とみなされます(逆ではないことに注意してください)。

$ cal  【Enter】 ←今月のカレンダーを表示
November 2007 S M Tu W Th F S 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
$ cal 2008 【Enter】 ←2008年のカレンダーを表示
2008 Jan Feb Mar S M Tu W Th F S S M Tu W Th F S S M Tu W Th F S 1 2 3 4 5 1 2 1 6 7 8 9 10 11 12 3 4 5 6 7 8 9 2 3 4 5 6 7 8 13 14 15 16 17 18 19 10 11 12 13 14 15 16 9 10 11 12 13 14 15 20 21 22 23 24 25 26 17 18 19 20 21 22 23 16 17 18 19 20 21 22 27 28 29 30 31 24 25 26 27 28 29 23 24 25 26 27 28 29 30 31 Apr May Jun S M Tu W Th F S S M Tu W Th F S S M Tu W Th F S 1 2 3 4 5 1 2 3 1 2 3 4 5 6 7 6 7 8 9 10 11 12 4 5 6 7 8 9 10 8 9 10 11 12 13 14 13 14 15 16 17 18 19 11 12 13 14 15 16 17 15 16 17 18 19 20 21 20 21 22 23 24 25 26 18 19 20 21 22 23 24 22 23 24 25 26 27 28 27 28 29 30 25 26 27 28 29 30 31 29 30 Jul Aug Sep S M Tu W Th F S S M Tu W Th F S S M Tu W Th F S 1 2 3 4 5 1 2 1 2 3 4 5 6 6 7 8 9 10 11 12 3 4 5 6 7 8 9 7 8 9 10 11 12 13 13 14 15 16 17 18 19 10 11 12 13 14 15 16 14 15 16 17 18 19 20 20 21 22 23 24 25 26 17 18 19 20 21 22 23 21 22 23 24 25 26 27 27 28 29 30 31 24 25 26 27 28 29 30 28 29 30 31 Oct Nov Dec S M Tu W Th F S S M Tu W Th F S S M Tu W Th F S 1 2 3 4 1 1 2 3 4 5 6 5 6 7 8 9 10 11 2 3 4 5 6 7 8 7 8 9 10 11 12 13 12 13 14 15 16 17 18 9 10 11 12 13 14 15 14 15 16 17 18 19 20 19 20 21 22 23 24 25 16 17 18 19 20 21 22 21 22 23 24 25 26 27 26 27 28 29 30 31 23 24 25 26 27 28 29 28 29 30 31 30
$ cal 1 2008 【Enter】 ←2008年1月のカレンダーを表示
January 2008 S M Tu W Th F S 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

なお、引数の中で、特にコマンドに対する指令のようなものを「オプション」と呼びます。オプションの指定方法はコマンドによっていくつかのバリエーションがありますが、UNIXに伝統的なオプションの基本形は、ハイフン「-」に続いてアルファベット1文字を指定するというものです。

たとえば、前述のdateコマンドには、日付時刻をUTC(世界協定時)で表示する「-u」オプションが用意されています。

$ date -u  【Enter】
Thu Nov 22 17:00:00 UTC 2007

コマンドによってはオプションを複数指定できます。その場合、個別に「-オプション」の形式で指定するか、あるいはhハイフンの後にオプションを並べて記述します。たとえば、コンピュータの情報を表示するコマンドにunameがあります。unameコマンドでは、「-s」オプションはオペレーティングシステムの名前を、「-r」オプションはリリース番号を表示します。これらの2つのオプションを指定してunameコマンドを実行するには次の2通りの方法があります。

$ uname -s -r  【Enter】
HP-UX B.11.31
$ uname -sr 【Enter】
HP-UX B.11.31


四色君:
コマンドと引数、あるいは引数の間の区切り文字にはカンマ「,」は使えるのですか?
四色君
マリー先生
マリー先生:
使えません。カンマを記述してもそれは引数中の1文字と見なされるの。
四色君:
コマンドを2行に分けて入力することはできるのですか?
四色君
マリー先生
マリー先生:
行の最後に「\」をタイプすればできるわ。次の例を見てね。2行目以降のプロンプトは「>」になることに注目してね。


$ echo hello \  【Enter】←「\」はコマンドが次の行に続くことを表す
> wolrd 【Enter】 ←2行目以降はプロンプトは「>」になる
hello wolrd


タックス君:
HP-UXのコマンドはLinuxのコマンドと同じなのですか?
タックス君
マリー先生
マリー先生:
基本的なコマンドに関しては同じものが多いわ。今回紹介したコマンドはどれもLinuxにも用意されているものばかりよ。だけど、同じコマンド名でもオプションや引数の使い方が異なるものも少なくないので注意してね。
HP-UXコマンドリファレンス

練習問題

第1問:HP-UXで標準で使用されるデスクトップ環境は?

a) GNOME
b) KDE
c) CDE
正解はこちら
c) CDE
CDEは「Common Desktop Environment」の略で、その名が示すようにUNIXにおける共通のインタフェースを提供することを目的に開発されたデスクトップ環境。HP-UXやSolarisなどで採用されている。GNOMEおよびKDEはオープンソースのデスクトップ環境。

第2問:データが暗号化されたリモートログインが可能なプロトコルは?

a) SSH
b) Telnet
c) FTP
d) HTTP
正解はこちら
a) SSH
SSHは「Secure Shell」の略で、データが暗号化されたリモートログインやファイル転送を行うプロトコル。Telnetはリモートログインを行うプロトコル。FTPはファイル転送を行うプロトコル。HTTPはWebサーバとWebブラウザの通信に使用されるプロトコル。

第3問:現在の日付時刻を表示するコマンドは?

a) DATE
b) date
c) Today
d) today
正解はこちら
b) date
UNIXではコマンドの大文字/小文字を区別するので「date」を「DATE」として実行することはできない。

第4問:2008年7月のカレンダーを表示するコマンドは?

a) cal 2008 7
b) cal 2008/7
c) cal 7 2008
d) cal "7 2008"
正解はこちら
c) cal 7 2008
calコマンドは最初の引数に「月」を、2番目の引数に「年」を指定する。なお、引数の区切り文字にはスペースを使用する。

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教科書シリーズ 「UNIXの教科書」 「HAクラスターの教科書」 連載記事一覧

UNIXの教科書「基礎編」

第1日目:ログインしてコマンドを実行してみる
第2日目:ディレクトリやファイルを操作してみる
第3日目:シェルの基本を知る
第4日目:ファイルの基本操作
第5日目:viエディタの操作(基本編)
第6日目:リダイレクションとパイプを活用する
期末試験

UNIXの教科書「応用編」

第1日目:grepコマンドと正規表現
第2日目:ファイルの検索
第3日目:viエディタの操作(活用編)
第4日目:ファイルの圧縮とアーカイブ
第5日目:ジョブとプロセスの操作
第6日目:シェルの環境設定
第7日目:シェルスクリプトでより便利に
期末試験

UNIXの教科書「運用編」

第1日目:ユーザーの管理
第2日目:ファイルの安全管理(その1)
第3日目:ファイルの安全管理(その2)
第4日目:ネットワークの基本を理解する
第5日目:ネットワーク関連のコマンド
第6日目:システム情報の表示
期末試験 New!

HAクラスターの教科書

第1日目:ハードウェア構成を知る
第2日目:ネットワークを設定する
第3日目:共有ディスクを構成する
第4日目:HAクラスターを構成する
第5日目:パッケージを構成する
第6日目:障害テストを実施する
期末試験

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