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Webベースのクラスター管理〜Serviceguardの新機能〜

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Webベースのクラスター管理〜Serviceguardの新機能〜

クラスターの作成

以上でクラスター共有ボリュームの準備ができた。SMHのトップページに戻り、「Serviceguard Manager」をクリックしよう。Serviceguard Manager画面になるので「クラスターの作成」をクリックし、クラスターの新規作成を行う。
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Web管理ツールの有用性とは
クラスターの作成
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クラスターを構成するノードの選択
図7:クラスターを構成するノードの選択

クラスターを構成するノードを選択する(図7)。例では先に共有ボリュームを作成しておいたhp01、hp02を選択している。
ロックディスクの設定
図8:ロックディスクの設定

クラスターの設定の各項目はタブで分類されている(図7)。必要に応じて「パラメータ」を設定し、「ネットワーク」のタイプやスタンバイインタフェースなどを設定後、「ロック」の設定を行う(図8)。この例では、先に作成したボリュームグループvg_db1を兼用のロックディスクにするので「単一ディスクロック」を選択する。

さらに、このクラスターで共有するボリュームがロックディスクの他にあるなら、「ボリュームグループ」を設定し、ボリュームグループを追加する。最後に必要に応じて「ロール」(権限)を設定する。

特定のユーザにクラスター権限を与える
図9:特定のユーザにクラスター権限を与える

クラスター権限を与えるユーザを「ユーザー名」欄に記入し、「ロール」欄で与える権限を選択する(図9)。ここで選択するユーザはあらかじめ作成しておく必要があるが、ユーザの作成もSMHから行うことができる。最後に「OK」をクリックすればクラスターの設定は完了だ。ここまでの設定のサマリが表示されるので一通り確認しておこう。

以上でクラスターが構成できた。作業後、「操作ログ」がポップアップしてくるので「完了」をクリックしよう。作成したクラスター(例ではHPCL)の管理画面に移る。現時点では(当然)構成したクラスターは起動していないが、この画面でノードを選択し、「管理」メニューから「クラスターの起動」を選択することでクラスターを起動することができる(図10)。

ノードを選択してクラスターを起動する
図10:ノードを選択してクラスターを起動する

パッケージ操作権限を設定する

クラスター共有ボリュームの作成からクラスターの起動までをSMH上で行う方法を紹介した。ステップバイステップで画面を確認しながら作業が行えること、またコマンド操作では面倒かつ複雑な操作が必要なボリュームグループのインポートなどが容易に、ミスなく行えることがおわかりいただけたのではないだろうか。

ところで設定中、ユーザにクラスター権限を与えることができたが、これもServiceguard SMH Plug-inで対応する機能の1つだ。

root以外にもクラスターの起動や停止を行う権限や、パッケージ単位で起動や移動が行える権限を与えることができる。特定パッケージの管理者も設定でき、何もかもrootで行う必要がなくなることから管理負担の軽減につなげることができるだろう。また「クラスターやパッケージの状態を見るだけ」という権限も与えられる。この機能を利用すれば、常にrootでログインする必要がなくなり、ふだんは「見るだけ」の権限を与えたユーザーアカウントでログインしてクラスターを監視、必要なときだけrootでログインして操作を行う、といったことができるようになる。これは事故を防ぐという観点から是非とも活用したい機能といえる。
特定のユーザに対してクラスターやパッケージの操作を行う権限を設定できる
図11:特定のユーザに対してクラスターやパッケージの操作を行う権限を設定できる

操作権限自体はServiceguard 11.16以降でサポートされている機能だが、この各種権限の設定もSMH上で行えるようになったというわけだ。実例として、パッケージ管理者の設定を紹介しておくことにしよう。

現在、稼働しているpkg1の管理者を作成してみる。pkg1を選択し、メニューから「構成」-「単一パッケージの編集」を選択しよう(図12)。

設定したいパッケージを選択して「単一パッケージの編集」を選択
図12:設定したいパッケージを選択して「単一パッケージの編集」を選択

「ロール」の設定でパッケージの権限を特定ユーザに与えることができる(図13)。なお、選択するユーザはあらかじめ作成しておく必要があるが、ユーザの作成もSMH上で行える。例ではpkg_admというユーザにpkg1を管理する権限を与えている。
pkg1を操作する権限を与えるユーザを選択して「追加」をクリック
図13:pkg1を操作する権限を与えるユーザを選択して「追加」をクリック
クラスター管理の「ロール」タブで権限を持つユーザを確認できる
図14:クラスター管理の「ロール」タブで権限を持つユーザを確認できる

権限を与えられているユーザは、クラスター管理画面の「ロール」で確認できる。pkg_admはpkg1の起動・停止、移動などに限った操作を行えるユーザだ。pkg1の編集や、他のパッケージ操作はできない。

実際に確認してみよう。いったんログアウトし、pkg_admでログインし直す。(root以外のユーザでのSMHへのログインは、事前にそのユーザのUNIXグループをSMHに登録しておく必要がある。SMHのホームの「settings」から「Security」をクリックし、さらに「User Groups」をクリックする。「Operator」にログインしたいユーザのUNIXグループを記入してセーブする。但し、このUNIXグループに存在する全てのユーザがログイン可能になるのでユーザ作成時に注意する必要がある。)メニューのクラスターの起動や停止は無効化され選択できないが、pkg1の起動や停止、パッケージの移動はできる(図15)。このようにパッケージ単位で管理者を設定しておくことでroot権限の乱用を防ぐことができるわけだ。

メニューではパッケージの操作しか選択できない
図15:メニューではパッケージの操作しか選択できない

【SMHの注意点】

SMHのバージョンによっては、「VG作成」「クラスターVGの作成」画面が日本語のWebブラウザで表示されないケースがあります。この問題は2008年9月版のメディアに含まれるSMHで修正される予定です。今回の検証では、一時的な回避方法として以下の作業を行い、構築作業後に元に戻しています。

回避方法(ファイルの置き換え)
# ln -s /usr/sbin/lvm_wrapper /usr/local/bin/lvmadm
# mv /usr/sbin/lvmadm /usr/sbin/lvmadm.backup
# echo LANG=C /usr/local/bin/lvmadm \$* > /usr/sbin/lvmadm
# chmod 755 /usr/sbin/lvmadm

関連資料

HP Integrityサーバー + HP-UX 11i v3 (11.31)+ Serviceguard 11.18 Webで簡単、Serviceguardクラスターの構築(PDFHS08018-02 PDF、 12.7MB)

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