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HP Serviceguard+クラスタ・ファイルシステムでラクをする・後編

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HP Serviceguard+クラスタ・ファイルシステムでラクをする・後編
HP Serviceguard Storage Management Suite(SG SMS)は、クラスタウェアであるHP Serviceguardと、シマンテックのストレージ管理ツールVERITAS Storage Foundationのバンドル製品である。前編で紹介したSG CFSをはじめ、ストレージのI/Oパスの冗長化や障害復旧機能、スナップショット作成機能などを提供し、HP-UX標準のボリュームマネージャやファイルシステムを上回る可用性や管理性を実現する。ここでは、SG SMSがもたらす洗練されたストレージ管理環境を紹介する。
HP Serviceguard+クラスタ・ファイルシステムでラクをする・後編
HP Serviceguard Storage Management Suiteの概要
ストレージの大幅なコスト削減を実現するQoSS
2007年1月
テクニカルライター 吉川和巳

HP Serviceguard Storage Management Suiteの概要

HP Serviceguard Storage Management Suite(SG SMS)は、クラスタウェアであるHP Serviceguardと、シマンテックのストレージ管理ツールVERITAS Storage Foundationのバンドル製品である。前編で紹介したSG CFSをはじめ、ストレージのI/Oパスの冗長化や障害復旧機能、スナップショット作成機能などを提供し、HP-UX標準のボリュームマネージャやファイルシステムを上回る可用性や管理性を実現する。
まずは、SG SMSの製品構成から紹介する。同製品は、以下の3種類のバンドルとして提供される。
  • HP Serviceguard Cluster File System(SG CFS)――標準構成
  • HP Serviceguard Cluster File System for Oracle(SG CFS for Oracle)――Oracleシングル・インスタンス向け構成
  • HP Serviceguard Cluster File System for RAC(SG CFS for RAC)――Oracle RAC向け構成
SG SMSの3種類のバンドル
図1:SG SMSの3種類のバンドル

これら3種類のバンドルのうち、SG CFSは汎用性の高い製品群をそろえたバンドルであり、Webサーバやファイル・サーバなどさまざまな用途に適している。一方、SG CFS for Oracleは、シングル・インスタンスのOracleデータベース・サーバに対応したもの。そしてSG CFS for RACは、Oracle RACで構成されたデータベース・サーバをサポートするためのツール群を備えている。以下の表は、各バンドルに含まれる製品を示したものだ。

<表:各バンドルの内容>
製品 SG CFS CFS
for Oracle
CFS
for RAC
HP Serviceguard version A.11.17
HP Serviceguard Extension for RAC version A.11.17    
Serviceguard Manager version A.05.00
Enterprise Cluster Master Toolkit version B.03.00
VERITAS File System 4.1 (OnlineJFS)
VERITAS Volume Manager 4.1
Oracle Disk Manager for Oracle 9i and 10g  
VERITAS Cluster File System 4.1
VERITAS Cluster Volume Manager 4.1
Database FlashSnap  
Quality of Storage Service (QoSS)
Instant Volume Snapshots
Storage Checkpoints
Disk Group Split and Join (FlashSnap)
Fast Mirror Resync

これらのうち、とくにシマンテック製品について機能を簡単に説明しよう。

VERITAS Dynamic Multi-Pathing(DMP)

VERITAS DMPは、サーバのホストバス・アダプタ(HBA)とストレージ間で複数のI/Oパスを設け、負荷分散と障害時のフェイルオーバーを実現するツールである。このフェイルオーバー処理はDMPのソフトウェアが自動的に実行する。また多彩なストレージ・デバイスをサポートするほか、負荷分散のアルゴリズムも洗練されたものを選択できる。

Storage Checkpoints

Storage Checkpointsは、ちょうどデータベースのチェックポイントと同等のメカニズムをファイルシステムに導入するツールである。つまり、一定間隔でチェックポイントが発生し、その時点でのファイルシステム内容が保存される。ストレージやファイルシステムに障害が発生すると、ファイルやファイルシステム全体の内容がチェックポイントの時点までロールバックされる。これにより、ファイルシステムの整合性を保ちつつ、高速なリカバリが可能になる。
Storage Checkpoints
図2:Storage Checkpoints

Flash Snap

Flash Snapは、ファイルシステムもしくはボリュームのスナップショットを作成し、活用するツールである。例えば実運用サーバのストレージのスナップショットを作成し、それを別サーバ上にインポートしてから、バックアップやレポーティング、テストなどの作業を実施できる。スナップショットの作成は最小限のCPU負荷で済むため、これらの作業による実運用サーバへの影響を防ぐことができる。また、オリジナルとスナップショット間の双方向同期をすばやく実行するFastResync機能も提供する。

Oracle Disk Manager(ODM)サポート

ODMは、Oracle 9i以降のOracleデータベースに搭載されたディスク・マネージャであり、ファイルシステム側のバッファリングをスキップすることでI/Oパフォーマンスを15〜30%改善する。
Oracle Disk Manager(ODM)サポート
図3:Oracle Disk Manager(ODM)サポート

VERITAS Cross-Platform Data Sharing(CDS)

CDSは、HP-UX以外のプラットフォームとの間でファイルシステムの共有を可能にするツールだ。統一のファイルをそのまま複数プラットフォームから利用できるため、データの移行や移動を簡単に実現できる。

つづく後半では、複数のストレージ・デバイスを1つのファイルシステムにマッピングするツールのQoSS(Quality of Storage Service)の機能について、深く説明したい。
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