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HAクラスターの教科書
〜簡単!ライバルに差をつけるHP Serviceguard構築〜

第1日目:ハードウェア構成を知る

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第1日目:ハードウェア構成を知る
これまで連載「UNIXの教科書」で基礎からUNIXを勉強してきましたが、ライバルに差をつけるのはここからです。UNIXの魅力のひとつ、HA(高可用性)クラスターにチャレンジしてみましょう。「構成や設定が面倒そうで敷居が高い」、「基幹システム専用では?」、「クラスターの組み方がよくわからない」――こうした印象を持っているエンジニアも多いはず。でも実のところ、HAクラスターは意外に簡単に構築でき、ファイル・サーバなどといった身近なシステムの可用性向上にも優れた威力を発揮するのです。UNIXの基礎を学んだ次は、クラスターウェアHP ServiceguardによるHAクラスター構築をじっくり勉強していきましょう。
HAクラスターの教科書応用編〜簡単!ライバルに差をつけるHP Serviceguard構築〜 1日目
HAクラスターってなぜ必要?
HAクラスターのハードウェア構成
2008年8月
日本ヒューレット・パッカード株式会社

登場人物紹介

ボブ先生 石ノ上君
ボブ先生
HAクラスター構築のエキスパート。
HP Serviceguardによる基幹システム構築に長年携わり、「クラスターの鬼」の異名を持つ。
石ノ上君
HP-UXの基礎はひととおり勉強したばかりのUNIXエンジニア。
HP Serviceguardに初めて挑戦中。
※これらは架空の人物であり、実在する人物とは一切関係ありません。


ボブ先生
ボブ先生:
こんにちは石ノ上君。早速だけど、HAクラスターって何か知ってるかな?
石ノ上君:
HAは日本語に訳すと高可用性ですよね。それにクラスターが付くと、さっぱり意味が分かりません。先生、どういうことなのでしょう?
石ノ上君
ボブ先生
ボブ先生:
では、仮に目の前に社内で使っている1台のファイル・サーバがあるとしよう。障害が発生して落ちたら、どうなる?
石ノ上君:
再起動すればいいんじゃないでしょうか?
石ノ上君
ボブ先生
ボブ先生:
それでも障害から復旧しなかったら、どうなるかな?
石ノ上君:
原因を調べたり、修理したりと、きっと丸1日がかりですね。ファイル・サーバは1日落ちてしまいます。
石ノ上君
ボブ先生
ボブ先生:
そうだね。もう1台、まるっきり中身も同じサーバがあれば……なんて思わなかったかな?
石ノ上君:もしかして、それがHAクラスターですか?
石ノ上君
ボブ先生
ボブ先生:
その通り。では、まずHAクラスターについて、勉強してみよう。

今日の時間割 HAクラスターってなぜ必要? HAクラスターのハードウェア構成 HAクラスターのハードウェア構成

1時間目:HAクラスターってなぜ必要?

HP Serviceguardは、HPのHAクラスターを構成するミドルウェアで、多くの導入実績のある製品です。
まず、HP Serviceguardの話の前に、HAクラスターについて、簡単に説明しましょう。

HA(High Availability:高可用性)クラスターとは、障害が発生しても、アプリケーションサービスが中断しないよう、ソフトウェアおよびハードウェアのコンポーネントに対して十分な冗長性をもたせたサーバグループのことです。

HAクラスターの例
図1:HAクラスターの例

ノード1障害時の例
図2:ノード1障害時の例

HP Serviceguardではアプリケーションサービスはパッケージという単位で構成します。
図1.に示すように片方のノードで障害が発生した場合には、パッケージは直ちにもう一方のノード上で起動します。このパッケージの移動をフェイルオーバー(Failover)といいます。アプリケーションサービスはこのパッケージの中で起動するので、片方のノードの障害でパッケージがフェイルオーバーすることにより、サービスが中断する時間が最小限になります。

石ノ上君:
先生、HAクラスターにすれば、30分くらいでサービスを復旧できるようになるんでしょうか?
石ノ上君
ボブ先生
ボブ先生:
30分もかからないよ、すぐにサーバは元通りに動き始めるよ。もし、簡単な構成のファイルサーバをクラスターに構成した場合は、1分もあれば元通りにサービスを提供できるよ。ごく短時間でサービスを復旧できることが、HAクラスターの最大のメリットなんだ。だから、もし障害が起きても、それに気づかないユーザも多いかもしれないね。
石ノ上君:
すごいですね!そんなにすぐにシステムが復旧するなら、勉強したくなりました!
石ノ上君
ボブ先生
ボブ先生:
それでは、HP Serviceguardの構築をする前に、ハードウェアの構成を簡単に抑えておこう。

ワンポイントレッスン:共有ディスクはなぜ必要?

フェイルオーバー後もサービスを継続するためには、アプリケーションで使用するデータを複数のサーバからアクセス可能な場所に置く必要があります。そのために、共有ディスクという仕組みを使用します。

例えば、NFSのサービスを提供していたサーバがダウンした場合、そのサーバ上でサービスを提供していた際は、クライアントからディレクトリがマウントできなくなってしまいます。共有ディスク上にディレクトリを構成していた場合は、もう一方のサーバにサービスをフェイルオーバーさせることで、ディレクトリのマウントを継続することが可能になるのです。

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