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ItaniumでOracleは速くなるか?

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ItaniumでOracleは速くなるか?

Itanium®が示した明らかな差

ItaniumでOracleは速くなるか?
根を下ろしつつあるItanium® 2とEPIC
Itanium®+Oracleの性能を検証する
Itanium®が示した明らかな差

図3は、ローディングと索引作成によるテスト結果である。左端の875MHz PA-RISC搭載サーバが処理に要した時間を1としたときの相対的な性能をバーグラフで示したものだ。同図で明らかなことは、右端の1.5GHz Intel® Itanium®プロセッサ搭載サーバの性能が最速であるという点である。PA-RISCプロセッサー搭載サーバと比較すると、4割程度の時間で処理を完了していることがわかる。テスト内容がCPUリソースに依存していること、そしてCPUクロックがPA-RISC搭載サーバ比べて大幅に上昇していることを考えれば、この結果はある意味当然とも言える。
しかし、注目していただきたいのは、PA-RISCとその隣の900MHz Itaniumプロセッサの性能の違いである。これらの間にはCPUクロック差はほとんどないにもかかわらず、後者では2割以上の性能向上が認められる。これはすなわち、冒頭で紹介したEPICの優位性の表れと解釈することができるだろう。
つづいて、図4を見ていただきたい。同図は、左端のPA-RISCにおけるCPU使用率を1としたときの相対性能を示したものである。ここでもItaniumプロセッサの性能の高さが明確に示されており、SQL文実行における1.5GHz ItaniumプロセッサーのCPU使用率は、PA-RISCの半分以下に留まっている。これを端的に言えば、「同じ仕事を半分の台数で処理できる」ということである。
 

図3:ローディング,索引作成 テスト結果

図3:ローディング,索引作成 テスト結果

図4:単純なSQL実行時のCPU使用率

図4:単純なSQL実行時のCPU使用率

Oracle 10g、そしてInfiniBandへ


 
 
MC3ではまた、ItaniumプロセッサーとOracle9i RACの組み合わせによる検証も実施された。例えば、RACのキャッシュ・フュージョンに関するテストでは、複数のItaniumプロセッサ搭載サーバによるRAC構成に対してブロック競合率を変化させた場合のスケーラビリティを計測した。また、ネットワークやノード、ディスク、プロセスOracleインスタンスといったレベルでの障害をシミュレートすることで、可用性の高さを検証した。これらのテストの結果、従来のPA-RISC搭載サーバと比較しても、Itaniumプロセッサ搭載サーバは同等かそれ以上のスケーラビリティと可用性を達成することが実証されている。
Oracle 10gの登場で、オラクルが提唱する「エンタープライズ・グリッド・コンピューティング」がITエンジニアにとってより身近な技術となる。上述の検証結果によって、そうしたエンタープライズ・グリッド・コンピューティングの恩恵をItaniumプロセッサ搭載サーバ上でもシームレスに享受できることが裏付けられたと言えよう。
また、エンタープライズ・グリッド・コンピューティングに関連して興味深いのが、HPとオラクルによる「InfiniBand」への取り組みである。InfiniBandとは、従来のギガビット・イーサネットに比べて10倍以上の帯域(2.5〜30Gbps)を持つインターコネクト技術だ。その大きな特徴は、「RDMA(Remote DMA)」と呼ばれる独自のプロトコルにより、異なるノード上で動作するアプリケーション同士がダイレクトにデータを交換できる点である。つまり、従来のネットワーク間通信において大きなオーバーヘッドとなっていたTCP/IPスタックやシステムコール、CPU処理などにともなうデータ転送処理がバイパスされる仕組みだ。これによって、クラスタ間のデータ通信の遅延が低減し、通信のパフォーマンスが向上することから、エンタープライズ・グリッド・コンピューティングが目指している数十台や数百台といった規模のクラスタリングでは重要な意味を持つ技術である。
昨年12月に開催されたOracle World Tokyoでは、日本ヒューレット・パッカードのブースにおいて、このInfiniBandとItaniumプロセッサを搭載したHP Integrityサーバ、そしてOracle 10gによって構築された環境のデモが世界で初めて公開された。「サービス利用者の気づかないうちに、Oracle 10gとItaniumプロセッサ搭載サーバ、そしてInfiniBandで構築されたグリッド上にサービスが移行していた」というような状況も、そう遠い先の話ではないのである。

今回は、MC3で実施されたテスト結果を紹介し、データベース・プラットフォームとしてのItaniumプロセッサーの実力を検証した。ここで示したとおり、Itaniumプロセッサ搭載サーバによるOracleパフォーマンスは、従来のRISCアーキテクチャ・ベースのサーバを凌駕していることは明らかである。また、MPUの新規開発に要するコストが指数関数的に上昇しつつあることをふまえれば、ハードウェア・ベンダー単独によるMPU開発がもはや限界に達していることは明白だ。インテルというMPU開発の最大手がコミットする業界標準アーキテクチャに投資することは、ITエンジニアにとってはもっとも手堅い戦略と言えるかもしれない。

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