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NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・後編

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NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・後編
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大規模高可用システムの構築と運用のコツ
高可用システムのリソース監視

高可用システムのリソース監視

こうして慎重を期して構築される高可用システムだが、実際にシステムの障害によりクラスタのフェイルオーバーが発生するケースも無視できない。そこで、金融系や通信系では、現実にはほとんど発生しない二重障害をも想定したソリューションが求められる。例えば、プライマリ・ノード(現用系)とセカンダリ・ノード(待機系)で別々のアプリケーションを運用するアクティブ/アクティブ構成のHAクラスタの場合を考えてみよう。このとき、たまたま待機系が高負荷状態のときに現用系でトラブルが起きると、リソース不足によりフェイルオーバーが失敗することもある。よって「待機系のCPUやファイルの不足状態を検出して、今の状態ではフェイルオーバーできないことを運用担当者に通知する仕組みが不可欠」となり、NECでは高可用製品群のツールとして提供している。こうしたレアケースへの対策も事前に検討しているかどうかが、高可用システム導入時のポイントと言えるだろう。

高可用システムのリソース監視でもうひとつ問題となるポイントは、ディスクやネットワーク、OSなどのリソース監視対象が数100か所に及ぶことだ。これだけの数になると個々のリソースをばらばらに監視するのは非効率であり、複数のリソースをグループ化して監視したいというニーズが出てくる。高可用製品群には、そうしたユーザ企業の声を受けてNECが開発したツールがある。

高可用製品群のResourceSaverは、HP Event Monitoring Service(EMS)のリソース監視とHP Serviceguardのパッケージ連動機能、監視対象の柔軟な組み合わせや監視対象の動的変更/再開等の運用コマンドを提供するソフトウェアだ。既存のHP ServiceguardやEMSと連携することで、より高度な可用性を実現できる。

例えば、監視対象の抽象化機能では、個々の監視リソースの状態を特定の条件式を基に組み合わせ、その結果得られる論理集合を仮想的なリソースとして定義し、複数の監視リソースを組み合わせた論理的な判定を行う。また「障害通知に対するリトライ機能」では、監視対象リソースの障害を検出した時、一定時間リトライを行える。装置の間欠故障や一時的なダウン状態を認識し、不必要な待機系への切り替えを行わず、正しい処理を実行させる。さらに「運用・構成管理機能」により、HP Serviceguardのパッケージ切り替えを行うことなく、リソース監視に対する各種要求や設定を動的に行うことができ、運用/保守性が向上する。

  図2:ResourceSaverによる仮想リソースの監視
図2:ResourceSaverによる仮想リソースの監視

国内でも導入が進む仮想化技術

さらにNECではHPの仮想化技術を活用したシステム・インテグレーションも積極的に実施している。HP-UXのHP Virtual Partitions (vPars)によりビジネスニーズに応じた柔軟な構成変更を実現しつつ、同じくHP nPartitions(nPars)により大規模システムに求められる高可用性を実現するというアプローチだ。「サーバ・コンソリデーション(統合)の優位性に興味を持たれる方が増えているが、PA-RISC版のvParsは既に利用されている。インテル®Itanium®プロセッサ版のvParsも出荷開始した。例えばHP Superdomeなどの大規模サーバを導入したお客様において、サーバ・リソースを分割して利用したい場合に用いられている」と説明する。もっとも、vParsの動的なパーティション変更は行わず、手作業で確実に実施するケースが多いという。「HAシステムでは、障害の検出などは自動化されているが、意図的になにかを実施する場合は自動よりも手動が好まれる。大きな作業は手動でやらなくてはならない。そのため、vParsのパーティション変更そのものは運用担当者が手動で実施するケースが大半だ。例えば業務の増加に対応して、既存のサーバでそれを収容したい場合に利用されている」。

またvParsを活用する次のような例もあるという。「業務内容は同じだが、障害時の影響をなるべく最小限に抑えたいというニーズがあった。そこで、都道府県ごとに代理店を分割し、それぞれを異なるvPars上のシステムで収容している。すべてをひとつのパーティションに一本化すれば管理は容易になるが、そうではなくパーティションを複数に分割しておくことで全国規模の障害を避けられる」という判断だ。

今回は、HP-UXによる高可用システム構築の実際について、話を伺うことができた。同社が示した「オープンシステムで高可用システムはこう作る」という方法論の手応えを感じ取っていただけたはずだ。

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