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NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・後編

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NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・後編
NECの高可用製品群は、HP-UX環境に向けた基盤ソフトウェアであり、「ミッションクリティカル環境におけるシステム・インテグレーションのノウハウをツールとして提供することで、業務継続性を更に高める可用性を実現するとともに、同様の機能を毎回実装する労力を軽減する」という。ここでは、これら製品群として提供されるに至った経緯や、ツールを利用したHP-UX大規模高可用システムの構築と運用のコツについて紹介したい。
NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・後編
大規模高可用システムの構築と運用のコツ
高可用システムのリソース監視
2005年11月
テクニカルライター 村上隆一

大規模高可用システムの構築と運用のコツ

高可用システムの構築では、大規模システムならではのニーズに応える必要も生じる。「サーバ台数が100台規模になると、ソフトウェアの配布だけでも一大事になる。そこで、経験者が1台目だけを手作業でインストールし、そのテンプレートをベースに差分だけを変更して他のサーバに適用することで、高可用システムの構築を自動化するツールを作成した」という。この手法により、HP-UXの標準インストールツールであるHP Ignite-UXを使いこなした上で、自社のノウハウも加えることでネットワークやストレージの設定自動化も実現している。

また、高可用システムの運用で問題となるのは、システムやアプリケーションからエラー・メッセージが出力された場合、それがどのような意味を持つのか理解し、どのような対処をすべきか判断することの難しさだ。対処方法がドキュメント化されているとはいえ、現場の運用担当者で対応できることには限界がある。そのためNECでは、「OS、データベース、ミドルウェア、アプリケーションなどのエラー・メッセージについて、いままでの経験で蓄積された運用ノウハウをデータベース化」した。いわば「システム運用の虎の巻」である。


Oracleの「ストール」に対処する

Oracleデータベースの運用では、データベースの「ストール」、すなわち「Oracleインスタンスはダウンしていないが、パフォーマンスが極端に低下している状態」にどう対処するかがポイントになる。「例えば、ディスク障害などの理由により大量のSQL処理が滞留し、タイムアウトするような状態がストールだ。こうしたトラブルは運用担当者が気づくのが難しく、検出にかなり時間がかかる。エンドユーザからの連絡で初めて明らかになることも多い。そのため、NEC社内のOracleのエキスパートと連携して、Oracleのストールをもっとも効率的に検出する方法を検討し、製品化(Application Monitor)した。この製品とHP Serviceguardの連携によって、障害検出、フェイルオーバー、障害情報収集を自動的に行うことができ、従来のストール状態での対処時間を大幅に削減することができる」という。

また、Oracleが稼働していても、クライアントとなるアプリケーション・サーバからアクセスできない状態では意味がない。そのためNECでは、BEA WebLogicなどが動作するアプリケーション・サーバ上からOracleに接続できることを常時監視する技術も上述の製品と合わせて提供している。

  図1:Oracleのストール監視のメカニズム
図1:Oracleのストール監視のメカニズム
  高可用システムにおけるOracleデータベース構築のもう一つのポイントは、キャッシュ領域として大量のメモリを割り当てることだという。ここで生きてくるのが、HP-UXの64ビットのアドレス空間である。「Oracleが稼働するサーバにはCPUをたくさん搭載するが、実際にはCPU負荷はあまり高くない。むしろ、負荷が集中するI/O処理をなるべく減らすため、メモリをキャッシュとして利用する。そのため、データベース・サーバの大半は64ビットで構築する」。ちなみにアプリケーション・サーバでも、32ビットから64ビットへの移行が進みつつあるとのことだ。
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