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NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・前編

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NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・前編

無視できない障害発生のコスト

高可用システムの構築でもっとも重要視されるのが「障害発生のコスト」だという。「高可用システムでは、プラットフォームのコストよりも、障害発生時の1時間あたりのコストが問われる。障害を完全になくすことはできないので、いかに早く解析して復旧できるかが重要」とされる。高可用システムでは、サービスの停止を極小化するように設計されているが、それでも発生する障害に迅速に対応するために、NECではHPとの協力体制により ミッションクリティカル向けサポート (HAサポート)を提供している。HAサポートでは、24時間365日の安定稼動が必須となるシステムに対し、システムの基盤となるハードウェアからソフトウェアまでのHA(高可用性)と、業務のライフサイクル(分析・企画から運用フェーズまで)を通じてミッションクリティカル性を高めるサポートを行う。特に運用フェーズでは、プロアクティブ・サービス(システムをダウンさせない予防保守)とリアクティブ・サポート(ダウン発生時の速やかな復旧)を組み合わせることで、システムの安定稼働を実現する。
NECが語る「HP-UXによる高可用システム構築」・前編
NECが培ったHP-UXでの
知恵
無視できない障害発生の
コスト
  図3:NECが提供するミッションクリティカル(MC)向けHAサポート
図3:NECが提供するミッションクリティカル(MC)向けHAサポート
 

障害発生のコストがプラットフォームのコストを上回るミッションクリティカル・システムでは、こうした高度なサポート体制が提供されているプラットフォームの方が総合的には“安くつく”という判断だ。


協調から生まれた業界でもユニークなソリューション、“ミッションクリティカルJava”

1995年に新しい言語として登場したJavaは、開発納期短縮、高い機能性というシステム開発における新たな要望に応える言語として利用されている。現在では、企業の基幹系システムのアプリケーションをJavaで構築することは標準的となっている。特にNECでは2000年頃から、製造業や金融分野でJavaによる基幹システムの構築事例が急増しており、これまで以上にミッションクリティカルなビジネスを支える重要なHP-UXの一つの機能として浸透しつつある。このようなJavaを取り巻く環境の変化から、ミッションクリティカル・システムとして利用する場合の高い可用性及び信頼性、障害時における早期解決に対応する体制などが、システムの導入、運用の現場ではJavaならではの課題として浮き彫りになってきていた。

現場からNECのサポート部隊に寄せられた「Javaの課題」を整理すると、主に以下の3つに分類できる。

  • 短いサポート期間 及び頻繁なバージョン更新(新規バージョンへの移行リスク及び高コスト)
  • 原因究明に時間がかかる(顧客のビジネスへ与えるリスク増)
  • 解決策の遅延(修正は次期アップデート版に依存)

この課題に対して、NECはHPへHP-UX上のJava VM(仮想マシン)のサポータビリティ強化策を提案した。そして、両社の密接な協力関係により、市場における要求に応えるべく、業界で始めて体系化されたミッションクリティカル向けソリューションとして誕生したのがMC Javaサポートソリューションである。

MC Javaサポートソリューションでは、HP-UXの標準サポートに加えて、HP JVMの長期サポートが用意された。具体的には、JVMのメジャーバージョンアップ後、1〜1.5年の評価期間を経て高信頼性が確認されたマイナーバージョンを、HPが「MCサポート対象版」として認定する。標準サポートでは同バージョンに対するサポート期間は残り3〜3.5年となるが、MC Javaサポートソリューションではさらに3年の期間延長を実施する。つまり合計で6〜6.5年の長期サポートを受けられるわけだ。これにより、長期運用を前提としたITシステムでもJVMのサポート計画を立てやすくなる。

  図4:MC Javaによるエンタープライズサポートライフの提供
図4:MC Javaによるエンタープライズサポートライフの提供
 

MC Javaサポートソリューションのもう一つの特徴は、HP JVMにおける個々の障害に対してミッションクリティカル・サポートとして短期間にてパッチ提供が可能になる点だ。また、提供されるパッチは、主要なISVソフトウェアとの動作検証を経て、ISV各社の承認をHPが得てから提供される。こうした信頼性の高いパッチの供給により大がかりなJVMのバージョンアップは不要となり、システムに影響を与えない範囲で 且つタイムリーな対応が可能となる。MC Javaサポートソリューションではさらに、Javaアプリケーションの障害発生時の解析や切り分け作業を支援する、サポータビリティ・ツールキット(SKIT)を提供する。

このように、NECとHPによる密接なコラボレーションを通じて、「Javaの課題」を解決する業界でも類を見ないユニークなソリューションが生まれたのである。つづく後編では、NECが語るHP-UX高可用システム構築ノウハウを紹介したい。

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